現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年12月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | しぐるるや駅に西口東口 |
4 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
5 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
6 | 壁 壁 壁 白の連想 |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 凩や海に夕日を吹き落す |
9 | レノン忌や学徒の軍靴雨しぶく |
10 | 麦の芽やかすかなれども農夫の血 |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
13 | 処置室に待機のままの三尺寝 |
14 | 夜へ声ひき焼藷や過ぐ銀座裏 |
15 | 秋めきて風なきに散るもののあり |
16 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
17 | 秋風やとある女の或る運命 |
18 | 生きていまこうべをたれる稲穂です |
19 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
20 | 森を来て寒い切株明日がある |
21 | 列車転覆 妙に明るい橙だ |
22 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
23 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
24 | 初夢に梯子ひとつの残りけり |
25 | 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ |
26 | 芽吹くもの白く見えそむ雑木山 |
27 | これよりは菊の酒また菊枕 |
28 | 捨てるもの捨ててしまへばただ寒し |
29 | みずひきのつきぬけてゆく真くらがり |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 大年の法然院に笹子ゐる |
32 | 西行と同じ歩幅の枯野かな |
33 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | 春木一本きり残せしはもたるゝため |
36 | ふと咲けば山茶花の散りはじめかな |
37 | 裏読みの裏は正面月天心 |
38 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
39 | 枯蟷螂鑑真和上の貎となる |
40 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
41 | あをぞらに外套つるし古着市 |
42 | 臘梅の香りを活ける女人上気 |
43 | 長生きの秘けつは薄着のちゃんちゃんこ |
44 | 高原の秋やホテルの菌飯 |
45 | 親知らず息子に抜かれ冴返る |
46 | 一行の添え書に見る年賀状 |
47 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
48 | 田蛙の囃すよ我が師と決めしより |
49 | 沖縄やハイビスカスは飛び立たぬ |
50 | 雪空のものうくて貨車うごき出す |
2024年4月26日 14時36分更新(随時更新中)