現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
2 | はればれとわたしをころす桜かな |
3 | 新藁の小屋でみつけたかくれんぼ |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 黄葉散る合掌屋根の向う側 |
6 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
7 | 水葬の足袋眩しかろ秋の蜘蛛 |
8 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
11 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
12 | 天皇も守れる朝の味噌加減 |
13 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
14 | 損してもこの道をゆく氷水 |
15 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
16 | 虹二重神も恋愛したまへり |
17 | 雷鳥や雪ややとけて五月晴 |
18 | あをあをと空を残して蝶分れ |
19 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
20 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
21 | 送り火や聞けなかったね母の恋 |
22 | 一撃の皺が皺よぶ夏氷 |
23 | 吾亦紅少しはなれてくれてゐる |
24 | 八月や六日九日十五日 |
25 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
26 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
27 | 螢袋に一族の恥容れておく |
28 | 音ならぬ音の聞こえし霜夜かな |
29 | 退屈な父へ漂ふ雪ばんば |
30 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
31 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
32 | 鉛筆一本田川に流れ春休み |
33 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
34 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
35 | 山陰線英霊一基づつの訣れ |
36 | 星空へ店より林檎あふれをり |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | 男運悪かったのよ氷いちご |
39 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
40 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
41 | 寒林に骨なるやうな風立ちぬ |
42 | 十五歳抱かれて花粉吹き散らす |
43 | 方言放つ橋のない雪解川 |
44 | 他人めく夜はひらひらと熱帯魚 |
45 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
46 | 海に出て木枯帰るところなし |
47 | 蜥蜴のみみえ沈黙の地球かな |
48 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
49 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
50 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
2024年4月27日 01時10分更新(随時更新中)