現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
8 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
13 | 太平洋余生というは鰯雲 |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
16 | 咳をしても一人 |
17 | こんなよい月を一人で見て寝る |
18 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
19 | 重ね着の中に女のはだかあり |
20 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
21 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | ああ小春我等涎し涙して |
26 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
29 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
30 | まひまひや宵の明星沈みゆく |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 着ぶくれて何やらおかし長き列 |
33 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
34 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
35 | 何にでも蓋する暮し半夏生 |
36 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
37 | 河鹿笛谷川の風抜ける宿 |
38 | 階段の窪みに落とす咳ひとつ |
39 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
40 | おそるべき君等の乳房夏来る |
41 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
42 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
43 | 手庇を何回したり春の山 |
44 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
45 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
46 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
47 | 頭上よりシャワー見えざる鷹が飛ぶ |
48 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
49 | うつくしや扇づくりの苗代田 |
50 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
2024年4月26日 11時19分更新(随時更新中)