現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月19日のデイリーキーワードランキング
1 | かざぐるま風を忘れて戻り来る |
2 | 眼つむれば若き我あり春の宵 |
3 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
4 | 寒鮒に千年かたちよき麓 |
5 | 寒垢離のしたたる肌に白衣掛け |
6 | 船底を足音のゆく鳥曇り |
7 | 分け入つても分け入つても青い山 |
8 | 春や昔十五万石の城下哉 |
9 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
10 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
11 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
12 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
13 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
14 | 菫程な小さき人に生れたし |
15 | 日脚伸ぶ亡夫の椅子に甥が居て |
16 | 一人静燃え尽きるまで絵蝋燭 |
17 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
18 | 易々と還暦通過 東天紅 |
19 | さる方にさる人すめるおぼろかな |
20 | 百歳は花を百回みたさうな |
21 | 廃屋をのぞき込むかに紫木蓮 |
22 | 花あんず雪折れの傷白みたり |
23 | 桜騒箱をならべて箱のこと |
24 | 一匹の猫を地べたに秋彼岸 |
25 | ダイヤモンドダスト阿寒のアイヌ服 |
26 | 春耕すわが影に鍬ふかく打つ |
27 | 頭使お 体動かそ 木木芽吹く |
28 | 吾子生れぬ光かがやく泉たち |
29 | 罌粟の花さやうに散るは慮外なり |
30 | 雪残る頂き一つ国境 |
31 | 海女桶のまだ濡れてゐる蝶の昼 |
32 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
33 | 籾焼きの夕べ一村煙に巻く |
34 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
35 | 川底は闘っており松の花 |
36 | 涅槃西風 いずれこの世を一抜ける |
37 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
38 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | 凩や海に夕日を吹き落す |
41 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
42 | この道しかない春の雪ふる |
43 | 白足袋を脱ぎて岬の旅を消す |
44 | このところ父の夢みず蒸鰈 |
45 | 校門を出て無口なる卒業子 |
46 | つややかな管つけ父は朧なり |
47 | 啓蟄や背中の痛みやわらぎぬ |
48 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
2024年4月27日 10時22分更新(随時更新中)