現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月10日のデイリーキーワードランキング
1 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
2 | 人戀へば志功の天女冬の燈に |
3 | 淡路島と色彩学とはるかなり |
4 | 分け入つても分け入つても青い山 |
5 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
6 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
7 | わが妻に永き青春桜餅 |
8 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
9 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
10 | 手の平の感じやすくて桃咲けり |
11 | 苗木市春の粉雪となりにけり |
12 | 青い海へ散りし化身の桜貝 |
13 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
14 | 日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ |
15 | 涅槃会に混じる光頭睡るらし |
16 | 口あけて鯉は悠々花粉症 |
17 | 木のかたち雪積むかたち殯 |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 他人ごとと思える傘寿菊枕 |
20 | 校門を出て無口なる卒業子 |
21 | 確執の消し去りがたくすもも咲く |
22 | 水尾ひいて離るる一つ浮寝鳥 |
23 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
24 | 濃淡の退屈色に四葩咲く |
25 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
26 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
27 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
28 | 生くることやうやく楽し老の春 |
29 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
30 | 真夜渡る音凜烈の冬来るか |
31 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
32 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
33 | 考える人は考え昭和の日 |
34 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
35 | 一対か一対一か枯野人 |
36 | 魚塚も包丁塚も蓮の風 |
37 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
38 | 稲の香や対岸おなじ陽の中に |
39 | 買ふと決め又ひとまはり植木市 |
40 | けふのもう還らぬ杉菜生ひにけり |
41 | 生栗ひとつ昔日の兵眼をひらき |
42 | 拉致の島サタンが棲むか烏賊襖 |
43 | 涅槃西風 いずれこの世を一抜ける |
44 | 母がゐて蜩山は紗をながす |
45 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
46 | 梅の里どこへいっても坂ばかり |
47 | 土筆飯ならば少々神妙に |
48 | 木苺にかかる埃も旅半ば |
49 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
50 | 台風禍水の星てふきれいごと |
2024年4月26日 17時07分更新(随時更新中)