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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年5月10日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

麗しき春の七曜またはじまる
3

山赤くひだるき草と歩くなり
4

春風や闘志いだきて丘に立つ
5

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
6

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
7

たんぽぽや日はいつまでも大空に
8

かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな
9

暗黒や関東平野に火事一つ
10

万緑の中や吾子の歯生え初むる
11

薄氷の吹かれて端の重なれる
12

水の地球すこしはなれて春の月
13

いなびかり北よりすれば北を見る
14

いくたびも雪の深さを尋ねけり
15

分け入つても分け入つても青い山
16

戦争が廊下の奥に立つてゐた
17

舟一つたゆたふ湖や春がすみ
18

山又山山桜又山桜
19

子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く
20

はじまりし三十路の迷路木の実降る
21

赤い椿白い椿と落ちにけり
22

寺妻に触れし揚羽の寒からむ
23

外にも出よ触るるばかりに春の月
24

白葱のひかりの棒をいま刻む
25

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
26

今の間のおういぬふぐり聖人去り
27

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
28

夕桜藍甕くらく藍激す
29

老鶯の声も緑に美術館
30

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
31

聖五月笑い転げるセーラー服
32

暗室の男のために秋刀魚焼く
33

里山を映し早乙女待つばかり
34

散敷きし花のやさしさ褥まで
35

不器用な長女の嘘ですカーネーション
36

冬蝶よ草木もいそぎ始めたり
37

クレマチス咲く中年は美しき
38

山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手
39

こでまりのこぼれんとしてこぼれざる
40

肩越しの沖の哀しみ葉鶏頭
41

枯菊の終の香りは火の中に
42

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
43

春曙何すべくして目覚めけむ
44

西行のころもの白さ花の闇
45

をりとりてはらりとおもきすすきかな
46

肩をもむ妻の胼の手頬にふれ
47

討入りの日や下町に小火騒ぎ
48

降る雪や明治は遠くなりにけり
49

白牡丹といふといへども紅ほのか
50

先すでに草になりたる髪洗う


2024年4月27日 06時50分更新(随時更新中)
 

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