現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
2 | 夜は青し神話に春の炉火もゆる |
3 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
4 | 魂ひとつ青野に還す血曼荼羅 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
7 | 立てば雪女郎坐れば遣手婆 |
8 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
9 | 遠足の一輛電車菜花伸ぶ |
10 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
11 | 箒木に影といふものありにけり |
12 | 籬といふやさしきことば秋陽射す |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
15 | しんがりに昭和一桁花筏 |
16 | 引く白鳥声を打ちゆく赤い月 |
17 | 冬耕のつひに独りとなつてゐし |
18 | 春雷や父はブルゾンの柱 |
19 | ランドセル早や半額の新学期 |
20 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
21 | 海風の最前列に葱坊主 |
22 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
23 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
24 | 秋沒り日海境遠く緋に染めて |
25 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
26 | 方丈の大庇より春の蝶 |
27 | トマト薄く切って危うき日本なり |
28 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
29 | 麗しき春の七曜またはじまる |
30 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
31 | 末黒野に雨の切尖限りなし |
32 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
33 | 春や昔十五万石の城下哉 |
34 | 梅の花溢死の縄が定位して |
35 | 流鏑馬の名残りめでたき春の雨 |
36 | 熾る火に向かう面や薪能 |
37 | 釘買って出る百貨店西東忌 |
38 | 茶柱や血族かための清明祭 |
39 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
40 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
41 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
42 | 春風に飛ばしてならぬ子とたばこ |
43 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
44 | 柚風呂やためらいもなく天動説 |
45 | 西の海にブイ浮く頭蓋より濡れて |
46 | 穂麦青し跳び箱の上二段見ゆ |
47 | 歩くたび近づく海や啄木忌 |
48 | 内ももの刺青みたり夕桜 |
49 | 日本の木になりきつてゐる花水木 |
50 | 雛納め緋毛氈を先づたたみけり |
2024年4月27日 09時42分更新(随時更新中)