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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年10月14日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
3

老人に赤い実固まりピラカンサ
4

約束の人待つ時刻百日紅
5

コスモスを離れし蝶に谿深し
6

ぎらぎらの朝日子照らす自然かな
7

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
8

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
9

行く秋の空のどこかに忘れ物
10

鰯雲この一族の大移動
11

有明の月に雲仙眠るかな
12

春や昔十五万石の城下哉
13

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
14

山雀や頬白ければ四十雀
15

三千の俳句を閲し柿二つ
16

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
17

善男が少女に呼ばる赤い羽根
18

金木犀の音満ちてゆく夜明け
19

初夢のなかをどんなに走つたやら
20

蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ
21

いくたびも雪の深さを尋ねけり
22

暗闇に水の湧きゐる椿かな
23

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
24

白葱のひかりの棒をいま刻む
25

小春日や隣家の犬の名はピカソ
26

金剛の露ひとつぶや石の上
27

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
28

ものの種にぎればいのちひしめける
29

わがいのち菊にむかひてしづかなる
30

吹雪く知床裏山に鷲生る木
31

春風や闘志いだきて丘に立つ
32

青蛙おのれもペンキぬりたてか
33

クリスマスあんまり寝なくても平気
34

風力十窓に貼りつく蝗かな
35

ものの芽のあらはれ出でし大事かな
36

山ゆるみ川あそぶなり郡上節
37

鶏頭の十四五本もありぬべし
38

残花残照俳句は時空の座標軸
39

燃えさしの榾が火を噴く神送り
40

毎日は静かに澱む金魚玉
41

万緑の中や吾子の歯生え初むる
42

せんべいの紙たべてゐる子鹿かな
43

十六夜の竹ほのめくにをはりけり
44

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
45

化けの皮はがれぬうちに鳥帰る
46

懐手解いて埠頭の人となる
47

おじいちゃんはとてもあたたかな切株
48

梵鐘の一打に揺らぐ花魁草
49

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
50

抜歯して魂のなき秋簾


2024年4月26日 17時53分更新(随時更新中)
 

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