現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
8 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
9 | 神仏の顔など知らずどんど焚く |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | 虫籠といふ空間を闇に吊る |
14 | 首すじにべたつく夕日原爆忌 |
15 | 石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり |
16 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
17 | 俳諧に虚の恋ばかり雛飾る |
18 | 首廻し淋しき時よ青葉木莵 |
19 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
20 | 籠に挿せる山百合搖らし農婦来る |
21 | 泣いてゆく向ふに母や春の風 |
22 | 芋虫やコインロッカーが聳える |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
25 | 貌が棲む芒の中の捨て鏡 |
26 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
27 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
28 | みほとりの閂外し若葉風 |
29 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
30 | 石投げて川濁りたる桜桃忌 |
31 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
32 | ハンカチを広げわれらの孤島なり |
33 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
34 | 重ね着の中に女のはだかあり |
35 | 林檎鈴生り八十翁の話好き |
36 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
37 | 何本咲いても水引草の花であり |
38 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
39 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
40 | 霧晴るるゴルフリンクの小旗かな |
41 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
42 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
43 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
44 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
45 | なつかしの濁世の雨や涅槃像 |
46 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
47 | 入れものが無い両手で受ける |
48 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
49 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
50 | 苗代の水を平らにして眠る |
2024年4月26日 14時49分更新(随時更新中)