現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | 一行の添え書に見る年賀状 |
7 | 初暦知らぬ月日は美しく |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
10 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
11 | 新年の山のあなたはみやこなる |
12 | カーテンを開けて新たな年と逢う |
13 | 門松の枯癖に山思ふなり |
14 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
15 | 藤の実とぶ縄文の音そのままに |
16 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
17 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
18 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
19 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
20 | 去年今年貫く棒の如きもの |
21 | 赤といえど五十四色曼珠沙華 |
22 | 寝返ってみても 身辺 年迫る |
23 | クリスマス終へし樅の木幼なかり |
24 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
25 | 春や昔十五万石の城下哉 |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | 天の川柱のごとく見て眠る |
28 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
29 | 不景気の街を操る聖樹の灯 |
30 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
31 | ふるさとの雪に我ある大爐かな |
32 | 誰が継ぐとなき漢籍の雪明り |
33 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
34 | 霾や駱駝の瘤の膨みて |
35 | 秋暁やスクールバスと駅馬車と |
36 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
37 | 水枕ガバリと寒い海がある |
38 | 河豚鍋や善人並べて禿茶瓶 |
39 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
40 | 海に出て木枯帰るところなし |
41 | 某は案山子にて候雀どの |
42 | 初春の旅の切符はももいろに |
43 | 埋蔵金隠し続けて山眠る |
44 | 雨の中雲雀ぶるぶる昇天す |
45 | 鰯雲こころの波の末消えて |
46 | 雪女笑えば溶けてしまいそう |
47 | 鈍行の二月礼者となりにけり |
48 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
49 | 頭入れて雪くらがりの兎小屋 |
50 | 四阿に人影もなし寒雀 |
2024年4月27日 08時27分更新(随時更新中)