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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年3月1日のデイリーキーワードランキング

1

あるけばかつこういそげばかつこう
2

しづかなる力満ちゆきばつたとぶ
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

重ね着の中に女のはだかあり
5

鰯雲人に告ぐべきことならず
6

流れ行く大根の葉の早さかな
7

啓蟄やこの世のもののみな眩し
8

かいつぶりさびしくなればくぐりけり
9

海に出て木枯帰るところなし
10

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
11

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
12

生ゴミの煩悩詰めて梅雨に入る
13

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
14

山越える山のかたちの夏帽子
15

ふるさとの坂八方に春の嶺
16

手鞠唄かなしきことをうつくしく
17

この国の言葉によりて花ぐもり
18

春霰たばしる馬酔木花垂りぬ
19

水洟や鼻の先だけ暮れ残る
20

初電話父に代りて母となり
21

ややありて汽艇の波や蘆の角
22

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
23

絶壁に眉つけて飲む清水かな
24

ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう
25

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
26

赤い椿白い椿と落ちにけり
27

春風や闘志いだきて丘に立つ
28

これ着ると梟が啼くめくら縞
29

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
30

ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯
31

真鍮の手すりは船の薄暑かな
32

佐保姫と坂東太郎接吻す
33

ひとりごちひとり荒べる鮟鱇鍋
34

硝子戸の中の幸福足袋の裏
35

百代の過客しんがりに猫の子も
36

光る時光は波に花芒
37

アイスコーヒー新社会人足を組み
38

寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ
39

限りなく降る雪何をもたらすや
40

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
41

絶巓へケーブル賭博者を乗せたり
42

年を以て巨人としたり歩み去る
43

あかつきに雪降りし山神還る
44

ひたひたと春の潮打つ鳥居かな
45

春雷や胸の上なる夜の厚み
46

白木蓮ガス燈ほどの寝息たてて
47

母の日のてのひらの味塩むすび
48

男根担ぎ仏壇峠越えにけり
49

しらべよき歌を妬むや実朝忌
50

鮟鱇鍋酔の壮語を楯として


2024年4月30日 18時43分更新(随時更新中)
 

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