現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年8月3日のデイリーキーワードランキング
1 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
2 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
5 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
6 | 満水の冬のプールに棒の影 |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
12 | わが忍苦ともしき薔薇よ窓に咲け |
13 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
16 | 初明りとは玄関の幣あかり |
17 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
18 | 去年今年貫く棒の如きもの |
19 | 八月のゆふべふかんど十五日 |
20 | 八月や六日九日十五日 |
21 | 一人の強者唯出よ秋の風 |
22 | せきをしてもひとり |
23 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
24 | 一月の川一月の谷の中 |
25 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
26 | 紫木蓮白い柩がふと過ぎる |
27 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
28 | 青天や白き五弁の梨の花 |
29 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
30 | 八月の一人を洩らしてしまいけり |
31 | 目つむれば蔵王権現後の月 |
32 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
33 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
34 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
35 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
36 | 芋の露連山影を正しうす |
37 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
38 | 蝉の穴蟻の穴よりしづかなる |
39 | ローソクの一本ふえし寒さかな |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
42 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
43 | 雪女郎の眉をもらひし程の月 |
44 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
45 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
46 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
47 | 空蝉のからくれないに砕けたり |
48 | 夏山の大木倒す谺かな |
49 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
50 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
2024年4月27日 06時04分更新(随時更新中)