現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
5 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
6 | 秋深む歳月の風韻身に座る |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 阿浮奈絵の二階へふふと夏の蝶 |
9 | 青胡桃今日と同じ明日がいい |
10 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
11 | クリスマスイブ雨アルミニウムの牛 |
12 | 大根の花に水牛の往き来 |
13 | 青胡桃一期が夢であるものか |
14 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
15 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
16 | 多佳子忌の高階に泛くエレベーター |
17 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
18 | 良寛忌ひねもす榾火絶やさずに |
19 | 桜草もののはじめの彩として |
20 | 極楽の余り風欲し油照り |
21 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
22 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
23 | 秋風や眼前湧ける月の謎 |
24 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
25 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
26 | 瀧の上に水現れて落ちにけり |
27 | 青草に尿さんさん卑屈捨てよ |
28 | 浮寝鳥流されさうで流されず |
29 | いなびかり北よりすれば北を見る |
30 | 青玄消ゆ 小鳥寄りそう雪見窓 |
31 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
32 | 文筆の徒にもありけり年用意 |
33 | 春の旅海から山へ入りけり |
34 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
35 | 白富士の光の声きく五輪塔 |
36 | 腸に春滴るや粥の味 |
37 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
38 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
39 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
40 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
41 | さし招く団扇の情にしたがひぬ |
42 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
45 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
46 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
47 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
48 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
49 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
50 | 耳ふたつ春セーターの首の長さ |
2024年4月27日 03時02分更新(随時更新中)