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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年7月17日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

かりそめに燈籠おくや草の中
3

曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
4

いちまいの皮の包める熟柿かな
5

百代の過客しんがりに猫の子も
6

万緑の中や吾子の歯生え初むる
7

青蛙おのれもペンキぬりたてか
8

やつぱり一人がよろしい雑草
9

たんぽぽや日はいつまでも大空に
10

干?の尾骨化石をおもひをる
11

あたたかき雪がふるふる兎の目
12

草刈りてひたすら刈りて誕生日
13

初蝉や水面を雲のうつりつつ
14

滝落ちて群青世界とどろけり
15

青葉光永遠に読む金次郎
16

龍天に昇りしあとの田螺かな
17

残雪やごうごうと吹く松の風
18

遠泳や高波越ゆる一の列
19

銃口の位置定まりぬ曼珠沙華
20

火を投げし如くに雲や朴の花
21

秋高し今こそ大和蘇る
22

稲妻のほしいままなり明日あるなり
23

しんしんと肺碧きまで海の旅
24

黒髪を減らすな父母冷やし飴
25

しぐるるや死なないでゐる
26

七十三歳わが誕生日多喜二の忌
27

せきをしてもひとり
28

天真青絢爛豪華なる稲穂
29

世の中を遊びごころや氷柱折る
30

渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ
31

青田行く新幹線は銀の針
32

冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな
33

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
34

水の地球すこしはなれて春の月
35

初蝶来何色と問ふ黄と答ふ
36

鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ
37

八雲立ちとどろきわたる佞武多かな
38

大川の朧佃の灯のともる
39

うっかりと豆腐つかみて荒紅葉
40

やり羽子や油のやうな京言葉
41

いつかまた来る日のためにケルン積む
42

鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな
43

朝顔の紺のかなたの月日かな
44

向日葵の空かがやけり波の群
45

門とぢて良夜の石と我は居り
46

握手した ままの触感 夏手袋
47

おおかみに蛍が一つ付いていた
48

六月の氷菓一盞の別れかな
49

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
50

たばしるや鵙叫喚す胸形変


2024年4月27日 02時31分更新(随時更新中)
 

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