現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
2 | 志布志の家百舌と女が走っていた |
3 | 凩や海に夕日を吹き落す |
4 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
5 | 老境の静謐といふ梅日和 |
6 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
7 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
8 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
11 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | 旅の椅子春の入江がここまできている |
14 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
15 | 寒梅にうなづきながら老夫婦 |
16 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
17 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
18 | トランペットの一音♯して芽吹く |
19 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
20 | 鮟鱇の面構えして世を渡る |
21 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
22 | 空を歩む朗々と月ひとり |
23 | 豊作の嘆き籠りしキャベツ畑 |
24 | 元日の開くと灯る冷蔵庫 |
25 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
26 | 育たなくなれば大人ぞ春のくれ |
27 | 実朝の海あをあをと初桜 |
28 | をのこ子の小さきあぐら年新た |
29 | 凧揚げの少年風ときて帰る |
30 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
31 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
32 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
33 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
34 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
35 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
36 | 剪定をじっと見ている尉鶲 |
37 | 買ふと決め又ひとまはり植木市 |
38 | 初風呂や花束のごと吾子を抱き |
39 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
40 | せきをしてもひとり |
41 | 初富士の大きかりける汀かな |
42 | 夜涼みや白き二の腕白き脛 |
43 | サイネリア待つといふこときらきらす |
44 | 物いはぬ人と生れて打つ畠か |
45 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
46 | 春北斗光る天使の分け前か |
47 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
48 | 四日はや句界にあそぶ志 |
49 | 一月の川一月の谷の中 |
50 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2024年4月27日 13時28分更新(随時更新中)