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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年10月4日のデイリーキーワードランキング

1

秋晴の運動会をしてゐるよ
2

木瓜咲くや漱石拙を守るべく
3

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
4

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
5

暗黒や関東平野に火事一つ
6

山の端のまつりや朴葉しきつめて
7

せきをしてもひとり
8

星空へ店より林檎あふれをり
9

むばたまの黒飴さはに良寛忌
10

青やんま水の国には水の精
11

たましいのために俯くほたるぶくろ
12

すすき野に肌あつきわれ昏れむとす
13

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
14

ひっそりと忘れ扇の物語
15

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
16

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
17

鰯雲人に告ぐべきことならず
18

天地水明あきあきしたる峠の木
19

夏来る人格二つたずさえて
20

秋気澄む九重稜線阿蘇を置く
21

牡丹百二百三百門一つ
22

鶏頭の十四五本もありぬべし
23

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
24

いなびかり北よりすれば北を見る
25

冬蜂の死にどころなく歩きけり
26

ものの種にぎればいのちひしめける
27

韻きあふものよ晩夏の雲と水
28

菜の花がしあはせさうに黄色して
29

望遠鏡女が覗く秋果手に
30

赤い椿白い椿と落ちにけり
31

彼岸花染めて棚田の守り神
32

秋出水漂流の木偶天睨む
33

闇を撞き韻く鐘の音去年今年
34

明日は/胸に咲く/血の華の/よひどれし/蕾かな
35

夕映えは遠き橋より麦の秋
36

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
37

夫婦喧嘩流氷あっけなく接岸
38

目覚めれば此処が境界彼岸花
39

山ざくら搾乳の音一直線
40

暑くもなし寒くもなくて秋の雨
41

わが影の吹かれて長き枯野かな
42

桐一葉日当りながら落ちにけり
43

光る時光は波に花芒
44

どうしようもないわたしが歩いてゐる
45

湖のしじまばかりに秋気満つ
46

体育祭雲押し上げる熱気あり
47

千の手の一つを真似る月明かり
48

蛇逃げて我を見し眼の草に残る
49

矢車や谷戸はみどりの朝風に
50

声出さぬ日も赫々と冬沒日


2024年4月27日 00時12分更新(随時更新中)
 

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