現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年1月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 大寒の東京駅に人を待つ |
2 | 日の射して蓬の原に見送らる |
3 | 手袋や東京駅に棲むこだま |
4 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
5 | 雨音の春となりゆく木綿針 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
8 | ふところに入日のひゆる花野かな |
9 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
10 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
14 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
15 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
18 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
21 | この道の富士になりゆく芒かな |
22 | 水枕ガバリと寒い海がある |
23 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
24 | 初釜に久々はずむ帶むすぶ |
25 | 冬北斗武士道行方不明なり |
26 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
27 | 波音の由比ケ浜より初電車 |
28 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
29 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
30 | 青竹を束ね夕空死に近づく |
31 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
32 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
33 | 言霊を抜かれて雪は降るのです |
34 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
35 | てのひらの艶をたのめる初湯かな |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
38 | 鳰がゐて鳰の海とは昔より |
39 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
40 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
41 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
42 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
43 | 郭公や何処までゆかば人に逢はむ |
44 | きびきびと万物寒に入りにけり |
45 | 鷽替へてはらりと解けし痞かな |
46 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
47 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
48 | 月光のおもたからずや長き髪 |
49 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
50 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
2024年4月26日 22時21分更新(随時更新中)