現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 双子なら同じ死顔桃の花 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 鳴く夜の処を得たりちちろ虫 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 凩や海に夕日を吹き落す |
6 | 短夜のグランドピアノ獣めく |
7 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 大正九年以来われ在り雲に鳥 |
10 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
11 | 一一〇を打つかも知れぬ除夜の鐘 |
12 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
13 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
14 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
15 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 神代の刻いまも流れて隠れ滝 |
18 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
19 | 春めきてものの果てなる空の色 |
20 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
21 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
22 | 鶏頭に湾の上空懸かりけり |
23 | 初夢につかみて声のやうなもの |
24 | 包丁の音よき響き春野菜 |
25 | 思ひゐる大和は青し百千鳥 |
26 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
27 | いつぽんの冬木に待たれゐると思へ |
28 | 雪明り一切経を蔵したり |
29 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
30 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
31 | わが死後の植物図鑑きっと雨 |
32 | うたた寝の父には熱き柱かな |
33 | 花卍渡れば戻れぬ橋のある |
34 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
35 | ややありて流れはじめし雛かな |
36 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
37 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
38 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
39 | サイコロは六の上り目初笑い |
40 | 室内を歩いて夏を待ちにけり |
41 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
42 | ねんごろに化粧枯野の三面鏡 |
43 | 流し雛岩陰を波躍り出て |
44 | 冴え返る運河の町の石だたみ |
45 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
46 | ニコよ!青い木賊をまだ採るのか |
47 | あらたまの風や木の根を抱く木の根 |
48 | きみ恋わむ式部納言の裔として |
49 | 葉牡丹の火むら冷めたる二月かな |
50 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
2024年4月26日 21時21分更新(随時更新中)