現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 背泳ぎの顔を濡らさずソクラテス |
2 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
3 | 背泳ぎの母がいそうな夏銀河 |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | えご散るや沓かんばしきソクラテス |
6 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
7 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | ロケットや鉄の兎のひとっとび |
15 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
16 | 敗戦忌まじめな舌と生きてゐる |
17 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
18 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
19 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
20 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
21 | 月へゆく船組立てる朧かな |
22 | 花カリン老母小さく草遊び |
23 | 曉紅に露の藁屋根合掌す |
24 | 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 実千両に比して地味なる実万両 |
27 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
28 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
29 | 某は案山子にて候雀どの |
30 | 一月の全景として鷗二羽 |
31 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
32 | 濁りこそ川の力や白絣 |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
35 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
36 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
37 | はみ出してゐてもわが道西行忌 |
38 | くちなしの崩れる雨の競輪場 |
39 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
40 | 青いセロファンに巻かれて 月夜の鳥 |
41 | 花蕎麦に雲多き日のつづきけり |
42 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
43 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
44 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
45 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
46 | 憂きことは遠くにおいて日向ぼこ |
47 | 芋の露連山影を正しうす |
48 | 水枕ガバリと寒い海がある |
49 | 恋を得て蛍は闇に沈みけり |
50 | 拉致の島サタンが棲むか烏賊襖 |
2024年4月26日 16時12分更新(随時更新中)