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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年3月11日のデイリーキーワードランキング

1

ラガー等のそのかちうたのみじかけれ
2

原子炉が軛となりし青岬
3

老いゆくを罪と思はず百日紅
4

アドルムを三鬼にわかつ寒夜かな
5

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと
6

啓蟄や兄の戦艦浮上せず
7

うしろ姿の時雨てゆくか
8

船笛やすずなすずしろ朝の家
9

獣園の土に根を張り桜の木
10

古里にふたりそろひて生身魂
11

墓のうらに廻る
12

悲しさの極みに誰か枯木折る
13

藍壺に泥落したる燕かな
14

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
15

女郎花少しはなれて男郎花
16

睦ごとはこのごろとんと桜餅
17

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
18

赤ん坊は背中に書初め蒙古斑
19

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
20

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
21

不揃いのトマトは魔女の微笑み
22

追伸に春一番と俳句馬鹿
23

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
24

捨舟の水漬く纜葦の角
25

秋暑しテレビの前で黙祷す
26

ダイヤモンドダスト阿寒のアイヌ服
27

つばさあるもののあゆめり春の土
28

秋の暮大魚の骨を海が引く
29

時ものを解決するや春を待つ
30

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
31

空の色とも水の色とも初夏の風
32

野遊びや人参スープに舌焦す
33

赤い椿白い椿と落ちにけり
34

男女同権蛍袋のからつぽ
35

ややありて汽艇の波や蘆の角
36

海鳥の死骸無惨に海明ける
37

若葉してぐらりと上る熱気球
38

ふるさとの空摘みあます花林檎
39

秋の風むかしは虚空声ありき
40

耳朶に五月の風が立ちどまる
41

下総に会ひたき人と浮寝鳥
42

野遊びの究極モンゴルかもしれぬ
43

避難所の闇に手が生え焚火守る
44

チユーリツプ喜びだけを持つてゐる
45

かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ
46

春寒く乳房地に垂る獣かな
47

唇が冷えたばかりに恋をする
48

根開きの空ふかぶかと鳶の笛
49

外にも出よ触るるばかりに春の月
50

草書体の読経に従けず夏燕


2024年4月26日 11時22分更新(随時更新中)
 

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