現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 富士稜線たてがみとなる雪けむり |
2 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
3 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
4 | 三寒の四温を待てる机かな |
5 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
6 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 扮装の鬼と握手の節分会 |
9 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
10 | うしろ姿の時雨てゆくか |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 輪踊の輪の崩れより春寒し |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | ふたまわり下の男と枇杷の種 |
18 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
19 | 鶏頭の 十四五本も ありぬべし |
20 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
24 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
25 | 縁者みな似た鼻をもち冬ざるる |
26 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
27 | 帽子屋の三寒四温やや四温 |
28 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
29 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
30 | ものの種にぎればいのちひしめける |
31 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
32 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
33 | 煮凝やいつも胸には風の音 |
34 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
35 | 玄関に大きな鏡室の花 |
36 | 追いかけてくる子等もなし冬の蝶 |
37 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
38 | 海に出て木枯帰るところなし |
39 | 幻の女とゆく夜の花八ツ手 |
40 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
41 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
42 | 老人が動いて春の土光る |
43 | 三寒四温夜は尚更よ碁石を置く |
44 | トマト畑歌声を生む雲ひとつ |
45 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
46 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
47 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
48 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
49 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
50 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2024年4月26日 19時27分更新(随時更新中)