現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 林檎鈴生り八十翁の話好き |
2 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
3 | 生きている証に飢えて熱帯夜 |
4 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
5 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
6 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
7 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 萱ぐろに日のおぼろなる藷の酒 |
10 | 盆の海親知らず子知らず陽の没るよ |
11 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
12 | トマト畑歌声を生む雲ひとつ |
13 | 春の闇悩殺の紐が一本 |
14 | 熱帯夜思ひの丈に及ばざり |
15 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
16 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
17 | 熱帯夜この寝室も野辺のひとつ |
18 | 分け入れば女と男砂遊び |
19 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
20 | 敬老日遠き目礼して躱す |
21 | 星空へ店より林檎あふれをり |
22 | 風死して切り取り線を逸れにけり |
23 | 露の中万相うごく子の寝息 |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 青蝉の動かぬむくろいとおしむ |
26 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
27 | 大落暉今に点火の枯すすき |
28 | 花楝無人の島四・五個散らばる |
29 | 芋の露連山影を正しうす |
30 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
31 | 籐椅子に黙つて座る髭の人 |
32 | 重ね着の中に女のはだかあり |
33 | 月のまわり真空にして月見草 |
34 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
35 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
36 | 冬の水一枝の影も欺かず |
37 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
38 | 塋域はまかせ給へと道をしへ |
39 | 氷面鏡諏訪湖の四囲の山映す |
40 | 夏一日ごめに鳴かれて終りけり |
41 | 雪残る頂き一つ国境 |
42 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
43 | 子の話して別れたる晩夏光 |
44 | 藍茂り初めし濃みどり薄みどり |
45 | 無人寺風香らせし朴散華 |
46 | 伊豆の海や紅梅の上に波ながれ |
47 | 藍壺に泥落したる燕かな |
48 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
49 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
50 | 遅桜数えきれないロスタイム |
2024年4月26日 22時57分更新(随時更新中)