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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年2月の月間キーワードランキング

1

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
2

春風や闘志いだきて丘に立つ
3

降る雪や明治は遠くなりにけり
4

垂れ髪に雪をちりばめ卒業す
5

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
6

白葱のひかりの棒をいま刻む
7

あたたかや木のおもちゃ屋に一人いて
8

重ね着の中に女のはだかあり
9

祈るべき天とおもえど天の病む
10

猫じやらし枯れて向うの山緊る
11

玫瑰や今も沖には未来あり
12

海に出て木枯帰るところなし
13

手鞠唄かなしきことをうつくしく
14

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
15

遠山に日の当りたる枯野かな
16

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
17

芋の露連山影を正しうす
18

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
19

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
20

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
21

髪洗ふひとの嗚咽のまつはるを
22

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと
23

冬蜂の死にどころなく歩きけり
24

遠き日の男根なぶる葉月潮
25

金亀子 擲つ闇の 深さかな
26

万緑の中や吾子の歯生え初むる
27

小春日や隣家の犬の名はピカソ
28

赤い椿白い椿と落ちにけり
29

鰯雲人に告ぐべきことならず
30

初午やはたと閉ざせし鮮魚店
31

初暦知らぬ月日は美しく
32

バレンタインデー沖に線船が行く
33

三月の甘納豆のうふふふふ
34

天井に日の斑ゆらめく針供養
35

わが忍苦ともしき薔薇よ窓に咲け
36

不敢取借金返済の顔ガラスへ写す
37

をりとりてはらりとおもきすすきかな
38

豆まきの豆もてあます齢かな
39

冬の水一枝の影も欺かず
40

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
41

冴え返る古刹に残る手斧あと
42

春や昔十五万石の城下哉
43

炎天の遠き帆やわがこころの帆
44

白牡丹といふといへども紅ほのか
45

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
46

ががんぼは窓擦る沒落するのだな
47

月光ほろほろ風鈴に戯れ
48

初午や物音ひびく部屋の壁
49

竹馬やいろはにほへとちりぢりに
50

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ


2024年4月27日 06時57分更新(随時更新中)
 

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