現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年10月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の旅海から山へ入りけり |
2 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
3 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
4 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
5 | ちるさくら海あをければ海へちる |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 声出すとこはれてしまふ鰯雲 |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
10 | 正月の月が明るい手まり歌 |
11 | 夜空より大きな灰や年の市 |
12 | 地下街に鮮魚鮮菜文化の日 |
13 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
14 | 順不同とは人の死よ零余子飯 |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
17 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
18 | 聖河てふ泥の流れや冷し瓜 |
19 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
20 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
21 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
22 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
23 | やまなみの一つ岩山歳の市 |
24 | 入れものが無い両手で受ける |
25 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
26 | 芋の露連山影を正しうす |
27 | 星空へ店より林檎あふれをり |
28 | 草木より人翻る雁渡し |
29 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
30 | 天地に妻が薪割る春の暮 |
31 | 傷む木へ大蛾はりつき邑ねむる |
32 | 九十の恋かや白き曼珠沙華 |
33 | 冷まじや吹かれて揺らぐ鬼女の絵馬 |
34 | 祖母山も傾山も夕立かな |
35 | 実ハマナス不法投棄の地に結ぶ |
36 | ところてん煙のごとく沈みをり |
37 | ひょうたんの穴へも通り風薫る |
38 | 水引草ほつほつあかり杜靜か |
39 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
40 | こぼれ萩つぶやきはみな風の中 |
41 | 去年今年貫く棒の如きもの |
42 | 大寒や力む走り根動悸する |
43 | 女郎花少しはなれて男郎花 |
44 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
45 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
46 | 隙間風その数条を熟知せり |
47 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
48 | 水枕ガバリと寒い海がある |
49 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
50 | モネ晩年の睡蓮の闇水中に |
2024年4月27日 00時07分更新(随時更新中)