現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月30日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 億年のなかの今生実南天 |
3 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
4 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
5 | 昼顔の蔓の虜となりしもの |
6 | 台風にゐて東京に出口なし |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
10 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
11 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
12 | 昼顔は誰も来ないでほしくて咲く |
13 | 山笑う駅長さんに道を聞く |
14 | 昼顔の蔓やほどけぬ反抗期 |
15 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
16 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
17 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
18 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
19 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
20 | 秋めくやギリシャ神話の天球儀 |
21 | 空蟬に入らむと待てる空気哉 |
22 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
23 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
24 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
25 | 秋風にふえてはへるや法師蝉 |
26 | 昼顔と母を忘れていたりけり |
27 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
28 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
29 | 目覚むれば夜またありぬ蛍籠 |
30 | 手を振らぬ別れもありて冬帽子 |
31 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
32 | 昼顔の見えるひるすぎぽるとがる |
33 | 初霜の音して喉の渇きたる |
34 | 月山に速力のある雲の峰 |
35 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
36 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
37 | 菜の花や夕日沈めばみな昔 |
38 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
39 | 錦繍を真綿に替えて山眠る |
40 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
41 | 郭公や国の真洞は夕茜 |
42 | 死にし人別れし人や遠花火 |
43 | うつうつと夜汽車にありぬ啄木忌 |
44 | かなしみはうすもも色の雛の菓子 |
45 | したたかな夏来て 草木身構える |
46 | 大山に脚をかけたる竈馬かな |
47 | 雛壇の前美しき時間かな |
48 | 忘れられた小学校の夏みかん |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | コスモスは風の入口かもしれぬ |
2024年4月26日 13時37分更新(随時更新中)