現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
2 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
3 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
4 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
5 | 東山静に羽子の舞ひ落ちぬ |
6 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | 瓶中の蝮の夢や天の川 |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
11 | ルノアルの女に毛糸編ませたし |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | うしろ姿の時雨てゆくか |
16 | 重ね着の中に女のはだかあり |
17 | しらべよき歌を妬むや実朝忌 |
18 | さくらんぼ笑で補ふ語学力 |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
21 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
22 | 木がらしや東京の日のありどころ |
23 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
24 | 春雪やうす日さし来る傘の内 |
25 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
26 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
27 | 仏壇で育つ菜の花月夜かな |
28 | 小面の秋思のひたと我に向く |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 梅干して誰も訪ねて来ない家 |
31 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
32 | うちの蝶としてとんでいるしばらく |
33 | 春風や碁盤の上の置き手紙 |
34 | ものの種にぎればいのちひしめける |
35 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
36 | 冬の水一枝の影も欺かず |
37 | 塵取にはこびて藍を植ゑにけり |
38 | 影ばかり背梁山脈の獅子舞 |
39 | なめくじり寂光を負い鶏のそば |
40 | 春雷や布団の上の旅衣 |
41 | 大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる |
42 | 手花火のぐんぐん昏く珠むすぶ |
43 | 縄綯ひて夜の耳白む結氷音 |
44 | 入れものが無い両手で受ける |
45 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
46 | 口で紐解けば日暮や西行忌 |
47 | 梅林を額明るく過ぎゆけり |
48 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
49 | へうへうとして水を味はふ |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年4月27日 00時58分更新(随時更新中)