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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年11月21日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

いくたびも雪の深さを尋ねけり
3

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
4

湯ざめせし貌寒灯の下過ぐる
5

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
6

鳥が来て大きな涙木につるす
7

東京にでなくていい日鷦鷯
8

あさまらのめでたき春となりにけり
9

鶏頭の十四五本もありぬべし
10

鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる
11

芋の露連山影を正しうす
12

炎天の遠き帆やわがこころの帆
13

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る
14

鮨くうて皿の残れる春の暮
15

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
16

冬蜂の死にどころなく歩きけり
17

算術の少年しのび泣けり夏
18

根雪掘る二十代經し妻の背よ
19

寒燈の一つ一つや国敗れ
20

ゆで玉子 むけばかがやく 花曇
21

喪主といふ妻の終の座秋袷
22

葛飾や桃の籬も水田べり
23

愛されずして沖遠く泳ぐなり
24

草枯や海士が墓皆海を向く
25

梅二月ひかりは風とともにあり
26

海に出て木枯帰るところなし
27

彼の世より光をひいて天の川
28

岩屋寺や聖に余る薮いちご
29

新しき家へみしりと雪女郎
30

うつくしきあぎととあへり能登時雨
31

倒れるまでタイヤ転がる寒い空港
32

葱坊主吹かれてをれどみな黙す
33

昼寝覚めれば誰かが死んでをり
34

秋の暮まだ眼が見えて鴉飛ぶ
35

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
36

閉山の地を舐めて飛ぶつばくらめ
37

しんしんと雪降る空に鳶の笛
38

恋ふたつ レモンはうまく切れません
39

降る雪や明治は遠くなりにけり
40

秋思あり莨火風に燃えやすく
41

この夏を黒龍江と呼びにけり
42

今生の汗が消えゆくお母さん
43

流人墓地寒潮の日の高かりき
44

西日の磔死いかに舟棹抜けば光り
45

ぼろ屑のように眠りて大旦
46

ゆで玉子むけばかがやく花曇
47

萩餅や位牌のお尻撫でながら
48

菊咲けり陶淵明の菊咲けり
49

ラムネ飲み海を解放してあげる
50

ニコライの鐘の愉しき落葉かな


2024年4月26日 23時18分更新(随時更新中)
 

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