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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年9月23日のデイリーキーワードランキング

1

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
2

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
3

夜長人耶蘇をけなして帰りけり
4

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
5

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
6

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
7

陽へ病む
8

谿深く流れし溶岩やむら紅葉
9

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
10

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
11

蔓踏んで一山の露動きけり
12

オペラ観るわが茎石の沈みごろ
13

高々と蝶こゆる谷の深さかな
14

またたび酒親孝行もうやむやに
15

ひらかなように男がやってくる
16

山桜雪嶺天に声もなし
17

ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう
18

下萌えぬ人間それに従ひぬ
19

白牡丹といふといへども紅ほのか
20

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
21

一樹にして森なせりけり百千鳥
22

鳥の巣に鳥が入つてゆくところ
23

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
24

ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに
25

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
26

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る
27

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
28

うつくしきあぎととあへり能登時雨
29

藍浴衣夜風自在に家通る
30

外にも出よ触るるばかりに春の月
31

木喰の夢をまづ見る白木槿
32

秋来ぬとサフアイア色の小鯵買ふ
33

夫にして悪友なりし榾を焼く
34

秋灯や夫婦互に無き如く
35

海に青雲生き死に言わず生きんとのみ
36

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
37

凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る
38

女身仏に春剥落のつづきをり
39

凶弾に斃れしは夢かなかなかな
40

蛤を提げて高きに登りけり
41

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
42

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
43

端居して濁世なかなかおもしろや
44

精虫四万の妻の子宮へ浮游する夜をみつめていた
45

蟻殺すわれを三人の子に見られぬ
46

雀らも海かけて飛べ吹流し
47

潮匂う髪よたんぽぽ踏まないで
48

月明のいづくか悪事なしをらむ
49

三夕やさいふをさがす秋の暮
50

雪女郎おそろし父の恋恐ろし


2024年4月26日 12時12分更新(随時更新中)
 

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