現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
2 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
3 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | 余り苗平家の墓に供へけり |
9 | 乳吐いてたんぽぽの茎折れにけり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 青梅雨や守武千句朦気あり |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | 蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る |
16 | 入れものが無い両手で受ける |
17 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
18 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
19 | 冷奴柱時計の音ばかり |
20 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
21 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
22 | 降る雪に胸飾られて捕へらる |
23 | 青い蟹となるぼくら爪がないために |
24 | 明星と逢ふまでこともなき花野 |
25 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
26 | 星空へ店より林檎あふれをり |
27 | 空蝉に真昼の海が残っている |
28 | この夜道誰かに逢はば雪女郎 |
29 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
30 | 萌えつきし多摩ほとりなる暮春かな |
31 | 出入る水苗代青くなりまさる |
32 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
33 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
34 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
35 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
36 | 余り苗いつまで待つも出番なし |
37 | 人間へ塩振るあそび桃の花 |
38 | いちじくの黄落光る土管にも |
39 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
40 | 青大将実梅を分けてゆきにけり |
41 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
42 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
43 | 一樹にして森なせりけり百千鳥 |
44 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
45 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
46 | 青濁の沼ありしかキリシタン刑場 |
47 | 胸もとにみづうみ匂ふ星まつり |
48 | 鰯雲甕担がれてうごき出す |
49 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
50 | 街を行く遠い戦火に手をあげて |
2024年4月27日 07時32分更新(随時更新中)