設定解説(陸戦高機動型)
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「陸戦型ザクII」の記事における「設定解説(陸戦高機動型)」の解説
J型を高機動化し、装甲や火力も含めた性能向上型としてジオニック社がキャリフォルニアベースで開発した、陸戦型ザクIIの最終モデル。グフと開発時期が重なっているために外観上の類似点も見られ、グフのように反り返った左肩スパイクが特徴的である。脚部にもグフの技術を活用した補助推進装置を搭載、これと推力をアップしたメイン・スラスターにより高い機動性を誇り、総合性能も向上している。重力下で負担がかかっていた脚部フレームや、関節部も強化が図られている。バックパック右側にはオプションで大型アンテナを装備。銃身にジャケットとガード・パイプを装備した改良型のザク・マシンガン(MMP-78中期型)を標準兵装とする。 制式採用され生産が開始されるものの、グフの採用によって中止され58機で生産終了している。機体はおもにヨーロッパ戦線とアフリカ戦線に配備されている。標準塗装は単色のグリーンを基調に、一部が白、赤、ダーク・グレーで塗り分けられており、北米戦線でも確認されている。ほかにグレーを基調とした部隊カラーも存在する。 作中での活躍 『MSV-R』では、0079年11月にジム1機と61式戦車数両で公国軍に占領された工業地帯を強攻偵察する連邦軍第28機動部隊が、本機を含むザク3機とマゼラアタックの部隊の攻撃を受けたとする証言が残されているとされる。約10分程度の戦闘で同隊は全滅したという。 玉越博幸による漫画版『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、連邦軍に鹵獲された機体が登場。モンタナ基地を拠点にテストをおこなう「G-IV」のために特別に用意され、山岳地帯に特化した調整がされている。ブレード・アンテナは未装備。クリスチーナ・マッケンジー少尉(当時)が搭乗し、吹雪の中でのテスト中に行方不明となったG-IVの捜索に当たるが、ザクIからなる小隊と遭遇。量産型ガンタンクの支援もあり、ヒート・ホークのみの装備であるが敵のガトリング砲を奪うなどして殲滅する。その後、公国軍のスパイであったマーガレットが搭乗するG-IVと対峙する。カラーリングは連載中のカラーページによれはザクII寒冷地仕様と同様であるが、単行本第2巻表紙では標準塗装となっている。 漫画版『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』では、一年戦争終結後のオーガスタ研究所で、「ガンダムは敵」との刷り込みをされたヴァルター・フェルモが本機に搭乗し、兄クァンタンの搭乗するガンダムAN-01“トリスタン”と交戦するが、行動不能にされる。モノクロのため塗装は不明(ブレード・アンテナは未装備)。 個人用カスタム機 以下に紹介する機体は、いずれも頭頂部にブレード・アンテナを装備している。ギュンター・バル専用機 『MSV-R』に登場。アフリカ戦線でギュンター・バル中尉が搭乗する機体で、ド・ダイGAとの連携で一度に9機の連邦軍戦闘機を撃墜したことから中尉は「ホガールの鷹」の異名をとる。ダーク・グレーの2色迷彩がほどこされているが、同じ部隊に配備された計4機とも同様の塗装である。 ヴィンセント・グライスナー専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のシナリオ「ミッシングリンク」に登場。マルコシアス隊のヴィンセント・グライスナーが搭乗する機体で、パーソナル・カラーである青を基調に塗装され、胸部にはマルコシアス隊の部隊章が描かれている。 アルマ・シュティルナー専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』に登場。北米戦線の秘匿部隊「ノイジー・フェアリー」所属のアルマ・シュティルナー少尉が搭乗する機体で、さらに陸戦に特化したカスタマイズがほどこされている。アルマの戦闘スタイルに合わせて装備類が換装されており、両肩がスパイク・アーマーになっているほか、頭頂部にザクII FS型のようにバルカン砲(ただし左側のみ2門)、左前腕部甲にザク・デザートタイプの3連装ミサイル・ポッドを装備する。携行武装はグフのヒート・サーベル、ドム・トローペンのラケーテン・バズ、イフリートやケンプファーのショットガン。部隊カラーの薄紫と白を基調に、一部ダーク・グレーで塗り分けられている。次第にアルマの反応速度に追従できなくなり、その後ケンプファーの機体構造をベースとしたティターニアに乗り換える。 同作品のコミカライズ版では、ランドセルのスラスターが2発から4発に増設されており、初陣ではこれらを利用した空中戦を披露している。 なお、同作品のゲーム内ムービーでは標準塗装の機体も1機登場するが、連邦軍「ブラックドッグ」隊のジム・スナイパーカスタムに撃破される。 ディーン・ウエスト専用機 小説『機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』に登場。一年戦争終結直後に元公国軍の傭兵ディーン・ウエストが搭乗する機体で、レッドとアイボリーを基調に一部をグレーで塗り分けられている。終戦時に連邦軍が接収した機体であるが、仕事の依頼者によって横流しされ、ディーンの専用機となる。ジェネレーターが終戦間際に開発された高性能なものであるため、本来ザクでは動かせない高出力パーツでも強引に動作させることが可能となっており、損傷部の交換や用途に応じて機体各部をグフやザクIIのバリエーション・タイプの部品に換装することを繰り返している。
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「アフターコロニーの機動兵器」の記事における「設定解説」の解説
OZに存在していた可変試作機をベースに、シルヴァ・クラウン(オデル・バーネット)が秘密裏に完成させた。
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ジオン公国軍地球方面軍に配備される地上攻撃用の兵器。ジオン軍における主力戦車として位置付ける資料が見られる一方で、実際には歩兵やMSの突入を支援する装甲砲、または自走砲と呼べる兵器とした資料も見られる。また、高価で数不足のMSを補助するべく開発されたとする媒体もみられる。U.C0079年3月1日の地球侵攻作戦において主力を務めたMS-06FザクII F型の配備数が多くなかったことから、ジオン軍は戦闘車両や航空機で不足分を補っていたとする資料も見られる。 ルーツはジオン軍M1戦車。車体はマゼラ・トップとマゼラ・ベースの二つから構成され、マゼラ・トップのみを分離して飛行させる事が可能となっている。分離機構は上面装甲の薄い地上戦力を上空から攻撃するための機能だが、飛行時の命中精度は極端に低下し、主砲の有効射程も600mほどとなる。また、飛行時間は5分と短く、戦闘力を失ったマゼラ・ベースを撃破され不時着する機体も多かった。マゼラ・トップ両翼側面にはVTOLエンジンを備え、ヘリコプター同様のホバーも可能。乗員は砲手とパイロットを兼ねる一名。なお、マゼラ・ベース側にも操縦スペースが存在するとした資料も見られる。コクピットはスクリーンを持たないキャノピー目視方式。プラモデルキット『EXモデル 1/144 マゼラアタック』では、マゼラトップのコクピットにパイロットと選択式のカメラセンサーを組み込んだデザインも見られた。 派生機として、マゼラ・ベースにザクの上半身を載せたザクタンクがある。
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「ウイングガンダムゼロ」の記事における「設定解説」の解説
A.C.180年ごろ、トールギスを開発した6人の科学者たちが、コストと実用性を度外視し、性能のみを追求し設計した機体。のちにOZを出奔した科学者たちがそれぞれ開発した5機のガンダムの原型機でもある。 通常の人間には操縦できないというトールギスの欠点を克服すべく、逆にパイロット自身の能力を機体に追従させる新型インターフェイス「ゼロシステム」を採用している。機体構造も一新され、装甲材にガンダニュウム合金を採用することで、圧倒的な耐衝撃性と耐熱性を獲得している。また、「ガンダム」のコードネームはこのガンダニュウム合金に由来している。背部には機体名称の由来となる翼型スラスターを採用。加えて、コロニーをも破壊可能な威力をもつ「ツインバスターライフル」の採用により、単機での制圧戦や一撃離脱戦法を可能としている。 しかし、ゼロシステムにはパイロットの身体と精神に深刻な障害を与えるという問題があり、機体自体の破壊係数の高さもあって科学者たちは実機を製造することなく設計データを封印した。それから15年後のA.C.195年、自身を裏切ったコロニー勢力に憤慨したカトルが、当時の開発スタッフであるH教授が残した設計図をもとに製造する。尚、本機を元にして5人の科学者それぞれがガンダムを開発するが、そのうちドクターJの開発したウイングガンダムが最も本機のコンセプトを強く反映している。
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「シャイニングガンダム」の記事における「設定解説」の解説
ネオジャパンの科学者ミカムラ博士が、第13回ガンダムファイト用に開発した機体。機動性を重視した設計で攻守のバランスにも優れており、コロニー格闘技の覇者であるドモン・カッシュが繰り出す流派東方不敗の技の数々を遺憾なく再現する性能を備える。シャイニングガンダムは格闘戦で最大の力を発揮する機体であるため、固定武装は少ない。 本機の特筆すべき点は、搭乗者の感情や状態が機体性能に反映されることである。また、段階的に機体をパワーアップ可能な機構が導入されている。
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ジオン軍の水陸両用MSの一つ。元々はMS-07 ズゴックよりも後に開発がスタートしたが、同機が改良を重ねたことから遅延した一方、本機はMS-06 ザク用のパーツを転用可能であったことから、先行して完成した。 生産はキャリフォルニア・ベースのジオニック社により、行われた。機体の調達を容易にすべくジェネレーターを新規製造できなかったことから、ザク用の熱核反応炉を2基、ボディ内に並列搭載している。水陸両用機としては簡易量産機とされ、ザクからは多くのパーツが流用されている。ほぼ同サイズのゴッグと比べ、生産性・運用コストの面で優れる。MSとしては初の複座型であり、水陸両用MSの訓練機としても使用されたほか、排熱量の低さから熱センサーに感知されにくく、偵察任務にも従事する。また、ステルス性を重視しており、外装には電波や赤外線を吸収する塗料が塗られている。機体そのもののシンプルな形状もあり、ソナーにおいてはクジラと見分けがつかない。機体の操縦感覚はMS-06に近似し、コクピットハッチはエレベーターとなる方式を採用している。また、オペレーティングシステムはMS-06Mのものをベースとしている。 本機は索敵機能を重視した水陸両用の偵察機としての側面も併せ持ち、参加した作戦は多岐にわたったとされる。運動性は陸戦用MSと比較しても遜色がないほど高く、湿地帯を中心とする陸上性能から、ジュアッグやアッグガイのベースとなっている。
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デトロイトに本拠を置くアズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズ3機中の1機。 連合軍は先んじてGAT-333を開発していたが、アズラエル率いる連合軍艦隊のオーブ侵攻に合わせて一部スペックを簡略化・改装して急遽建造したのがX370である。 初期GAT-Xシリーズの1機GAT-X303 イージスガンダムと同じくX300系フレームを採用した可変MSとして開発されたが、より簡素化した変形機構を導入している。イージスガンダムは主に宇宙空間での対艦戦闘を想定したMA形態を採用していたのに対し、レイダーガンダムは大気圏内運用も考慮されており、背中の大型可変翼を展開した猛禽のような飛行型モビルアーマー (MA) に変形する。設計も対艦戦を重視したイージスに比べ、対MS戦を重視したものとなっている。また同じ後期GAT-X機のフォビドゥンガンダム同様にMS形態においても大気圏内の空中戦闘を行える。この可変機構と機体特性を生かし、MAの機動性で敵を撹乱しつつ接近、瞬時にMSに変形して打撃を与え、再びMAに変形して離脱するという、レイダー(襲撃者)の名の通りの一撃離脱戦法を基本戦術とする。また、MA形態では僚機を搭乗させ、空輸する事も可能。 強化されたバッテリーを導入するとともに、初期GAT-X機に採用されたフェイズシフト装甲の省電力型トランスフェイズ装甲をコクピットなど重要部位のみに配置したことで、稼働時間が大幅に延長されている。
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アクシズがザク系の最終型として開発した機体。 アクシズへ逃亡した旧ジオン公国の技術者たちは、地球連邦軍の開発したハイザックやアナハイム・エレクトロニクスの開発したマラサイをザクIIの正当な後継機とは認めず、最新の技術を導入して本機を完成させた。ザク本来のコンセプトを極限まで追求した結果、汎用性とトータルバランスに優れた機体となっている。作戦に応じてバックパックや腰部アーマーなどを換装可能で、標準の大気圏内外両用のほか宇宙用の高機動型なども試作されている。また、ベースジャバーとの連携強化のため、頭部には複数のアンテナが装備されている。 試作機はドーベン・ウルフと同時期に完成するが、戦況からニュータイプ用の機体が求められ、火力と推力も劣ることから量産化はドーベン・ウルフに譲られたものの、先行試作機が6機ロールアウトしている。塗装は濃淡グレーを基調とするが、これは一年戦争時のエース・パイロットのパーソナル・カラーをもとにしているとする説もある。
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地球連合加盟国の一つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 初期GAT-Xシリーズ)の1機。 本機は「ブリッツ」(ドイツ語で電撃)のコードネームのとおり、敵陣深くへの電撃侵攻を目的として開発された。右腕の攻盾システム「トリケロス」をはじめ、他の4機には無い特殊兵装を試験的に装備しており、格闘戦において高い戦闘力を発揮する。 「フェイズシフト装甲(PS装甲)」の採用による高い防御力に加え、新機軸の光学迷彩(光学的ステルス)システム「ミラージュコロイド・ステルス」を搭載する。このシステムの採用のため、ブリッツは機体本体の固定火器を廃し、フレームはX100系標準フレームに特殊機能を加味したX200番台の特殊改装フレームを採用、装甲構成に至るまで最適化がなされている。 初期GAT-Xは人体の動きを忠実に再現することを目的に作られ、本機もまた従来のMSより可動範囲が広い。そして、他の4機同様に大気圏内での飛行能力は持たない。 後に本機の実験機と105ダガーをベースとしたNダガーNが登場している。
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一年戦争終結後、アステロイドベルトの小惑星アクシズに逃げ延びたジオン公国軍残党は、アクシズ内部の施設拡充およびその居住施設モウサの建築に際し、一年戦争時代のMSを作業用に供するとともに、新たな作業機としてガザAとガザBを開発する。のちにアクシズの地球圏への帰還が決定すると、これらガザシリーズを戦闘用に発展させたガザCを主力とする暫定的な軍備増強を図る。この経緯から、ガザCは従来のジオン系MSとは異なる開発コンセプトをもつ。簡易的ながらも可変機能を有するため、第3世代MSに分類される。 アクシズ軍パイロットの練度の問題から、砲撃を中心とする集団戦術(3機編成による編隊行動を遵守)を想定して設計され、高出力ビーム砲のナックルバスターと強化型ジェネレーターが搭載されている。あくまでも支援用であるため、MSとしての運動性と機動性は低く、実際は可変自走砲というべきものであるが、新機軸の運用は期待を上回る成果を挙げている。 コクピットはハイザックと同型のものを頭部に内蔵している。頭部モノアイカメラはほかのジオン系MSよりも大型で、そこに走る十字ラインがシリーズの共通意匠となっている。両前腕部には着脱式のバインダーを装備するが、装着位置の関係から剛性面で問題を抱えている。機体そのものの構造は脆弱で格闘戦には向かず、鹵獲機を検分したエゥーゴの技術者からは、「3回の出撃で機体が分解する」とまで酷評されている。このため、後継機のガザDでは機体強度の向上が、さらにガ・ゾウムでは武装の取り回しを格闘戦向きにするなどの変更がなされている。 生産はグリプス戦役中期に終了し、生産数は250機とも推定300機近くともいわれる。次なる戦い(第一次ネオ・ジオン抗争)に向けて戦力を温存していたアクシズは、グリプス戦役終結時までの期間に多数のガザCを実戦投入する。 標準塗装はピンクとパープルを基調とする。 MA形態 胸部を90度跳ね上げ、腕部バインダーを背面ユニットに沿わせる形で90度回転させ、脚部を180度反転させることでモビルアーマー (MA) 形態をとるが、その航続距離は短い。 MA形態ではナックルバスターとビーム・ガンが一直線上となる。脚部はクローとして敵機を捕捉することができるが、高い効果を挙げてはいない。MA形態時には、機首に設けられたハッチを介してコクピットに搭乗する。脚部で接地し、戦艦の甲板などに降着することで砲台形態をとることも可能。 武装 ビーム・サーベル 両腕バインダーの内側に各1基収納する。出力0.4MW。量産性が最優先されているが、標準的な威力は維持している。 ビーム・ガン MA形態時の機首先端に2門を装備。出力2.3MW。当初はビーム・サーベルとの兼用として開発されるが、生産コスト削減のために射撃のみの機能に限定されている。 ナックル・バスター ジェネレーター直結型の大出力メガ粒子砲。出力6.7MW。右胸から直接生えており、腕を沿えて操作する。右胸部のセンサーとリンクすることで、高精度の射撃が可能となっている。 脚部クロー 脚部が展開し、格闘武器となる。MA形態時でのみ使用可能。もともとはこちらが土木作業用マニピュレーターであった。
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宇宙世紀0088年11月にアナハイム・エレクトロニクス (AE) 社のグラナダ工場が大型艦船シェアの奪取を目論んで建造した、機動戦艦である。モビルスーツ (MS) の運用を念頭において設計されており、一年戦争時に活躍したペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの意匠を強く引き継いでいる。 アーガマに代わるエゥーゴ旗艦として開発され、アーガマの特徴であったMS運用能力を大幅に向上させるため、前方にカタパルトを上方に3基、下方に2基、後方に着艦用デッキを1基装備しており、ΖΖガンダムを3機に分離した状態で同時に発進させることも可能。MS搭載機数は、上下左右サイドデッキには当初は各2機・改修後は各3機、メインデッキは4機。1個MS大隊が運用可能である。UC.0096時の配備定数はリゼル8機およびジェガン5機(予備機を含む)。エンジンブロックから四方に展開した4本のアームは折りたたみ可能な「カウンタースラスター」であり、MSがカタパルト発進した際の反動を打ち消す目的で船体重心から離れた位置に4基装備されている。また、艦中央から左右に伸びる主翼部分は折り畳み式であり、内蔵の太陽光ソーラーパネルからハイパー・メガ粒子砲や、メインエンジンにソーラーエネルギーを供給している。 アーガマでは欠点として挙げられていた火力の不足も、本艦ではハイパー・メガ粒子砲などの多数の火器を装備することで克服している。主砲の操作は三重になっており、砲座・サブブリッジ・ブリッジからのコントロールが可能である。「強襲巡洋艦」だったアーガマ級とは異なり、竣工直後は「機動戦艦」として位置づけられていたが、ロンド・ベルへの編入後には「強襲揚陸艦」となっている。地球連邦軍の「ロンド・ベル」発足の際に行われた部隊編成完結式および観艦式に参加していた、観閲官かつ同隊創設の立役者にして連邦政府高官であるジョン・バウアーが、同隊の実戦部隊として対抗しうるだけの組織への編成を提案・実施した。 宇宙世紀0096年時の乗員数は430名余り。後述のように、『UC』の映像化以降は艦籍番号が設定されている。 宇宙世紀0089年2月、第一次ネオ・ジオン抗争終結後、修復されたΖΖガンダム、Ζガンダム、百式、ガンダムMk-II、メガライダー共々地球連邦軍超機密秘匿扱いとされ、この艦の最終配属先は不明のままという説もあり、ビーチャ・オーレグらは第一次ネオ・ジオン抗争終結後に本艦を貰おうと考えていた。しかし、宇宙世紀0090年3月21日付地球連邦軍・独立新興部隊「ロンド・ベル」の発足と同時に、初代旗艦として編入される。ロンド・ベルの仮旗艦として艦載機部隊の慣熟訓練に携わるが、これは予定されていたラー・カイラム級機動戦艦の就役までの処置であった。 同年、ネオ・ジオン残党軍のポジドン艦隊との交戦によるエンジン被弾の末、アンマンへ撤退する。それについての展開は、ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』で、後にエゥーゴを基盤に結成される地球連邦軍ロンド・ベルの初代旗艦として就役している姿が描かれた。宇宙世紀0092年12月25日以後、ラー・カイラム就役と同時に、旗艦の座を移譲する。 その後もロンド・ベル所属の艦として運用され、宇宙世紀0096年のラプラス事変において活躍した。宇宙世紀0093年3月にはAE社のグラナダ工場にて大規模近代化改修が施されたが、グリプス戦役や第一次ネオ・ジオン抗争時の正規の国防計画を通さずに設計・建造された艦であるため、同型艦の存在しない互換性の無さや取り回しの悪さから艦隊編成には組み込まれず、主に単艦運用(特殊作戦運用)されている。なお、改修時には各部機材をクラップ級に使用されているタイプへ変更しており、推進器周りの形状はクラップ級のそれに近い形に変化した。MS搭載量も増えたうえ、整備運用システムの拡張性が高くなっており、新規MSをスムーズに受け入れ可能となっている。その結果、総合的に機能・性能・外観はホワイトベースに近くなっており、ネオ・ジオン「袖付き」(特にフル・フロンタル)からは「木馬もどき」と呼称される。 搭載しているMSや兵器には、ネェル・アーガマ艦載機であることを示す「NA」のコードが機体に描かれている。
※この「設定解説」の解説は、「ネェル・アーガマ」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:21 UTC 版)
地球連合加盟国の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 初期GAT-Xシリーズ)の1機。 イージスガンダム最大の特徴は、他の機体に採用されたX100番台・X200番台フレームとは根本的に構造が異なるX300番台の可変フレームを採用し、モビルアーマー (MA) への変形機能を有する点にある。 イージスに導入されたMA形態は宇宙空間における高速強襲戦闘で力を発揮する。MA形態は対称の形状となった両手脚を進行方向に伸ばした巡航形態と、その手脚を広げ腹部に装備された580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」の使用を可能とした攻撃形態に分けられ、巡航形態では前面投影面積が小さく、突撃戦法に適する。この巡行形態は推力が後方に集中し高加速が可能なため、MSでは得られない単一方向での最高速度をもたらす。これによって急速接近し、攻撃形態に変形して両手足のクローによって攻撃、または敵MSや艦船を捕捉して腹部のスキュラを零距離から発射して目標を完全に破壊する。また、MS形態は近接戦闘を考慮しており、敵の攻撃を回避し戦う事にも長けている。同時期に開発された他の初期GAT-X4機と同様に大気圏内における飛行能力は持たない。 部隊運用も想定され、他の4機との連携行動における指揮官機として開発されていたため、頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載する等、通信・分析能力がより強化されている。イージスという機体名もこれに由来している。 初期GAT-Xシリーズ5機の中では最高の機動性能と火力を持つものの、直系の量産機や後継機は充実しているとは言い難い。これはイージスガンダムの機体構造の複雑さにあり、生産性・運用面において負担に見合うメリットを見出だせなかった事に起因する。ただし、MS時における手足部分など、同シリーズ機体からのある程度の設計流用等はなされているとした資料もみられるまた、強奪したザフト軍では本機の可変機構を踏襲した核エンジン及びニュートロンジャマーキャンセラー搭載型のMSリジェネレイトが開発され、第1次連合・プラント大戦後「『Destiny』序盤」に開発されたセカンドステージシリーズ5機は本機の影響を受けて全機に何らかの変形機構が導入されるに至っている。連合においても後述の「アクタイオン・プロジェクト」にて再建造された本機がロッソイージスとして改造を施され、ファントムペインに配備された。
※この「設定解説」の解説は、「イージスガンダム」の解説の一部です。
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設定解説 (高機動型)
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MS-14A(もしくはYMS-14)の背部に増速用ブースター・パックを装着した機体。 作中での活躍 スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント「0079ペッシェ・モンターニュ ~序章 命、めぐりあいII~」では、ニュータイプ (NT) の素養があるとされるアシュレイ・ホーン大尉が、ア・バオア・クー防衛戦でNT専用試作機であるブラレロの実戦準備が完了するまでに一時的に搭乗し出撃している。本体の塗装は量産型と同じ。 パーソナルカスタム機 ジョニー・ライデン専用機 『MSV』に登場。「キマイラ」隊隊長ジョニー・ライデン少佐が搭乗する機体。 『MSV』では2種類が設定されており、ひとつは本体の塗装がシャア専用機に酷似し、ブースター・パックは黒とエメラルド・グリーンで塗り分けられており、ブレード・アンテナを装備する。型式番号はYMS-14Bで、B型の1号機とされる。もうひとつはジョニーが以前に搭乗していた高機動型ザクII R-2型と同様のパーソナル・カラーの赤と黒で塗り分けられ(ブースター・パック含む)、ブレード・アンテナは装備されていない。慣熟飛行の完了直後のものと思われるとされ、前者からチューニング終了後に再塗装されたものであろうとしている。『マスターグレード』以降は設定画稿を除きほぼすべて、後者の塗装でブレード・アンテナが装備されている。 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では、宇宙世紀0079年末のキシリア・ザビの直命による「反逆者」シン・マツナガ大尉確保の任に就き、コレヒドール暗礁宙域で同隊の4機のゲルググタイプを相手に善戦するマツナガのザクII FS型を速攻で撃破、脱出したマツナガを捕縛する。その後サイド3宙域で、脱走しゲルググJを得たマツナガに左肩アーマーを損壊されるものの互角の戦いを繰り広げるが、デギン・ザビ公王のロイヤルガードの介入により勝負はつかずに終わる。 漫画『MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、連邦軍ウェイライン隊との交戦で両腕を損失した本機がジル・ブロッケン・フーバーの手によりFSSに秘匿されている。また、ユーマ・ライトニングが属する組織の依頼によりアナハイム・エレクトロニクスが0090年時点の最新鋭の技術と資材によって建造した機体が登場。操縦系もアームレイカー式の最新鋭のものとなっている。ユーマのこだわりから何度もリテイクが出されたという。同年、ユーマがジョニー・ライデンであると確信するレッド・ウェイラインへ譲渡され、レッドが自身の乗機として使用する。 ユーマ・ライトニング専用機 漫画『MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場し、メカニックデザイン企画『MSV-R』で設定が追加された。「キマイラ」隊のユーマ・ライトニング中尉が搭乗する機体。 型式番号はMS-14B、または後述するMS-14BRとされるが、バックパックおよび脚部のコンフォーマルタンクは後述のゲルググキャノン1A型と同型である。頭部形状も大きく異なるが、MS-11時点の部品の流用か、FDE(全機能開発試験機)の部品の使用もしくはレトロフィットと推定されている。訓練時には左腕部にザク・デザートタイプのラッツリバー3連装ミサイルポッドを装備している。カラーリングから当初はロバート・ギリアムの機体と誤認されている。 『ジョニー・ライデンの帰還』では宇宙世紀0090年の連邦系の技術・資材によって建造された機体が登場。U.C0090では機体自体は時代遅れだが、アナハイム製の最新の部品を使う事で現用機と同等以上の性能を持つ。またアナハイム社の部品を使用する事で連邦製の兵器の運用も可能にしている。オリジナル同様ユーマ・ライトニングが搭乗する。またライデン機とともにFSSにオリジナルの機体が秘匿されている。 マッキ・ヴィスコンティ専用機 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』に登場。「キマイラ」隊のマッキ・ヴィスコンティ大尉が搭乗する機体。頭部はユーマ機に近いが細部は異なる。ギャン・クリーガーのビーム・ランスを2本繋げたような大型のツイン・ビーム・ソードを携行し、接近戦を得意とする。シン・マツナガ大尉の確保に参加するが、サイド3宙域ではマツナガのゲルググJに関節部を狙い撃ちされる。 エリク・ブランケ専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム戦記』に登場。デラーズ・フリートが「インビジブル・ナイツ」に提供した機体で、隊長のエリク・ブランケが搭乗する。カラーリングは紫色で、接近戦重視にカスタマイズされている。 ガルド・グレイズ専用機 小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場。ジオン残党組織「ファラク」に所属するガルド・グレイズ中佐が搭乗する機体。海賊「シュテンドウジ」との戦いで右腕を失い、ズゴックEのものに変更される。なお、部下のアズ・バレン少佐とマハガン・レズナー少尉もB型に乗っており、3機とも白を基調に一部蛇のうろこを模した塗装が施されている。 シン・マツナガ専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズ(『ジオンの系譜』以降)、『機動戦士ガンダム戦記』などに登場。しかし、他にシン・マツナガがB型に搭乗した設定はなく、ほぼゲームオリジナルの架空機の扱いとなっている。 黒い三連星専用機 『ギレンの野望』シリーズ(『ジオンの系譜』以降)に登場。の「ifルート」に登場する、ゲームオリジナルの機体。黒と紫色の塗装が施されている。 ギャビー・ハザード専用機 『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』に登場する、ゲームオリジナルの機体。『MSV』に登場するギャビー・ハザードが搭乗する機体。パーソナルカラーの茶と黒で塗装されている。 エリオット・レム専用機 『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』に登場する、ゲームオリジナルの機体。『MSV』に登場するエリオット・レムが搭乗する機体。試製高機動型ザクII(RP型)と同様にオレンジで塗装されている。 マサヤ・ナカガワ専用機 『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』に登場する、ゲームオリジナルの機体。『MSV』に登場するマサヤ・ナカガワが搭乗する機体。パーソナルカラーの茶系で塗装されている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 15:44 UTC 版)
レッドホーンRED HORN番号 EPZ-001(ゼネバス帝国)EZ-004(ガイロス帝国) 所属 ゼネバス帝国ガイロス帝国、突撃隊 分類 スティラコサウルス型恐竜型 ロールアウト ZAC2030年 配備数 3500機(ガイロス帝国軍、ZAC2100年秋時点) 全長 20.8m 全高 7.6m 全幅 7.2m 重量 94t 最高速度 130km/h 乗員人数 3名 武装(旧) 大口径三連電磁突撃砲接近戦用ビーム砲×2連装突撃ビーム砲×2高速キャノン砲×2中口径加速ビーム連装対空砲全天候自己誘導ミサイルランチャー高圧濃硫酸噴射砲グレートランチャー×4発煙弾発射機×4大型赤外線・レーザーサーチライト全天候3Dレーダー高性能前方監視レーダー偵察用カプセル 武装(新) クラッシャーホーン地対地ミサイルポッド対ゾイド3連装リニアキャノン高圧濃硫酸噴射砲80mm地対空2連装ビーム砲TEZ20mmリニアレーザーガン×2AEZ20mmビームガン×2全天候3Dレーダーアンテナ×4複合センサーユニット赤外線レーザーサーチャー 武装(HMM) クラッシャーホーンバイトファング対ゾイド3連装リニアキャノン80mm地対空2連装ビーム砲連装突撃ビーム砲×2地対地ミサイルポッド4連マルチミサイルランチャー×2マルチランチャー×4TEZ20mmリニアレーザーガン×2AEZ20mmビームガン×2高圧濃硫酸噴射砲複合センサーユニット赤外線レーザーサーチャーセンサーユニットレーダーユニット冷却ユニット×2スパイクプレート×4ショック吸収スキッドドライバーズコックピットガンナーコックピット×2ウェポン・プラットホーム 主な搭乗者 ガンビーノ(ヒストリー・オブ・ゾイド)ゼネバス帝国一般兵マクレガーガイロス帝国一般兵レディ・コーラル(バトルストーリー)ロッソ(ゾイド -ZOIDS-) 『ゾイドバトルストーリー』におけるレッドホーン ゼネバス帝国軍が開発した「動く要塞」の異名を持つ重装備・重装甲のスティラコサウルス型大型ゾイド。元来は大人しい気性で、帝国軍パイロットの命令に従い勇敢に戦う。中央大陸戦争初期からの機体としてZAC1980年には既に運用が行われていたが、ZAC2029年のグローバリー三世号不時着後には冒険商人ランドバリーの協力を得て改修措置が施された。また、ZAC2030年にロールアウトしたともされている。 装甲は特殊鋼で作られている。また、機体色の赤い塗装は、あえて目立つ事で敵を威嚇する目的のために施されたものとされている。また、エレクトロニクスも充実し、電子戦に耐用するスペックも持つ。 ゼネバス帝国時代の機体(EPZ-001 レッドホーン)は、中央大陸戦争初期における唯一の対ゴジュラス用ゾイドとされていた。また、対ゴジュラス用兵器として開発され、中央大陸戦争全期を通して帝国装甲師団の中核を担ったゾイドともされている。この時代のレッドホーンは戦力比にしてヘリック共和国軍のビガザウロとは1:10、ゴルドス、ゾイドマンモスとは1:3の優位性を誇るが、ゴジュラスに対しては3:1と劣勢となっていた。ガイロス帝国軍でもダークホーンへ改修されて第一線で運用が続けられた。 ZAC2056年の惑星Zi大異変以降、ガイロス帝国で運用されている機体(EZ-004 レッドホーン)はエンジン・装備に細かい改装が施されている。これはダークホーンに赤い塗装を施し改修したもので、ゼネバス帝国時代の機体とは装甲・出力ともに別物となっている、 発展性を考慮した基礎設計がなされていることから改造機も多く製作された。その完成度の高さは、70年以上に渡って主力ゾイドの座にあり続けていることは驚異的と評されており、全大型ゾイド中、最大の生産台数を誇った。 『ZOIDS concept art』におけるレッドホーン 作中の登場勢力の一つである武装軍事勢力が地球船『G3』から伝来した技術によって改装されたゾイドの中に、レッドホーンが確認できる。また、武装軍事勢力が帝国軍へと切り替わった後は、その主力機とされている。 また、武装軍事勢力時代の主力機として「STYRACOSAURUS」というプロトタイプゾイドも登場している。 詳細は「ZOIDS concept art#登場ゾイド」を参照 『HMM (ハイエンドマスターモデル)』におけるレッドホーン こちらの設定では、ゴジュラスとゴドスの脅威に対抗すべく、対ゴルドス、対マンモス用として開発されていた機体を転用し、対ゾイドゴジュラス用よりも機甲師団の主力として完成したゾイドとしている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 17:53 UTC 版)
民間のネットワークから発展した組織であるリガ・ミリティアが開発した量産機。Vガンダム開発のためのテスト機をベースに量産型として開発された。 元々は連邦傘下の企業がモデルチェンジの候補として開発していたと推察されている。 本機の開発が行われたのは、月のセント・ジョセフ市郊外の地下工場だといわれている。同市はフォン・ブラウン市に次いでルナリアン(月至上主義者)の影響力が強く、連邦政府からの干渉を受けない独自の行政が行われている地域だった。リガ・ミリティアの指導者たちはここを根城として決戦兵器となるMSの自主開発を行っていた。やがて、マルチプル(変形)MSの構想が生まれ、その生産拠点は地球上へも移されることとなった。 しかし、ガンイージの開発スタッフにはサナリィ出身の技術者も含まれていた。サナリィのサイド2支社がザンスカールに接収されている関係上、ザンスカールへの情報漏洩防止のために開発番号の偽装が行なわれた。開発番号がE02とされるのは、内部からの機密漏洩の危険性を考慮し、E01が抹消されたと偽装したためとされる。 ベースとなったテスト機は運用データの収集と生産ラインの試験も兼ねていたため、ジェネレーターは後に開発されたVガンダムと同一のものを使用しており高い出力を持っている。そのため性能は同時期の連邦軍のMSを上回っており、Vガンダム用の装備は大抵使用することができる。一方で実戦的機能を重視したため複雑な変形合体機構は廃され、スタンダードな機体として仕上げられた。そのためコックピットはVガンダムで採用されているコア・ファイターのキャノピー部分がメインモニターとして機能する仕様と異なり、ジェムズガンやジャベリンと同型の全天周囲モニター・リニアシートというオーソドックスなものとなっている。操縦系統はスティックタイプの操縦桿を持つが、TV作画用に全体的にシンプルな形状となったほか、衝撃感知時にエアバッグとして動作する「エアベルト」が装備された。コックピットは非常時に脱出ポッドとして射出される。 また生産性を高めるため可能な限り規格品を使用する前提で設計されており、Vガンダム、V2ガンダムと部品が共用できるように設計されているほか、ジェムズガン、ジャベリンといった連邦側のMSとも一部の部品や装甲の交換が可能となっている。 プロトタイプは2機製作され、各種テストによるデータ収集が行われた。その後プロトタイプの1号機は実戦向けに改修され、固定武装を追加して初期生産型6機と共にリガ・ミリティア初の実戦部隊であるシュラク隊へと引き渡された。その後順次追加生産が進みリガ・ミリティアの各部隊や協力関係にある連邦軍の部隊へと配備されていった。カラーリングはプロトタイプ時点ではガンダリウム合金の素地だったが、正式配備されるとカーキグリーンとネイビーブルーのモノトーンへと変更された。 後に戦場が宇宙に移ると、バックパックを高機動タイプ「ツインテール」に換装する改修が行われ、ガンブラスターとなった。その後、ほとんどの機体がこのタイプへと改修を受けている。 劇中では一定の飛行能力を見せてはいるものの長時間の飛行はできず、長距離移動の際にはセッターのようなサブフライトシステムが必要となる。 武装 バルカン砲 頭部に2門を内蔵。実体弾を発射する。小口径のため、主に牽制やソフトターゲット、ミサイルの迎撃などに用いられた。 ビーム・ライフル / ビーム・ピストル Vガンダムに装備されているものと同一。基本設計はトリガーであるビーム・ピストルを中心に、出力増加バレル、マルチサイト、エネルギーユニットおよびパックといったデバイスから構成される。それぞれ分割が可能な構造で、整備性や生産性の向上に寄与している。ビーム・ピストル単体でも使用可能だが、威力は大きく劣る。 ビーム・サーベル 右肩に1基収納されている。Vガンダムに装備されているものと同程度の出力である。形状はVガンダムに装備されているものと異なり円筒形。 2連マルチランチャー 左肩に装備されている連装ランチャー。実体弾を射出する。主に牽制用で、機体の汎用性をそのままに火力を充実させるために装備された。 ビーム・シールド ビームを面状に展開する防御用装備。発生装置はVガンダムのような内蔵式ではなく、前腕部のハードポイントに取り付けて使用する。 ビーム・バズーカ(メガ・ビーム・バズーカ) 地球連邦で採用されている共用火器。宇宙世紀0120年代にサナリィで設計されたクラスターガンダムで実験的に装備されたメガ・ビーム・バズーカの普及型で、ジェムズガンやジャベリンも使用している。クラスターガンダムによる試験運用の後、宇宙世紀0120年代後半に地球連邦軍が制式採用した武装である。基本性能の高さと安定した信頼性から、採用から30年近く経過したU.C.0150年代においても第一線で使用されており、ジャベリンやジェムズガン等の地球連邦軍の機体も使用する一般的なものである。宇宙世紀0150年代において生産はアナハイム・エレクトロニクスで行われている。リガ・ミリティアが使用するものは同一の外観だが、エネルギーコネクタ及びエネルギーパックに独自の改良が施され、ハードポイントのコネクタ部分が改良されており、またエネルギーパックの容量も改善している。腰部ハードポイントに懸架・装備可能。ガンイージで使用しているビーム・バズーカは濃いグレー地に白の塗装が施された旧塗装タイプと呼ばれるものとなっている。 オーバーハングキャノン Vガンダム用の強化デバイス。バックパックへの装備は不能だが、携行武器としての使用は可能。 ハードポイント 連邦軍仕様のものとは異なり、武器を懸架するだけでなく、懸架した兵器へのエネルギー供給も行える。サイドアーマーに縦二つのハードポイントを備えた機体も存在する。腕部と腰部と脚部にハードポイントを持つ機体もあるが、腰部と脚部にハードポイントが見受けられないのはハードポイントカバーを付けているためという説がある[要出典]。 1/100ガンブラスターのプラモデルでは、玩具オリジナルのボーナス機能としてF90シリーズと共通のハードポイントがいくつか追加されており、組立説明書に取り付け例の写真が掲載されている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 10:15 UTC 版)
地球連合所属国家の1つである大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(初期GAT-Xシリーズ)の1機。GAT-X102デュエル、GAT-X103バスターと同系列のX100系フレームを基本骨格に採用。四肢の分散処理比重が他の機体よりも高められたため、運動性も向上した。5機の中では最後発の機体であり、異形式のフレームを持つブリッツやイージスからのフィードバックも行われ、5機中最も洗練された機体と言える。 最大の特徴は、独自の装備換装機構「ストライカーパックシステム」である。このシステムは、各戦況に適したバックパックやそのほかの装備を適宜換装することで、1機で他の初期GAT-Xシリーズの機体と同等かそれ以上の性能を付加することを目的としている。これは任務によって装備を変更するため、余分なウェイトの軽減にも働いた。また各ストライカーには機体の予備電源を兼ねたバッテリーが内蔵されており、戦闘中に母艦から射出されたストライカーパックを換装することによって、後方で補給を受けず瞬時に戦線復帰することが可能である。キラ・ヤマトの搭乗機は大型可変翼・スラスターで運動性を高めた上でライフル・シールド・サーベルで汎用性の高い戦闘を行う「エールストライカー」、近接格闘戦用に巨大剣を持つ「ソードストライカー」、遠距離砲撃戦用に大威力砲を運用する「ランチャーストライカー」の3種を状況に合わせて使用していた。物語前半ではこれによりキラ・ヤマトが様々な戦績を上げた。この機体はC.E.71年4月17日にイージスと交戦した際に中破して放棄され、戦地の近郊に位置したオーブにより回収される。この折にオーブはストライクを自軍の戦力化すべく修復し、稼働率を高めるために潤沢な予備パーツを一式製造した。さらに、OSはナチュラル用のものへと仕様変更。物語後半でムウ・ラ・フラガも搭乗することとなる。 本機に採用された「ストライカーパックシステム」は後に地球連合軍のダガーシリーズ、ザフト軍のザクシリーズをはじめとした量産機に加え、セカンドステージシリーズのインパルス、ライブラリアンの再生機などにオプション兵装としての新たな設計思想を確立させることには、大きな影響を与えた。直系の量産型としては地球連合軍において105ダガー、及びそれを省略化したストライクダガーが生産されている。オーブ軍のM1アストレイもバックパック構造に、本機のエールストライカーの影響を受けている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 10:16 UTC 版)
地球連合加盟国の一つ大西洋連邦が、中立国家オーブ連合首長国の公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源宇宙コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作MS(G兵器 / 初期GAT-Xシリーズ)の一機。骨格となるフレームにはストライクガンダムやデュエルガンダムと同じ汎用型のX100系を採用。人体の動きを忠実に再現することを目的に作られ、従来のMSより可動範囲が広い。額部にはセンサーを保護するガードが装着されている。 遠距離からの支援砲撃を目的とし、特性の異なる2挺の大型携行砲を装備する。砲の連射による短時間でのフェイズシフトダウンを避けるため、専用のサブジェネレーターを各砲に別個搭載している。さらには、両膝にも予備電源が設置されており、砲の使用による運用時間短縮を抑えている。 発砲時はバックパックの左右に懸架された砲を切り離し、腰部に連結されたサブアームを軸に脇に抱えて保持する。遠距離戦を想定したことからシールドや近接戦用の武装を持たず、僚機の支援を前提に運用される。しかしながら、本機は2挺の砲の連結とその組み換えによって遠近両レンジをカバーしているほか、X100系フレームやバックパックのスラスターによりMSならではの高い機動性を発揮。近距離戦闘においても十分な戦闘能力を持つことが実戦において証明されている。 量産機として、バスターダガーが存在する。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 05:22 UTC 版)
ブレードライガーBLADE LIGER番号 RZ-028 所属 ヘリック共和国 ロールアウト ZAC2100年 配備台数 100機(ZAC2100年秋時点) 分類 ライオン型 全長 25.9m 全高 12.2m 重量 124.0t 最高速度 305km/h 乗員人数 2名 武装 レーザーサーベル×2ストライククロー×4Eシールドジェネレーターマルチブレードアンテナ×2ロケットブースターレーザーブレード×2パルスレーザーガン×2AZ2連装ショックカノン3Dデュアルセンサーコンプリッションリフリジェレイター×4 主な搭乗者 アーサー・ボーグマン(バトルストーリー) 『ゾイドバトルストーリー』におけるブレードライガー シールドライガーをベースに開発されたヘリック共和国軍のオーガノイドシステム(以下OS)搭載ゾイド。「獣王」の異名を持つ。 当時の共和国技術陣は軍事予算を削減されていたことと、OS解析の出遅れからガイロス帝国軍のジェノザウラーのような新規設計では配備が間に合わない事情から、シールドライガーを母体としている。OSの効果で機体各部の性能及び金属細胞の再生力も大幅な向上を果たしており、レーザーブレード等これまで実弾を中心とした共和国ゾイドにおいて新機軸の兵装を実験的に採用している。その一方で、OSの副作用による凶暴化により極一部のエースパイロットにしか扱えない機体となった。そのため、後にジェノザウラー同様にOS出力を引き下げて安定性を高めた量産型が配備されている。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』、『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』におけるブレードライガー 大破した主人公バン・フライハイトのシールドライガーがオーガノイド・ジークの力で再生・進化したゾイドとして扱われる。詳細は#ブレードライガーBSを参照。 同作と時系列の続編となる『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』では赤い個体のブレードライガー(詳細は#ブレードライガーLSを参照)が登場するが、相関性は不明。 漫画『機獣新世紀ZOIDS』におけるブレードライガー こちらも大破したバンのシールドライガー(シーザー)から進化したゾイドとなっているが、作中のアイテムであるシャドーキーやウェンディーヌを介する違いがある。こちらも詳細は#ブレードライガーBSを参照。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるブレードライガー ジェノザウラーとの戦いで破壊されたバンのシールドライガーを回収した共和国軍が新型ライガー用の試作パーツによる修理と改造を施して生み出した機体とされ、この機体をバンがアーリーモデルとして操縦して活躍した後、それを元に共和国軍が生産した機体がアーサーをはじめとしたエースパイロットに配備されたという同アニメの展開とは異なる説明がなされている。一方で、2009年12月発売「HMM-016 RZ-028 ブレードライガーAB バン仕様」の解説においては、同じくジェノザウラーに破壊されたゾイドコアにフィーネとジークが融合し、以前共和国基地で整備された時に取り込んだ設計段階のブレードライガーのデータからその体を再構築して再生を果たしたものとしている。また、「リパッケージVer」では、シールドライガーにオーガノイドシステムを導入した改造計画機という『公式ファンブック2』の内容に加え、キングライガーのコンセプトを取り入れたゾイドとする説明となっている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 00:24 UTC 版)
一年戦争時、ガンキャノンの量産型という位置づけで開発された。その名称と外観からジムのバリエーションと位置づけられることが多いが、ガンキャノンの量産化プランはガンダムの量産化(ジム)と最初から別に進行しており、その延長線上にあるのが本機である。本来はガンキャノンの設計に若干の手直しを加える程度で量産する予定だったが、戦時下の状況を考慮し、先行していたジムの生産ラインを流用する形で設計を変更して試行錯誤を重ね、簡易量産型ともいえる形態となった。ジムとの部品共有度は60%で、切り欠きの入った右肩部にガンキャノンと同じ口径の高初速型ロケット砲1門を、脚部に左右分割方式の増加装甲をそれぞれ取り付けることにより、地上戦での安定性を保っている。 終戦までにジャブロー工廠にて48機(58機とする資料もある)が生産され、全機が実戦参加しているという。その内訳はティアンムおよびレビル宇宙艦隊へは14機、北米戦線へは6機、アフリカ戦線には19機配備、9機はジャブロー防衛用に残されたと記録されている。それ以外にも、オーストラリア戦線で3機が確認されている。機動部隊に随伴して中距離支援を役割とすることで、MSパイロットとしての練度が低い元戦車兵などでも比較的運用しやすく、物量戦に適した機体となっている。 一年戦争中の特筆すべき戦果としては、北米方面に配備された機体がある。反攻作戦開始後から約1か月後に投入された本機はノーマルタイプのジムとの混成部隊を成し、キャリフォルニアベースを奪還した。この北米方面配備機は冬季迷彩を施した姿が知られているが、これはキャリフォルニアベース奪還後から終戦まで使用されたパターンである。また、アフリカ戦線における多くの機体はサンドカラーに塗装されていたが、その中でも「踊る黒い死神」ことリド・ウォルフ少佐の乗機として、他機とは異なる黒いパーソナルカラーの機体も知られている。だが、ウォルフが本格的なMSパイロットとして頭角を著すのは、この機体からRX-77Dに乗り継いだ後である。一方、宇宙軍ではソーラ・レイによるレビル艦隊の壊滅で多数の機体が失われたこともあり、地上ほどの特筆すべき目立った活躍は見込めなかったが、宇宙軍第二連合艦隊所属の「不死身の第四小隊」に配備された機体などは知られている。生産数の割にカラーバリエーションが豊富なのも本機の特徴であり、各地でさまざまなパターンが確認されている。 戦後にはリニア・シート方式への換装などの近代化改修を受け、ジャブロー防衛の任に就いている。ただ、この機体が一年戦争期にジャブローに配備された機体か、戦後に量産された機体かは不明である。武装もジムII用のビームライフルを使用しており、その中の機体は何らかの経緯を経て連邦軍に編入された元ジオン軍のキラービー隊に配備されたもので、MS-06Dとの混成部隊を編成していたという。一部の資料にはこの機体にティターンズのマーキングが確認できる[要出典]が、すでに事実上放棄されて空き家となったジャブローに捨て駒として置き去りにされていたに過ぎない。 なお、このジム・キャノンに続き、大戦末期にはより本来の量産化プランに近い形でRX-77D 量産型ガンキャノンなる機体もロールアウトしている。ジム系列の生産ラインを流用していたことに変化はないが、ガンキャノンに匹敵する高い性能を達成していた。大戦も後期にジムの大量生産を経て、いわゆる量産効果によってMS生産に携わる関連企業の技術力や生産力が底上げされた結果、こういった機体の量産が実現したのだという評論もある[要出典]。しかし、この時点でもまだ量産検討モデルの段階に過ぎず、ジム・キャノンIIなど戦後の機体へさらに繋がっていくこととなる。 劇中での活躍 テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第12話「ジャブローの風」において、連邦軍基地ジャブローを襲撃するエゥーゴのMS部隊に対して応戦している姿が描かれている。なお、通常型のジムIIと区別するため、頭部が赤く塗装されていた。 一年戦争中の映像作品には、OVA『機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル』に登場する。ア・バオア・クー攻略戦に参加しているが、補給中にモビルアーマーのビグロに襲撃されて撃破されるなど、活躍シーンは描かれなかった。 ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』では、プレイヤーに配備された機体として登場する。当機を受領したホワイト・ディンゴ隊はオーストラリア反攻作戦で高い戦果を挙げたとされる。なお、この機体はホワイト・ディンゴ隊の部隊色である灰色に塗装されており、シールドを装備している。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy』では、オデッサ作戦直前の北米戦線に数機が登場する。 設定の変遷 本機はMS-06Rなどと同様、別の媒体で創作されて設定されていたメカニックが、『MSV』として統合されてコンテンツ展開される際に設定が追加されたものである。 画稿の初出は1981年8月5日発行の『TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック(3)』で、「GM試作タイプ」の名称で掲載。1982年1月発行の『講談社のポケットカード(8) 機動戦士ガンダム モビルスーツカード』には、「GMキャノン試作タイプ」の名称で収録。 型式番号「RGC-80」の初出は1981年9月22日発行の『ガンダムセンチュリー』。 MSV展開以前の資料には、「安定性の問題により量産されなかった」、「問題点の改良中に終戦を迎え、実戦参加しなかった」、「1号機が最終組み立てライン上にある間に終戦となって実戦配備されなかった」、などとされていた。背面形状などの詳細、量産化後の活躍に関しても、『HOW TO BUILD GUNDAM 2』(ホビージャパン、1982年)にて後に『MSV』の設定に携わるストリームベースのメンバー高橋昌也はアフリカ戦線とノルマンディー上陸作戦をモチーフとして模型作例を発表したが、背面形状は製作記事中の描写も写真撮影もされず、機体に関して「量産化されることはないだろう」と記している[要ページ番号]。
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当初からモビルスーツ (MS) の運用を考慮して設計された巡洋艦であり、それまでの連邦軍の同系艦にくらべて全体的な能力のバランスがよいとされる。同時期に建造されたラー・カイラム級(カイラム級)戦艦と設計思想を同じくしており、そのまま小型化したような外観をもっている。中央部と両舷のエンジン・ブロックに推進機関を搭載、ブロック直下に放熱板を配するというレイアウトも共通している。構造や部材の互換性も高く、ブリッジは上部のアンテナが1本(カイラム級は2本)であることを除けばまったく同じ構造であり、戦闘ブリッジも備えている。 主砲はカイラム級とほぼ同型の2連装メガ粒子砲塔を両舷に2門装備。艦首にはミサイル発射管6門、ブリッジ後方に8連装ミサイル・ランチャーを後ろ向きに装備している。対空機銃はおもに単装砲が採用されており、カイラム級と同型のブリッジ側面に装備された2門のみ連装砲となっている。 MSの搭載数は不明であるが、劇中では少なくとも4機の搭載が確認できる(劇中での活躍を参照)。また、小説版『機動戦士ガンダムUC』ではリディ・マーセナスがクラップ級「キャロット」のMS搭載数を「確か6機」としている。標準の艦体色はグレーを基調にカタパルトとプロペラントタンクがオレンジ、推進器周縁が赤で塗り分けられている。
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「ムラサメ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
M1アストレイの後継主力機として開発されたオーブ軍の空戦用可変モビルスーツ。 ウズミ政権の中立宣言以来、オーブは中立国としての立場を堅持し、その戦力は外征軍としてではなく、あくまで本土・沿岸水域防衛のためのものとして整備されていた。しかし、C.E.71年6月に地球連合との戦いに敗れて一時主権を失って以降、オーブ国防軍の軍事政策に変化が起きる。すなわち、攻め寄せる敵軍を眼前に迎えて本土籠城戦に徹するのではなく、外洋型攻撃戦力によって敵軍を本土接近前に叩く積極防衛に転換し、艦船やMSにも制圧力が求められるようになった。このドクトリンからすると、従来オーブが整備してきた沿海水域防衛用の艦隊編成と、航続距離と速度の不足した飛行MS M1アストレイ・シュライクでは、制圧力不足であった。こうして、外征能力を持つ大型航空母艦「タケミカズチ」とともに固定翼戦闘攻撃機の能力を併せ持つ可変MS「ムラサメ」が開発されることになったのである。MS形態に関してはM1アストレイの陸戦能力を受け継ぐ機体として設計された。また、航空機である飛行形態は空中での旋廻性能に優れた特性を持つ。 その飛行能力は機体が軽量であることやMA形態への変形機構を有することから、機動性、加速能力、航続距離などあらゆる点においてかなり高いレベルを獲得しており、可変機としては連合・ザフト双方の機体と比較してもトップクラスの性能を誇る。また、国土の防衛が目的であるが汎用性も考慮されており、宇宙空間での運用も可能である。武装はビームライフルやビームサーベルなどの基本装備のほか、MA形態時用のビーム砲や空対空ミサイルを備えている。さらに、主翼のハードポイントには連合のジェットストライカーと同規格の対艦ミサイルを装備可能としている。
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連邦軍によってRX-78 ガンダムの後継機として開発された機体。3機が試作されたとする資料の他、4号機の存在に言及した資料もある。なお、型番の「RX-178」の日本語表音は「あーるえっくすいちななはち」と読む。 開発はティターンズ主導で行われ、U.C.0085年にスタート。ジャミトフ・ハイマンの意向によって旧ジオン公国系の技術者は外され、地球連邦系技術者の選りすぐりで開発が行われた。開発主査はフランクリン・ビダン大尉が務め、U.C.0087年1月20日に完成。 本機は対外的にはティターンズのフラグシップ機として開発された。その意義は戦術兵器としてのそれに留まらず、アースノイドのスペースノイドに対する示威の象徴でもあった。ゆえにその完成式典に際しガンダムMk-IIは、ティターンズ側をして「我々の、我々による、我々のためのガンダム」と称されたのである。また、主にスペースコロニー内部での戦闘を想定した設計となっている。 MS用新素材の研究が進まなかったため、装甲やフレームに旧来の「チタン合金セラミック複合材」を用いるなど、技術的に旧式な部分も少なくないが、全身にムーバブルフレームを採用した初の機体である。脚部の可動部の露出が目立つのは、ビーム兵器を効果的に防御できる装甲が存在しない以上、重装甲化によって機体重量の増加を招くよりも、軽量化によって機動力を向上させ、被弾率を低下させるという当時主流となっていた設計思想にもとづいている。 同時期の機体に存在したエネルギーサプライシステムはエネルギーCAP実装と、構造の複雑化を避けるため廃止された。バックパックには4基のメインスラスターに加え、ビーム・サーベルホルダーを兼ねたフレキシブルバーニアスラスターを装備する。このスラスターを開発するにあたってタキム重工のトップエンジニアを技術士官として招聘するなど、破格の待遇で集められた。。また、脚部のムーバブルフレームは構造的に柔軟性を有してはいたが、構造材の強度に問題があったため、瞬発的な外力に対し剛性が不足していたとされる。このムーバブルフレームは合計6回に渡る設計変更が行われたが、問題点を解決するには至らなかった。 U.C.0087年3月2日、サイド7グリーンノア1内での運用試験中にフランクリンの息子カミーユ・ビダンにより奪取され、そのままエゥーゴに捕獲される。その後は紆余曲折あったものの、結局はティターンズ所属のエマ・シーンの離反により、3機がエゥーゴの手に渡る。4号機はMk-II強奪事件以前にグリーンノア1内で実施された高速機動試験中に墜落事故を起こしたとされる。 ムーバブルフレームをはじめとする本機のデータはΖガンダムなどの可変MSの開発に大きく貢献した。最終装甲を交換する事で各種戦闘に対応可能な設計となっていたが、エゥーゴによる奪取後は生産ラインに乗せるに足る機体ではないと判断され、再調整を行い3機分のパーツから1機を運用した。また、地球連邦軍(エゥーゴ、カラバ)はジムIIIに設計の一部を取り入れている。
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小惑星アクシズに逃げ延びたジオン公国軍残党(ネオ・ジオン軍)が、一年戦争時のNT専用MA「エルメス」の発展機として開発した機体。機体名は地母神のキュベレーに由来する。 開発は一年戦争後にアクシズへと身を寄せた、元フラナガン機関関係者が主導となっておこなわれている。開発時には「エルメス2」のコードネームがつけられ、複数の試作機を経て5年の歳月をかけて完成した。MSに搭載可能なサイズにまで小型化されたサイコミュ機器を搭載し、同じくエルメスのビットを小型化した遠隔誘導オールレンジ攻撃端末「ファンネル」の運用を可能としている。さらに、機体制御そのものもサイコミュによっておこなうことが可能とされるが、劇中でパイロットは操縦桿を握っており、完全ではなくパイロットの手足によるものも併用されるようだともいわれる。 外観の大きな特徴である肩部に計4枚設置されたフレキシブル・バインダーは、各3基のメインスラスターを内蔵しており、これにより機体機動のほとんどをおこなうほか、AMBAC作動肢としても機能する。高速巡航時は、バインダー内部に両腕を収納する。 バインダーはシールドとしての機能も有しており、機体を覆って防護姿勢を取ることもできる。しかしリック・ディアスや百式などに見られるようなアタッチメント式ではなく、機体本体の延長であるためパイロットの操作で本体から任意に切り離す機能はない。また、装甲の表面には高品質の耐ビーム・コーティングが施されており、通常のビームであればほぼ防ぎ切ることが可能とされる。また、上半身と下半身でエネルギー系統が分かれており、下半身は上半身のものとは別にジェネレーターとプロペラントを持っているため、上半身のエネルギーをすべて消費した場合でも戦闘継続が可能である。 本機のサイコミュを稼動させ最大限に運用するためには高いニュータイプ能力が必要不可欠であった。そのため、実質的なハマーン・カーン専用機としてネオ・ジオン軍を象徴するフラッグシップ機を務め、グリプス戦役〜第一次ネオ・ジオン抗争を通して随一の戦闘性能を発揮した。新機体が続々開発される中でも、最後までハマーンがこの機体を使い続けたのは、本機体のニュータイプ専用機としての圧倒的な性能ゆえであった。また、機体は性能に比して構造が単純化されており、保守や整備が容易となっていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 05:45 UTC 版)
型式番号:ZGMF-XX09T。コンペティションに出品されたオリジナル仕様の機体。ファクトリーで生産された機体と違い、通常の実体シールドを装備している。また、専用パック「ナイトウィザード」を装備する。
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ウルトラザウルスULTRA SAURUS番号 RBOZ-005(旧)RZ-037(新) 所属 ヘリック共和国 分類 恐竜型ウルトラサウルス型 ロールアウト ZAC2037年 全長 50.0m 全高 27.5m 全幅 14.1m 重量 507.0t 最高速度 地上 50km/h水上 47ノット 乗員人数 8名14名 設計者 ハーバート・リー・チェスター教授 主な搭乗員 ヨハン・エリクソン(バトルストーリー)ケプラー大佐(バトルストーリー)チャンス・ギルバート中佐 武装(旧) 36cm高速キャノン砲×440mm連装対空砲×2小口径対空ビーム砲×6対空ビーム砲×2魚雷発射管×48連ミサイルランチャーミサイルポッド×2連装対空ミサイル×2サーチライト×2対空レーダー通信アンテナカタパルト×3搭載機×3 武装(新) ハイパーキラーバイトファング360mmリニアキャノン×4AAZ100mm2連装ビームガン×2AAZ90mm3連装パルスレーザーガン×2AAZ120mmビームキャノン×28連装ミサイルランチャーAZ6連装ハイマニューバーミサイルポッド×2AAZマニューバーミサイル×4レーダー×2通信アンテナビークル用カタパルトハイドロジェット×2 『ゾイドバトルストーリー』におけるウルトラザウルス ヘリック共和国軍のウルトラサウルス型ゾイド。設計担当者はヘリック共和国の科学者であるハーバート・リー・チェスター教授。ZAC2035年から開発がスタートし、ZAC2037年にロールアウト。共和国全軍を束ねる戦闘司令旗艦としての能力を持ち合わせる。 主兵装はリニアキャノンやミサイルポッドといった火器類。腹部には乗員居住スペースが存在し、24ゾイドを搭載する母艦機能も有する。加えて、ペガサロスクラスのゾイドなら3機まで積載可能。頭部には高速バトルコンピューターが搭載され、戦闘状況の分析から部隊のフォーメーション指示まで行う。火力・通信能力が充実した多機能な機体だが、通信士や操縦、火器担当のパイロットを分担する事によって負担は軽減されている。 戦力比ではサーベルタイガーと1:5、アイアンコングと1:4、レッドホーンと1:10の優位性を誇り、デスザウラーが登場するまでは無敵のゾイドであった。 弱点としては巨体故の鈍重さと高速ゾイドとの格闘戦が苦手な事が挙げられる。陸上での速力は最高50km/hだが、水上では47ノットを発揮し、陸上戦よりも水上作戦の方を得意としている。 量産体制も敷かれていたが、ZAC2056年惑星Zi大異変によってその殆ど絶滅し、配備されていたのは大統領専用機1機のみとなった。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるウルトラザウルス こちらの設定では、発掘されたものを共和国軍が再稼働させたゾイドとして扱われる。詳細は#ウルトラザウルスMoSを参照。
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木星帰りのニュータイプ、パプテマス・シロッコが来るべきエゥーゴ・アクシズとの最終決戦に臨むべく、巨大輸送船ジュピトリス工廠にて開発を行ったPMXシリーズMSの4番目の機体。重MSに位置付けられる。 設計者であるシロッコ自身の専用機として開発したワンオフのMSであり、管制システムには独自開発のバイオセンサーが導入されている。これはZガンダムなどに搭載されたAE製のバイオセンサーと同名であるが、開発経緯はまったく異なっており、似て非なるものとされる。 ビット兵器に代表される遠隔誘導端末の制御機能を有してはないが、感応波の増幅並びに追従性能向上に対する効果は大きく、機体制御の補佐システムとして優秀な性能を有している。なお、シロッコがコックピット内でもノーマルスーツを着用しないのは、本機のインターフェイスを完全に稼働させるためである。 頭頂部にはマルチプルライトプロジェクターを装備する。十字状の可視光線を照射できる。これはミノフスキー粒子の影響を受けずに使用可能。 機体背部には加速用のスラスターを持ち、MAを凌駕する推力をもたらす、さらに全身の装甲上には50基もの姿勢制御用スラスターが配されており、機体の運動性は高い。各スラスターはあらゆるベクトルに対応しており、MSよりもMAに近い特性を持つ。本機のボディユニットはこれらのスラスターとプロペラントタンクの集合体からなる。 本機はMS1機を凌駕する大出力のジェネレーターと強固な装甲を持つ。空間戦闘用に特化されており、脚部や各部の装甲は、一般的なMSのそれとは構造が大きく異なり、スラスターとカウンターウェイトの機能を統合した複合的な機動ユニットとして設計されている。本機の脚部モジュールは1Gでの歩行脚としての機能も有するが、スラスターや装甲の特性からランディングギアとしての意味合いが強い。 武装面ではビーム・ライフルおよびビーム・ソードを携行するのみであり、グリプス戦役末期のMSとしては比較的簡素な仕様となっている。これらの武装をより有効に活用すべく、通常の腕以外に独立したサブ・マニピュレーター(隠し腕)を腰部フロントスカートに内蔵する。通常のマニピュレーターと同様のエネルギーサプライシステムを持ち、武装の携行とビーム・ソードのドライブが可能。 機体名は神の意思を表す。
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U.C.0080年10月13日に施行された「連邦軍再建計画」に基いて開発された機体。RGM-79 ジムの派生機の一つとして、一年戦争終結後に製造された。設計の折にはRGM-79SCやRGM-79G、RGM-79GS、ガンダムNT-1などの技術も反映されている。とりわけ、ガンダムNT-1とは基本設計やパーツ規格までもが共通化されており、開発は同機を担当したオーガスタ基地にて行われた。 従来のジムと比較してアポジモーターや出力の強化が行われており、関節部にはマグネットコーティングも施されているほか、ジェネレーターはタキム社製の高出力モデルが採用されている。 デラーズ紛争前後の連邦製量産機としては最上位機として位置付けられているが、突出した面の少ない無難な機体特性を持っており、本機の評価を端的に表現すれば「特長がないのが特徴」とも揶揄される。性能に比例して製造コストも高かったため、実際の配備は少数のエース級パイロットのみにとどまった。しかしながら、後年においてもエゥーゴなどの部隊で運用されており、コクピットシートなどに改良を施した機体も存在している。機体カラーは部隊ごとに異なり、アルビオン配属機は全体がブルーグレー、グレイファントム配属機は青系基調、連邦軍標準機はRGM-79に準ずるもの、エゥーゴ所属機は同軍のジムIIと同様である。 デラーズ紛争後は生産ラインが特殊部隊ティターンズの管理下に置かれ、若干の設計変更と共に黒と濃紺(ティターンズカラー)に塗装されたジム・クゥエルの生産に切り替えられた。
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「ガンダム[ケストレル]」の記事における「設定解説」の解説
ティターンズ所属の女性強化兵士ロスヴァイセの専用機として、オークランド研究所が設計・開発した機体(この時の開発コードは「グリンブルスティ」)。しかし、宇宙での機動試験中に輸送船ごとエゥーゴに鹵獲(実態はオークランド研内の親エゥーゴ派による譲渡であり、それに伴って機体の開発データや計画そのものは研究所のデータベースから削除されている)され、アナハイム・エレクトロニクス管理のラビアンローズ級自走ドック艦「ロサ・ギガンティア」にて稼動試験が行なわれた。 本機は3基のジェネレーターとそれに直結した高出力の推進器を搭載した高機動型だが、本来は強化人間用であるため、その苛烈な機動Gは一般パイロットの耐G能力を軽く超えていた。試験では、鹵獲前も含めて3人のテストパイロットが交代で搭乗したが、エゥーゴ側のテストパイロットは誰一人としてこの機体を乗りこなせず、「欠陥機」「自殺装置」などと低評価を下される。その後、4人目のパイロットで先天的に高い耐G能力を持つヴァン・アシリアイノの操縦によって、本来の性能を発揮できるようになったため、実戦配備された。なお、2人目のパイロットであるエーヴィ・アルヴァの起こした事故によって頭部や肩・膝などが損傷したため、これらの部分は機体の出自を隠す目的も兼ねてワグテイルの外装を参考に鹵獲時と形状の異なる新規部品で修理され、姿勢制御系もワグテイルのデータを元にアップデートが行われている。 機体色も同様にティターンズカラーからワグテイルを参考に白と青を基調としたものに塗り替えられた(これはカラバからエゥーゴに転向したロープスのリクエストでもある)。また、改修後暫くはペットネームも決まっていなかったが、実戦配備後にソウイチ・オビノの考案により、「ケストレル」の名称が与えられた。
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「アーガマ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
アーガマ級強襲用宇宙巡洋艦の1番艦。ホワイトベースを参考に建造され、モビルスーツ(MS)の搭載・運用能力を重視している。艦名は、エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラ准将は「ホワイトベースII」を希望するが、出資者であるアナハイム・エレクトロニクス会長メラニー・ヒュー・カーバインにより「アーガマ」と命名される。また、建造には木星船団用の名目の予算も流用されている。 MS運用能力 MSは8機搭載可能。2層式のMSデッキを持ち、開放型のカタパルトデッキを両舷に1基ずつ有している。艦内デッキにおいて整備なども可能で、巡洋艦としては異例ともいえる、高いMS運用能力を持つ。また、船体下部には下層デッキと繋がった小型機用ハッチがあり、レコア・ロンドがジャブロー潜入作戦時に搭乗した大気圏再突入用カプセルはここから発進した。 武装 主砲 - 前部上面中央に1門、前部下面左右に1門ずつ、後部上面中央に1門の計4門。砲塔の大きさに比較して砲身がかなり長いのが特徴。 副砲 - 4門。主砲下部に砲身らしきものがあり、これが副砲ともいわれるが詳細は不明。 メガ粒子砲 - 左右1門ずつ、計2門。普段はシャッターで格納されている。ホワイトベース同様、砲身は装甲がなくむき出し状態だが、連装砲ではなく単装砲になっている。後にハイパー・メガ粒子砲へ改修された。 ミサイルランチャー - ブリッジ後部に1基。 防空火器類 - 当初は無かったが、2回目の改修で対空レーザー砲が装備された。 居住ブロック 居住ブロックは船体の外部に設置され、非戦闘時には専用アームで延ばして船体を中心に回転させることで、遠心力による擬似重力を発生させるという特徴を持ち、居住性を高めている。また、戦闘時には艦中心部に対する盾の役割も果たす。ブリッジの首にあたる部分も戦闘時は被弾率軽減のために船体へ引き込まれる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 06:55 UTC 版)
連邦軍の「RX計画」(のちに「V作戦」に統合)で最初に開発されたMS。ジオン公国軍から極秘に入手したMSの断片的な情報をもとに開発される。対MS用重戦車であるRTX-44をベースとしており、2足歩行システムの実用化以前でもあったため、脚部をもたず無限軌道で走行する。武装も長距離攻撃・長距離支援用の火器を有する。 メイン・エンジンとして下半身にタキム重工製のNC-4熱核反応炉を搭載するが、8,000馬力の原子炉とガスタービンのハイブリッドとする説や、MSの核融合炉搭載に失敗した場合を想定したガスタービン・エンジンと燃料電池とする説など、動力については諸説ある。いずれにせよ、出力不足からビーム兵器は使用できない。 当初は4機が製造されており、2号機以降はコア・ブロック・システムが導入され、MSとして分類される。腹部のコア・ブロックのほかに、頭部にも砲撃手用のコックピットをもつが、コア・ブロック側からすべてをコントロールすることも可能。その後2回の改修を受け、最終型の型式番号はRX-75-4とされる。機動性や近接戦闘能力の低さから、量産は不適当と判断され、計8機で製造が中止されるが、MSという認識からコア・ブロック・システムを廃して再度重戦車に立ち返ったガンタンクIIとして再設計される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 00:04 UTC 版)
宇宙世紀0064年(一説によれば0063年11月4日)父テム・レイと母カマリア・レイの一人息子として生まれる。日系人であり、生誕から幼少まで過ごした地域は日本の山陰地方(テレビアニメ版設定)、あるいはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の太平洋沿岸地域の町プリンスルパート(劇場版設定、ここからアングロサクソン系とする資料もある)、メキシコ北部のロサリトまたは鳥取県(『THE ORIGIN』設定)などがある。好物はハンバーガー。趣味は機械いじり。茶色の縮毛が特徴で、続編でも受け継がれている。 幼い頃に母と離別し父と共に宇宙へ移民。このとき、母ではなく父についていった心境については、富野が後年にアニメ『ファースト・ガンダム』そのもののダイジェスト版として著した小説『密会〜アムロとララァ』において、母を間男にとられながらも何も言えない父に対して「父さんは、情けない男だ……」と感じつつも、同時に自分がついていなければ父親がダメになるだろう、と感じていたという子心があったことが語られている。 宇宙のどこで暮らしていたかは定かではないが、サイドを転々としていたと言われる。『THE ORIGIN』の設定では、父の赴任先であるグラナダ、サイド6、そしてサイド7と転居を繰り返したとされる。 父が仕事で家を空けることが多いため、自宅では1人で過ごすことが多く、コンピューターや機械いじりが好きな内向的傾向を有するものの、連邦の新型MSを開発する技術者としての父の存在のおかげで、“ふつうの少年”としての自尊心をはぐくめていた。内向的性格の表れとして爪を噛む癖が指摘されており、成人した宇宙世紀0087年の時点でもこの癖は直っていない。また、興味のあることには熱中する反面、使用した衣類や食器や本などの身の回りの物を片付けない、女の子(フラウ)が来てもシャツとパンツ姿のままで着替えないなど、興味の無いことには無頓着である。サイド7移民後は、隣家に住んでいた少女フラウ・ボゥとその家族によく面倒を見てもらっているが、内心はそれを“自立を目指す男がこのようなことでは不甲斐ない”と感じていた。また、この時期にペットロボット市販品のハロを自分で改造している。 階級は、テレビ版ではジャブローで曹長に任命される。劇場版ではオデッサ作戦前の時点でセキ技術大佐が「アムロ曹長」と呼んでおり、ジャブローでは少尉に任官される。戦後は大尉に昇進するが、士官学校を卒業していないため、以後は階級が上っていない。 パイロットとして 劇中でサイド7でのMSの戦闘で当時民間人だったアムロが、偶然にも父親が開発したガンダムに乗り込みザクを2機破壊したのが最初の戦果である。その後はガンダムを愛機として駆り、多くの強敵たちと渡り合う。ニュータイプとしての覚醒以降その卓越した能力はなお加速し、自身の機体の性能が相手に比べ劣っても、その技量で圧倒するなどシリーズを通して超人的な戦果を挙げる。初期ではザクのマシンガンにかなり被弾しているが、ガンダムの装甲に助けられ難を逃れており、またガンダムに搭載された教育型コンピューターの助けを得て段階的に成長出来る環境にあった。それでもその技量は他のホワイトベースのパイロットの中でも抜群であり、不慣れなガンキャノンに搭乗した際もランバ・ラルのグフを圧倒し退けている。さらに、シャアから最強の戦士と評価される。 また、アムロはニュータイプとしてはオールドタイプ的感性を持っていることを、富野は『月刊マガジン』のインタビューで語っている。「カミーユに比べてアムロは学習できないため、オールドタイプとして死んでいくしかない」ともコメントしている。 富野監督は「アムロは戦闘者として成長しすぎてしまったことのよしあしはともかく、人間的にも成長する機会がありましたが、カミーユにはそれさえ許されていなかった。」という評価を下した。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 22:15 UTC 版)
ジオン公国軍残党の掃討やスペースコロニー内での治安維持任務用に配備された、ティターンズ初期の主力機。機体名称の「Quel」には「鎮圧する(quell)」という意味と共に「地球の法と権限を行使する(Qualified to Use Earthly Law または QUalified to Enforce the (Earth) Law)」という意味が込められている。 基本構造はガンダムNT-1に連なるオーガスタ系の機体で、デラーズ紛争期にエースパイロット向けに配備されたジム・カスタムをベースとしている。ただし、ジャミトフ・ハイマンの意向により自らの政治生命を危うくさせるガンダム開発計画の反映や、アースノイドとしてのプライドゆえにジオン公国系の技術導入を良しとしなかったため、開発は旧ジオニック社の技術者が多く在籍するアナハイム・エレクトロニクスなど民間企業の協力を介さず、アースノイドで構成されたルナツー工廠内で独自に行われた。ジム・クゥエルはジム・カスタムの基礎設計を踏襲しながらも、コロニー内での戦闘に則したセンサーの強化、対人制圧用の脚部センサー設置などが行われている。比較的加重の負担が少ない腕部構造に限定し、後のムーバブルフレームの前身的機構が試験的に採用されている。 宇宙世紀0083年12月から運用を開始。コクピットは宇宙世紀0084年時点では従来型だが、宇宙世紀0085年時点でリニアシート式に換装された機体が存在する。 ジムのバリエーション機のほとんどが白系統の塗装であるのに対し、本機はティターンズカラーである黒系統の塗装が施されている(例外としてコンペイトウ所属の連邦軍仕様の機体は、ジム改と同様の塗装が施されている)。ティターンズのテストチームに配備されたうちの1機は、ガンダムヘッドの装備や強化パーツの追加・パーツ交換などの改造が施され、実験機RX-121ガンダムTR-1[ヘイズル]として用いられた。ガンダムヘッドに改修しただけの予備機もあり、こちらも後日に改修を受けてRX-121-2の型式番号を得たガンダムTR-1[ヘイズル2号機]となった。 同じく連邦系の技術だけで作られたジムII同様、グリプス戦役時にはすでに旧式化し、第一線を退いていた。
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ジム系MSの規格が乱立していた事から開発された機体。ジム改という名称が「後期型ジム」の通称と記載した資料も存在し、下記の後期型ジムと同一機とも言われる。 C型の開発元はジャブロー工廠だが設計のベースはルナツー工廠製のE型とされ、オーガスタ工廠製のD型やG型の設計も反映されている。ただしG型の設計資産はほぼ活用されておらず、頭部の機構やアンテナの機能に留まっている。一年戦争後にさらなる再統合を進め、消耗部材の共有化・規格化、操作系統の均一化、固定アタッチメントの変更などいくつかの仕様変更を設けた「戦後仕様」に刷新され、残存機もこの仕様にアップデートされたとも言われている。 一年戦争末期のU.C.0079年11月下旬に初号機が完成、同年12月に実戦配備が行われた。その後、U.C.0083年には地球連邦軍の主力MSとして運用され、ジムIIの登場まで主力機を務めた。
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デラーズ紛争期に試作された巨大MA「ノイエ・ジール」の系譜に位置する。先行試作機となるのはサイコ・ドーガである。当初はシャア・アズナブルの専用機とするプランも存在したが、後に個別のMA開発計画として変遷した。 同じ「NZ」の型式番号を持つ大型モビルスーツ (MS) 「クィン・マンサ」の後継機に位置付けられる。また、エルメス、ジオング、キュベレイといったニュータイプ専用機も参考にされ、その集大成と呼べる機体となっている。100メートル超もの全長のほとんどは、パワージェネレーターと推進剤が占めている。高い推進力を誇る対艦用の機体である一方、MSとの至近戦闘は不得手であるため、ファンネルと有線メガアーム砲によってこれをカバーしている。なお、本機は強襲用MAに位置付けられるため、脚部を持たない。その代わり、長大な円筒状の増槽兼ブースターである強襲用シュツルムスラスターユニットを2本接続している。このユニットは、地球の周回軌道に乗れるほどの推力を機体にもたらし、戦闘空域への迅速な到着を実現させる。燃料を使い切った際はデッドウェイト化を避けるために切り離される。操縦用インターフェースはサザビーやヤクト・ドーガと同系のものが採用され、コクピットは頭部に設置されている。背部にはヘッド・カバー・ブースターを装備しており、輸送時や駐機時には前方に下ろして頭部を覆う。ヘッド・カバーを展開した状態は「戦闘形態」と呼ばれる。 その全長ゆえに通常サイズの艦船には格納できないため、駐機時は外部に係留して曳航される。なお、腰部スカート・アーマー裏側には、前部に1基ずつ、後部に1基、駐機用の着陸脚が装備されている。
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「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の記事における「設定解説」の解説
デザインは富野喜幸監督のラフをもとに大河原邦男がクリーンアップした。テレビ放映時には詳細な設定は存在していないが、雑誌『アニメック』誌上で「ムサイよりも後に登場したので新型艦とも思われるが、主砲が古臭く、また砲配置の未整理からムサイよりも旧式ではなかろうか」と考察され、それを受けムック『ガンダムセンチュリー』で「パプア級と同時期からある旧型戦艦に、熱核反応炉とメガ粒子砲を搭載し近代化した重巡洋艦」という設定が作られた。
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プエルトリコ系スペースノイド。生年は宇宙世紀0061年と0062年、『機動戦士ガンダム』劇中における年齢は17歳と18歳の2説がある。当時の身長は169センチメートル。大型特殊の免許をいくつか取得している(第3話のハヤト・コバヤシの台詞より)。父親はコロニー関係の技術者であり(同じくハヤトの台詞より)、サイド3から避難してきた。また、父(兼業)か母のどちらかが医者であったという。 漫画『 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』の後年のカイの発言によれば、よくは知らないものの両親は表向きは医者などいろいろやっていたが、理由も言わず転々と住所を変える日々であり、まともな仕事ではなかったのだろうとのこと。それでもサイド3には長く住んでいたほうであり、サイド7に引っ越してきたばかりの頃に公国軍の襲撃に遭ったという。小説版『機動戦士ガンダムUC』によれば、当時はハイスクールに在学中であったとされる。 性格は、少しすねたところがある、日和見主義、口数こそ多いが結局ひとりでは何もできない、星回りがひどく悪い、皮肉っぽい、協調性に欠けるなどと評される。一方で、内にもつ秘められた優しさはそれらを上回るとされる。 『―カイ・シデンのメモリーより―』によれば、一年戦争終結直後は「英雄」ともてはやされるが、そのうち「元英雄」になり、最後は「本当に英雄だったのか」とまで言われるようになり、耐えられなくなって逃げ出すように0080年のうちに連邦軍を退役。あらためて自分の無力さと、どれだけすごい仲間に囲まれ守られて生き延びさせてもらったかを思い知ったという。 その後は社会復帰プログラムの援助を受け、ベルファスト大学でジャーナリズムを専攻。卒業後に地球連邦政府関連の通信社に勤務するが、ティターンズの台頭により監視を余儀なくされ、フリーのジャーナリストへと転向。0094年から0099年の間に、ユニバーサル・ピューリッツァー賞やコロニー・ネットワーク記者クラブ賞など、多数の賞を受賞している。おもな著作はデビュー作である『巨人達の黄昏~グリプス戦役(ペガサスプレス)』のほか、『天国の中の地獄(ファントムグラフィックス)』、アナハイム・エレクトロニクス (AE) 社を始めとする月資本への苛烈な批判の書として話題となった『月の専制君主たち(ABCパブリッシング)』、木星船団に同行取材をおこなった『木星航路(汎地球圏進捗ジャーナル)』がある。
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インパルスガンダムはザフトによって開発された、「セカンドステージシリーズ」に位置付けられる換装機構を導入したモビルスーツ(MS)であり、デュートリオンビーム送電システムやコアスプレンダーをはじめとする各種新機軸の機能を投入し、単機で従来MS複数分の性能を発揮する事でユニウス条約の制約である「MSの保有数の制限」をクリアしたMSとなっている。 オーブからの技術者移住や、ザフトにおけるファーストステージの技術がフィードバックされた事からインパルスガンダムは引き続き「ガンダム」の意匠を持つ機体として開発された。型式番号の「セカンドステージシリーズ」の1機として、「X」は実験機、「5」は換装型、「6」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す。他のセカンドステージシリーズ同様に基本性能はフリーダムやジャスティスといったファーストステージ機を引き継ぎ、同時代の量産機を凌駕する。 インパルスガンダムはコアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤーの合体でMS形態となる機構を導入し、生存性と戦闘継続能力に秀でる。 加えて、背部への換装装備としてシルエットも持ち、戦況に応じて飛行・高機動戦型、格闘戦型、砲撃戦型等のバックパックを装備する事が出来る。インパルスの本体はシルエットのコアユニットとしての意味合いが強く、武装構成は基本的なものとなる。換装システムなどで汎用性を極限まで追求した機体であり、ユニウス条約締結下において徹底した高性能化を求めて開発された。 前線配備された実機はミネルバに配備されたものも含めて2桁にも満たない。これは機体構造が複雑なために整備性が悪く、訓練面においてもパイロットに負担を強いる機体であったことと、その性能をフルに発揮する場合、シルエットを含むパーツを管理可能な専用母艦さえ必要とする点に起因する。こうした理由からザフトにおいてはデスティニーインパルスをロールアウトした後、新規の後継機としてZGMF-X42S デスティニーを導入している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 20:07 UTC 版)
「プロヴィデンスガンダム」の記事における「設定解説」の解説
ZAFTで開発された最強の兵器。ZGMF-X09A ジャスティスやZGMF-X10A フリーダムと同じZGMF-Xシリーズに位置付けられる機体であり、それら2機より後にリジェネレイトとともにロールアウトされた。 ジャスティスやフリーダムと同様に、ニュートロンジャマーキャンセラーとそれによって動作保証された核エンジン、PS装甲、マルチロックオンシステムなどを標準採用。当初の設計では4本のビームサーベルを装備した近接格闘機であったため、外観は格闘戦を想定したことにより、全体的に重装甲となっている。 しかしながら、豊富な核エネルギーの活用や、パイロットが空間認識能力の高いラウに決まったこともあって、急遽ドラグーン・システム搭載機に変更された。ドラグーン・システムの搭載は機体の基本設計が完了した後に決まったため、重量の増加に伴いスラスターの出力を強化し、機体背面及び腰部側面に、外部ユニットとしてドラグーン・プラットフォームを搭載された。後付けゆえ、本体とドラグーン・プラットフォームを接続する2対のエネルギーケーブル及び1対の量子通信ケーブルが機体腹部側面から露出しているが、そのケーブル部もPS装甲で覆い、弱点となることを防いだ。本体とドラグーン・システムの同調を優先した改良が加えられた結果、運動性は以前よりも低下したとされ、バックパックのスラスター増設によって機動性の確保を図っている。それゆえに完成度ではZGMF-Xシリーズの他機に劣るが、強力な兵装を搭載した本機の戦闘能力は、CE71年においてすべてのMSの頂点に立つといえる。開発された核機動ガンダムの中では、プラントの最終防衛線において運用されることを想定されている。
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ユニウス条約締結後にザフトが開発した試作MS群「セカンドステージシリーズ(セカンドシリーズ)」の1機。型式番号の「X」は実験機、「2」は航空機系統、「3」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す。頭部形状はGAT-Xシリーズのイージスに類似する。 他のセカンドステージシリーズ機同様にフリーダムやジャスティスの基本性能を引き継ぎ、CE73年におけるザフト主力量産MSであるザクウォーリアを凌駕する。機動性重視の機体であり、MS形態で高い空戦能力を発揮するだけでなく、双胴の戦闘機型モビルアーマー (MA) への変形機構を持つことで加速性能と巡航速度を強化する事も可能としている。大気圏内外を問わない優れた機動性を持ち、一撃離脱戦法から対MS戦・対要塞戦まで行える高い汎用性も有する。複数敵との交戦から単体戦までをカバーしており、可変機構を生かして戦いに緩急をつけ、敵を翻弄する。また、パワーエクステンダーやデュートリオンビーム送電システムを採用。バッテリー駆動機でありながらプラントから地上基地まで無補給の巡行も可能としている。 セカンドステージシリーズにおいては初期に開発された機体であるが、その際のトラブルによって完成は遅延していた。他の機体に比べ特殊兵装は少ないものの、本体性能が高く操縦者の技量が要求される機体である。尚、カオス、アビス、ガイアの三機とは異なる開発手順を踏んでいるため、インパルスの換装装備として派生する構想は存在しない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:04 UTC 版)
U.C.0089年に制式採用された地球連邦軍主力量産型MS。開発・生産はアナハイム・エレクトロニクス (AE) 社が担当した。本機は一年戦争期からのジム、ジムII、ジムIIIといった地球出身者が開発したジムシリーズと、エゥーゴ由来でAE社が開発・製造したネモ、ネロ系の技術を融合させた機体であり、連邦製標準MSの後継機となる。 頭部には固定式のメインカメラ、額部には長距離用センサーが採用されており、各部の装甲は必要かつ十分な強度と、運動性を両立させた重量バランスでまとめられている。胸部の排熱ダクトは小型化され、耐弾性が向上している。下半身の構造はバーザムやガンダムTR-1・ガンダムTR-6からの技術的影響を受けており、脚部は運動性向上の目的でフロントスカートが省略され、その代わりとして腿部前面に増加装甲が施されている。これによって関節部が露出する結果となったが、脚部の駆動抵抗の低減と軽量化に寄与している。 バックパックは大型1基と小型2基のメインスラスターに加え、ガンダムMk-IIのように上部左右に可動式バーニアアームを装備している。加速性と機動性はグリプス戦役時の高機動機にも匹敵し、燃料搭載量も増加している。さらには、補給時に基部ごと交換することにより、迅速な戦線復帰を可能としている。コックピットには新型の球状操縦桿「アーム・レイカー」が採用されているが、一部の系列機ではのちに従来のスティック式へ戻されている。 本来は宇宙用に開発された機体であるが、重力下環境にもほぼ無改造で適応し、オプションの増設や換装で局地戦にも柔軟に対応できる。さらに、サブフライトシステム「ベースジャバー」や、リゼルやアンクシャといった可変MSと連携することにより、長距離移動任務にも対応可能となっている。 主要な部品の製造をタキム重工、サムソニ・シム、モンテレー電子、イオタ工業などの企業が担当しており、改良を重ねたMSの設計コンセプトが統合されていることから信頼性は高く、U.C.0088年のハマーン・カーンの蜂起に始まる一連の第一次ネオ・ジオン抗争以降は反地球連邦勢力の活動が鎮静化しつつあったことから新型機の開発予算が削減され、基本性能と生産性に優れる本機のマイナーチェンジが繰り返されていく。 U.C.0093の第二次ネオ・ジオン抗争時に80機程度が生産され、ロンド・ベル隊をはじめ次第に連邦軍全体へ配備されていく。U.C.0110年代初頭には、AE社製のヘビーガンやサナリィ製のFシリーズといった15メートル級の第2期MSの生産が開始されるが、配備の遅れからジェガンタイプはU.C.0120年代初頭前後まで生産と配備が継続される。しかし、クロスボーン・バンガード (CV) の小型MSにはまったく対抗できず、主力機の世代交代が加速。U.C.0120年初頭までの総生産数は、平時が続いたことから系列機を含めて3000機に満たなかったといわれる。
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デスザウラーDEATH SAURER番号 EPZ-06(ゼネバス帝国 暗黒軍(ガイロス帝国))EZ-021(ガイロス帝国 ネオゼネバス帝国) ロールアウト ZAC2044年 所属 ゼネバス帝国ガイロス帝国軍・武器開発局(ZAC2099年~ZAC2100年秋、ZAC2101年夏時点)→強襲戦闘隊(ZAC2101年夏~ZAC2102年初頭時点)ネオゼネバス帝国軍・強襲戦闘隊 分類 恐竜型ティラノサウルス型 全長 32.4m 全高 21.0m 全幅 11.5m 重量 400t 最高速度 90km/h 乗員人数 2名 主な搭乗者 トビー・ダンカン(バトルストーリー)フェア・ディーンスト(ZBCG)ジョセフ(ストラグル)ガイツ少将(フルメタルクラッシュ)ガルド(ゾイドインフィニティ)フランツ・ハルトマン(ゾイドバトルコミック) 設計者 ドン・ホバート博士 ZEP :攻撃力68:防御力52:総合力120 武装・装備(旧) 荷電粒子砲電磁クロウ×2放熱ラジエーターレーザービーム砲連装ビーム砲座接近戦用ビーム砲×4ミサイルランチャー加重力衝撃テイル荷電粒子インテークファン赤外線レーザーサーチャー 武装(新) 大口径荷電粒子ビーム砲荷電粒子強制吸入ファン高精度赤外線レーザーサーチャーハイパーキラーバイトファング加重力衝撃テイルハイパーキラークロー×2小口径対地レーザー機銃×2AEZ20mmビームガン×2TEZ20mmリニアレーザーガン×2小口径レーザー機銃16連装ミサイルランチャー地対地ミサイルポッド赤外線レーザーサーチャー複合センサーユニット 『ゾイドバトルストーリー』におけるデスザウラー 中央大陸戦争時に、ゼネバス帝国が国力の全てを傾けて開発した最強の恐竜型ゾイド。設計はドン・ホバート博士が担当。惑星Ziの食物連鎖の頂点に立つと言われるティラノサウルス型ゾイドの亜種をベースとしている。開発そのものはゼネバスの中央大陸脱出前から行われていたが、完成直前でウラニスク工業地帯の地下施設へと隠匿されていた。「死を呼ぶ恐竜」の異名を持ち、ロールアウトされた際はヘリック共和国側から両軍軍事バランスを一気に帝国側優勢に傾けた程の圧倒的戦闘力を誇った。 当時のいかなるゾイドの火砲や攻撃も弾き返す超重装甲を持ち、全身に装備した重火器で粉砕する。また、ハイパーキラークローや加重力衝撃テイルといった各種兵装等も駆使し、当時のあらゆる共和国ゾイドを一撃で破壊する威力を誇った。 数少ない弱点は内部メカニズムに直結し、装甲の薄い背部吸入ファン部や口腔内、装甲関節の隙間等。口腔内の耐久力も装甲部と比して薄く、ビームガトリングガンで貫通する事ができる。 多くの超巨大ゾイドと同様に、惑星Zi大異変によって絶滅状態となってしまうが、ZAC2099年から開戦した第二次大陸間戦争においてガイロス帝国が古代文明の遺産オーガノイドシステム(OS)を用いての復活計画を進め、暗黒大陸での決戦が行われたZAC2101年には完全復活を果たし、共和国軍を迎え撃った。中央大陸戦争時代においては反荷電粒子シールドを持つマッドサンダーに対し圧倒的に劣勢を強いられていたが、復活したデスザウラーはOS採用で操縦性等に問題点がありながらも出力の向上により荷電粒子砲もパワーアップしており、逆にマッドサンダーには弱体化があったことからその戦力は互角となった。そのため、無敵とは言えないまでも、強力なゾイドの一角として位置付けられている。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるデスザウラー 作中から遥か過去に古代ゾイド人が度重なる戦争を終結させる為に開発したゾイド。詳細は#デスザウラー(オリジナル)、#デスザウラーPrSを参照。 漫画『機獣新世紀ZOIDS』におけるデスザウラー 「D(ディー)」という呼称で存在が示唆されているが、本編中では登場せずシルエットのみに留まっている。ゾイドイヴと深い関りを持つゾイドとされ、プロイツェンによって復活が画策されていた。同作の作者である上山道郎によれば、D(ディー)=デスザウラーはラスボスとして予定されていたものだとされている。 『ZOIDS concept art』におけるデスザウラー 地球からの入植船Zoic-Noaから生み出されたゾイドとして登場。ゾイドコアを持たない特徴を有する。惑星ゾイドにおける「無敵生命体」と分類されるゾイドとされる。 詳細は「ZOIDS concept art#登場ゾイド」を参照
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ザクII F型 (MS-06F) をベースとして、ザクIIの陸戦能力をほぼ完全に廃し、宇宙空間用に特化された高機動型。背部・脚部以外は従来のザクIIとほぼ同じ形状だが、フレームやジェネレーターなどの内部構造は大幅な設計変更が加えられており、事実上別のMSとなっている。 大幅に向上した推力に比例して推進剤の消耗が激しく、稼働時間はS型以上に短くなっている。このため制御が難しい機体となってしまったが、それに見合う性能の高さから熟練のエースパイロットたちからの人気は高く、配備の希望が殺到した。 いくつかのバリエーション・タイプがあり、特にR-2型はザクII F型の後継機種となる次期主力機コンペティションでリック・ドムとその座を賭けて争い、さらにR-3S型は後のゲルググの直系の試作機に位置づけられる。バリエーションにRD-4型も含める見解もあるが、後述のように問題視する見方がある。R型の総生産機数は派生型を含めて78機とするのが定説だが、100機あまりとする説もある。 名称は、R-1、R-1A、R-2、R-3S型はいずれも「高機動型ザク(II)」あるいは単に「ザクII」とされるのが一般的である。RP、R-2P型は当初は型式番号のみであったが、のちにどちらも「試製高機動型ザクII」とする資料がある。 なお、開発経緯は各派生型(バリエーション)の解説に譲る。
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「ガンダム (架空の兵器)」の記事における「設定解説」の解説
地球連邦軍の技術の粋を集めて作られたMSであり、ジオン公国軍のMS-06F「ザクII」を徹底的に研究し開発された。 計8機が生産されたRX-78ガンダムの内、2号機は当初RX-78-1と同仕様だったが、サイド7への搬入後に1号機と共に装甲と駆動系を3号機と同一仕様(RX-78-2)に刷新。また、最新技術であるエネルギーCAPを採用した携行式メガ粒子砲「ビームライフル」の仕様を固定式ハンドショットガンスタイルから分離式に変更している。こうした背景から、公式には試作機と呼ばれつつも良質の材料と最高の技術で完成されたカスタムメイド機としたほうが正しいともされている。ロールアウト時の色彩は銀地に白、赤で塗り分けられていたが、サイド7搬入後に銀地を白に変更し、最終テスト時に1、3号機と同じくトリコロールのデモカラーとなった。 RX-77ガンキャノンを経て開発されたガンダムは、重火器を固定装備とした前型から兵装・防御システムを最低単位に分離し、対MS戦でザクを凌駕する高機動MSとなっている。ジオン軍の一連のMSに単一機種で対抗可能なよう設計され、装甲材はRX-77から引き続きルナチタニウム合金を採用。加えて、特殊樹脂や強化セラミックを充填した三重のハニカム装甲とすることで軽量化の両立にも成功した。完成度の高さは群を抜いており、MS-14ゲルググとともに一年戦争における最高位のMSである。性能面では後の量産型RGM-79を遥かに凌駕する機体だが、その一方で量産化を前提とした設計であるにも関わらずコストは高額となった。 RX-78の2号機はサイド7にて実用実験を行った後、ホワイトベースに搭載されアムロ・レイの乗機として活躍。後に2号機はマグネット・コーティング等の処置を受けてRX-78-3と一部同等の仕様に刷新された。この際に型式番号もRX-78-3に改められたとする資料、アムロが3号機(G-3ガンダム)に乗り換えていたとする資料もある。 一年戦争における2号機の活躍は連邦軍にとって希望の象徴、ジオン軍にとって恐怖の対象だった。結果として名称や頭部の造形などは「ガンダムの持つ魔力」と形容されるほど特別な意味を持つ事となり、後のMS開発の方向性にも大きく影響を及ぼしている。
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地球侵攻作戦に際し、地上のみでの使用を目的として宇宙用の装備を取り払い、軽量・低価格化を図った仕様。 地球侵攻作戦が現実的な選択肢となり、陸戦用MSの設計が進行されるが、現地でのデータが収集できなければ、本格的な専用機の生産がおこなえるはずもなかった。しかし、ザクI以来の膨大な実働データやシミュレーションによって、量産が優先されているザクII(F型)の熱核反応炉の冷却などの問題を解決できれば、F型の生産施設でザクIIの地上型の生産が可能であることが明らかになる。J型はF型と同時期の宇宙世紀0078年9月下旬にジオニック社マハル工廠でロールアウト、グラナダで生産が開始され10月頃には80機程度の生産が完了していたといわれる。 外観から大きな改修はされていない印象があるが、動力の取り回しや空冷構造の採用などにより熱核反応炉周りの基本構造が異なっている。ただしこれ以外は、重力下でデッドウェイトとなる各種装備を除去し、オプション装着用のハードポイントを脚部に増設しただけで陸戦用として生まれ変わっており、別の意味でF型の汎用性を実証している。また、現地改修の形でF型からJ型への仕様変更も容易である。 0079年3月1日におこなわれた地球侵攻作戦の第1次降下作戦では、降下したザクIIの大半はF型であるが、ほとんどがオーバーホールを受ける時点でJ型に改修されている。11日の第2次、18日の第3次降下作戦ではJ型が主力となっている。第2次降下作戦で制圧したキャリフォルニアベースでもJ型の生産が開始されるが、これらは南極条約締結後の生産であるため対核装備が除去され、多重空間装甲から複合装甲に変更されているため、機体重量が軽減されたともいわれる。当初は重力下での実戦はうまくいかなかったともいわれるが、無重力と異なり反作用を気にせず機体各所にオプション武装を取り付けられるため、F型より柔軟な運用が可能となっている。ただしF型ほど生産数が多くないため、ほとんどが単独あるいは少数編成でしか戦線に投入できなかったとされる。
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一年戦争初期には空間戦闘用MSとしてザクIIが主力となるが、戦争中期には地球連邦軍のMSの情報が入ってきたことから、次期主力機の開発計画が立ち上がる。そこで連邦軍MSへの対応を目指し、開発が仮承認されたジオニック社のXMS-11がゲルググ開発の起源となる。連邦軍のRXシリーズのコンセプトを踏襲し、ビーム兵器の標準装備化や装甲の分離構想が持ち込まれる。この時点では、次期主力機としてほかにザクIIの性能向上型やドムの宇宙仕様であるリック・ドム、のちにギャンと呼ばれる機体の案が提出されるが、あくまで本命はMS-11であり、ほかの案は繋ぎでしかなかったと言われている。 MS-11の開発遅延に伴い、主力機をリック・ドムとする案も出始めたため、ジオニック社は生産が中止されていたMS-06R-1Aを改修したMS-06R-2 高機動型ザクII(R-2型)にMS-11用ジェネレーターを搭載し、競作機として世に送り出している。しかし、MS-06R-2は一部の性能こそリック・ドムを凌駕するものの、総合性能では劣っており、MS-11完成までの繋ぎとしてリック・ドムが採用される。その後、MS-06R-2の技術をフィードバックしてMS-11の開発が進められるが、11のナンバーは他の宇宙戦特殊機に移され、途中から型式番号はMS-14に変更されている。 本機は、基本設計をジオニック社、スラスターなどの推進部をツィマット社(熱核反応炉も同社とする資料もある)、ビーム兵器の開発をMIP社と、各分野における有力企業が請け負ったことにより、ジオン公国軍が総力を挙げて開発した機体となっている。また、「統合整備計画」による規格共有化が3社の技術提携を生み、その成果が本機に活かされている。なお、ビーム兵器の開発は機体完成よりも3か月遅れている。 試作1号機はクリーム・イエローの視認塗装がほどこされてグラナダ基地での各種機能試験に参加、ギャンに圧倒的な大差をつけ次期主力MSとして制式採用される。数値上の機体性能はガンダムと同等以上と破格の高性能を誇っており、量産があと1か月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかも知れないとも評された。 本機の一般的なカラーリングは、テレビ版及び劇場版「めぐりあい宇宙」では胴体がグリーン、頭部および手足はグレーの塗色になっており、プラモデルの塗装指定もそうなっている。ゲーム「ギレンの野望 ジオンの系譜」では、何故かザクIIと同じグリーン系の濃淡とされたが、続編「アクシズの脅威」シリーズでは、テレビ版準拠のカラーに変更された。
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「バーサークフューラー」の記事における「設定解説」の解説
バーサークフューラーBERSERK FÜHRER番号 EZ-049BF-02 所属 ガイロス帝国(鉄竜騎兵団)ネオゼネバス帝国チーム・サベージハンマー(フューザーズ) 分類 ティラノサウルス型 全長 22.7m22.3m(素体時) 全高 12.3m7.2m(素体時) 重量 127.0t80.0t(素体時) 最高速度 340.0 km/h 乗員人数 1名 武装・装備 荷電粒子砲×1エレクトロンファングストライクレーザークロー×2ストライククロー×2アンカー×2ストライクスマッシュテイル×1荷電粒子ジェネレーター×3放熱システムイオンブースターパックバスタークロー(Eシールド/AZ185mmビームキャノン)×2ハイマニューバスラスター×2バーニアスラスター×10 主な搭乗者 ヴォルフ・ムーロア(バトルストーリー)ブレード(フューザーズ)ハニバル・ビクトル大佐(漫画ゾイドウォーズゼロ)グローリエ(フルメタルクラッシュ)ガイツ(フルメタルクラッシュ) 『ゾイドバトルストーリー』におけるバーサークフューラー 旧ゼネバス帝国亡命技術者が遺したノウハウをも取り入れ、ライガーゼロの兄弟機として開発された鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)の旗艦ゾイド。『竜鬼』のコードネームを持つ 西方大陸戦争時のゾイド開発ベースは長い年月の間クローニングされてきた素体をベースにしており、その性能向上には限界があった。強力な装備を開発出来ても、その真価を引き出せるゾイドが居なければ無用の長物だったのだ。そこでゾイド開発者達が着目したのが、太古よりゾイド人の生活の一部に組み込まれる事を頑なに拒み続けた完全野生体の採用だった。類まれな戦闘能力を持つこれらの野生ゾイドをベースに新しいゾイドの開発を行う事が出来れば、さらなる強力なゾイドの開発が可能となる。こうした野生体ゾイドをベースとした新型ゾイドの開発に積極的な姿勢を見せたガイロス帝国軍では、「U作戦」を展開しライオン型、ティラノサウルス型ベースの新型ゾイドの開発に着手した。 その中でも惑星Ziの食物連鎖の中で、純粋なティラノサウルス型野生体はその頂点に立つと言われる強力な素体であった。かねてから亜種(デスザウラーなど)や変種(ゴジュラス)を戦闘用に改造した機体は存在したものの、個体の捕獲が困難である事と気性が激しく調整が難しい事から、素体としての価値はこれまで疑問視されていた。帝国軍ではこの純粋なティラノサウルス型野生体を採用した「プロトレックス」を製作し、これをベースとした初のゾイドとしてジェノザウラーを開発したものの、野生体をベースとした機体の制御はパイロットとのシンクロ率に依存し、不安定要素が大きかった為オーガノイドシステムを実験的に導入し野生体の制御を強制的に安定させる措置を施している。しかしながら、このオーガノイドシステムは野生の闘争本能のみを刺激する偏ったシステムであり、高い戦闘能力と引き換えにパイロットへの精神的な負担やゾイド自体の精神破壊を招き、さらにはゾイドコアの寿命を極端に短くするデメリットが存在した。 その後、「プロトレックス」をベースに、ジェノザウラー派生機等のノウハウを組み入れ、完全野生体を採用したティラノサウルス型ゾイドの再開発が行われた。ライガーゼロと共に同じコンセプトで開発されたこのバーサークフューラーは、ティラノサウルス型の完全野生体特有の本能を尊重したゾイドで、制御がパイロットとのシンクロ率に依存するものの、オーガノイドシステム搭載型ゾイドに匹敵する生命力を獲得。計算上の総合戦闘能力においてジェノブレイカーをも凌ぐと言われる。 アニメ『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』におけるバーサークフューラー こちらの設定では、本編時間軸の過去に開発された人工知能搭載型のゾイドとして扱われる。詳細は#バーサークフューラーVeSを参照。 漫画『機獣新世紀ZOIDS』におけるバーサークフューラー 同作では、「"D"」を目覚めさせるためにプロイツェンがレイヴンに与えたゾイドとして登場する。詳細は#バーサークフューラー(レイヴン仕様機)を参照。
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設定解説
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一年戦争当時の地球連邦軍主力機「ジム」の改良型「ジムII」に、さらなる近代化改修を施した機体。ジェネレーター出力の強化のほか、各種アビオニクスや制御系統にジオン系技術を取り入れ、大幅な強化が図られている。 グリプス戦役後の政権交代と同時にティターンズ主導の兵器開発が軒並み中止・凍結あるいは統合され、官立工廠の規模縮小とアナハイムへの開発委託拡大、コストパフォーマンスに難があったネモも生産が中止されたなか、RGM-89 ジェガンが開発・配備されるまでの代替戦力確保のため、ジムIIの延命策として「GMIII」計画が推進された。 資料によっては、ジムの改修機となるジムIIに対して本機は完全再設計とするものや、本機を部品の規格にジムIIとの互換性を持たせつつ性能を向上させた新設計の機体であるとし、ジムIIからの改修型は緊急措置的なものに留まったとするものもあるが、新設計のものを後述のヌーベル・ジムIIIとして区別する場合もある。開発はカラバ、もしくはカラバとアナハイム・エレクトロニクスの共同開発とされ、地球連邦軍がカラバを統合したのちに正式採用されたと記載している資料もある。 ジムIIは基本的にジムのマイナーチェンジにとどまったが、ジムIIIではガンダムMk-IIやバーザムなどの技術を転用することにより、大幅な設計の見直しがおこなわれている。ガンダムMk-IIの駆動系技術を投入した腕部ユニットの部分的なムーバブルフレーム化をはじめとして、バイザーが大型化し、一部装甲材質も改良された。機体各所にはミサイルなどのオプション装備が追加可能で、支援機としての運用を可能としている。重装備化を経て自重は増大したが、バックパックなど機体の3割強をガンダムMk-IIと同型のパーツに換装することにより、機動性の向上を実現した。 歴代のジムシリーズのなかでは活躍期間は短く、あくまで改修機の再改修機という範疇にとどまることや、わずか数年後にはさらなる高性能機であるジェガンが登場したことにより、軍の関心は本機から離れて主力MSとしての立場を失う。短命に終わった理由として、実戦配備の始まった第一次ネオ・ジオン抗争期にはMSの性能向上が「恐竜的進化」といわれるまでに極限まで達しつつあり、そうしたなかにあってはジムIIよりも大幅に強化されたとはいえ出力不足であったこと、基本設計に無理を強いた部分があるために発展性にとぼしかったことが挙げられている。総生産数は800機程度で、これはジムシリーズのなかでもっとも少ないとされる。宇宙用のR型と地上用のG型、後述の新規製造機体のヌーベル・ジムIII、早期警戒型ジムIIIを合わせた総数が800機とする資料もある。本機について、単なるジェガンまでの繋ぎではなくジム系列の集大成とも言える傑作機であり、後世の機体の設計や運用にも影響を与えたとしている解説もあるが、劇中での活躍は多くない。いずれにせよ、本機が「ジム」の名を冠する最後の機体となる。
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設定解説
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設定上は、RX-78-2のパイロットであるアムロ・レイの、ニュータイプ (NT) としての能力の開花に同機体の反応速度が追従できなくなったことから、彼の専用機として再設計されたと設定されている。しかし、『0080』では、テストパイロットのクリスが操縦する姿のみが描かれている。 宇宙世紀0096年を舞台とする小説およびアニメ『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場。 ロナ家の私兵集団「バーナム」が秘密裏に運用した機体。ロナ家が運営するブッホ・ジャンク社を介して製造されたかは不明確だが、NT-1がベースとなっており、破損した頭部をはじめランドセル・胸部・腰部・足裏のスラスターは新造され、随所にガンダム系だけでなくさまざまなMSのジャンクパーツなどが流用されている。 漫画版では、宇宙世紀0084年にオーガスタ研究所でNT-1の破損箇所を修理されるとともに、ティターンズによって調達された部材を使用して戦略戦術研究所(のちのサナリィ)によって改修されたとされる。本機によって強化人間育成のために何人かのデータが採られ、最後にはフェルモ兄弟による双子の強化人間のプロジェクトで運用される。その後同研究所が解体閉鎖された際にはサナリィに移管されるが、宇宙に上がった際にフェルモ兄弟によって強奪され、ふたりはバーナムに加入。本機はサナリィと秘密裏に協定を結んだブッホ・コンツェルンに貸与される形となり、次世代型MS開発のためのさまざまなコンセプトの試験母体となるとともに、0096年のアクシズ探索でも運用される。なお、表向きは0096年当時もサナリィの機密計画にて運用中とされている。 おもな武装 ビーム・ライフル 本機専用の長砲身大型ライフル。外観はνガンダム用のものと同型。Eパック方式を採用しておらず、ライフル自体に直接エネルギーを内蔵する仕様である。 漫画版では、オーガスタ研究所時代はNT-1と同型のライフルを使用している。 ビーム・サーベル ランドセルに2基装備。ガンダムMk-II用と形状が似ているが、同一かは不明。 90ミリ腕部ガトリング砲 外装は異なるが、NT-1のものをそのまま流用。なお、小説版では「おそらくビーム砲」と表現されている。 シールド 専用のものが開発されており、近接戦闘はもとより遠距離からのビーム兵器も防御可能であり、汎用性に優れる。
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地球連邦軍がジオン公国軍から接収したザクII F2型をベースに、連邦規格の各種部材を組み込んで開発した量産型MS。一年戦争後に本格量産された初の機体である。 一年戦争後の地球連邦軍はその戦費等により経済状況が芳しくなかったため、運用する機体は新規開発よりも既存機のマイナーチェンジを主流としていた。しかしながら、戦後もジオン軍残党による各所への攻撃は完全に収まらず、連邦軍は戦力不足でもそれらの掃討を行わざるを得なかった。 その後、U.C.0081年10月に「連邦軍再建計画」が可決され、U.C.0083年にティターンズが結成されると、再びMS開発は活発化することとなった。 こうした中で、地球連邦軍はアナハイム・エレクトロニクス (AE) 社と共同で「ハイザック」の開発を行うことになった。U.C.0084年7月にロールアウト。翌年0085年にハイザックが正式採用され、ティターンズから優先的に配備されていった。 誕生したハイザックは、ザクの発展型というよりは、ザクにジムの設計を強引に組み合わせたハイブリッド機というべき機体である。 メインジェネレーターは連邦規格のものだが、動力系統は公国由来の流体パルス駆動と、連邦由来のフィールド・モーター駆動を併用する方式を採用している。しかし、この動力系統の混合からエネルギー経路のスペースは圧迫され、ビーム兵器のエネルギー供給用サプライケーブルは機体各部に露出することとなった。同時に、ビーム兵器のドライブは一基までに限定され、2つのビーム兵器を同時使用することはできなくなった。 コクピットにはAE社の後押しで同社製普及型全天周モニターつきリニアシート「JTS-17F」が導入された。 装甲材には当時の最新の部材が用いられており、機体の軽量化を実現した。同時に燃料積載量の増加も可能となった。バックパックにはMS-06Rに近似するタイプを採用。燃料の積載量やスラスター技術の発展もあり、無重力空間における機動性は向上した。こうして、生産性と操縦性の高さからハイザックは連邦軍の次期主力機として大量生産された。
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ツィマット社が、一年戦争後期にジオン公国軍が推進する「第2期主力MS開発計画」にもとづいて開発した機体。もともとはMS-X10の型式番号で開発されており(ザクとの競合機が原型とする説もあるという)、来るべき連邦軍のRXタイプMS(特にガンダムなど)との戦闘に備え、高度な白兵戦能力をもつ機体として設計されている。 一年戦争中期に次期主力空間戦闘用MSとして公国軍に提出されたプランは、高機動型ザクII(R-2型)、リック・ドム、そしてMS-11(ゲルググ)であるが、連邦軍のRXタイプMS出現の報により軍の要望に「ビーム兵器を携行可能なMS」が加わったため、ゲルググはMS-14に移行し、本機と競作する形となる。 コンペティションの結果、本機の運動性能は高く評価されるものの、空間戦闘能力や汎用性において一歩譲り、加えてビーム・ライフルのドライブなどの条件を満たせず、総合性能に勝るゲルググが制式採用される。ただし、当初から本命はゲルググであったとされ、本機とのコンペティションも「セレモニー」に過ぎないといわれる。 なお、ゲルググのスラスター類はツィマット社の技術が採用されており、自社が開発に参加したMSにあえて自社のMSで対抗した同社の真意は「謎めいている」とも評される。ただし、当時の公国系のMS開発は技術交流がなかば強制されており、技術や人材が総動員されていることから、本機も厳密にツィマット社製に分類するのは難しいとされる。 本機が近接戦闘を重点に置いた理由として、リック・ドムなどの重武装MSの支援砲撃のもとに敵陣営に突入し、格闘戦に持ち込むという戦術思想にもとづいて設計されたとする資料もある。類似する説として、リック・ドムを「対艦攻撃機」、本機を対MS用の「戦闘機」と位置付けた運用戦術構想をコンペティションの際に提示したのではないかとするものもある。しかし、公国軍では異なる機能をもつMSの連携を採用しなかったという。本機の生産数は1機と3機の2説があるが、少なくとも1機がマ・クベ大佐の専用機として改修され、実戦参加している。 コンペティションには敗れるものの、本機は対MS用として優秀な面を一部の公国系技術者から非常に高く評価されており、ペズン計画では本機とゲルググのハイブリッド・タイプであるガルバルディ(α)を開発、のちのネオ・ジオン軍でも本機の設計思想を受け継いだR・ジャジャなどが開発されている。
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「百式 (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス(AE)社による共同開発計画「Ζ計画」で開発されたアナハイム・ガンダムの1機。 本機はまず非可変型MSとして設計された後に可変型MSへの転用が検討され、最終的には再び非可変型MSに差し戻されたという開発経緯を持つ。元々、エゥーゴは試作型のムーバブル・フレームを保有しており、リック・ディアス以後の機体として格闘戦用MSのフレーム設計も行っていた。その後、開発の途中でフレームを可変MSに転用する案が持ち上がる。可変MS「デルタガンダム」として設計されたこの機体は、コンピューターによるシミュレーションの段階で変形時のバインダーの耐久性と駆動部のストレス、ムーバブルフレームの強度の問題が解決できず、可変機としての開発は一度断念され、可変機構導入の失敗から通常のMSに設計が戻された。機体自体のポテンシャルが高かったこともあり、その後、ガンダムMk-IIのムーバブルフレームのデータを受けて開発が再度進み、非変形型のMS百式として完成している。可変機として設計された名残として、脚部の独立二層式のデュアルフロートアーマー、バックパックにフレキシブル・バインダーが装備されており、バインダー自体が可動肢として作動することで、AMBACや大気圏の整流作用などで機体の運動性を向上させている。当初の目標であったデルタガンダムは0090年代にデルタプラスとして再設計されたうえ、設計データを流用することによって百式系列唯一の可変機として開発に成功している。 百式はクワトロが搭乗した際にはピーキーな設定が施され、その高速戦闘による実戦データが収集された。同一機体であってもクワトロ大尉が搭乗した仕様から大改修を受け第一次ネオ・ジオン抗争に投入された仕様が存在したとされている。なお、型式番号はリック・ディアス(RMS-099 / MSA-099)の次の開発ゆえに100となり、名称もそれに併せ、設計者であるナガノ開発主任によって「百年保つMS」となるような願いを込めて「百式」と命名された。「γガンダム」とも呼ばれるリック・ディアスに続いて開発コードδが与えられており、百式自体にδガンダムの名称が当てられることもある(デルタガンダムについては後述)。
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「ボール (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
宇宙作業用のワンマンポッド(スペースポッド)をベースに開発された機体。連邦軍の主力MSであるジムは生産力の高い連邦軍といえども保有できる数に限界があることから、ハイ・ロー・ミックス思想のもと、ジムの支援用に廉価版MSとして開発される。ただし、ジムの量産に先行して実戦投入されているとする資料もあり、セイバーフィッシュやトリアーエズといった宇宙戦闘機ではジオン公国軍のMSに対処することは容易ではないことから、「その場しのぎ」として製造されたとする説もある。 人型ではないため、モビルアーマー (MA) と呼ばれることもあるが、連邦軍ではガンタンクと同じくMSに分類されている。これは、連邦軍のMS開発が当初から2足歩行タイプと、無限軌道やバーニアで移動するタイプの2つの流れに分かれているからである。ただし、「モビルポッド (MOBILE POD)」に分類されることもある。スペースポッドを拡大設計し、上部ターレットに低反動キャノン砲を装備、背部スラスターや装甲が強化されている。熱核反応炉をもたず燃料電池で駆動するため、MS用の冷却設備をもたない艦艇でも運用が可能である。単純な構造であり、テレビカメラや遠距離探知・航法システムも簡略化されているため、製造コストはジムの4分の1以下となっている。 宇宙世紀0079年6月にプロトタイプが完成し、テストと並行して量産が開始されている。民生品の生産ラインも流用されており、各生産拠点や運用部隊による塗装のバリエーションも多岐に渡り、稼働や任務に支障のない範囲で独自の塗装も認められていたといわれる。また、現地改修によってマニピュレーターの仕様や武装にもいくつかのバリエーションが存在する。ジムの火力支援のほか、本機のみの部隊で投入されることや、サラミス級巡洋艦に搭載されてパトロール艦隊を形成することも多い。ソロモンおよびア・バオア・クー攻略戦では1,200機が参加し、ジム1機と本機2機を最小単位とする戦闘ユニットが大量投入されている。しかし、急造機ゆえに被害も大きかったという。連邦軍兵士の評判も悪く、「丸い棺桶(コフィン・ボール)」や「一つ目のマト(ワンアイズ・ターゲット)」と陰口を叩かれている。 一年戦争終結後には、もっぱら作業用として運用されることが多く、一部は武装を廃して民間に払い下げられている。
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トリニティライガーTRINITY LIGER番号 不明 所属 アーカディア王国 分類 ライオン型 全長 27.5m 全高 不明 重量 130.7t 最高速度 315km/h 武装 ビームガンマルチレーダータービンアーマークロー反荷電粒子シールド 『ZOIDS SAGA』に登場する主人公機。 アーカディア王国で開発された幻のライオン型ゾイドであり、アーカディアの古代遺産(時空転送装置)を守るために造られたとされている。アーカディア王国の地下通路で石化していたが、Ziデータの採集は可能であった為、後にアトレー一行がゾイドコアを入手し、その際に作り直されている。その後は主人公アトレー王子の愛機として戦い抜いた。三つに分かれたライオンのたてがみに相当するパーツそれぞれに、ビームガン・タービン・マルチレーダーと用途の違う機能を搭載しており、これらを頭部を中心に回転させて状況に応じて使い分けるギミックが本機の最大の特徴であり、また名前の由来となっている。 ZOIDS SAGA シリーズやZOIDS VS.シリーズにも参戦しており、ゲームオリジナルゾイドとしては最も露出の多いゾイドとなっている。 『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では反荷電粒子シールドを装備している。 武装・装備 ビームガン/マルチレーダー/タービン トリニティライガーの鬣部に装備する。 アーマークロー 四肢の爪。 反荷電粒子シールド
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近接戦闘用のガルスJとの共同作戦を想定し、陸戦での後方支援用に開発されるが、宇宙では突撃艇のような性質をもつ機体として運用されている。大型化が著しい宇宙世紀0090年前後のMSの中では頭頂高15メートルと小型だが、火器を内装した着脱式の大型複合ブースターユニット(ブースター・ポッド)を背面に装着する設計により、高い火力と推力を付与できる。ズサ本体や背部ブースター・ポッドのドラム・フレーム部には大量のミサイルが搭載される。ブースター・ポッド装着時は大気圏内での飛行が可能で、大量のミサイルを装備しており、高い機動性と火力を用いた強襲用や爆撃機としても運用される。ブースターを排除することで近接戦闘にも対応できるうえ、マニピュレーター先端は鉤爪状になっており、ルナ・チタニウム合金製の装甲をも引き裂く。 高機動性と攻撃性を兼ね備えた機体であり、その戦闘力を高く評価されてガルスJとともに量産化に至っている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 08:09 UTC 版)
ネオ・ジオンの象徴として開発された、当時最大にして最強のニュータイプ (NT) 専用MS。 本機はサイコミュ兵装の小型化が進みつつあった時代において、性能強化のためにあえて機体サイズの大型化を行った機体である。キュベレイの高性能化をコンセプトとするが、機体設計には接収した地球連邦軍製のサイコガンダムMk-IIをはじめ、その他ネオ・ジオン製MSすべてのノウハウが投入されている。 全身に多数のメガ粒子砲やファンネル、キュベレイの技術を反映した肩部バインダーには巨大なメガ粒子偏向器を搭載し、攻防両面において他機の追随を許さない。スラスターも大出力を確保しており、大型機としては機動性も高い。 コックピットは頭部にあり、サイコガンダムMk-IIと同様に分離し、緊急脱出艇としての機能を備えている。装甲も極めて堅牢であり、フルアーマーΖΖガンダムのミサイルの斉射を受けても致命的な損壊を免れている。 個別の戦闘単位としては最強の性能を持つが、その分だけ搭乗者にも高い能力を要求するため、グレミー派叛乱軍内で本機の性能を引き出せるパイロットは、事実上強化人間であるプルツーのみであった。塗装はライト・グリーンを基調とする。 型式番号の "000" は「トリプル・ゼロ」と読む。本機の「"NZ" と3桁のぞろ目」という型式番号は、その後のネオ・ジオン(残党)軍の大型ニュータイプ専用機であるサイコ・ドーガ (222)、α・アジール (333)、β・アジール (444)、クシャトリヤ (666)、ネオ・ジオング (999) へと受け継がれる。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 20:17 UTC 版)
一年戦争のV作戦により開発されたRXシリーズの1機で、同じRXシリーズであるガンダムやガンタンクと共通規格のコア・ブロック・システムが採用されている。 地球連邦軍初のMSガンタンクは、次世代の主力戦車 (MBT) として開発が進められていたRTX-44を急遽転用したものであったため、MSとしては機動性が低く種々の問題を抱えるであろうことは明らかであった。このため、続くこの機体では、ガンタンクにおいて発生した機動性の問題を解決すべく二足歩行型として開発に着手した。このとき、地球連邦軍では二足歩行型試作ロボット「RXM-1」が開発されていたため、このデータを基に開発が進められた。 本機は装甲材にルナ・チタニウム合金が採用されており、これは後にガンダムにも採用された。ガンダムと比較して運動性よりも装甲厚を重視した設計となっている。そのため、シールドは必要としない。その機体強度は公国軍のMSの5 - 6倍とされる。RX-78と比較して簡素な印象となる頭部は砲撃戦のため、より複雑化したセンサーが導入されている。このゴーグル型ツインアイ構造は、後にRGM-79ジムに引き継がれた。 その走破性や機動性は重力下での運用に耐用するレベルのものである。ガンダムと比較して重量増となったものの、背部ランドセルに装備されたスラスターにより、ジャンプやごく短時間の飛行は可能としている。また、運用構想において、白兵戦用のガンダムや長距離支援用のガンタンクと連携して中距離からの援護砲撃を行う運用を前提としたため、運動性の低下から近接戦闘用のビームサーベルは装備していない。コア・ブロック・システムの採用と相まって、ザクの4倍はコストがかかっているといわれている。 こうして完成したガンキャノンは、ジオン公国軍のMSと比べても引けを取らないものとなり、初期試作型のRX-77-1に続いてRX-77-2として本機が6機製作され、そのうち3機がテストのためにサイド7へ送られた。その後、テスト中にジオン公国軍の強襲を受けて2機が破壊され、残った1機がホワイトベースで運用されることとなった。 ガンキャノン以降、肩に固定武装の中距離支援火器を取り付けるというアイデアは後々まで生き続け、直系のバリエーションの機体以外にも、ガンキャノン・ディテクターやGキャノンなど、類似コンセプトの機体が後に登場する。
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設定解説(ブロッサム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:19 UTC 版)
「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(ブロッサム)」の解説
AE社が「ガンダム開発計画」を進めるに当たり、考えうる限りの要素を導入したトライアル機として開発した機体。連邦軍からの要望を最大限盛り込んだ仕様とされるが、連邦軍からの裁定を待たずに共通フレームのトライアルも兼ねて独自に建造を進めていたとも言われる。コードネームの「ブロッサム」は「花」や「開花」の意であるが、本機を開発したクラブ・ワークス内の共通フレーム開発班「チーム・ブロッサム」の名称からとられた。開発初期にはダブルナッツとも呼ばれていた。 RX-78ガンダムは「万能」な汎用多目的MSとして開発されている。これに対し、一年戦争期の多様なMSのデータをもとに「MSの万能性」を再検討した結果、オプションによって機体の機能を特化させる「汎用多用途」というコンセプトが得られ、本計画の認可の時点で基準コンセプトとして決定する。これを実現させるため、クラブ・ワークスはコア・ブロック・システムを復活させ、異なるタイプのコア・ファイターを換装することでMSの機能を特化させるという方針を打ち出し(従来の生残性確保という目的もある)、これに基づいて最初に設計されたのが本機である。 本機では高機動化が求められ、コア・ブースターとMSの合体を可能とするとともに肩部や腰部、脚部に補助推進機が追加されている。塗装は白・青・黒を基調に一部黄色で塗り分けられ、コックピット・ハッチにはエメラルド・グリーンが配されている。 武装・装備 長射程ビーム・ライフル 背部に位置するドラム式フレームには、武器マウント・アームを介して様々な装備がマウント可能となっている。本武装もそのひとつであり、実戦参加時は右側にマウントされている。当時のMSが装備する火器としては最大のものであり、その威力も強力であるが、エネルギーCAPシステムが確立する以前のものであり、一斉射後のエネルギー・チャージに長時間を要する。グリップは上部に配置される。 MPIWS 名称は「ミノフスキー粒子干渉波検索装置 (Minovsky-Particle Interference-Wave Seacher)」の略で、円形であり単に「レドーム」とも呼ばれる。ドラム式フレーム用の装備のひとつで、実戦参加時には左側に装着される。大型高性能センサーとして高々度から月面の残骸を捕捉する性能をもつが、不調となることが多く信頼性は低い。 ビーム・サーベル 肩口に、初代ガンダムとは異なり前方へ向けて水平に装備されている。コア・ファイター時にはビーム砲となる試作型。 頭部バルカン砲 連邦系MSの標準装備。こめかみに当たる部分ではなく、側面のインテーク部に配置されている。 劇中での活躍 宇宙世紀0082年12月に、完成したばかりの本機が連邦軍の要請を受け、月面でザメル砲による長距離狙撃テロをおこなう公国軍残党の哨戒任務に急遽駆り出され、調整もそこそこに出撃する。連邦軍のジャック・ベアード中尉がパイロットを務め、僚機のジム・コマンド2機とともに残党部隊を沈黙させるものの、ムサイ級巡洋艦の残骸の下敷きとなり、埋もれてしまう(大破したともいわれるが、ジャックは生還している)。実戦データを回収して分析した結果、いたずらに多機能化を求めることはパイロットに負担をかけるため、単一機能を追求すべきとの結論に達し、試作1号機から4号機までが開発されることとなる。 漫画『機動戦士ガンダム 0083 REBELLION』では、クレナ・ハクセルが開発主任を務めており、上記と異なりニナ・パープルトンによる問題点の指摘で開発設計自体がお蔵入りになっている。ただし、一部装備は製作されており、月での改修が完了した試作1号機 フルバーニアンが暗礁宙域でのアルビオンとシーマ艦隊の戦闘へ急行する際、ブースター・ベッドにドラム式フレームを装着して長射程ビーム・ライフルとMPIWSを装備し、ムサイ級1隻を撃沈する。パイロットのコウ・ウラキ少尉によれば、MPIWSの測量と照準のバランスが悪いとされる。
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「ゾロ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
ベスパの宇宙用主力MSゾロアットを重力下用に設計変更した分離可変型MSで、ゾロアットの改造試験機「ゾロ・ローター」を経て開発された。 ゾロはビーム・ローターを初めて搭載した機体であり、地球侵攻の最前線に立つため、トップ・ターミナル(「トップ・ヘリ」とも呼ばれる)とボトム・ターミナルに分離可能な空対地兵器として完成している。多くの内装火器やオプション兵装を採用しているが、これは開発時に寄せられた様々な部署の要求にこたえる必要があり、また宇宙移民で構成されたベスパは地上での兵器運用のノウハウが不足していたためといわれる。オプション兵装はボトム・ターミナルにマウント可能だが、そのほとんどがMS形態での運用を前提としており可変時には使用できない。 長時間飛行が可能な画期的な技術を備えた機体だったが対MS戦闘能力は十分なものではなく、徐々に第一線から退いた。
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「イフリート (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
ジオン公国軍地球侵攻部隊が独自に設計・開発したMS。型式番号からグフとドムの中間に位置する機体ともいわれる。大推力のスラスターを採用し、のちのゲルググをも凌駕する推力を有する。 生産数は8機のみで、量産はされていない。その理由としては、ジオン官僚が宇宙至上主義であったからというものと、カスタムメイド機であり、生産性や操作性が劣悪であったからというものがある。なお本機のほか、08の型式番号をもつ機体としてはYMS-08A 高機動型試作機が存在するが、機体としての関連性はない。
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地球連邦軍のニュータイプ研究所のひとつであるムラサメ研究所が開発した9番目の試作機。型式番号の "M" はムラサメ研究所をあらわす。 一年戦争後、ニュータイプが搭乗したMSに関する調査団が結成され、アムロ・レイが搭乗したガンダムタイプにサイコミュの搭載が検討されたことが、開発の起点とされる。機体はMRX-002を皮切りに、ティターンズからガンダムMk-IIの提供を受け、プロトタイプサイコガンダムの開発を経てU.C.0087年6月にロールアウト。しかし、人工ニュータイプである強化人間のニュータイプ能力の低さによってサイコミュ・システムは大型化したうえ、脳波伝導フィールド形成のための変形機構や、ミノフスキー・クラフトの採用により、その全長は40メートルにも達した。もっともなぜかガンダムタイプの外観は保たれている。これについては、軍の意向からガンダムタイプとして開発することで予算を捻出したともされる。 形状はRX-78に似ているが、設計思想はMSN-02 ジオングがもとになっている。また、頭部にコックピットがあり、分離して小型MAとしての運用も可能。 火器管制や機体制御すべてをサイコミュで制御する方式をとっており、パターンデータを登録することによって外部からの遠隔操作も可能である。その戦闘プログラミングは専任パイロットであるフォウ・ムラサメ専用となっている。本機は可変MSではなく可変MAに分類される。モビルフォートレス (MF) とも呼ばれるMA形態に変形可能で、その巨体を飛行させるためにミノフスキー・クラフトを装備している。この形態では、成層圏を飛行することも可能。一方、ガルダ級の輸送機であっても格納できないため、MF状態で牽引して運用される。 機体は試作1号機と試作2号機が存在しており、ホンコンシティの戦闘に投入されたほか、改修機がキリマンジャロ基地での戦いに投入され、大破している。1号機ではパイロットの感応波を検知した結果、機体がコクピット内の制御を逸脱した動作を行ったことから、2号機においてはサイコ・コントロールシステムを実装し、専用のヘッドセットを利用することで機体外制御を仕様に盛り込んでいる。
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開発はジオン公国の兵器メーカーの一つ、ツィマット社が担当。EMS-04を原機とする。同機は制式採用から落選した後も開発が継続され、エンジンを「土星エンジン」に換装するなどの措置を行い、U.C.0079年10月にEMS-10 ヅダとして完成した。新型の高性能MSと喧伝されたが、EMS-10においてもEMS-04が抱えていた強度不足の問題は解決されておらず、劣勢となっていたジオン公国の地球連邦に対するプロパガンダとして利用された。しかしながら、4機製造されたEMS-10 ヅダは機体強度が許す機動性においてはザクIIを凌駕する性能を見せた。
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エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス(AE社)による可変MS開発計画「Ζ計画」で開発された。 元々、AE社はU.C.0080年代から可変MSの実用化を模索していたが、Ζ計画に伴って本機もその開発計画に組み込まれた。アクシズとの技術交換で得られたガザCなどのデータによって設計されており、Ζガンダムなど後続の可変MSのトライアルを考慮している。開発の母体となったのはAE社に存在する作業用MSであり、それに簡易型の可変機構を組み込んで開発した「アニュス・デイ」をベースとして、さらに完成度を高めたのが本機である。遠距離対艦戦闘やドッグファイトを得意とするが、機体の耐久性から量産化は見送られた。 MS形態 頭部メインカメラは変形時の省スペース化への配慮からモノアイシステムを採用しており、2基のモノアイはそれぞれ水平方向と垂直方向に移動する。 変形機構の簡素化のため、胴体部はわずか3本のアクチュエーターのみで腰部と連結されている。それゆえに十分な強度を確保できず格闘戦にはあまり向かない機体となってしまったが、メンテナンス性は向上することとなった。 背部ユニットにはプロペラントタンクを内蔵している。MA形態時に機首となる先端部には各種センサーが設けられており、艦内移動時には前方に倒すことで省スペース化をはかる。 武装は前腕部にアーム・ビーム・ガン(出力2MW)が各1門装備されており、砲身を180度回転させて使用する。また、脛部にはラックが設けられており、片側に3基ずつ計6基のビーム・サーベル(出力0.5MW)が装備されている。このビーム・サーベルは、ヒートホーク状のビームを形成することもできる。なお、テレビ版『Ζガンダム』第23話などでは、頭部バルカン砲とうかがえる武装を使用している。また、第38話では左袖からグレネードを連射しているシーンが存在し、ゲーム・機動戦士Zガンダム エゥーゴvsティターンズではメタスのサブ兵器として搭載されている。 MA形態 頭部を背部ユニットに収納して腕部と脚部を折りたたみ、肩部と脚部を連結してMA形態となった後、3基のランディング・スキッドで着陸する。MA形態が本機の本来の形態であり、加速・運動性能は申し分なく、宇宙戦闘機としての高性能を示した。メタスの主形態はこちらであり、この形態では防御力に優れる。武装はアーム・ビームガン2基。なお、可変MSのΖIIとリゼルには、本機の変形機構を発展させたものが採用されている。 劇中での活躍 テレビ版『機動戦士Ζガンダム』 主にレコア・ロンド少尉がパイロットを務める。レコアがエゥーゴを離脱したあとは、それまで補欠要員であったファ・ユイリィ軍曹が後任パイロットに昇格している。第44話ではカツ・コバヤシが一時的に搭乗し、ジェリド・メサのバイアランを撃退する。 初登場の第22話から最終話まで、物語全編を通じて高い機動性を持つ一方、前線で戦うにはやや非力(火力不足)として描かれており、断続的に登場しては戦場の端々でそれなりに活躍する姿が描かれる。1号機、2号機はいずれもヤザン・ゲーブルのハンブラビにより撃破される。3号機はティターンズとの最終決戦でジ・Oを撃墜したΖガンダムとカミーユ・ビダン、損壊したガンダムMk-IIを回収し、アーガマへ帰投する。 劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズ 第2作から登場する。レコアが1号機のパイロットを務めた後、増加配備される2号機(劇中では「メタス2(ツー)」とも呼称される)はファがパイロットを務める。テレビ版と異なり有用な支援機として描かれているほか、アーガマ内では背部ユニットを前方へ倒したMSとMAの中間形態も描かれている。第2作『機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-』 1号機が、アポリーのΖガンダムやGディフェンサーなどと共にアーガマへ直接搬入される。終盤では、テレビ版でゲルググのレプリカ機が行っていた百式のメガバズーカランチャーのエネルギー供給役という危険な任務を遂行し、ヤザンのハンブラビに追い込まれたカミーユのΖガンダムをガザC隊の砲撃網をくぐり抜けながらMA形態で救出して曳航するなど、機動力の高さが描かれている。 第3作『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』 ヤザンのハンブラビに挑むものの、テレビ版同様にレコアが行動不能となり、撃墜される。後に増加配備された2号機にはファが搭乗することとなり、以降の全作戦に従事している。 『機動戦士ガンダムΖΖ』 グリプス戦役で受けた損傷をほぼ未修理のままネオ・ジオン軍と戦い(第7話のみトーレスが搭乗)、回を追うごとにさらなるダメージを受けていき(背部ユニット〈MA形態時の機首部分〉の破損、およびバーニアの故障、敵MSにちぎり取られた左手首など)、ついにはガザDとの戦いで上半身と下半身が真っ二つになってしまう(第7話)。Ζガンダムを支援しようと上半身のみのまま出撃するが、Ζガンダムをかばう形で攻撃を受けて操縦不能となり、サイド1の方向に流されたこともあってパイロットのファごと放棄された(第10話)。ファは予測通り救出されていたが、機体がどうなったかは不明である。 『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』 宇宙世紀0088年10月、エゥーゴによるアクシズ攻略作戦で数機確認されている。本作戦ではソーラ・システムIIの運用が予定されていたためにビーム撹乱幕形成の必要性が生じ、ΖIIやパブリクを中心とした突撃機部隊「キリシマ突撃中隊」に編成される。当機はトリコロールで塗装されており、ビーム撹乱弾頭が1基搭載されていた。 『ガンダムMSグラフィカ』 書籍『ガンダムMSグラフィカ』百式編では、50機ものメタスをネオ・ジオンに納入したとする、元AE社社員コーディ・L・ナカージのエピソードが描かれている。しかし、その証言内容は支離滅裂であり、証拠となるサザビーの後ろに陳列されたメタスの画像(青い1機と緑の4機が確認できる)についての説明もないため、真偽のほどは定かでない。 『スーパーロボット大戦シリーズ』 原典における機動力を反映した高い移動力や非力な武装に加え、ゲームオリジナルの機能として、他の機体へ密接した際にそのHPを回復させる修理機能も有している。 『ガンダムバトルシリーズ』 内蔵ビームガンの連射制限がなく弾数分の連射が可能であり、Iフィールドを突破できるほどの火力を誇る。 スペシャルアタックには、「ビームサーベル6本を両手に3本ずつ構え、両腕を交差させて同時に投擲する」というモーションの技がある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 01:50 UTC 版)
最初に実用化された宇宙戦用MA。既存の宇宙ポッドを発展させた機体となる。始祖となる機体はザクIの原型機と制式採用を争ったMIP社のMIP-X1であり、MSと比較して汎用性は劣るものの、大加速を用いた一撃離脱戦闘においては優れるところがあり、MSに続く次世代機として実戦投入が決定する。ビグロはその唯一の実戦配備型である。 2基の熱核ロケットエンジンの大推力を有し、短いボディとAMBACを組み合わせることにより、180度姿勢変換に1.3秒の高機動性を獲得。一撃離脱戦法を得意とするが、高い機動性ゆえに並のパイロットではそのGに耐えられない。開発は北米のキャリフォルニアベースで行われ、実用試験の終了後に初期型14機が生産され、本国に送られた。数機は次期MA開発用にテストタイプとしてYMA-06などの仮ナンバーが与えられ、グラナダでの各種実験に用いられる。MAへのサイコミュ搭載プランの一環でその搭載も検討されていたが、加速性能の低下が原因で候補から外される。また、水中用MAグラブロは、本機をベースに開発された。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 04:45 UTC 版)
一年戦争末期、ジオン公国軍はニュータイプを兵器として投入するため、サイコミュ・システムを搭載したMSの開発を計画する。計画案は仮の型式番号として "MS-16X" で承認され、先行して「ジオング」の名称も付けられている。これについては、究極のMSにジオン公国の名を冠することによる国民の士気高揚を意図するものとする説、公国の基本理念である「ニュータイプの発現」を証明するMSとして開発されたためとする説、公国軍における次世代MSとなることを祈念したとする説がある。 サイコミュ・システムの試作に関しては、当面のデータ収集とビーム兵器のテストを兼ね、中型戦闘機、MAブラウ・ブロ、そしてサイコミュ試験用ザク(のちにサイコミュ高機動試験用ザクに改修)の3つの母機が用意されている。このうちサイコミュ試験用ザクと本機の開発は「ビショップ計画」のコードネームで、総帥直属の本国防空本隊の誘導兵器開発部の管理下で進行する。 機体各部に計13門ものメガ粒子砲を装備するためにジェネレーターは大型化され、通常のMSの3.8倍ものキャパシティで設計がおこなわれている。また、純粋な宇宙戦用として通常は歩行ユニット(脚部)は搭載されず、代わりに可変式のメイン・ロケット・モーターが搭載されている。陸戦用の歩行ユニットを装着する場合は、このユニットごと交換する。腰部スカートが大型化されて大推力エンジンが集中されており、脚部装着時はこちらがメイン・スラスターとなる。 サイコミュ(高機動)試験用ザクによるデータ収集が進むうち、本機の制式な型式番号として "MSN-02" が与えられる。しかし、A級ニュータイプであるララァ・スンの出現と、それにともなう無線誘導サイコミュの完成により、本機は完成直前にプロジェクト・チームの一部を残してア・バオア・クーの本国防空隊の工廠に預けられ、一般兵士用として研究が続行される。搭載されたサイコミュに適合するパイロットが得られないまま、空間戦闘やビームの試射といった実用試験がおこなわれるが、その後のア・バオア・クー防衛戦では、稼働状態にあった3機のうち1号機がシャアによる搭乗で実戦参加している。残りは工廠内にて大破・消失したといわれ、擱座状態で発見された機体は戦後の調査で2号機とされる。
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ジェノザウラーGENO SAURER番号 EZ-026 所属 ガイロス帝国ネオゼネバス帝国 運用開始 ZAC2100年1月 生産数 150機(ZAC2100年秋時点) 分類 ティラノサウルス型 全長 23.0m 全高 11.7m 重量 112.8t 最高速度 260.0km/h 乗員人数 1名 武装 ハイパーキラーファング×1ハイパーキラークロー×2ハイパーストライククロー×2レーザーガン×1レーザーセンサー×1集束荷電粒子砲×1ロングレンジパルスレーザーライフル×2アンカー×2放熱システム 主な搭乗者 リッツ・ルンシュテッド(バトルストーリー)ブレード(フューザーズ) 『ゾイドバトルストーリー』におけるジェノザウラー 「虐殺竜」の異名を持つ、ガイロス帝国軍によって開発されたティラノサウルス型ゾイド。当時帝国軍が開発中であった新型ゾイドにオーガノイドシステム(以下OS)を搭載し、完成させた同システム搭載機の第1号となる。 ガイロス帝国軍ではティラノサウルス型野生体を採用した新型ゾイド「プロトレックス」を兼ねてより開発していた。しかし、野生体をベースとしたゾイドはパイロットとのシンクロ率に制御が依存し不安定化するデメリットを持っていた。ジェノザウラーでは、デスザウラー復活計画で得られたOSの一部を実験的に導入し、闘争本能を刺激することで強制的に安定させる措置を施した。さらにはデスザウラーの開発データや旧ゼネバス帝国亡命技術者が遺したノウハウをも導入。完成したジェノザウラーは、OS搭載機ならではの活性化したゾイド核による生命力・パワーによって従来の同クラスゾイドを凌駕する戦闘力を獲得した。 頑強な装甲と高い機動力を両立するホバリング移動能力を有し、戦力比にしてブレードライガーやノーマルのゴジュラスと同等の性能を発揮。初期に生産された先行型はリッツ・ルンシュテッド中尉によるテストと実戦において高い成績を残したものの、OSが未調整であり、その高性能の代償として搭乗者への精神的ダメージが大きく、負荷に耐えられるのはエースパイロットの中でも10人に1人という量産兵器としては致命的な欠陥を抱えていた。また、OSの搭載を前提に設計したため、システム無しでは機体のバランスが崩れてしまう弊害も発生している。そのため、後に生産された量産型ではOSにリミッターを設定し、戦闘能力の低下と引き換えにより操縦性・安定性を高めた。この量産型はシステム未調整の機体ほどではないが、それでも主力機に相応しい性能を誇る。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるジェノザウラー 本作においては、帝国摂政ギュンター・プロイツェンによって行われたデスザウラー復活計画の折に、ガリル遺跡で発掘されたゾイドコアをベースとしたデスザウラーの変異体とされている。詳細は#ジェノザウラー レイヴン仕様を参照。 『ゾイドオリジナル』におけるジェノザウラー 『ZOIDS concept art』と世界観を同じくする『ゾイドオリジナル』においては、中央大陸戦争末期に、Drデモンの手によって開発されたデスザウラーの系譜に位置付けられるゾイドとして扱われている。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるジェノザウラー バリエーションキット毎に設定が紆余曲折し、2007年発売『HMM ジェノザウラー』の段階では、デスザウラーの復元過程の中でテストケースとして再生に成功したデスザウラーの幼生体と思われるティラノサウルス型野生体をベースに開発された機体と位置付けられている。また、ガリル遺跡から出土したデスザウラーのゾイド因子を投入して開発されたゾイドがジェノザウラー、ジェノザウラーとはゾイドコアにマグネッサーを与える事でストレスフリーとなったOSを採用した機体とした説明も存在する。 一方で、2020年の『リパッケージ版』においてはガイロス帝国軍がデスザウラー復活計画の過程で入手したオーガノイドシステムを導入した新型ゾイドとした説明となっており、『ゾイド公式ファンブック2』の内容に準じている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 02:31 UTC 版)
ジェノブレイカーGENO BREAKER番号 EZ-034 所属 ガイロス帝国・武器開発局(ZAC2100年秋時点)→特務隊(ZAC2101年夏時点)→高速戦闘隊(ZAC2101年夏~ZAC2202年初頭) 配備数 10機(ZAC2100年秋時点) 分類 ティラノサウルス型 全長 23m 全高 13.7m 重量 137.5t 最高速度 345km/h 乗員人数 1名 武装 ハイパーキラーファング×1ハイパーキラークロー×2ハイパーストライククロー×2レーザーチャージングブレード×1NZR複合センサー×1集束荷電粒子砲×1ウィングスラスター×2荷電粒子コンバーター×1フリーラウンドシールド(エクスブレイカー)×2ウエポンバインダー(上:AZ140mmショックガン/下:AZ80mmビームガン/側面:マイクロポイズンミサイルポッド)×2アンカー×2放熱システム 主な搭乗者 リッツ・ルンシュテッド(バトルストーリー)ハンナ・ハンナ(機獣新世紀ZOIDS) 『ゾイドバトルストーリー』におけるジェノブレイカー 先行型ジェノザウラーとブレードライガーの交戦データを参考に、ガイロス帝国がジェノザウラーを強化した機体。「魔装竜」の異名を持つ。 総合性能ではブレードライガーを凌駕する性能を誇るジェノザウラーであったが、格闘性能では近接戦闘に特化したブレードライガーに劣り、直接対決では不利な側面を併せ持っていた。その為、格闘能力・機動力・防御力・火力のあらゆる面でブレードライガーを凌駕する機体として設計されており、こと火力においては後発機のバーサークフューラーをも上回る。 その代償として、操縦性はジェノザウラーより更なる悪化を招いた。ごく少数ながら量産されたジェノブレイカーであったが、その性能を引き出せるパイロットは殆ど存在しなかった。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるジェノブレイカー 同作においては、レイヴンが搭乗していたジェノザウラーRをオーガノイド・シャドーが進化させた機体となる。詳細は#ジェノブレイカーRSを参照。 『ZOIDS concept art』シリーズにおけるジェノブレイカー 『ZOIDS concept art』と世界観を同じくする『ゾイドオリジナル』のコミカライズ版『ゾイドSS』のエピローグにおいてシルエットが登場するが、本編で活躍する事はなかった。一方で、タカラトミーの広報においてはジェノザウラーの強化型機体として設定されていた旨と、デススティンガーの神経系から製作された制御ブリンカーが用意されていたとしている。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるジェノブレイカー 対ブレードライガー戦用装備である「ブレイカーユニット」を装備したジェノザウラーの強化型とされる。ギュンター・プロイツェン元帥直轄の特殊戦闘員「レイヴン」にも「リッツ・ルンシュテッド中尉」の実働データを待たずして、ほぼ同時期にジェノブレイカーが与えられた。詳しい戦闘データは不明だが、この「レイヴン」の機体が本来のスペックを完全に叩き出せた唯一のジェノブレイカーだとされる。また、実際に正式なジェノブレイカーとして調整された機体は「リッツ・ルンシュテッド中尉」のプロトタイプ第1号機を改造したものも含め、5機にも満たないものとされている。戦場ではそれ以上の機体が確認されているが、これは量産型ジェノザウラーにブレイカーユニットなど他の追加装備を施しただけの「ジェノザウラー・ブレイカーユニット装備型」である。また、追加装備の開発経緯は元々中型ゾイド用の突撃戦闘装備として開発されたものとし、ジェノザウラーへの装備が再度検討され、専用装備として生まれ変わったとしている。同解説においては、ジェノブレイカーと呼ばれる多くの場合、量産された数が多いこちらのものを示す。機体性能は本来のジェノブレイカーには遠く及ばず、さらには装備の過重量からジェノザウラーの運動性さえも発揮出来ず、唯一スラスターを作動している場合のみ機動性はジェノブレイカーのものになったとされる。それでも現行ゾイド以上の戦闘力を誇り、エースパイロット(そのポテンシャルを引き出せたパイロットは殆どいなかったが)が乗ることによって共和国軍の通常ゾイドとの戦闘では十二分にその力を発揮し申し分ない戦果を挙げた。また前線の兵士の士気をあげるのにも大幅に役立ったと言われている。「ジェノブレイカー」という名称は共和国軍における「レオマスター」同様、ジェノザウラータイプのスペックを超えた能力を引き出したゾイド乗りとその機体に与えられた称号とされている。一方で、「HMM ジェノブレイカー レイヴン仕様」の説明書においてはHMMジェノブレイカーで記述された設定は言及されず、ジェノブレイカーはエヴォリューション・コクーンによってジェノザウラーから進化したというアニメ版に準拠した経緯となっている。また、2020年に発売されたリパッケージ版の解説においては、『ゾイド公式ファンブック』に準じた説明となっている。
※この「設定解説」の解説は、「ジェノブレイカー」の解説の一部です。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 07:39 UTC 版)
『F91』における年齢は24歳。金髪で、毛先は外側にカールしている。常に右目にゴーグルを着けているのが特徴であり、右目は失明しているとする説もある。劇中では「成り上がり」と揶揄されることもあるが、貴族の出身とする説もあり、ビーム・フラッグにも使用している太陽をモチーフにした紋章はシャル家のものであるともいわれる。漫画『機動戦士ガンダムF91プリクエル』では、父親は小規模な会社(宇宙服の製造)を個人経営しており、普段は役に立たないシャル家の「家柄」に興味をもったブッホ・ジャンク社(社長はマイッツァー・ロナ)とアポイントメントが取れたことが少年期のザビーネによって語られる。 冷静沈着、ともすれば冷淡ともとれる性格であり、敵に対しては容赦ない戦いを見せるが、礼節はわきまえている。感情を表に出すこともほとんどないが、バグによる無差別殺人やラフレシア・プロジェクトを知った際には驚きと怒りを見せ、ラフレシア撃破後に部下からスペース・アークへの攻撃を暗に提示された際には、「我々もバグやラフレシアになるつもりか」と一喝し、見逃す一幕もある。 ロナ家が創設した私設軍隊クロスボーン・バンガード(C・V)の精鋭部隊である通称「ザビーネ大隊」、あるいは機体色を黒で統一していることから「黒の部隊(ブラック・バンガード)」とも呼ばれる第1戦闘大隊の指揮官を務めるエース・パイロットであり、ベルガ・ギロスに搭乗する。
※この「設定解説」の解説は、「ザビーネ・シャル」の解説の一部です。
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設定解説(ゼフィランサス)
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「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(ゼフィランサス)」の解説
初代ガンダムの純粋な発展型。コード・ネームの「ゼフィランサス」はヒガンバナ科のタマスダレの学名で、花言葉は「清い愛、期待」。開発はクラブ・ワークスが担当。 次期主力MS開発のための汎用試作型MSであり、GPシリーズの中でもっとも「量産型」が意識されている。汎用人型兵器の思想を追求して、バランサーやセンサーをブラッシュ・アップまたは設計変更し、より人間に近い運動・可動が可能なように設計されている(この思想はのちにムーバブル・フレームとして昇華される)。実験機であるため、センサー類などが増設され、機体各所にむき出しで仮設されている部分もある。性能は初代ガンダムより3割近く向上するが、環境適応能力は若干落ちており、コア・ファイターの換装でおぎなっている。塗装は初代ガンダム(2号機)と同様に白・青・赤のトリコロールを基調とし、塗り分けもほぼ準じている。 宇宙世紀0083年9月8日に完成するが、制式なロールアウトは29日までずれ込んでいる。10月7日、アルビオンに試作2号機とともに搭載され、システム・エンジニアのニナ・パープルトンらAE社のスタッフも同行してフォン・ブラウンを出港、ジャブローで最終調整を受け、13日に評価試験場であるトリントン基地に到着する。 当初、GPシリーズのテストはAE社が独自に実施し、充分な調整ののちに連邦軍に譲渡される予定であり、パイロットも元連邦軍大尉でAE社のMS開発部門設立当初からテスト・パイロットを務めるニール・クレッチマンが予定される。しかし0083年9月9日、北米オークリー基地で搭乗していたテスト機(本機と同型のジェネレーターを搭載したジム・タイプ)が原因不明の事故により大破、死亡する。事故には不審な点が多いともいわれるが、連邦軍の調査チーム(コーウェン派ではない)は「ヒューマン・エラー」を主張し、本機を含む今後のテストはすべて連邦軍のパイロットによっておこなうことを通達している。 機体構造 胴体部に関してはコア・ファイターIIを参照。頭部 GPシリーズの要求仕様のひとつとして、ガンダムの頭部意匠を踏襲することが設けられている。デュアル・カメラは初代ガンダムのものをブラッシュアップした光学端末で、視差による計測が可能なモードも備わっている。コア・ファイターに搭載されるメイン・コンピューターのコ・プロセッサー・フレームの搭載も踏襲している。前頭部のV字アンテナは送受信の出力強化のため大型化。さらに、モニタリング用のアンテナなどの装備が多数増設されている。 腕部 胴体部にコア・ブロックを内装するため、肩部の可動部品やアクチュエーターのほとんどを腕部に集中して収納している。このため、可動部品の体積当たりのトルクを向上させ、アクチュエーターの小型化を実現している。 脚部 肩関節と同様に、股間部も新設計の高トルク・アクチュエーターが脚部に集中して内装されている。これにより、構造が複雑で頻繁にメインテナンスが必要であった股関節自体の設計が変更されている。その検証のため構造検査などが容易なように、関節部分の露出が多い。 膝部の空隙はオプション・ラッチになっており、テスト運用中は各種測定機器が搭載されているが、架装式オプションのサブ・ジェネレーターの搭載も可能で、グレネード・ミサイルやナイフ状の近接格闘兵装などを格納する案もあったという。 武装 60ミリバルカン砲 型式番号:TOTO KANINNGHAM・ASG81-B8S トト・カニンガム社製。銃身が従来の頭部ユニット一体式から、後頭部よりU字に挟み込む形に変更され、メンテナンス性や装弾性のほか、射程や精度も格段に向上している。装弾数は60発で、地上での有効射程距離は3,500キロメートル。 他種の装備への変更も容易であることから、AE社はプレゼンテーション用兵装として、小口径高初速の次世代型実体弾発射兵器、携行武装の照準強化装置であるレーザー・レンジ・ファインダー、偵察装備ポッドなどを独自に製造している。 ビーム・サーベル 型式番号:A.E.BLASH・XB-G-06/Du.02 AEブラッシュ社製。バックパックに2基装備。出力は0.49メガワット。小型化したビーム・ライフルの駆動部が組み込まれており、コア・ファイター時はビーム・ガンとして使用可能だが、その威力は威嚇や撹乱以外に実効性はなく、実戦ではほとんど使い物にならないと言われている。 ビーム・ライフル 型式番号:ボウワ・XBR-M-82A / BAUVA・XBR-M-82-05H 第4話から使用。ボウワ社製。RX-78-2使用のものと同様に可動式の丸型センサーやフォアグリップを備えた上で初めてEパック方式を採用しており(公的記録では0086年に開発されたガンダムMk-II用のM86系統が最初となっている)、本体に対するエネルギー負担が軽減され、次世代機にもコンセプトが受け継がれる。Eパックは第1世代に分類され、「アナハイム・タイプ」と呼ばれる。出力は1.5メガワット、1パック当たりの装弾数は20発と12発の2説がある。GPシリーズ以外は出力不足で使用不能となる。ガンキャノン用ライフルの後継機として開発されており、射程距離は目を見張るものがある。最大の特徴は銃身下部に小型ビーム・サーベル「ジュッテ」が装備されていることで、ライフルを携行したまま敵の近接兵器を緊急防御可能となっている。スコープの制御センサーにより命中精度も向上しており、光学式スコープでないためデュアル・カメラで覗き込む必要はない。 90ミリマシンガン ジム改などが携行する、当時の連邦軍の標準兵装。第2話の試作2号機追撃の際、トリントン基地にあった本兵装を携行している。第3話の、ベルナルド・モンシアのジム・カスタムとの模擬戦の際にもペイント弾を装填して使用する。 シールド 型式番号:RX・Vsh-023F/S-04712 携行や移送時の配慮として、全長を短縮できる設計となっており、未使用時の慣性モーメントを軽減できるらしいとされる。表面には耐ビーム・コーティングがほどこされ、2, 3回のビームの直撃も防御できるといわれる。 劇中での活躍 トリントン基地に到着した本機と試作2号機は、同基地の人員からテスト・パイロットを選抜するとともに、評価試験がおこなわれる予定であったが、到着したその夜に2号機がデラーズ・フリートに強奪されたため、その場に居合わせた同基地所属のコウ・ウラキ少尉が本機に搭乗するも、強奪は阻止できずに終わる。コウはそのまま本機のパイロットに任命され、2号機追撃の任に就く。ふたたびアルビオンに搭載され、アフリカから宇宙へ上がるが、10月31日に地上用装備のままシーマ・ガラハウ中佐のゲルググMと交戦し中破する。 漫画『0083 REBELLION』では、0082年12月31日に試作2号機とともにAE社の工場で建造中の姿が描かれている。
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ギル・ベイダーGIL VADER番号 DBOZ-17GRZ-02(RCZ) 所属 ガイロス帝国(暗黒軍) 分類 ワイバーン型 全高 16.5m 全長 43.2m 全幅 36.7m 重量 333.0t 最高速度 マッハ4地上歩行時80km/h 乗員人数 1名 設計者 ケネス・オルドヴァイン 主な搭乗者 シュテルマーマリエス・バレンシア(ZBCG) ZEP 攻撃力:87防御力:68総合力:155 武装 ビームスマッシャー×4プラズマ粒子砲×4ニードルガン×10重力砲(G-カノン)×4ツインメーザーレーダーシールド磁気振動システムフェルタンク後部切断翼×2チタンクロー×4ウイングバリアー×2 第一次大陸間戦争時代、ガイロス帝国(暗黒軍)が開発したワイバーン型ゾイド。 デスウイングの成果を反映して開発された。暗黒大陸と中央大陸の間を無補給で往復可能な航続距離を誇り、共和国首都への直接爆撃をも敢行できる。さらには新型飛行システムにより最高速度はマッハ4に達し、飛行コントロール用の空戦フラップを翼に持つため高速での素早い動きも可能。また、その推力によって大気圏外への到達と飛行も可能である。さらに陸戦も得意とする汎用性も持つ。旗艦としてガイロス帝国軍の象徴的な扱いがなされていた機体でもある。
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マッドサンダーMAD THUNDER番号 RBOZ-008(旧)RZ-055(新) 所属 ヘリック共和国テラガイスト(ゾイドVS.II) 分類 トリケラトプス型 全長 41.8m 全高 16.6m 全幅 13.0m 重量 585.0t 最高速度 100km/h 乗員人数 4名 設計者 ハーバート・リー・チェスター教授 主なパイロット ハーバード・リー・チェスター教授グラハム大尉(新バトルストーリー)ビッグキング(ゾイドバトルカードゲーム)レイカ(ゾイドVS.II)フランツ・ハルトマン(ゾイドバトルコミック) ZEP :攻撃力70:防御力56:総合力125 武装 マグネーザー×2サンダーホーンビームキャノン×2反荷電粒子シールド2連大口径衝撃砲2連装ショットガンハイパーローリングチャージャーレーダーレーザーサーチャー×24連ビーム砲 必殺技 サンダークラッシュ 中央大陸戦争時代末期において、ヘリック共和国がゼネバス帝国ゾイドデスザウラーに対抗するため、ハーバード・リー・チェスター教授の力を得て開発した対デスザウラー用トリケラトプス型ゾイド。「狂える雷神」の異名を持つ。 反荷電粒子シールドによって荷電粒子砲を無効化し、マグネーザーで重装甲を貫く戦法によって中央大陸戦争において共和国を勝利に導いた立役者となったゾイドであるが、ZAC2056年の惑星Zi大異変でわずかな幼体のコアを残し、ほとんどの個体が絶滅。共和国軍はその幼体の培養と増殖を行い、成長後に改造する事によってZAC2101年に性能を若干低下させながらも復活に成功。再び戦場に復帰した。同時代でも格闘戦においては無敵の戦力を持つ。
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機動歩兵的な兵器に端を発したMSは恐竜的に進化し、その過程で単機ですべて解決できるような能力・汎用性を実現しようとしたため、性能に比例するかのように機体のサイズが大きくなっていった。 黎明期のMSの平均全高は17-18メートル程度であったが、その後は世代を重ねるにつれて22-25メートル前後、さらには30メートルを超える機体も珍しくなくなっていた。しかし、大型化に伴って整備施設の規模も大がかりなものとなり、シャアの反乱以降の非戦時下の平和な時代では、設備の維持に莫大な予算がかかる状態となってしまっていた。このまま進化を続ければ予算が逼迫することは明白であり、その流れを是正するため、連邦政府は宇宙世紀0102年に外郭団体であるサナリィに解決策を要求した。その結果、サナリィで提案されたのは設備規模縮小のためにMSのサイズを見直し、原点に立ち返る意味も込めてMSが生まれた当初の平均全高をさらに下回るサイズに統一するという、「MS小型化計画」であった。 開発はアナハイム・エレクトロニクス(AE社)に委託されたが、同社は小型MSの開発に消極的であった。同社はこれまで大型化するMSの艦船・設備の建造などで巨額の利潤を得ており、また、同社としては第4世代MSに続く第5世代のMS開発に興味が向いていたため、即座に受け入れようとはしなかった。さらに、当時はマフティー動乱など小規模な反地球連邦運動はあったものの、大がかりな武力衝突は沈静化して連邦軍の主力MSは従来のジェガンタイプの改装で十分だったという事情もあり、小型MSの開発を鈍化させる一因となっていた。このような背景もあり、連邦軍の発注から実に5年もの歳月をかけ、ようやく完成したのが本機であった。 本機は新世代の小型MSを目指して開発されたものの設計は保守的で、ジェガンをほぼそのままに小型化した機体といってもよい。そのため、熱核反応炉はプロトタイプザク以来の基本理論の旧来式のものを採用(サナリィが小型高出力反応炉を開発するのは後年)、ジェガンと同型のジェネレーターを流用するなど基本性能は大差ないが、軽量かつ高剛性の新素材フレームを採用したことにより、出力に余裕が生じたことで機動性や運動性は向上している。設計にはガンダムタイプのコンセプトを取り入れているといわれており、特筆すべき点としてはRGM系量産機には珍しくガンダリウム合金が装甲材に採用されたことが挙げられる。また、コックピットはF71 Gキャノンと共通で、操縦方式はジェガンシリーズに搭載されていたアームレイカータイプからスティックタイプに戻されている。しかし、のちの機体で必要不可欠な装備となるビーム・シールドなどの新技術は搭載されていない。初の小型MSとして生産されたことから初期型は不具合が頻発し、現場からは「ジェガンM型のほうがマシ」とまで言われたが、量産が軌道に乗るとそれらの問題は解消し、総合的な生産性とメンテナンス性はジェガンを上回ったといわれる。 本機は設計自体が従来の焼き直し的なものであったため、その後の第2期MSで採用された新技術はほとんど採用されておらず、連邦軍が要求した性能には達していなかった。結局、MSの大型化に伴う関連設備の更新を求め続けたAE社の意向が本機を「おざなりなMS」に留めてしまった側面があり、同社の判断ミスであった。これは同社が今後もMSの主流は従来サイズであり、小型MSはそれに代わることがない、いわば軽MSであると考えていたことによるものだった。しかし、AE社の開発陣の予想に反し、本機は従来機を上回る数値を叩き出したうえ、機動性向上や戦闘継続時間延長、コスト削減効果、メンテナンスの劣悪さの解消など、小型化の有効性を示したため、同カテゴリの機体の開発を行わざるを得なくなってしまった。 小型化計画の提言を行ったサナリィは、ロールアウトした本機の試作1号機を目の当たりにしてその性能に不満を持ち、連邦軍との蜜月の関係を続けて技術向上に努めなかったAE社に見切りをつけることとなる。本件をきっかけに、コンサルティング会社としての趣が強かったサナリィは方針を転換して独自にMSを開発する道を模索し、後にF90シリーズやF91などの小型高性能MSを開発することとなる。 これらの経緯から、本機は主力MSとして採用されたものの、あくまでもより高性能な後継機が完成するまでのつなぎとして量産された。性能不足の問題を解消するため、強化オプションのプランも検討されていたといわれる。 宇宙世紀0120年ごろより後継機であるジェムズガンが登場するが、宇宙世紀0133年ごろまでは制式機の座を維持する。一部の機体は改修を受け、開発から約40年後においても現役で稼動する。
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開発は資源衛星都市「MO-V」に存在する企業「ハーマン・インダストリ」でおこなわれ、設計は同地の科学者ドクター・ペルゲによっておこなわれた。MO-VがOZの傘下に入ったことから、同組織の制式採用を視野に入れていた機体でもある。「Gユニット」に分類される機種であり、ウイングガンダムゼロやその派生機群とは異なり、特定のコンセプトに特化するよりも換装機構により各種任務に対応する汎用性を重視している。そのため、主動力炉とコックピットを内包する胴体をコアとして、頭部や四肢まで含めた共通規格のオプションパーツを換装することで、あらゆる戦場に適応可能な汎用性を獲得している。この換装機構のためにジェミナスの機体各部にはリニアロック・ボルトと呼ばれる電磁駆動式のジョイントが備えられ、各パーツを接続している。Gユニットとして開発された他機とは装備の互換性を有している。
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ケーニッヒウルフKÖNIG WOLF番号 RZ-053 所属 ヘリック共和国 分類 オオカミ型 全長 21.24m 全高 8.64m 重量 90.5t 最高速度 290.0km/h 乗員人数 1名 主な搭乗者 スティヴ・ボーン(バトルストーリー、ZBCG)クーゴ(ZOIDS惑星Zi)バックス(ZOIDS Web Comic)アルマ(SAGA FUZORS) 武装 エレクトロンバイトファングエレクトロンストライククロー×4ヘッドギア(暗視カメラ・精密射撃用デュアルスコープ)2連装マルチディスチャージャー×2 必殺技 エレクトリックファンガー 「王狼」の名を持つヘリック共和国軍のオオカミ型ゾイド。 西方大陸戦争においてもさまざまな戦線に配備され活躍したコマンドウルフは、激化する戦闘と新型の強力ゾイドの登場に旧世代機と化しつつあった。後継機として開発されたシャドーフォックスは高い基本性能を実現したものの、ベース野生体の個体数の少なさから本格的な量産には不向きであり、共和国軍では更なる後継機の開発が迫られていた。そんな中、帝国からライガーゼロを奪取した共和国軍はそのCASに着目し、コマンドウルフにも転用すべく開発計画を立ち上げたが、これはコマンドウルフの機体完成度の高さ故に設計段階で最新の拡張システムを対応させる事ができなかったことから、コマンドウルフの後継機開発は一時凍結された。 その後、遺跡調査隊によって西方大陸産の巨大オオカミ型野生体が発見・捕獲された事と、ライガーゼロがその性能こそ高く評価されたものの、野生体確保の観点とCASの採用からブレードライガーの3倍以上というコスト高を招いていた事から、それに代わる量産機としてこのケーニッヒウルフが選定され、開発計画は再び大きく進展する運びとなった。 完成したケーニッヒウルフはCASこそオミットされたものの、野生体本来の生命力を尊重した機体構成は引き継がれ、パワー・機動力でゼロに匹敵する性能を獲得。共和国の高速ゾイドではシャドーフォックスに次いで最も優れるステルス性能評価を誇る。 暗黒大陸侵攻作戦の繰上げにより基本構造やコンバットシステムはコマンドウルフから流用することとなり、そのため有り余るパワーが機体の異常加熱を引き起こす危険性が露呈したものの、これは冷却用ファンを背部に装着する事で対処された。現時点でも充分な戦闘力を発揮するが、基本構造やシステムを見直し本来の巨体に合わせ再設計すれば、さらなる性能向上が望める機体とされる。
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一年戦争時の水陸両用機ハイゴッグの発展型で、戦後アクシズへ逃げ延びたツィマッド社の技術者によって開発されたとも言われる。胸部を左右に収縮し、腕部を収納、脚部を折り畳んでほぼ球形の「水中航行形態」(「突撃進攻形態」とも呼ばれる)に変形することが可能。海のないアクシズで作られたという理由から、ネオ・ジオン軍と合流した旧ジオン公国軍残党の信頼は低く、彼らは連邦製のザク・マリナーの方を好んで使用したという。 武装・装備 原型機ゴッグでメガ粒子砲を装備している腹部にはソニックブラストを、さらに胸部には装甲が左右にスライドして現れるミサイルランチャーが8基装備されている。ジオン製水陸両用MSの伝統であるアイアンネイルは、ガンダリウム合金製の装甲をも貫通できた。[要出典] 劇中での活躍 第24話で新型機として登場。ザク・マリナー部隊の隊長が搭乗しアーガマを攻撃するが、これは様子見だったようですぐに撤退している。次の出撃で隊長は旧式のザク・マリナーに乗り換え、カプールは彼らの雇った現地の漁師の少年タマンに預けられた(新型を民間人に預ける判断について隊員は疑問を呈していたが、隊長はアクシズが開発したこの機体を信用できないと説明)。戦闘中にジュドー・アーシタに説得されたタマンは我に返り、カプールを乗り捨てて自爆させ、妹のアヌと一緒に漁師に戻った。ソニックブラストやレーザーは使用する機会がなかった。 漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、フェアトン・ラーフ・アルギスの搭乗機であり、銀色に塗装されていた。また、宇宙空間でも運用された。数々の転戦をしたのち宇宙世紀0088年10月にエゥーゴによるアクシズ侵攻への防衛作戦に参加し、パイロットごと行方不明になっている。 小説『機動戦士ガンダムUC』ではニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体が2機、トリントン基地襲撃に参加している。 アニメ版『機動戦士ガンダムUC』では、ジオン軍残党「カークス隊」の所属機がジュアッグと共にシャンブロの露払いとしてダカールに上陸。市街地で破壊活動を行ない、ジムII1機を擱座させるもネモのビームサーベルに貫かれ行動停止する。またトリントン湾岸基地襲撃へ参加した機体は、トリントン湾上陸時にアクア・ジムを撃破するものの、バイアラン・カスタムのメガ粒子砲によって撃破され残骸はゾゴックのブーメランカッターを防ぐ盾にされた。外伝漫画『『袖付き』の機付き長は詩詠う』の第3話ではダカール襲撃時の搭乗者チーシンの姿が描かれたほか、第7話ではダカール襲撃時に破壊されたチーシン機の残骸がジュアッグの残骸と共に海賊に回収され、無人で動く特攻兵器としてカークス隊基地攻撃に利用された。第8話では同機がカークス隊のテッセラ中尉に機能停止させられた後、崩落する基地から撤退を試みていた海賊たちの退路を塞ぐ形で転倒、それをカークス隊機と誤認して発砲した海賊たちを巻き添えにして爆発した。 『ガンダム Gのレコンギスタ』においては、旧世紀のモビルスーツの一つとして退色したままの姿で保管されていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 22:53 UTC 版)
ゴジュラスギガGOJULASGIGA番号 RZ-064 所属 ヘリック共和国 分類 ギガノトサウルス型 全長 格闘モード 29.5m追撃モード 34.9m 全高 格闘モード 17.0m追撃モード 14.4m 重量 200.0t 最高速度 格闘モード 95.0km/h追撃モード 180.0km/h 乗員人数 1名 武装装備 ギガクラッシャーファングハイパープレスマニピュレーター×2ロケットブースター加速式クラッシャーテイルテイルスタビライザークラッシャーテイル用脚部補助アンカー×2ハイパーEシールドジェネレーター封印武装「32門ゾイド核(コア)砲」ハイブリッドセンサー 主な搭乗者 スティブ・ボーン少尉(バトルストーリー) ルイーズ大統領が残したデータを元に開発されたヘリック共和国軍のギガノトサウルス型ゾイド。 西方大陸戦争においてもゴジュラスはその少ない個体数にも関わらず活躍を見せたが、ガイロス帝国軍がジェノザウラーを配備するに当たり、その旧世代化を露呈してしまう。これを受けゴジュラスの後継機開発に着手した共和国軍だが、オーガノイドシステムを搭載したゴジュラス・ジ・オーガは高い性能と引き換えに乗りこなせるパイロットがおらず自動操縦機として改装された。その後、戦場が暗黒大陸に移るとケーニッヒウルフやガンブラスター、マッドサンダーなどの機体群が優先され、ゴジュラス後継機開発は一時凍結されてしまう。 その後、ゴジュラスの後継機開発は再び再開される。ゴジュラスの耐用年数が限界に来ていた事から計画は抜本的な見直しを迫られ、その開発ベースは西方大陸種のゾイドへと変更された。ゴジュラスギガの開発ベースとなった野生体は、希少種であるギガノトザウルス型であり、その背ビレを付けた姿がゴジュラスに近似していることからゴジュラスの名を冠された。 共和国軍が旧大戦の頃から続けてきた研究成果が反映されており、各種兵装を用いた格闘戦を得意としている。本体には直立姿勢の格闘モードから前傾姿勢の追撃モードへの変形機能「トランス・フィギュレーション・システム」を採用。追撃モード時には巨大ゾイドの常識を超えた機動力を得る。追撃モードにより、ゴジュラスギガは高速ゾイドと連携し、戦線を展開することが可能となった。ギガノトサウルス型野生体の超絶的な格闘能力を最大限に発揮しており、接近戦での戦闘能力はデスザウラーさえも凌ぐ。 また、ロールアウト当時に猛威を振るっていたダークスパイナーのジャミングウェーブを遮断するべく、機体内部には遮断回路を設けるとともに、装甲素材に古代チタニウム合金を採用。この装甲は強固さも並外れており、並の砲火では傷一つ付くことがない。当初、ゴジュラスギガには荷電粒子砲に耐え得る重装甲化の設計がなされていたが、この装甲とEシールドの採用によって重量増加を抑える事にも成功した。一方で、ゴジュラスと同様に乗り手を選ぶゾイドであり、ゴジュラスギガ自身が認めないパイロットには従わない一面も持つ。
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キングゴジュラスKING GOJURAS番号 RPZ-24 HRZ-001(RCZ) 所属 ヘリック共和国 分類 ティラノサウルス型 全高 26.2m 全長 36.0m 全幅 20.2m 重量 510.0t 最高速度 140km/h 乗員人数 1名 主な搭乗者 ヘリック・ムーロアII世 ZEP 攻撃力:95防御力:88総合力:183 武装 ブレードホーンスーパーサウンドブラスターミサイルポッドガンフラッシャースーパーガトリング砲×3ダブルキャノン×2クラッシャーテイルビッグクロー×2マルチレーダーアンテナ×4(通信用アンテナ)(全天候3Dレーダーアンテナ)(大型複合レーダーアンテナ)(対地センサーアンテナ)グラビティモーメントバリアー ゾイドバトルストーリー終盤の大陸間戦争(第一次大陸間戦争)末期、ヘリック共和国が暗黒軍(ガイロス帝国)との決戦のために持てる技術を結集して生み出した、最終決戦用のティラノサウルス型の最強ゾイド。 その開発ベースにはゴジュラスと同一の野生体を使用し、内部システムにはグローバリーIII世号に由来する「重力コントローラー」と「エネルギーフィールド」を内蔵し、重力コントローラーによってその駆動をアシストし、エネルギーフィールドによって巨体を支えている。また、コクピットには重装甲を設けており、モニターには3Dディスプレイを導入した。 ゴジュラス同様に格闘戦を得意とし、全身の各種兵装を駆使し暗黒軍ゾイドを一方的に破壊する。その上全身は通常ゾイドの攻撃を跳ね返すほどの非常に強力な重装甲で覆われており、デス・キャットの超重力弾砲の直撃に耐えた場面もあった。さらに電子戦や水中戦も可能とする。キングゴジュラスの登場から約40年後、第二次大陸間戦争以降も強力な新型ゾイドが次々と開発されたが、それでもなお、本機を越える戦闘力を持ったゾイドは存在しないと言われている。
※この「設定解説」の解説は、「キングゴジュラス」の解説の一部です。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 02:33 UTC 版)
月面に配備されていた移動式対地攻撃兵器ルナタンクを元に開発された機動砲座。 ルナタンクからの改修にあたり、アッザムにおいては地上での運用に耐え得る変更が行われている。大出力のジェネレーターと、ミノフスキー・クラフト、メガ粒子砲を採用、更にロケット・エンジンを廃し8基のホバーエンジンを導入した。ルナ・タンクでは最大のスペースを占めていた燃料タンクは撤去され、アッザム・リーダー、ミノフスキー粒子発生装置、パワーフィールドジェネレーターが収容されている。コクピットの基本はルナタンクと大きな差異はないが、表示方式やコントロールを改修。乗員は操縦士と射撃手の2名であるが、非常時にはオートパイロット機能を使用して1名での運用も可能であった。 搭載されたミノフスキークラフトはアッザムの巨体を浮遊させる事に成功しているものの、実験段階のものであるため、50分以上の飛行は行えない。また、飛行の為に十分な装甲が施されていない。アッザムはモビルアーマー構想が確立される前の機体であったものの、モビルアーマー第1号として扱われる。2機が製造され、うち1機は中部アジアで交戦。本来は対トーチカ兵器として使用されるはずだったが、偶然にもガンダムと交戦することになった。
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「ジャスティスガンダム」の記事における「設定解説」の解説
パトリック・ザラの指示のもと、国力・物量に劣るザフト軍が奪取したG兵器のデータを注ぎ込み、統合3局によって開発された試作型MS。ザフトにおけるイージスの後継機として作られた機体であり、兄弟機である「ZGMF-X10A」と共にC.E.71年4月1日にロールアウト。「ナチュラルに正義の鉄槌を下し、コーディネイターの真の自由を勝ち取る」旗印となるべく、ZGMF-X09Aは「ジャスティス」、ZGMF-X10Aは「フリーダム」と命名された。 地球連合のGAT-Xシリーズおよび予想されるそれらの量産化を考慮した場合、連合軍の物量でザフトのMSの優位性が覆される事は大きな懸念材料であった。そのため、ザフトと連合の技術を融合した機体としてジャスティスは開発された。基本構造はゲイツをベースとし、その運動性能や情報収集能力を引き継ぎつつGAT-Xシリーズの技術も導入した機体となった。さらには単機で多数の敵MSを圧倒する戦闘力を示しうる対連合の切り札となるべく、Nジャマーの効果を打ち消す「ニュートロンジャマーキャンセラー」を搭載した核エンジンを動力とした事で無限に近いエネルギーを獲得。それにより兵装の大幅な出力向上と従来機を遥かに上回る稼働時間延長を両立し、PS装甲もダウンする事がなくなった。 ジャスティス最大の特徴は、後述の「ファトゥム-00」にある。外付けのフライトユニットを背部に接続し機動性を向上させるアイデア自体は連合のストライクで実用化されたものだが、ジャスティスではこれをさらに推し進め、ファトゥムを遠隔操作可能としこれを活用した合体・分離戦法により別の無人機(僚機)と連携するかのような多重攻撃に用いることも可能としている。多数の固定火器により高い砲撃力を有するフリーダムと比較すると単純な総合火力では一歩及ばないものの、その高い機動性と攻撃能力からC.E.71年においてトップクラスの機体として君臨した。エターナルに属してからは識別番号「102」を使用した。
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設定解説(サイサリス)
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「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(サイサリス)」の解説
核攻撃を主目的として開発された機体。コードネームの「サイサリス」はホオズキの学名で、花言葉は「偽り」。 開発は第2研究事業部が担当し、基本的に公国系の技術をベースに造られている。最初期の設計案(型式番号:RX-78GP02)によれば、本機はいわゆるドム系の重MSとされ、強固な装甲と強力な火力を備え敵陣深く進行して拠点を要撃するという「強襲・攻撃型MS」であった。MS同士の格闘戦の実効性に懐疑的な連邦首脳部は、当初から試作1号機より本機を本命視しており、さらなる重武装を求められる。さまざまな武装のバリエーションが検討・提案されるが、当然の帰結として核装備の可能性が検討される。 宇宙世紀においても「最強の兵器」は「核」であり、その破壊力と戦略上のインパクトはほかの兵器の追随を許さない。「最強のMS」を目標とする本計画において、本機は「最強の機動兵器」であるMSに「最強の破壊兵器」である核を搭載しており、戦後の優位性を維持するために造られた「徒花」であるともいわれる。南極条約が締結される以前の一年戦争緒戦でも、ザクII C型が核弾頭のバズーカを使用しているが、戦術核並みの威力しかない。 本機に搭載されるMk.82弾頭は議会の予算において戦術核として申請・登録されているものの、実際には戦略核の数倍の威力をもつものである。ただし、弾頭の到達半径が短いことから自機も爆心地にいることになるため、すべての装甲に耐熱・耐衝撃処理がほどこされる。表面には3層のコーティングがほどこされ、揮発することにより熱線の30パーセント以上を遮断、宇宙空間では1,000メートル、地上でも3,000キロメートルの距離でMk.82の爆発に耐えうる。 基本フレームは試作1号機と共通のものを採用しているが、外観はまったく異なる装甲ユニットを使用している。公国系と連邦系のMS技術が融合した本機の斬新な設計思想は、リック・ディアスに代表されるのちのグリプス戦役期のMS群に多大な影響を与えている。塗装は試作1号機と同様のトリコロールだが、全体にくすんだ色調となっている。 1号機に先んじて0083年9月18日にロールアウト。アルビオンによって1号機とともに地上試験および戦術核発射テストのためトリントン基地に運ばれる。 機体構造 頭部 装備される基本パーツやセンサー類は試作1号機とほぼ同等のものであり、コ・プロセッサーも搭載されている。ただし機体の性格上、これらは核攻撃時には物理的・電気的に外部から遮断される構造となっており、メイン・カメラやインテークにはシャッターが設けられている。そのためいわゆる「ガンダム系」とは異なる外観となっている。 胴体部 後述のFTBなどの装備を稼働させるため、高出力のジェネレーターを搭載。コックピットは、核爆発の爆心付近での作戦遂行およびパイロットの生還を保障するため、通常のMSをはるかに上回る強度と生残性を兼ね備え、インテーク類も極端なまでに省略されている。一年戦争末期に提案された球形コックピット(球は構造的に外圧に対してもっとも強い)を継承しつつ、ハッチに至るまで何層も複合装甲と緩衝材が重ねられている。コックピットそのものにも強力な減速材が充填され、パイロットの被爆を防ぐ。この構造により、教育型コンピューターがかなり犠牲となっている。非常時には爆裂ボルトでコックピットを射出することが可能となっている。また、コックピット周囲にIフィールド発生装置を搭載し、核パルス電磁波 (EMP) や熱線を無効化する試みもあったといわれる。 背部には「ウォーヘッド・ストック・パイル」と呼ばれる、核弾頭を格納するコンテナが装備されている。この発想は、リック・ディアスのウェポン・プラットホームへと受け継がれている。 腕部 バックパックの代わりに両肩に装備された「フレキシブル・スラスター・バインダー (FTB)」(「アクティブ・スラスター・ユニット」とも呼ばれる)が本機の最大の特徴である。機動性を確保するために特化されたもう1対の「腕」とも言える装備であり、行動に制限されることなく機体を稼働させることができる。2基ずつ装備されているロケット・モーターは、1基で標準的なMS1機を充分に機動させるだけの出力をもつ。これらによるユニットの総推力は膨大であり、地上でのホバー走行も可能となっている。宇宙空間ではAMBAC作動肢としても活用できる。画期的な装備であり、のちのMSに多大な影響を与え、さまざまな形で継承されている。 脚部 当初は強襲用MSとして設計されていたため、空間戦用のプロペラント・タンクか、地上用のホバー装備が実装される予定であったといわれるが、核装備へとコンセプトが変更されるに当たりアビオニクスのみ流用され、冷却装置が搭載されている。旧公国軍軍のドムやゲルググに見られ、ガンダム・タイプMSではほかに見られないフレア構造になっている。専用のシールドのサイズでは脚部の防護はほぼ不可能であり、同等の冷却装置が装備されている。 武装 60ミリバルカン砲 対空迎撃や格闘戦時の牽制、対人掃射などに使用される。 ビーム・サーベル 型式番号:A.E.BlashAEXB-909L AEブラッシュ社製で、両腰に1基ずつ収納。重MS用の標準装備として開発されていたものの改良型であり、緑色のビーム刃を形成する磁場が既製品より細い。口径は400ミリ。試作品のため、ビーム刃の出力や磁界強度をマニュアルで変更可能な機能が追加されており、柔軟な運用が可能となっている。 アトミック・バズーカ 型式番号:AE/ZIM.G-BAZ-0186-A 「専用バズーカ」または「核バズーカ」とも呼ばれる。運搬時はバレルを分離しシールド裏に格納、「ニュークリア・バズーカ・ベース」と呼ばれる機関部は右肩後部にマウントされている。発射時には機関部を水平に跳ね上げてバレルを接続する。接続後はマウント部が解除され、取り回しが可能となる。 使用されるMk.82弾頭は0078年に連邦軍が基礎設計をおこなったもので、設計段階で計画ごと破棄されたと言われていたが実際には完成しており、一年戦争で南極条約が締結されたあとも解体されず、最高軍事機密ながら一年戦争中にトリントン基地に秘匿される記録映像も残されている。0079年12月26日には公国軍特殊部隊「マッチモニード」によって同基地が占領され、奪取されそうになるが、連邦軍の「ホワイト・ディンゴ」隊によって阻止される。 後部にはブースターが接続され、劇中のコンテナへの格納シーン(第1話)では弾頭部とブースター部を分離した状態で縦置きに収納されている。そのため、本武装は実体弾を発射するという資料もあるが、劇中の発射シーン(第9話)ではビーム・バズーカのような太い光条を射出している。小説版によれば、同弾頭は「レーザー核融合弾」であり、起爆剤として核分裂反応を使わず、ミノフスキー・コンデンサーに蓄積された膨大な電力がレーザー光を発振して1点に収束され、10億分の1秒で1億度に相当する超々高熱を発生、それにより圧縮された重水素混合体がメガ粒子ボルトに換算されるエネルギーを開放する、とされる。弾頭の安全装置の解除は本武装以外では不可能であり、砲口のセーフティ・キャップも発射寸前まで解除できない構造となっている。 なお、本機の型式番号の末尾に追加された "A" は、本武装の頭文字にちなんでいる。 ラジエーター・シールド 型式番号:NR-Sh-02-RX/S-00013 「専用シールド」とも呼ばれる。機体保護のための耐衝撃装備のほかに冷却装置が内蔵されており、液体水素などの冷却材が充填され、機体を核の高熱から守る。これを破壊されると、アトミック・バズーカが事実上使用不可能となり、バレルの運搬にも必要不可欠な装備である。 以下の武装はアニメ本編には登場しない。MS用対艦ライフル 『0083』Blu-Ray Box特典のピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」に登場。アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でシャア専用ザクIIが携行するものと同型。HLVで宇宙に上がった試作2号機を待ち構える連邦軍艦隊のミサイル1発とジム改1機を1射で同時に射抜き、ガトーをして「長距離射撃管制はさすがと言おうか」と言わしめる。しかし直後に投棄し、接近戦に移っている。 ジャイアント・バズ / 核バズーカ 前者はリック・ドム、後者はザクIIの装備。連邦軍が、試作2号機の運用構想の基本に置いているとされる。 ビーム・バズーカ フィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION』で付属したのが初出。本武装を装備した仕様の型式番号を "RX-78GP02BB" とする資料もある。 デラーズ・フリートがアトミック・バズーカ使用後の再利用案として検討したとも、実際に用意されたともいわれる。MS用移動砲台であるスキウレのビーム砲を流用し、アトミック・バズーカと同様にバレルと基部が分離可能なように改造されている。試作2号機は、観艦式での核攻撃後に本武装を携行して、地球に向かうコロニー「アイランド・イーズ」の護衛に就く予定であったといわれる。 多連装ロケット・システム 「ハーモニー・オブ・ガンダム」で設定された。 "MLRS (Multiple Launch Rocket System)" とも呼ばれる。本計画で進行していたプランのひとつで、アフリカやユーラシアに潜伏する公国軍残党を掃討するため、敵拠点やMS小隊に対して中距離からの面制圧をするための支援爆撃を前提として用意される。アトミック・バズーカおよびコンテナに替わって背部に装備される6連装ロケット・ランチャーで、実機製作前にJCAP(教育型コンピューター支援による統合プロダクツ)によってさまざまなシミュレーションがおこなわれ、斉射から単発発射による時間差あるいは各個攻撃も可能なように調整される。その火力はひとつの街を廃墟にするのに充分とされるが、トリントン基地での地上試験には間に合っていない。 プラズマ・リーダー 最初期の設計途上において検討された装備のひとつで、多弾頭弾としての射出が予定される。ほかに徹甲弾や炸裂弾、ビーム撹乱膜散布弾が提案されている。 ゲーム『スーパーロボット大戦EX』でも装備している。同作品では味方として現れるガトーが「やむを得ない状況でしか使わない」とアトミック・バズーカを封印し、代わりに使用する。マップ兵器のため攻撃時のグラフィックはなく、装備部位などは不明。 ビーム・ライフル ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズで装備。作品によって試作1号機またはジムIIと同型、あるいは同シリーズのオリジナル・メカであるR-1のブーステッドライフルと同型のものを携行する。 以上のほか、漫画『0083 REBELLION』では、フォン・ブラウンにケリィ・レズナーを迎えに来た際にアトミック・バズーカとラジエーター・シールドに替えて、リック・ドム用のビーム・バズーカと通常のシールド(オリジナルデザイン)を携行し、両FTBにシュツルム・ファウスト計4基とジャイアント・バズ計2丁、両脚にザクII用3連装ミサイル・ポッド計2基、背部にMLRS(4連装)およびMS用対艦ライフル、ラケーテン・バズ3丁、増加ブースターおよびプロペラント・タンク2基という重装備で現れる。 劇中での活躍 トリントン基地に到着した10月13日の夜に核弾頭が装填され、その直後にデラーズ・フリートのアナベル・ガトー少佐によって核攻撃に必要なラジエーター・シールドともども強奪される。翌14日深夜にコムサイIIに搭載され脱出を図るが、追撃隊の試作1号機にコムサイIIのコックピットを破壊され、離陸直後に大破炎上する。しかし、本機はラジエーター・シールドといった耐熱装備のおかげで無事であった。予定を変更し、早朝にユーコン級潜水艦 "U-801" と合流してアフリカ大陸に渡る。23日、キンバライド基地からHLVで宇宙へと上がり、ムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」に収容され、31日にデラーズ・フリートの本拠地「茨の園」に到着する。同日、デラーズ・フリートは連邦の公用通信回線をジャックして宣戦布告を放送。本機をバックにした首領のエギーユ・デラーズ少将は、一年戦争の終戦協定は無効であると主張し、戦時条約である南極条約はいまだ有効であるとの立場から、本機の開発は連邦軍の条約違反であると批判する。11月10日、デラーズ・フリートはコンペイトウ宙域で挙行される連邦軍の観艦式を襲撃、本機は核攻撃をおこない参加艦艇の3分の2を自航不能にするも、核爆発の威力にシールドを支える左腕が耐えきれず、ジョイント部分が損傷して使用不能となる。直後にフルバーニアンと交戦し、相討ちとなり爆砕するが、ガトーは脱出に成功する。
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「ライトニングサイクス」の記事における「設定解説」の解説
ライトニングサイクスLIGHTNING SAIX番号 EZ-035 所属 ガイロス帝国 分類 チーター型 配備数 70機(ZAC2100年秋時点) 全長 18.4m 全高 8.8m 重量 65t 最高速度 325km/h 乗員人数 1名 武装・装備 パルスレーザーライフル×2レーザーキラーファング×22連バルカン砲ストライクレーザークロー×4ブースターパックウイングスタビライザー×2バーティカルスタビライザー×2マルチセンサーテイル 武装(HMM) パルスレーザーライフル×2レーザーキラーファング×22連バルカンセンサーユニット(耳部分)ストライクレーザークロー×4対地センサー高速ブースターパックウイングスタビライザー×2バーティカルスタビライザー×2ミサイルポッドAZ2連装衝撃砲 主な搭乗者 アイン・ツェルカンプゥ(バトルストーリー)レイラ・ターレス(インフィニティ) 『ゾイドバトルストーリー』におけるライトニングサイクス ガイロス帝国軍が西方大陸戦争に開発したチーター型高速ゾイド。「閃光の剣(つるぎ)」の異名を持つ。ヘリック共和国軍の高速戦闘部隊に苦戦を強いられる中、コマンドウルフを超える中型高速ゾイドの開発を迫られた帝国軍技術部が、既に基本設計を含め旧式化していたヘルキャットの後継機として開発した、限定的なオーガノイドシステム(OS)を採用し完成させた次世代機。また、開発にあたってはレッドコマンドウルフの研究データを反映した、予てから開発していた新型高速ゾイドがベースという説明も存在する。脚部には消音機能が施されているとともに放射熱を抑えた優れた隠密性はそのままに、ブースターパックによる出力でブレードライガーを上回る機動力を獲得し、運動性能はジェノブレイカーをも凌駕する。また、OSの搭載によってシールドライガーを超えたパワーを持ち、高速域の戦闘ではライガータイプを圧倒する。ガイロス帝国技術部が威信をかけて作り出したゾイドであり、そのステルス性の高さから偵察・破壊工作においても機能する機体となった。 技術陣の要求性能を満たしつつも、OSの搭載によって機体は大型化し、その生産性は悪化した。しかしながら性能は当時の高速部隊主力機だったセイバータイガーをも上回った事から、想定されていたヘルキャットに代わる支援機に留まらず、セイバータイガーに代わる新主力機となった機体である。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』、『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』におけるライトニングサイクス ドクター・ディが古代ゾイド人が遺した遺跡の技術を取り入れて開発した新型ゾイド。作中では量産計画も存在したが、実現しなかった。詳細は#ライトニングサイクス アーバイン仕様を参照。 同作の続編である『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』においてもライトニングサイクスが複数体登場する(#ライトニングサイクスTS、#ライトニングサイクスJaSを参照)。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるライトニングサイクス セイバータイガーとヘルキャットの運用が戦力不足になった事から開発されたセイバータイガーの支援用ゾイドで、デスキャットやライジャーの技術を取り入れ、加えてオーガノイドシステムを搭載した機体。熱分散装甲と熱分散塗料によって高いステルス性を発揮し、試作機のうち一つはドクターDに委ねられ、調整が施されている。一方で、古代遺跡の技術を取り入れて開発されていたゾイドが一度は共和国・帝国間の大戦終結で見送らた後、更なる紛争の発生と共和国・帝国間の再戦を想定した軍備拡張も視野に入れ、ドクター・ディが古代遺跡の技術を取り入れて開発したゾイドとした設定も存在する。
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「ガンダムF90 (架空の兵器)」の記事における「設定解説」の解説
宇宙世紀0102年、連邦軍の諮問機関であるサナリィは連邦政府にMSの小型化を提言、0105年11月に依頼を受けたアナハイム・エレクトロニクス (AE) 社が小型MSの開発に着手し、宇宙世紀0109年にその第1号であるヘビーガンがロールアウトする(ここまでの経緯の詳細はヘビーガンを参照)。ヘビーガン試作1号機の性能に不満を持ったサナリィは、連邦議会の承認を経てMSの自主開発を開始する。この小型MS開発計画は『F計画』と呼ばれる。 ヘビーガンの運用実績に一応の満足を得た連邦軍は、0111年に "ATMS (Advance Tactical Mobile Suit)" と呼ばれる次期主力MS開発計画においてさらなる高性能機の開発を要求する。その内容は「性能を落とすことなく調達容易な小型MSを作成せよ」というものであった。これに応じて提出された数社の開発提案の中から選ばれたのが、AE社のMSA-120と、サナリィの本機(当初の型式番号はF9)である。 サナリィの技術担当重役であるジョブ・ジョンのもとに結成された開発チームに、AE社や木星支社から招聘した技術者グループを加え、チーフ・デザイナーにアルマイア・グッゲンバイガーを据えたメンバーによって開発がおこなわれ、同年9月に1号機がロールアウトする。 10月にコンペティションがおこなわれ、1次審査の設計データをもとにしたコンピューター・シミュレーションでは、最大出力と対弾性ではMSA-120が勝るものの、運用コストや機動戦力比などではF9が上回り、総合性能でも高ポイントを獲得。そして2次審査のテストベッド同士による模擬戦においては、機動性の上回るF9が圧勝して審査官に大きな感銘を与え、選定される。 F9の採用によって約40年に渡るAE社のMS開発の独占は崩れる。しかし、性能的には満足いくものであるものの、主力MSとしてはいくつか不都合な点が散見されることから、連邦軍は実績のないサナリィの機体の量産は時期尚早と判断し、F9の改修およびデータ収集と評価試験の続行を命じる。これを受け、製作された2機の実験機はF9シリーズの0号機という意味でF90と呼ばれることとなる。 頭部はツイン・アイにV字アンテナなど、ガンダム・タイプの意匠を受け継いでおり、塗装もガンダム・タイプを踏襲したトリコロールを基調に塗り分けられている(2号機は時期により異なる)。しかし、バンダイ発行の雑誌「Bクラブ」の連載『月刊MSジャーナル』によれば、アナハイム・エレクトロニクス社の重役は宇宙世紀の軍事機関誌「月刊MSジャーナル」の記者に対し、この機体をあまりガンダムとは呼んで欲しくない、とコメントしている[要出典]。 なお、長谷川裕一の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、本機の前身であるF89が登場。0100年時点における通常MSサイズでの完成形を追求し、収集したデータをもとにダウンサイジングすることで本機が開発されたという。
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エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクスによる共同開発計画「Ζ計画」で開発された機体の一つ。 宇宙世紀0086年初旬、エゥーゴと協力関係にあったアナハイム社は、エゥーゴからの依頼を受け、リック・ディアスの完成と同時に次世代の高性能MS開発計画「Ζ計画」を発動させる。 本機を開発するにあたり、開発チーフはカツミー設計技師、総合技術オブザーバーは旧ジオン公国出身のアレクサンドロ・ピウスツキ博士が担当している。まず、当時開発が進められていた機体をベースとしたデルタガンダムを設計するものの、これはフレームの強度不足から採用が見送られている。その後、アクシズからの技術交換によって得られたデータをもとに、より変形機構が簡易な実験機であるメタスを開発するが、これは難なく進捗し、データ収集も完了するものの、既存のMSとはスタイルが異なる試作機の域を出ないものであり、白兵戦には適さない機体となる。そこでさらに非変形型のプロトΖガンダムが開発されるが、この機体はアナハイム社特有のブロックビルドアップ機構により生産・整備性を高める狙いがあるものの、制御系に課題を残している。そして、このプロトΖガンダムをベースに変形機構を盛り込む試みをおこない、変形機能こそ実証するものの、フレームの設計がMS形態時における金属疲労に耐えきれないことから実用化には至っていない。 その後、ティターンズが開発したガンダムMk-IIが同社に持ち込まれたことで状況は一変。ガンダムMk-IIに採用されたムーバブルフレームの設計思想は斬新であり、可変MSに要求される機能を十分に備えたものであった。アナハイム社は、この技術の取得後に大気圏突入能力の実証を目的としてフライングアーマーを開発。ガンダムMk-IIのオプションとして用意し、データの収集を行った。 さらにカミーユ・ビダンによる変形MS案のプロットを採用。ムーバブルフレームによる可変機構はアナハイム社所属のゲルハルト・グルック博士の手により実用化される。こうして完成したΖガンダムは「ウェイブライダー」(以下WR)と呼ばれる巡航形態への変形能力を有し、大気圏突入をも可能とする破格の汎用性を実現した。本機のムーバブルフレームの基本構造はコピーが容易であるうえに他の機体とは比較にならない強度を持っていたため、以後に開発されたMSのほとんどがどこかにこの構造を取り入れている。ジェネレーター出力も高く、高出力の超小型核融合炉を備え、ΖガンダムはU.C.100年代の機体にも近似する仕様といえる。便宜上、第三世代MSとも称される高性能MSとなった。 装甲材質 装甲材質はリック・ディアスや百式と同様にガンダリウムγを使用し、さらなる軽量化と高剛性を実現している。この素材の採用がなければ本機は自重によって機体各部の運動性を損ない、変形の所要時間を短縮することもできず、実用機としては完成しなかったといわれる。大気圏突入を行う機体の性質上、外装やシールドは入念な耐熱処理が施されており、ビームによる射撃・斬撃にも数回ながら耐えうる。ただし、シールドはWRの一部を構成するパーツでもあることからデリケートな構造であり、整備面で若干の問題があった。 各部機構 熱核ジェット / ロケットエンジンおよびミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉は変形機構が集中する胴体部を避け、左右の脛部に搭載された。これらのエンジンやジェネレーターの開発はアナハイム・エレクトロニクス所属のオスカー・ライエル博士によるもの。構造にはGP01Fb脚部開発の折に培われたノウハウが生かされている。結果的に分散配置となり片脚を喪失した場合でもある程度の出力が維持される。背部にはAMBACとスラスターとしての機能を併せ持つロングテール・バーニアスタビライザーを装備、大気圏内外において優れた加速性能を発揮する。また背部ムーバブルフレームに接続されるフライングアーマーには複数のモデルがあり換装が可能である(ウェイブライダーに後述)。 高性能な可変システム 本機は当時の可変MSとして傑出した完成度を誇り、緻密な変形機構によって高性能なMSとWRを両立した。MSとWRでは基本構造や必要とされる技術がまったく異なるが、それゆえに双方の機能を併せ持つ本機は戦術的に大きな意味を持つ。これは自身の兵器としての性格を任意に変更できるということであり、旧来のMSにおいては実現不可能な戦術であった。すなわち本機は「自らのMSとしての戦力を自力で戦線に空輸することが可能」である。 Ζガンダムはアナハイム・エレクトロニクス社内において第二のRX-78 ガンダムとして期待された。 多目的な兵装 兵装も機体に劣らぬ汎用性・合理性を有し、WR時にはビーム・ガンとなるビーム・サーベル、サーベル発生機能を持つ長銃身ビーム・ライフル、複数種の弾頭をあつかえるグレネード・ランチャーなど多目的に使用できるものが揃っている。オプションのハイパー・メガ・ランチャーに至っては固有のジェネレーターやスラスター、アポジモーターを備え、MS・WR双方での運用を可能としつつも独立した兵装として主機への負担を抑えている。 オーバースペック・ハイコスト 次世代機として開発された本機は、MSの開発史的な視点で見るとオーバースペックやコスト高騰の一端を担った機体といえる。しかしその特性はむしろパワーウェイトレシオが重視された宇宙世紀0100年代以降の機体に近いともされ、系列機の優秀さも相まって評価は高い。 このように優れたパフォーマンスを見せたΖガンダムだが、複雑な機体システムゆえの高コスト、劣悪な整備性といった問題も残されており、そのままの形で量産化に移行することは不可能であった。機体挙動自体も非常にピーキーで先鋭的な特性を示し、操作性が低下した点も理由の一つである。特に後者に関しては、後に簡易サイコミュであるバイオセンサーが搭載されるなど操縦系統に改良が施されているが、根本的に搭乗者を選ぶ傾向に変化はなく、宇宙世紀0091年に完成された系列機リ・ガズィにおいても同様の問題を抱えていたという。 バイオセンサー アナハイム・エレクトロニクスによって、ニュータイプの素養がある人間の搭乗機に極秘裏に組み込まれたインターフェイス。準サイコミュあるいは簡易サイコミュの一種で、パイロットの脳波制御により機体のコントロールが補助され追従性が向上する。詳細は「サイコミュ#バイオセンサー」を参照。
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「フォビドゥンガンダム」の記事における「設定解説」の解説
デトロイトに本拠を置くアズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズ3機の一つで、地球連合軍に所属する。GAT-X207 ブリッツと同系のX200番台フレームを採用した突撃・強襲用MS。 ブリッツ同様、単独で敵地に侵入し味方の活路を開くことをコンセプトとする。ブリッツでは隠密性によって電撃侵攻することを主眼としているが、そのミラージュコロイド・ステルスがPS装甲との併用ができない点と稼働時間を短くするデメリットを持っていたことから、フォビドゥンでは敵の攻撃を無効化する事で電撃侵攻を行うアプローチがなされた。実体弾を無力化するトランスフェイズ装甲と、ビームを屈折・偏向させる特殊兵装「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を装備する。その対ビーム特性からフォビドゥン(禁断)の名を持つ。本機はその運用力を高めるべく、機体本体はシンプルな構成として高い運動性を保持しつつ、兵装・大容量エネルギーパック・スラスターといった装備群をバックパックに集約する独自のコンセプトを持っている。 バックパックを上半身に被る事で高速強襲形態となり、遠距離での装備が充実する同形態での機動力と防御力によって敵機に接近。通常形態においては大鎌「ニーズヘグ」を用いた近距離戦で撃破する戦法を確立している。バックパックは強大な推進力によって大気圏内においても優れた航空能力を発揮する。また耐圧機能に優れ、水中での行動も可能としている。
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「ジム (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
RGM-79の中でも「前期生産型」と呼ばれる機体群。ジムの名前の由来は「Gundam type Mass-production model」(ガンダム型量産機)の頭文字の略、「General Mobile-suit(一般的なモビルスーツ)、あるいは、Gundam Model(ガンダム型)」など様々な説がある。連邦軍の戦力建て直しのために極短期間での大量生産を実現する都合上、コストを度外視したガンダムと比べて徹底的なコストダウンがなされている。設計が簡素であることから様々なバリエーションが生み出された。 開発にあたっては、8機作られたRX-78ガンダムの内、1~3号機を除くジャブロー所在の5機がその母体となった。RX-78ガンダムは量産化を前提としたものの、機体の単価が高額だった事、生産に時間がかかる事から簡易量産型の開発が必要となった。元々、連邦軍では白兵戦用、中距離戦用、長距離支援用の3タイプを量産化する予定であったが、運用テストにおいて白兵戦用MSが突出した性能を発揮したために開発計画は同タイプを主流としたものへ変遷。完成したジムはガンダムのような万能機ではなく、標準的な機体をコンセプトとしている。後に中距離支援用として、バリエーション機であるジム・キャノンが開発された。 前期生産型は「前期型」と「後期型」(実戦タイプ)に区別され、前者を「RGM-79A」、後者を「RGM-79B」に振り分けた資料もある。前期型は最初にジャブローで製造された第一次生産の42機、後期型は装甲版の材質など細部に若干の変更を加えキャリフォルニアベースやジャブローで288機生産された改良機となっている。戦力建て直しのための過度な生産期間の短縮と低コスト化に伴い、前期型は基本設計を無視する形で急造されている。そのため「粗製乱造」「粗悪品」と評価される事もある。 開発の際に用いられた戦闘データや稼働データは、ホワイトベースがジャブローに到着するU.C.0079年11月の2か月前に補給部隊を通して得られたものを使用。さらにRGM-79(G)陸戦型ジムやRGM-79(E)先行量産型ジム(宇宙戦装備)などの実戦稼働データもフィードバックし、ジャブローやルナツーでより生産コストを抑えて開発される運びとなる。RGM-79ジムではジェネレーターの低出力化や装甲材質の変更など、生産コストを抑える簡略化がなされている。 こうした背景のために性能面ではRX-78ガンダムに数段劣る結果となったが、一方ザクIIが稼働率6割であったのに対してジムでは8割を誇っており、国力の低いジオン公国に対する優位性を獲得していた。また、RX-78の戦闘データがコピーされているため、初級パイロットでもある程度の戦闘は可能である。運用の際には、5機1個小隊とボールの支援で構成される。実戦では集団戦闘を徹底しており、単独戦闘の多いジオン軍機体を連携で撃破した。 総生産数は一年戦争の終戦までに派生形を含め「3800機」とされ、MS-06 ザクII(派生形含む)の4000機に次ぐ第2位の生産数とされる。ホワイトベースがサイド7を出港した時にはすでに生産が開始されており、U.C.0079年10月から本格的な量産が開始されたとする資料も見られる。一年戦争で機体のほとんどが失われたザクIIに対し、ジムは機体の半数近くが生き残った。
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設定解説
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宇宙世紀0090年代に開発された、ネオ・ジオンのNT専用試作型MS。当時のネオ・ジオンは生産能力をα・アジールに振り向けていたことから、本機は量産機であるギラ・ドーガのムーバブルフレームをもとに設計される。 アナハイム・エレクトロニクスのグラナダ工場が開発を担当し、前駆となるギラ・ドーガ(サイコミュ試験タイプ)を経て完成する。 ギラ・ドーガ自体はサイコミュの搭載を想定した設計ではないため、新開発のサイコフレームを採用することでサイコミュ機器の小型化と同時に追従性を高め、特定の部分では要求性能を達成している。また、ギラ・ドーガの1.6倍の出力を発生するジェネレーターを採用し、アビオニクス配置も改変。同時にチタン合金セラミック複合材からガンダリウム合金製装甲材への変更といった改修によって、通常のMSと比較しても高い性能を発揮するに至る。しかしながら、ギラ・ドーガをベースとしたためにバランスが悪化したうえ、その性能値はネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル大佐が要求するものには至らないことから新たにサザビーが開発され、本機は2機が試作されるに留まる。それでも本機の戦闘力は非常に高く、新生ネオ・ジオンにとって貴重な戦力となる。特にファンネルを利用できるNTパイロットによる運用により、戦局に大きな影響を及ぼすほどの戦術的意味合いをもつ。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 05:34 UTC 版)
ザクやグフといったMSは、重力下における展開には大きな問題を抱えていた。これらの移動は歩行によるか、車両による運搬でおこなわれるが、展開速度が遅すぎたのである。このため、MSの自力での単独飛行を目指したグフ飛行試験型が開発されるも失敗に終わり、同計画はグフのサブフライトシステムとしてド・ダイYSを連携運用することで昇華されている。この問題を抜本的に解決するため、ホバークラフトを応用したMSの開発がツィマット社で開始される。 当初は純粋なホバークラフトによるものが考案されるが、兵器搭載量の問題から却下され、最終的にはより推力の高い熱核ジェット・エンジンにホバークラフトの技術を応用したものに落ち着いている。 計画時のデザインは高機動型ザクII(R-2型)程度のボリュームであったが、試作機を手直ししていく中でプロポーションが修正されている。大型のシールドなどのかたよった装備は高速移動の際に余剰なモーメントを発生させることから、機体の装甲そのものを左右対称にバランスさせたうえで強化する方向で設計されている。また、各種スラスターなど高速移動用装備の内装にともなう構造強化などのため、フレーム自体に既存の機体を上回る堅牢さが求められる。これらのことから、自重の増大は設計段階で判明している。ツィマット社によって導入された技術やコンセプトにはユニークなものも多く、加えて整備性の高さなども、のちの空間戦用MSとしての採用を後押ししたといわれる。 コンパクトな熱核ジェット・エンジンの開発は困難を極め、開戦から半年以上経過してプロトタイプが完成する。その後、各部スラスターや動力パイプが内装され、装甲形状も空力的な見直しを受けたあと、数週間後には制式採用されてグラナダとキャリフォルニアベースで生産が進められている。本機は限定された作戦域での運用を前提とした「局地戦用MS」として設計されているが、その性能の高さからグフに替わる主力機としても多く扱われているという。 標準塗装は黒と薄紫を基調に、胸部がグレー、モノアイ周縁や装甲の内側が赤で塗り分けられている。これは本機を初めて受領した「黒い三連星」のカラーリングを踏襲しているともいわれるが、実際には以前から配色は決定しており、事情を知らない当時のメディアによる憶測がいつのまにか定説となったと語る研究者も少なくないという。
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アズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズの1機。 砲戦火力に重点を置き、バスターガンダムの後継機に当たる機体。トランスフェイズ装甲の採用に伴う省エネルギー化により充実した火力を持ち、視野の広い後方からの火力支援を得意とする特性から指揮官機としての側面も有している。ザフトに災厄を呼ぶ疫病神としてカラミティの開発コードが与えられた。 多数の火砲の搭載と同時に機動性の確保も考慮され、バックパック、肩部、脚部、サイドスカートといった各部位にスラスターを設置している。同時に重武装機でありながら機体は軽量化されている。単独での大気圏内飛行能力は有していないが、地表や水上をホバー走行することができる。高性能の代償としてその操縦には精神的・肉体的な負担が発生したため、ブーステッドマンの搭乗を前提としている。前期GAT-Xの5機よりもさらに性能を特化させた機体となっているが、同シリーズのX252フォビドゥンガンダムやX370レイダーガンダムと連携することで機能を補う。 また、カラミティは連合内での万能機開発計画である「リビルド1416プログラム」と名付けられた兵装換装方式のベース機としても選定されている。これはX105ストライクのストライカーパックシステムをより細分化させ、ベトロニクス(FCS、MSオペレーション・システムなど)、アーマー部位、携行・内蔵武装ら機体内外を改変しあらゆる環境に適応した機体を目指したもので、その実証機としてGAT-X133 ソードカラミティが誕生するものの、のちに連合内での万能機開発ベースは105ダガーをメインとして計画に移行する。 フォビドゥン、レイダーとは異なり、カラミティを起点とした新たな制式採用機や量産機は製造されていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 09:17 UTC 版)
鹵獲された初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発された、ザフトの核機動MS。パトリック・ザラの勅命の下で極秘に開発計画が進行し、ジャスティスガンダムとともにC.E.71年4月1日にロールアウト。同日、プラント最高評議会議長に就任したパトリック・ザラによって「ナチュラルに“正義”の鉄槌を下し、コーディネイターの真の“自由”を勝ち取る最終決戦の旗印」と位置付けられ、「自由」(フリーダム)という名を与えられた。 G兵器を奪取したザフトは地球連合軍との対MS戦闘を想定しフリーダムをハイスペックな機体として完成させた。ザフト統合設計局を形成する主要3局が合同で開発に当たった「ZGMF-600 ゲイツ」をベースとしつつ、ザフトの技術にG兵器から入手した新技術(主に高出力ジェネレーター、ビーム兵器、PS装甲等)を取り入れて開発が行われた。本機の高いパフォーマンスは、ザフトの最新技術とG兵器の技術が融合することで初めて成り立ったのである。ゲイツは設計段階ではかなり高性能な機体でありながらも、量産面の問題で止むを得ず切り捨てた部分が多い機体であった。これに対して、ジャスティスとともにオンリーワンの機体として計画されていた本機は技術者が望んだままの姿で実現されることとなった。尚、その主任務はプラント防衛戦での使用や抑止が主眼となっているものの、専用運用艦であるエターナルとの連携により遠征も可能としている。 全領域の戦闘環境下において単機で多数の敵機と相対することを目的としており、単独での大気圏突入から高機動空中戦への移行を可能とする高い適応能力と汎用性を持ちながらも、マルチロックオンシステムを駆使した火器等により複数の敵機を同時に無力化する事が可能。 従来のMSでは考えらない多数の火器と大火力を有しており、これほどの武装が盛り込まれたMSはC.E.戦史上空前であるが、一方で宇宙空間・大気圏内の両方で超高機動MSでもある。これにより、本機は攻防両面において傑出した性能を持ち単独で戦局を左右する威力を秘めた当代最強のMSと言える。傑出した性能を持つ故に操縦も非常に難しく、その性能を最大限に引き出すには、単独で多数の敵機と相対した場合における錯綜した状況を瞬時に把握・判断し複雑な機動を予測する高度な空間認識能力を備えつつ、本機の複雑なシステムを運用し使いこなすことができるという、コーディネイターの中でも特に優れた能力が必要とされる。 「ナチュラルを排し純然たるコーディネイターだけの世界構築」というパトリック・ザラが想い描く理想を実現させる尖兵となるはずのフリーダムであったが、地球連合軍統合作戦本部を攻撃目標とした「オペレーション・スピットブレイク」の発動と時を同じくし、ラクス・クラインの手引きの下でキラ・ヤマトに奪取された(本来の搭乗予定者が誰であったのか定かではないが、特務隊の隊員もしくはザラ派と呼ばれる最高評議会議員のナンバー2であったエザリア・ジュールの息子イザーク・ジュールだったのではないかと思われている)。キラは、高性能故に操縦が難しいとされるフリーダムを自在に操り、高度な状況認識能力を有するキラの巧みなコントロールは武装の威力を最大限に発揮、その技量と相まって本機の戦闘能力は桁違いに高いものとなっている。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 02:11 UTC 版)
グリプス戦役末期より、サイコミュを搭載した「第4世代MS」が登場するが、本機はニュータイプ以外でも操縦可能な初の第4世代MSとされる。原型となった機体はオーガスタ研究所が開発したガンダムMk-V (G-V) で、グリプス戦役終結後に同研究所のローレン・ナカモト博士によってアクシズに持ち込まれたとも、ティターンズ併合の際にネオ・ジオン軍に接収されたともいわれる。また、MAクラスのジェネレーターを搭載することにより、ΖΖガンダムに匹敵する重火力を有するほか、推力については傑出していないものの四肢に搭載されたスラスターなどによって優れた機動性を発揮した。 一般兵士用のサイコミュ・システム(「準サイコミュ」とも呼ばれる)は、連邦軍とネオ・ジオン軍でそれぞれ同時期に開発が始まっているが、当初のネオ・ジオン軍のものはニュータイプでなければ使用不可能なほどにレベルが低かったという。本機以前に同様のコンセプトをもつハンマ・ハンマも開発されるが、一般兵士でも使用可能なサイコミュは実現できずに終わる。その後、ニュータイプ能力の不足分をメカニックで補う新しいシステムの実用化に成功して本機に搭載されるが、これは回収したサイコガンダムMk-IIの徹底的な調査による連邦軍の技術流出のほか、亡命したローレン・ナカモト博士が協力して開発に参加することにより、ネオ・ジオン軍の準サイコミュ技術が急速に発展したことによる。準サイコミュは本機のインコムや数多くの装備の制御に用いられ、サイコミュほど大きな情報のやりとりはできないものの、パイロットの脳波を繰り返しサンプリングすることにより、特定の命令をリアルタイムで指示することが可能であるが、コンピュータによる補助をもってしても二次元的な動作が限界であり、あくまで擬似的にサイコミュ的挙動を再現しているに過ぎないとされる。また、本機はバイオセンサーを搭載しているともいわれる。 同時期に開発されたゲーマルクと比較して火力の点では一歩譲るものの、一般兵用サイコミュを実用化した点で本機のほうが評価は高い。試作機はザクIIIと同時期に完成するが、戦況からニュータイプ用の機体が求められ、火力・推力においても勝ることから本機の量産化が決定するが、戦争末期であったこともあり、実戦配備はスペース・ウルフ隊の6機に留まっている。標準塗装は緑とダーク・グレーを基調とする。
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設定解説(デンドロビウム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:19 UTC 版)
「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(デンドロビウム)」の解説
宇宙空間での拠点防衛用に開発された大型機動兵器。コード・ネームの「デンドロビウム」はランの一種の学名(セッコク属の多年草で、1,500種もの派生種を擁する)で、花言葉は「わがままな美女」。MSユニットの「ステイメン」と、モビルアーマー (MA) 状のアームド・ベース「オーキス (ORCHIS, ランの花の意。特にオルキス属の肥大した根をもつ地生ランのこと)」で構成されている。 オーキスの開発は試作1号機および2号機とは別のチームであり、グループ企業の航空・航宙機部門や、MA開発経験のある旧公国系メーカー出身者を招聘し、専属の開発チームを特別編成している。 一年戦争時に公国軍のMAの脅威を目の当たりにした連邦軍は、それに対抗しうる兵器開発の必要性を痛感し、開発に着手する。しかし、MAはMSと接近戦になった場合の意外な「もろさ」が欠点であった。そこで本計画の開発陣は、MAの機体にMSを組み込むという発想の転換をおこなう。こうして本機は「最強の機動兵器」として、MSとMAの性能を併せもつ機体として製作される。 出撃以降も武器の換装が可能で、遠距離から近距離まで多様な戦況に対応することができることから、巨大な武器庫を抱えたMSとも言え、書類上はMSとして登録されている。しかし、オーキス自体も膨大なプロペラントによる機動力と長大なビーム砲、巨大なクロー・アームを装備し、旧公国軍のMAに拮抗しうる戦闘能力をもっていることから、「MS搭載のMA」とされることもある。コア・ブロック・システムおよびGアーマー・システムの発展型でもあり、設計に当たってはFSWS計画の一環である重装フルアーマーガンダムを基本的に踏襲している。 1機でMS数個中隊に匹敵する戦力をもつため戦略兵器として運用可能であり、単体で拠点防衛のみならず拠点攻略までも可能としている。また、旧公国軍のMAのようにビーム兵器主体にかたよらず、攻撃手段の選択肢が広いことも特徴となっている。しかしその一方で、複雑な火器管制システムはパイロットに瞬間の判断力、洞察力、未来予測、機械のメカニズムに対する理解力を高レベルで要求するものとなり、その結果「使う者を選ぶ機体」になっている。また、一説には本機の生産と運用にかかるコストは通常のMSの100倍ともいわれる。 0083年10月4日にロールアウトし、28日からAE社の大型ドック艦「ラビアンローズ」を母艦としてトライアルが開始される。 本機の実戦運用における評価としては、火力に注目すれば「当時最強」の呼び名に相応しいが、機動性に優れたMSを相手にした戦闘では想定したほどの戦果をあげられず苦戦を強いられたとする資料もある。 機体構造 メイン・スラスター オーキスの後部に直径約6メートルのノズルをもつスラスターを6発配しており、爆発的な推進力を獲得している。このほか、機体各所に機動用サブ・スラスターを備える。 クロー・アーム オーキスの下部に1対装備され、通常は折り畳まれている。「大型マニピュレーター」とも呼ばれ。基部、連結肢(カバーを兼ねる)、クローの3パーツで構成されており、MSの腕部ほどではないものの柔軟な可動構造を有している。 武装・装備 メガ・ビーム砲 オーキスの右側面に装備される、全長約90メートルのビーム砲。開発スタッフからは「物干し竿」と呼ばれる。取り付け基部付近からコントロール・グリップが展開し、ステイメンが握ることで照準の微調整が可能。当時の戦艦の主砲の最大出力と同等、あるいはそれを超える威力をもち、かすめただけでムサイ級巡洋艦の船体を融解させる。ただし、MSのような機動性の高い目標を狙うには取り回しが悪く、大型目標を対象とする。また、砲身自体も非常に頑強である。 劇中では、対ノイエ・ジール戦においてIフィールドで偏向・無効化されるも、ザンジバルII級「リリー・マルレーン」の撃沈、ゼロ距離射撃によるガーベラ・テトラの粉砕といった戦果を挙げている。 大型ビーム・サーベル クロー・アームのクローの奥から射出され、直接クローでつかんで使用する。本機の巨大なジェネレーターの出力により長大なビーム刃を形成し、劇中ではムサイ級巡洋艦「ペール・ギュント」のブリッジを斬撃し撃沈し、ノイエ・ジールとの一騎打ちでは、大型サーベル同士での鍔迫り合いも見せている。 また、クローで直接対象を捕獲しての圧壊・粉砕も可能であり、OVA『GUNDAM EVOLVE 4』ではゲルググMを破壊している。 Iフィールド・ジェネレーター オーキスの左側面に装備される、Iフィールドを防御用に転用した装備。開発には公国系の技術が流用されているが、機体に内蔵できるほどの小型化ができず、外付けする形を採っている。オーキスの装甲は、軽量化のために弾片防御程度の能力しかもっていないため、防御用兵装として装備される。ビームを偏向・拡散させ、ある種のバリアーとして機能する。膨大なエネルギーを消費するため、戦闘時以外は稼働させない。 ウェポン・コンテナ オーキスの上部左右に取り付けられる巨大なコンテナ。コンテナ内にはさらに三角柱形のコンテナ(スロット)を8基(計16基)搭載、規格化されたさまざまな種類の武器や、ステイメン用の携行武装、各種予備弾薬を収納する。大型集束ミサイル 大型ミサイルを3基内蔵するコンテナ。コンテナ自体がミサイルのブースターとなるため、通常より高速で目標に到達し、長射程能力ももっている。 劇中ではザクII F2型とノイエ・ジールに1基ずつが直撃。ザクIIを撃破するものの、ノイエ・ジールは右肩バインダー装甲が軽微な損傷を負うに留まっている。 マイクロ・ミサイル・コンテナ 射出型のミサイル・ポッドで、コンテナ側面に36発ずつ、3面で108発のミサイルを搭載。これらのミサイルを敵陣の中心でばらまく。 後方要撃ミサイル・パック 『GUNDAM EVOLVE 4』に登場。『電撃ホビーマガジン』2002年5月号に名称と、カトキによる設定画が掲載された。 射出後ある程度進行したのちに制動し、側面3面が後方に向かって開き、内側のミサイルを発射する。敵陣を突破した際の後方防御に使用する。1面に28発、3面で84発のミサイルを搭載。 爆導索 長さ500メートルの鋼索製の導爆線で、射出して目標周囲に展開したのち、端部から誘爆を起こし破壊する。劇中では、シーマ艦隊のムサイ級巡洋艦を撃沈する。 離脱用フレア 戦場を離脱するため、可視光線のほか、膨大な量の赤外線や電波などを放出し、敵の探査機器を一瞬の間使用不能にする。いわゆる「目くらまし」。 C(中央)コンテナ 漫画『機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄』に登場。アニメ版には登場しない。『電撃ホビーマガジン』2002年5月号に、作者の松浦まさふみによる設定画が作例とともに掲載された。 ステイメンの保護のため前部に装備される流線型のコンテナで、これによりさらにMAらしい外観となっている(松浦によれば、公国軍に「連邦のMA」と呼ばせるための小道具であるとのこと)。ソロモン攻略戦において公国軍が使用した衛星ミサイルへの対抗装備で、上面のハッチを排除して有線小型ミサイル24発を発射する。全弾発射後はコンテナを投棄し、従来と同じ外観となる。 劇中での活躍 0083年11月11日、アルビオンは本機を受領するためラビアンローズに向かうが、先に到着していた連邦軍のナカッハ・ナカト少佐に本計画の一時中断、および本機の警護の任を伝えられる。しかし、デラーズ・フリートによる「コロニー・ジャック」の報が伝わり、これを阻止するためにアルビオン隊は本機を「強奪」する。 本機のシステム・エンジニアであるルセット・オデビーに本機を託されたコウ・ウラキが搭乗し、単機でアルビオンに先行して、移動するコロニー「アイランド・イーズ」に向かう。12日にコロニーに追いつき戦闘を開始、広範囲におよぶ火力によって多数のMSによる防衛線に穴を空け(劇中で確認できるMS撃破数は5機)、敵艦に対しても戦闘決着までに3隻を撃沈する(ムサイ級2隻、ザンジバル 1隻)。アナベル・ガトーが搭乗するMAノイエ・ジールとは3度交戦しており、初戦ではビーム兵器主体の敵機に対し序盤こそ有利に戦闘を進めるも、2度目の戦闘では敵機のクロー・アームによってIフィールド・ジェネレーターを破砕されてしまう。これにより、以降本機はメガ粒子砲への対抗手段を喪失し、続く掃射によって右ウェポン・コンテナを破壊される。3度目は互いに武装を失いビーム・サーベルによる近接戦闘主体の末にサブ・アームで組み付かれるが、敵機を狙ったソーラ・システムIIの照射に巻き込まれる。これらの損傷によりデンドロビウムとしては行動不能に陥ったため、コウはオーキス(アームド・ベース)をパージしている。 なお、大型の機体であるため、補給や整備、修理はアルビオンの艦外に係留しておこなわれている。ウェポン・コンテナは、MSデッキに搭載されていた予備のものに交換されている。 OVA『GUNDAM EVOLVE 4』では、11月10日にPスペック(後述)のステイメン単体でのテスト中に襲来したジオン残党軍を迎撃するため、急遽オーキスとドッキング。その圧倒的火力をもってほぼすべての敵機を殲滅するが、オーキスと分離し漂流するステイメンのコックピットを生き残っていたゲルググMのビーム・ライフルに撃たれ、パイロットのデフラ・カーは死亡する。 漫画『0083 星屑の英雄』では、ノイエ・ジールとの戦闘は一度のみで、ソーラ・システムIIの照射も受けない。ウェポン・コンテナとIフィールド・ジェネレーターを排除し、フォールディング・シールドをステイメンの前面に構えて大気圏突入をおこない、落下するコロニー内部に侵入、内側からコロニー前部にオーキスを激突させて破壊する。
※この「設定解説(デンドロビウム)」の解説は、「ガンダム開発計画」の解説の一部です。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 01:37 UTC 版)
オーブ連合首長国の国営企業であるモルゲンレーテ社が、地球連合大西洋連邦と極秘に共同開発した初期GAT-Xシリーズに用いられた大西洋連邦側の技術を盗用して完成させた機体。型式番号は Main Battle Figure を略したもので「主要戦闘機」を意味する。また、後に開発される制式量産機「M1アストレイ」の原型機という意味から「プロトタイプアストレイ」、「P(プロト)シリーズ」、「P0シリーズ」、「プロトアストレイ」といった通称を持つ。 C.E.70年当時、戦争が激化する中で自国防衛戦力の強化の必要性を感じたオーブはMSの開発に着手したが、自国のみでの開発は難航を極めていた。既にザフトの主力MSジンを入手・解析しそれをコピーする事は可能であったが、オーブにおける制式MSにはジンを凌駕する性能を欲した。モルゲンレーテではエリカ・シモンズ技術主任の元、独力で地球連合が開発するMSと遜色のないシステム・構造を導入できるレベルに達したが、武装・装甲材・特殊技術では連合側に一日の長があった。反対に、大西洋連邦はナチュラル向けのMS操縦支援OSの実用化に苦戦しており、打開策として共同開発のオファーをモルゲンレーテに持ちかけた。この際、本事業を請け負っていたオーブ五大氏族の一つサハク家は、オーブが最先端を行くパワーパック技術を提供し、それをきっかけにストライクガンダムのストライカーパックの設計、そして自国の資源衛生コロニー「ヘリオポリス」におけるMS製造の請負まで確約させる。そしてサハク家は、その開発・製造過程の技術を盗用することを独断で決定した。 これは明らかに大西洋連邦との契約に違反したものだが、結果的にモルゲンレーテはG兵器からMS本体の開発データを取り込むことに成功した。そのため、基本性能と装備品などはG兵器との類似点が多い。機体の基本構造も連合のG兵器に合わせた作りとなっており、OSもいくつかの改変を行いつつ連合側と共通のものを導入した。ただし、アストレイシリーズのOS開発を担当したヘリオポリスのカトウ教授の手をもってしても成果は上がらず、量産型であるM1アストレイのOS完成にはキラ・ヤマト等の助力を仰ぐ結果となっている。 プロトアストレイの開発はヘリオポリス内の秘密工場で極秘裏に進められ、最終的に5機がロールアウトした。内1~3号機は基本フレームの色が異なる「ゴールドフレーム」「レッドフレーム」「ブルーフレーム」としてC.E.71年に建造されている。 残りの2機は予備パーツであり、C.E.73年からの大戦までは行方をくらましていたが、4号機はその後ほぼそのまま(AIとセンサーを改修)組み上げられて「グリーンフレーム」に、5号機はライブラリアンによる大幅な改修を経て「ミラージュフレーム」として完成している。 その後、プロトアストレイの開発データは望むと望まないとに係らずオーブ国外に流出し、「レイスタ」、「シビリアンアストレイ」などの民生MS開発へと繋がっていった。また、マーシャン製のMSにも部分的に技術が利用された。また流出したデータにより、ライブラリアンはレッドフレームを再建造(「レプリカ」)、アクタイオン社は独自改修した「ノワール」と「ターンレッド」を建造している。
※この「設定解説」の解説は、「ガンダムアストレイ」の解説の一部です。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 04:18 UTC 版)
ザフトが開発したセカンドステージシリーズの一機。型式番号の8は陸戦型四脚機体であることを現す。MSとしてはフリーダムやジャスティスといったファーストステージ機の高い性能を引き継ぎ、各所に備えられた姿勢制御スラスターも相まって陸戦・宇宙戦に対応する。セカンドステージシリーズのコンセプトの一つはこのMSとしての性能とMAとしての特化性の融合であり、ガイアのMA形態はバクゥやラゴゥを踏襲する陸戦型四足獣形態となる。 本機はMS形態において中距離・近距離での対MS戦闘を得意とし、X24SカオスやX31Sアビスと比較し軽量な事を生かして高い運動性を発揮する。MA形態においては砂漠や密林での高い運動性、悪路走破性を駆使した一撃離脱戦法や対艦戦闘、近距離戦闘を得意とする。前型機であるバクゥよりも、攻撃力・防御力ともに強化された機体である。また、セカンドステージシリーズ5機において共通となるデュートリオンビーム送電システムを標準採用。バッテリーにはパワーエクステンダーが導入されている。一方で走破性を考慮した構造から大気圏内飛行能力は省略されている。
※この「設定解説」の解説は、「ガイアガンダム」の解説の一部です。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:07 UTC 版)
「ジン (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
ザフトの初代制式主力機にして世界初の汎用量産型MS。その源流となるのはファーストコーディネイターであるジョージ・グレンの木星探査船「ツィオルコフスキー」に搭載された外骨格・補助動力装備型の宇宙服である。その後、不整地でも移動可能な二足の脚部と、運搬用のアームを持つ作業用機械としてフォークリフトに類似した「パワーローダー」が開発される。プラントの技術陣では、これを前身として、多種多様な武器を持つ手と様々な足場に対応できる足を有しつつ、「戦艦に匹敵する火力」「戦車に匹敵する装甲」「戦闘機に匹敵する機動性」を両立した機動兵器としてモビルスーツの開発をスタートさせる。 CE65年にMS試作1号機「ザフト」がロールアウトした後、CE67年に実用量産モデルとしてジンの初期型であるYMF-01Bプロトジンが完成。その後、プラント・マイウス市の一部を極秘裏に改造し、MSの生産体制を構築。ジンはより戦闘力を高めた制式量産機として完成する。 CE69年に存在が明かされたZGMF-1017ジンはハインライン局によって開発された機体であり、地球に比べてプラントの人的資源は少ないため、サバイバリティを考慮して一人乗りの機体としている。初期のMSであるゆえに主な仮想敵はMAであり、戦力比にして地球連合軍の主力MAであるメビウスと1:3、または1:5という優位性を誇る。 一方で、モビルスーツの構造は既存技術を固めたものであり、機械的に解析や構造を模倣する事はさほど困難ではない。これは制式機であるジンにおいても同様で、オーブ連合首長国ではそのままコピー機を作ることすら可能であった。また、ただし、その操縦系統は高度な反射神経・運動能力・判断力・認識力が必要とされ、難易度の高いOSによってコーディネイターにしか操作が行えないという図式を形成する事で、戦争序盤においては優位性を勝ち得ていた。 [先頭へ戻る]
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ジオン公国軍は、独立戦争における一年戦争地球侵攻作戦用にザクII(F型)の改修型である陸戦型(J型)を開発するが、汎用型であるザクIIには基本設計に削除不能な部分が多く、性能に限界があった。ジオニック社ではJ型の生産と並行して、J型を全面改修した新型陸戦用MSの開発が進められる。また、ジオン軍は連邦軍もMSを開発することを予測しており、対MS戦も視野に入れて開発されている。 ザクIIの基本設計をもとに、陸戦用MSという目的を徹底的に追求した構造となっており、新造パーツは60パーセント以上におよぶ。地上での冷却効率の悪さからラジエーターを大型化、ロケット燃料タンクの容量は減らされ、無重力区域での走行用マグネットは省略された。また格闘戦用に部分的に装甲も強化されているが、過度の重装甲は避けてシールドはオプションとなっている。 試作1号機 (YMS-07A) から特徴的な両肩のスパイク・アーマー(中央部のスパイクが反っている)と頭頂部のブレード・アンテナが装備されているが、試作3号機 (YMS-07B) で両腕への固定武装の装備と外装の整理がおこなわれ、一般的に知られるグフの外観となっている。ランバ・ラルが搭乗したのもこのYMS-07Bである。なお、ザクでは指揮官機にのみ装備されていたブレード・アンテナがグフでは標準装備であるのは、開発当初から爆撃機兼輸送機であるド・ダイYSとの連携や飛行試験型のテストベッドとしての運用が想定されていたからとも、エース・パイロット用の機体と目されていたからとも、地上では電波が伝わりにくいからともいわれる。また、並行して開発されていた高機動型試作機 (YMS-08A) の計画が統合されたことにより、背部ランドセルによる短距離ジャンプ飛行が可能となっている。 開戦間もない宇宙世紀0079年初頭に制式採用され、MS-07Bとして量産化される。量産には月面のグラナダと北米のキャリフォルニアベースにあったザクII J型の生産ラインがそのまま転用されている。実戦配備は3月18日の第3次地球降下作戦から開始され、おもに北米やアジア方面に配備されている。生産機数は不明であるが、汎用性の低い特殊な機体のためそれほど多くないという。一年戦争後期には、来たるべき月面での決戦に備え宇宙用としての改造プランがあったとする説もある。
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Zaft Armored Keeper of Unity ザフト・アーマード・キーパー・オブ・ユニティ = 「ZAKU」(装甲に身を固めたザフトの統一の保護者)は、ユニウス条約後に開発された「ニューミレニアムシリーズ」に属する機体である。元々は前大戦末期に量産機初の核動力MSとして設計されていたが、ユニウス条約で定められた「ニュートロンジャマーキャンセラーの軍事利用の禁止」を受け、駆動方式は従来のバッテリー方式に設計変更された。原型機が採用していたPS装甲も不採用となっているが、機体の装甲は大気圏の突入に耐用する堅牢性を保持している。機体の一部には移民した元オーブ連合首長国技術者のノウハウを取り入れ、ザクは、まさにニューミレニアム(新千年王国)の名の通り、栄光あるコーディネイターの未来を担う機体であるとされ、1000の形式番号もかけて「サウザンドシリーズ」とも呼ばれる。 最大の特徴は「ウィザードシステム」を備えている点で、単一の機体を様々な局面に対応させる事が出来る。カタログスペックは地球連合軍のGAT-Xシリーズを上回る。
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十分なモビルスーツ (MS) 運用能力と高い砲戦能力(連装メガ粒子砲4基搭載)を両立させた高性能艦。 地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベル隊の旗艦であり、砲撃戦能力とMS運用能力を重視した、新たな連邦軍の主力艦艇である。対MS戦闘における対空戦闘能力も高く、劇中ではネオ・ジオン軍のMSの接近をほとんど許さなかった。そのため、前線においても単艦で充分に戦線を構築することができる。通常ブリッジと戦闘ブリッジの2つの艦橋を持っており、戦闘ブリッジは脱出ポッドとしても機能する。艦の両舷に1基ずつ発進用カタパルトを持ち、後部には着艦専用甲板を持つ。また、船体左右のエンジンブロック下部に艦の全長の半分ほどの長さを持つ大型放熱板を1基ずつ、計2基装備している。 その設計や武装・エンジン配置などの随所には、サラミス級やマゼラン級、アレキサンドリア級など歴代の連邦軍宇宙艦艇の面影が見られ、それらの集大成ともいうべき艦となっている。 また、同時期に就役したクラップ級とは、艦橋構造物、エンジンおよびその配置、2枚の放熱板や各種武装などの基本設計が共通しており、連携した運用が行われていた。 なお、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と『機動戦士ガンダムUC』ではデザインに若干の差異があり、各種砲塔が近代化改修後のネェル・アーガマと同型のものに換装されていること、後部着艦専用甲板裏面に連装メガ粒子砲が増設されていることに加え、各所のカラーリングが変更されている。 後述のように、開発から50年以上が経過しても同型艦が運用され続けている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:16 UTC 版)
一年戦争末期に開発されたジオン公国軍の最終機体のひとつ。当時のジオン軍では工業力に勝る連邦軍のMS大量投入に苦戦を強いられていたことから、新しい仕様のMSを開発し、質で対抗する策を講じた。ゲルググのビームライフルの量産体制が整った段階で、YMS-16、YMS-17、YMS-18といった複数のMS試作機のロールアウトが行われる(またはロールアウト寸前となる)。ケンプファーはそのうちのYMS-18構想による機体であり、試作機の状態で戦線に投入されている。 一年戦争終戦直前の統合整備計画に基づいているため、ザクをベースにフレーム、ジェネレーター、スラスターを強化した機体となっている。ただし、内部構造が異なることに加え、近接戦闘用の機体として見映えがいいデザインを求めた設計者の嗜好により、外観は大きく異なる。なお、機体はブロック構造が取り入れられており、設備が整っていない場所でも組立が容易な特性を持っている。 YMS-18はMSの新たな運用法を開拓する機体として開発されていたが、MS-18Eは高い機動性による一撃離脱をコンセプトとし、強襲用重試作MSに分類される。本機はYMS-07Bの局地戦能力をリファインしたような特性を持ち、敵拠点への速やかな強襲を実現するため、大推力のスラスターと姿勢制御用バーニアを全身に装備している。これによって1G下でも短時間の飛行を可能としているが、ドムのような直立姿勢ではなく、うつ伏せの前傾姿勢を基本としている。この姿勢は、前面投影面積を小さくすることによる被弾率低減を狙ったもので、装甲も進行方向となる上半身上面に集中して配置されており、それ以外は軽量化のために極力薄く設計されている。それと同時に、武装はジェネレーターの負担によって推力が低下することを防ぐため、ビーム兵器を控えて実体弾兵装主体でまとめられている。これらの装備は、発射後のデッドウェイト化を避けるために専用ジョイントパーツごと排除可能となっている。一方で、熱核ロケットエンジンを多数搭載しているために推進剤の消耗が激しく、継戦時間は短い。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 00:44 UTC 版)
元々は要撃爆撃機として開発されたが、モビルスーツ (MS) の移動を補助するため、サブフライトシステム (SFS) に転用された。 劇中において、本機はもっぱらMS「グフ」に空中活動能力と長距離飛行能力を持たせるSFSとして描写される。また、フラットベッド型(貨物室を持たず、機体上面に貨物をむき出しで固定する)輸送機としても運用可能である。機体前面に8連装ミサイル・ランチャーを装備するが、空対空戦闘能力はほとんど持たず、劇中でマ・クベ大佐は本機編隊に護衛戦闘機(ドップ)を付けるよう命じている。 機体上面から吸入した空気を下面から噴出することにより、VTOLが可能になっている。また、最前線での戦術輸送を考慮して多数のロケットブースターを備えており、緊急離陸が可能。機体が大きく、重量に比べて推力に余裕のあるエンジンが搭載されており、ペイロードの余裕に着目した軍司令部は機体上部にMSを乗せ、戦場への輸送や降下した大気圏突入カプセルからの回収[要出典]などの任務を行わせることとなる。 さらにはMSを乗せたままでも戦闘を行えることが発見され[要出典](熟練のパイロットは必須だが)、MSの行動範囲の拡大、MSと爆撃機の両者にとって不得手であった対空戦が可能、本機に被弾時でもMSが即座に離脱できるなどの有用性から、ザクIIやグフなどを乗せ、前線で運用された。また、グフの固定武装が空中戦において非常に有効活用できたため、グフには量産時点で本機とのリンクプログラムが搭載された。「本来は中隊長用アンテナとされる額のツノがグフに標準装備されているのは、このためである」との設定も存在する。それ以降、MS輸送や空中戦のための補助機体はSFSとして、広く利用されることとなった。 連邦の空中輸送部隊にとって本機とMSの連携は大変な脅威であり、撃墜されたミデア輸送機もかなりあったとされる。ただし、本機の防御力はコア・ファイターの機銃の一連射で爆発する程度と脆弱であり、本機側にも少なくない犠牲が出た。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 21:57 UTC 版)
連邦軍攻撃型MS。アナハイム・エレクトロニクスが同社の傑作機Ζガンダムの簡易変形モデルとして開発した。量産化も視野に入れられており、少数生産されたΖプラスシリーズ以上の低コスト化を目指したが、大規模な戦闘が起こらない小規模戦がメインとなる時代に開発されたことから他の機体と比較してコスト高な扱いとなり、試作の1機のみが建造された。 本体の基礎設計はΖガンダムのMS形態時のみを踏襲し、腕部などのパーツはジェガンとの共通化が図られた。ベース機最大の特徴であった可変機構は、巡航形態を取れるような脚部の変形機構以外は省略されている。そのため、ボディユニットにはジェネレーターが増設された。Ζガンダムはその可変機構ゆえに製造コスト高を招いていたことから、宇宙戦闘機形態をとるための機能は、すべてオプションパーツのBWSに代替された。このBWS開発においてはベースジャバーなどのサブフライトシステムやGディフェンサーも参考にされ、とりわけΖプラスのバリエーション機の一つであるR型(着脱式の大型バックパックを装備する機体)の設計案に近似する形となった。宇宙戦闘機形態時にはBWSに搭載される大口径ビーム・キャノンおよび2基のビーム・キャノンが使用可能であり、攻撃力はさらに増強された。操縦系統にはニュータイプ・パイロット対応システムとして仮設のバイオセンサーが搭載されており、スペック上の性能においては両形態でオリジナルのΖガンダムに匹敵する。パイロットの技量によって戦果はかなり異なり、アムロ搭乗時にはギュネイ・ガスの操るヤクト・ドーガを中破・撃墜寸前まで追い込み、シャア・アズナブルが本気を出していなかったとはいえ、サザビーの懐に切り込んでビーム・ライフルを両断するなど、Z系列の高性能の片鱗を見せた。しかし、平均よりやや上程度の技量のケーラ搭乗時にはNT専用機との性能差はほとんど埋められず、ほぼ一方的に損傷させられて戦闘不能に追い込まれた。 本機は他の量産型MSを圧倒する高いスペックを誇ったものの、サイコミュ兵装を持っていないためにネオ・ジオンが配備する同時代のニュータイプ専用機には苦戦を強いられた。また、Ζ系特有のピーキーな操作特性も改善されていなかったため、本機に搭乗したアムロはνガンダムの設計に際し、同機にオーソドックスな操縦性を付与するに至った。 劇中では、チェーンが資料用のサイコフレームを自身の腰に装着して本機で出撃したことにより、彼女のニュータイプ資質とサイコミュで感応したかのような描写が盛り込まれており、α・アジールの高出力メガ粒子砲をサイコフィールドで防ぐなど、機体に備わっていない能力を発揮している。
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セイバータイガーSABER TIGER番号 EZ-016 所属 ガイロス帝国・高速戦闘隊(ZAC2099)ディガルド討伐軍(ジェネシス) 分類 タイガー型 配備台数 1200機(ZAC2100年時点) 全長 15.6m 全高 9.1m 重量 78.0t 最高速度 240km/h 乗員人数 1名 主な搭乗者 ステファン・スコルツェニー(バトルストーリー)レッツァー・アボロス(バトルストーリー)アイガー・レオネード(ZBCG)ホー(ジェネシス)ディンガ(ジェネシス)ア・ラン(ジェネシス) 武装 対ゾイド30mm2連装ビーム砲地対地ミサイルポッド小口径対ゾイドレーザー機銃TEZ20mmリニアレーザーガン×2対ゾイド3連衝撃砲AEZ20mmビームガン×2複合センサーユニットキラーサーベル×2ストライククロー×4赤外線レーザーサーチャー ゼネバス帝国が中央大陸戦争時代に開発したサーベルタイガーのガイロス帝国仕様。 ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残ったサーベルタイガーは、グレートサーベルへの改修を経たあと、ガイロス帝国による更なるアップデートが行われた。これにより動力機関、冷却装置の改良が施された結果、最高速度は240km/hにまで向上。開発ベースの個体数の減少により、そのほとんどをコピー品で穴埋めしたうえ、生産コストの観点から通常装備に差し戻しつつも機体性能はグレートサーベルと同等の水準に達し、機体名をセイバータイガーと変更し再び戦場に復帰した。 原型となったサーベルタイガーはシールドライガーに比べ分が悪い側面があったが、セイバータイガーではガイロス帝国の改造により、シールドライガーと比較してもほぼ互角の性能を得た。「紅き暴風」の異名をとるこの機体は西方大陸戦争緒戦から活躍、ライトニングサイクスが登場するまでガイロス帝国高速部隊の主力ゾイドを務めた。
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Pスペック仕様のステイメン用のコア・ファイター(型式番号:FF-XII-Sp)。名称は便宜上のものである。製造には試作1号機用のコア・ファイターIIの資材が流用されている。ジェネレーターの素性から、大気圏内での飛行が可能である可能性もあるとされ、コックピット・ブロックのみによる大気圏突入も可能とする説もある。また、形状・構造的にはステルス性も盛り込まれている。1号機用と同様にビーム・サーベル兼ビーム・ガンの装備も検討されているが、最終的には装備されていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:10 UTC 版)
アイアンコングIRON KONG番号 EPZ-002(ゼネバス帝国)EZ-015(ガイロス帝国) 所属 ゼネバス帝国ガイロス帝国 配備数 600機(ガイロス帝国・ZAC2100年秋時点) ロールアウト ZAC2032年 分類 ゴリラ型 全長 11.5m 全高 17.7m 全幅 13.1m 重量 187.0t 最高速度 150km/h 乗員人数 2名 主な搭乗者 ユージン・レオナードルドルフ(バトルストーリー)フランツ・ハルトマンシュミット(バトルストーリー)レニー・K・シュヴェスターロッソ、ヴィオーラ(ゾイド-ZOIDS-)マルクス少佐(ゾイド-ZOIDS-) 武装(旧) 6連装大型ミサイルランチャーミサイルポッド長射程対地ミサイル×2補助エネルギータンク大型レーザー・サーチライトエレベーターミサイル弾倉吸気口排気口 武装(新) TVM地対地2連装戦術ミサイル10連発自己誘導ロケット弾ランチャー対ゾイド6連装ミサイルランチャーアイアンハンマーナックル×2複合センサーユニット 武装(HMM) TVM地対地2連装戦術ミサイルショルダーミサイルポッド×2(10連装自己誘導ロケットランチャー)アンチゾイド連装ミサイルランチャーアイアンハンマーナックル×2複合探知センサーユニット集音センサーベンチレーターバイトファング 『ゾイドバトルストーリー』におけるアイアンコング 中央大陸戦争が激化する中、ゼネバス帝国が「打倒ゴジュラス」のスローガンを基に、ZAC2032年に開発したゴリラ型ゾイド。 ゼネバス皇帝の密命のもと、プロジェトグループによって秘密工場にて開発された。格闘戦を主眼に置いた設計がなされており、人間に近い体型から重火器が有効でない密林や市街地戦においても高い性能を発揮する。接近戦においては特化したゴジュラスには譲るものの、砲撃戦能力ではゴジュラスを圧倒。3種のミサイルを装備する事でアイアンコングは後方からの支援を必要とせず、ゴジュラスの無敵時代を終焉に導いた。また、装甲は軽快な動作を妨げないために軽量かつ堅固な特殊合金を導入。重装甲と全天候対応能力を持ち、オールマイティに戦えるため万能機と称される。 気性が荒く操縦が難しいゴジュラスに比べてアイアンコングは扱いやすい設計になっており、野生の本能と生命力を制限し、コンピュータ制御によって性能を画一化された操縦系統を設けている。また、並列複座型のコックピットで操縦者と射撃手に分担したことで操縦は容易である。加えて地形・天候を選ばずに活動可能。高性能・多用途・操作性のいずれも高レベルでバランスがとれており、旧大戦経験パイロットの間では「ゾイドの最高傑作」と評価が高い。 中央大陸戦争最中のZAC2047~2048年頃には第一線を退く。その後、西方大陸戦争勃発時においては、開戦当時のガイロス帝国軍最強ゾイドとして君臨。ZAC2099年の西方大陸戦争緒戦ではオリンポス山を巡る攻防戦で共和国軍を圧倒した。 『ZOIDS concept art』におけるアイアンコング こちらの設定では、希少種のゾイドから改造しており、腕に備えられた回転カッターで進路を切り開く、肉弾戦を得意とした高機動型の強襲戦用ゾイドとして扱われる。また、コンセプトアートにはミサイルを装備したデザインのアイアンコングも描かれている 詳細は「ZOIDS concept art#登場ゾイド」を参照
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 16:13 UTC 版)
ジオン公国軍が開発したザクIIは、非常に汎用性に優れた機体であったが、グリプス戦役期のMSは大型化・大火力化に突き進んでしまい、MSの汎用性は失われていった。そこでザクの設計思想をもう一度採用することで、新世代の汎用量産機を目指して開発されたのが本機である。 アインは独語で数字の1の意味で、ゼクシリーズ(Xシリーズ)の1番目でもあった。 かつてペズン計画が進められていたジオンのMS工廠である小惑星ペズンで設計・開発されたことから、ジオン系の技術色が強い。意匠の点では、モノアイや小隊長機の頭部のザクIIやゲルググなどと同様のブレードアンテナなどにそれが反映されている。 また、実行する作戦に合わせて両肩の各ラッチに各種兵装を装備できる。このコンセプト自体は、ジオン公国軍のMS開発計画の一種である「MS-X」プロジェクトにおいてすでに確立されており、同時期のネオ・ジオンにおいてもザクIIIによって採用されている。 ペイロードには充分に余裕を持たせ、目的別のオプション交換で幅広い運用を可能にするため、ムーバブルフレームもシンプルかつ堅牢に設計された。また、乗員優先の設計としてコクピット付近は重点的に重装甲化された。 これらの特徴は「MS-X」計画をベースとしながらも、連邦系のMS設計思想を合流させたものである。 既存の完成された技術をまとめあげて信頼性を確保するなど、本機自体は完成度の高い設計である。しかし、結果的に本機は、その手堅い造りからペズン駐留の連邦軍教導団によって戦術データ蓄積用に使われながら、研究開発を細々と続けるに留まっており、ニューディサイズが全機材を持ち出したうえでペズンを破壊したため、技術的な系譜は途絶えることとなった。 兵装 第1種兵装 通常ビーム兵器携帯仕様。 月面降下のために両肩にプロペラント・タンクも装備できる。携帯するビームライフルは若干の改修が見られるが、ガンダムMk-IIのものとほぼ同型である。 第2種兵装 長距離攻撃(遠射ガンナー)仕様。 左肩ラッチにディスク・レドームを搭載し、ビーム・スマートガンを装備する。右肩のシールドはスマートガンの重量を緩和するため、装備しない。 第3種兵装 要塞戦仕様。 実体弾によるマシンガンやバズーカなどを使用し、両肩のラッチにマガジンドラムを搭載する。マガジンドラムにはおよそ6000発入り、自動装填装置を内蔵している。 専用マシンガンは極力単純な構造で設計され、信頼性および耐久性を向上。口径は120mm。弾種は徹甲弾など。毎分360発から540発射出する。 この他、6連装ミサイルランチャーを両肩のラッチに装備することもあったようである。また、上記の兵装のみに留まらず、豊富に用意されたオプション兵装を組み合わせることで様々な任務に対応した。 劇中での活躍 ニューディサイズによるペズンの反乱が勃発すると、本機はその主力MSとして実戦に投入されることになる。多数のオプション兵装に支えられた汎用性を十全に発揮し、ペズン防衛戦での長距離狙撃や月面のエアーズ市への降下など、あらゆる任務をこなした。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 06:32 UTC 版)
デラーズ・フリートを援助するため、同じジオン残党であるアクシズ側から引き渡されたMA。コウ・ウラキのガンダム試作1号機 フルバーニアンとの相討ちでガンダム試作2号機を失ったアナベル・ガトーがパイロットを務める。 開発はアクシズによって行われた。製造計画そのものは一年戦争時代から存在したとされている。ビグ・ザムに近似したコンセプトであり、ニュータイプの搭乗を想定していたともされる。また、系統図においてはジオングやα・アジール、サイコ・ドーガと繋がりを持つ機体となる。宇宙空間での戦闘力を追求しており、脚部は持たないが、高出力のジェネレーターと大推力のスラスターを有する。有線クローアームのオールレンジ攻撃を可能としているが、制御にはパイロットに多大な負担をかけることとなる。また、ノイエ・ジールにはサイコミュ用の回路を搭載していないため、脳波制御は行えない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 10:13 UTC 版)
エナジーライガーENERGY LIGER番号 EZ-072 所属 ネオゼネバス帝国 分類 ライオン型 全長 28m 全高 12m 重量 160t 最高速度 660km/h 乗員人数 1名 主な搭乗者 ヴォルフ・ムーロア(バトルストーリー) 武装 エナジーチャージャーエナジーウイング×2グングニルホーン2連装チャージャーキャノンAZエクスブレードチャージャーガトリングエナジークロー×4 『ゾイドバトルストーリー』におけるエナジーライガー ネオゼネバス帝国軍によって開発されたライオン型ゾイド。開発経緯は セイスモサウルスが苦手とする格闘戦を護衛用のキメラブロックスがサポートする形で運用していたものの、凱龍輝の登場によってより強力な護衛用ゾイドが必要とされた事から開発されたとするもの、ネオゼネバス帝国皇帝およびその親衛隊に配属されることを念頭に作られていたとするものが存在する。 ライガーゼロイクスの流れを汲み、ライガーゼロと同型の野生体ライオン型ゾイドのゾイド核がさらなる外部出力にも耐えられると判断した技術部が、最新型の動力機関を搭載させて完成させた。そのため、ライオン型ゾイドとしては大型かつ重武装な機体となっている。 エナジーチャージャーによって得られたエネルギーによって高い機動性と強力な兵装を持ち、低空域での地形適正をも持つ。近接戦闘ではほぼ無敵を誇る機体である。 『ゾイドフューザーズ』におけるエナジーライガー リヒタースケールによるゾイド開発計画「オペレーション・ジェネシス」の一環として開発されたゾイドで、作中ではピアーズ博士によってコントロールされた個体が登場する。詳細は#エナジーライガーPSを参照。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 08:40 UTC 版)
アナハイム・エレクトロニクスがΖ計画における究極のガンダムを目指して開発した、第4世代MSに分類される機体。開発当初のコードネームは「ι(イオタ)ガンダム」。ΖΖガンダムと同時開発された機体である。 SガンダムにはかつてのRX-78と同様にコア・ブロック・システムが導入され、同システムの搭載によって各パーツが熱核反応炉とコクピットを持ち、分離しての行動が可能なAパーツ(上半身)、Bパーツ(下半身)、Cパーツ(コアブロック)で構成されている。 また、ムーバブル・フレームは可変合体式であることに加え、自由度・フレーム数ともに通常の人型MSの2倍以上という高度な構造を採用し、計画当初より各部のユニット化によってミッションに応じて幅広いオプションが選択可能になっている。その一方、機体のユニット化の進化と引き換えに構造は複雑化し、設計の困難さと高額化を招いている。また、複雑な兵装システムや追加デバイスの管制を行うため、MSの無人化を最終目標とするALICEが搭載されており、戦闘時の高度な状況判断能力や搭乗者への助言、自動戦闘や自律行動さえも可能としている。 Sガンダムは4機が製作され、そのうち1機がα任務部隊に編入されたほか、ラサ近郊のネパール地区(当時、地球連邦軍の本部が置かれていた)に配備されたEx-Sガンダムの存在が知られている。アナハイムではSガンダム4機と一部計画を除いたオプションが数セット分製作された。ペーパー・プランも含めた数多くのバリエーションがあり、プラン・ナンバー100番台はノーマル仕様、200番台はExt、300番台がBst、400番台は100 - 300番台のいずれにも属さないプランとされていた。
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MS-09ドムの宇宙仕様機。 ジオン軍は一週間戦争やルウム戦役で多数のパイロットともにザクを喪失したことや、地上降下に伴って多数のザクを同地に回したことから、ジオン宇宙軍の戦力不足を埋めるためにドズル・ザビが申請し、開発が始動した。ザクII F型の後継機開発が遅延していたことから、完成したばかりのドムを改修して2か月で開発された。 RX-78の情報が入ってきたことから持ち上がった次期主力空間戦闘用MSの一種とされており、その際には本機のほか、高機動型ザクII(R-2型)、MS-14、MS-15とともにプランが提出された。一方、RX-78の登場後はジオン宇宙軍の要望にビーム兵器の採用が加わったため、次期主力開発MSのスケジュールは先送りされ、生産性の高い本機が導入されることとなる。その過程でジオニック社の高機動型ザクII(R-2型)とは競合したものの、ツィマット社の本機はドムの装備を宇宙用に変更するだけで完成するため、その生産性を含めたトータルスペックで採用を勝ち得ている。 ドムからは主に脚部や腰部のバーニアが強化されているものの、外観上の差はほとんどない。宇宙用MSとして、MS-14Aが完成するまでの暫定的な主力機として活躍した。
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設定解説
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「シナンジュ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
地球連邦宇宙軍再編計画「UC計画」の一環として、アナハイム・エレクトロニクスがサイコフレームの限界性能とデータ収集を目的に開発した試作MS「シナンジュ・スタイン」をネオ・ジオン残党軍「袖付き」が強奪し、これを改修し完全な実戦機体として完成させたものが本機体であるとされる。かつて同社が開発したMSN-04 サザビー、RX-93 νガンダムと同じく、機体の駆動式内骨格「ムーバブルフレーム」の一部にパイロットの脳波に反応する特殊構造材「サイコフレーム」を採用したニュータイプ専用機とされる。サザビーなどと比べてスマートな体形なのは、技術進歩によるサイコフレームの多用化の実現によってサイコミュ装置の小型化が可能となり、それに伴って機体サイズの小型化が成功したためとされる。 ユニコーンガンダムの「NT-D」発動時(デストロイモード)の実験機としての側面も持っており、この機体(厳密には後述のスタイン)で検証されたデータを基にユニコーンガンダムが開発された経緯があり、そのことから同機とは言わば“兄弟機”の関係にあるが、宇宙世紀0094年にアナハイム社から「袖付き」に強奪(実際には強奪に偽装して譲渡)され、ユニコーンガンダムと刃を交えることとなる。強奪後は「袖付き」を象徴して率いるフラッグシップ機たるべく、全身の外装をジオン風に一新し、真紅の塗装と金色のエングレーブが施され、ネオ・ジオン軍のエンブレムをそのまま具現化したような姿となった。この装飾は「袖付き」の雑多な勢力の寄り合い所帯をまとめる意匠であると同時に、シナンジュや親衛隊機、その他のエース機の当該部分にはガンダリウム系の新合金が採用され、一般機より装甲が強化されていると設定されている。性能面でも、操縦者であるフル・フロンタルの操縦技術に合わせた操縦系統の改良や、更なる推力の強化が行われた。これらの「袖付き」独自の強化改修も相まって、MS単体の戦闘能力はユニコーンガンダムと互角にまで引き上げられ、フロンタルの卓越した技量を体現する性能を実現するに至り、作中では単機で戦況を左右するほどの戦闘力を見せ、完成機であるユニコーンガンダムとも互角以上の戦いを繰り広げた。 ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の首魁であるフル・フロンタルが搭乗し、真紅に染め上げられた機体が青い残光によって彗星の如く軌道を描きながら戦場を高速移動するその姿から、パイロットのフロンタルと共に「赤い彗星の再来」と渾名され、総帥シャア・アズナブルを失い士気の低下したネオ・ジオンの崇拝と士気高揚の対象となり、地球連邦軍からは脅威の対象として恐れられていたとされる。 ファンネルなどの直接的な武装としてのサイコミュ兵装は持たないが、ニュータイプパイロットの思考波をMS内部のサイコフレームに感受させ、パイロットの脳内操縦イメージを機体の挙動へダイレクトに反映させるサイコミュ思考操縦システム「インテンション・オートマチック・システム」を搭載しており、MS単体の機体制動・追従性・機動性を極限にまで突き詰めて設計されており、通常の手動操作を凌駕する反応速度と動作精度を誇る。これによりサイコミュによる直接的な兵装なしに機動性のみで当代随一の機体として完成した。操縦補助以外にも、開発側が意図していなかった機能として、乗り手の意思を汲み取るこのシステムを搭載する「UC計画」によって誕生した3機(ユニコーン、バンシィ、シナンジュ)は、パイロットのニュータイプ能力に呼応し、サイコフレームが最大共振すると、第二次ネオ・ジオン抗争時のνガンダムと同様に、虹色の光の力場「サイコ・フィールド」を機体から発し、他のMSとは一線を画する超常的な力を見せた。 元々はサイコフレームをメインフレームに据えたMSの、一般パイロットの操縦では計測不可能な限界値を取得するべく、機械上での試験運用を目的とした実験機で、驚異的な機動力と追従性を誇るも、発生する加速度(G負荷)によるパイロットへの肉体的負荷は殺人的なレベルで、なおかつインテンション・オートマチック・システム制御のサイコミュによる精神的負荷もあるため、並のパイロットにはまず乗りこなせない“極めて端的な”MSであったとされている。その限界値を突き詰めた設計ゆえ、人間が乗り込む機動兵器としては欠陥機とも言えるMSであったが、実際には人を超えた「ある者」に向けて造られていたとされる。強奪に偽装した譲渡という形でネオ・ジオン残党軍「袖付き」の手に渡り、「赤い彗星の再来」と渾名され、ニュータイプとしてもMSパイロットとしても高い能力を誇るフロンタルが操縦することで、あくまで理論上であったそのポテンシャルを、作中の戦闘にて遺憾なく発揮することとなった。 バックパックと両脚脹脛の左右側面に備えたフレキシブル・スラスターと、全身に配された多数のスラスター群により、いかなる姿勢においても高い機動力を発揮する。背面の推力偏向スラスターは猛禽類の大きな翼を想起させるような形状になっており、最大出力時には羽ばたくような挙動を行う。背面の推力偏向スラスターの下部には、サザビーのものよりも大型のプロペラントタンクが配置されており、戦闘ではこれを意図的に切り離すことで囮としても利用した。その高機動性は、インダストリアル7から脱出したネェル・アーガマを攻撃する際、周囲の無数のスペースデブリをまったく意に介することなく高速移動しながら戦闘していることからも窺える。フレキシブル・スラスターの進化と可動域の拡大により機動性能は更なる強化を遂げ、スタインで実証テストを重ねた後に段階的に行う予定であった「超高機動モード」への移行を一足飛びに導入したシナンジュは、通常のMSには実現不能なアクロバティックな機動戦闘を行うに到った。 本来スタインはあくまで実験機であったこともあり、装甲の耐弾性には不安があったが、シナンジュの装甲は耐ビーム・コーティングが一般的なMSの2層構造より3層も多い5層構造へと強化されている。ネオ・ジオン残党軍を実質的に牽引するフル・フロンタルがフラッグシップ機として搭乗することもあり、パイロットの生存性を高めるためコックピット・ブロックは全面をルナ・チタニウムX系の材料で覆ったことで、スタインより遥かに防御力は向上し実戦機として充分な強固な装甲を有した。また、シナンジュとその直属の親衛隊機やエース・パイロット機の、袖や襟のような装飾のエングレービング部分は、ガンダリウム系の新合金(ルナ・チタニウムXとする説もあり)が採用され、一般機より装甲が強化されているとする説もある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 05:45 UTC 版)
諸勢力の非戦派からなる組織「ターミナル」が、ザフトのデータベースから奪取した設計図を基に、独自の仕様変更を加えて製造した機体。 ザフトでは前大戦終結後もMS開発が行われ、数度のコンペティションが行われた。ドムトルーパーはその一つであり、ザク量産試作型をベースとし、ミラージュコロイド技術とウィザードシステムを搭載した機体として開発されていた。ザフトでは「ドムトルーパー(オリジナル仕様)」としてロールアウトされたが、ミラージュコロイドを用いた攻性フィールド(スクリーミングニンバス)がユニウス条約により使用不能となり、その価値が低下してしまう。また、この機体のもう一つの特徴であるホバリング推進システムによって同機は地上では他の二足歩行MSを圧倒する機動力を得たが、これを使いこなすには特殊なテクニックを必要とし、ジンやゲイツなどに乗り慣れたザフト軍の兵士たちには不評であった。これらの理由から、本機は数機の試作機が作られた段階でザフトの次期主力MS選定コンペティションからは落選し、同じくウィザードシステムを受け継いだうえに多くのザフト兵が操縦しやすいザクウォーリアが次期主力MSに採用された(ただし、このコンペからの脱落自体が、ザフト中枢に浸透していた「ターミナル」工作員の謀略だとする説も根強くあるという)。 「ターミナル」はこの折にザフトのデータベースからその設計データを削除し、機体データが記録されたコンペティション用に作られたプレゼンテーション資料(生産ラインのプランと設計データ)を入手すると、衛星軌道上のアステロイド工廠「ファクトリー」で本機の量産を開始する。また、簡易ウィザードやビームシールドの導入といった仕様変更を行い、最終整備を経てオーブ防衛戦(オペレーション・フューリー)参戦までに3機が完成した。 こうして完成した本機はクライン派の手に渡り、エターナル艦載MSとして前大戦を生き残ったエースパイロットにより運用された。オーブ対反ロゴス同盟軍の戦いではオーブ国防軍側に合流して参戦し、続くステーションワン攻防戦やメサイア攻防戦でも活躍した。 なお、ZGMF-XX09Tという型式番号は開発者が非公式に呼んでいたもので(本来ならニューミレニアムシリーズで採用されるはずであった本機が、サードステージで復活することへの願いを込めたと言われており)、ザフトでは欠番となっている。また、ドムの名称は「ドム=DOM=Dauntless Obliterator Magnificent(壮大なる不屈の抹殺者)」、トルーパー=TROOPERは英語で「騎兵」の意。命名者はクライン派ではなく、元々ザフトで開発されていた当時の技術者によるものである。
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「ワッパ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
一人乗り攻撃機、または機動浮遊機、パーソナル・ホバー・バイクとも呼ばれる。また、"WAPPA" は "Wheelless Aero Palletized Personal Actuator" の略であるとする説もある。 むき出しのコックピットの前後にローター(ファン)があり、ローター上面は半球状のカウルで覆われている。コックピット下部の周囲に油圧伸縮式の着陸脚を4本持つ。武装はシートからブームで前面に懸架された機関銃1基。非常に小型であり、狭い場所でも自由に移動できる。 操縦は1本のレバー(先端にスイッチあり)と2つのフット・ペダルによっておこなう(さらにオートバイのように搭乗者の体重移動も利用するともいわれる)が、機体制御はほとんど自動化されている。このためオートバイ程度の扱いで操縦が可能とされ、初めてでも数時間の訓練で乗りこなすことができる。前後のローターは電動モーター(初期には小型のジェット・エンジンなどが用いられたといわれる)により独立して駆動、個別に制御することにより移動する。このモーターはサイズに比して出力が高いため、短時間であれば数十メートルの高度まで上昇が可能である。またモーター駆動のため静粛性にも優れるとも言われる。コックピット下部の底面に4つのバッテリー・ケースを装着する。 塗装は、偵察部隊編成当初はコバルト・グレーを基調とし、さらにファンやインテークがイエローの時期もあるが、のちにライト・ブラウンやライト・グリーンを基調とした低視認塗装が施されている。 ジオン公国軍の地球侵攻作戦の際、占領地域の拡大による兵員不足を解消するため、本機と少数のザクIIによる機動偵察部隊を編成し、少人数による効率的な哨戒が行われている。さらに第908偵察中隊が連邦軍のMS、ガンダムに対して行った戦術(後述)を軍上層部が有効と判断、ただちに本機を用いた対MS肉薄攻撃部隊が編成され、オデッサ防衛の際にまだ運用に慣れていない連邦軍MSを苦しめる。 定員は1名だが、最大4名までの搭乗が可能で、特別なプラットフォームを装着することで物資の運搬も可能。あらゆる環境に対応可能なように、熱帯地用や寒冷地用などのオプション・パーツも開発されている。 一年戦争後、連邦軍に接収されたワッパは各種地上部隊などで使用されるほか、民間にも放出されてモーター・スポーツにも用いられ多くの愛好者を生んでいる。各企業も同種の機体を開発・販売し、以降「ワッパ」という名称はホバー・バイクの代名詞となっている(ただし一年戦争以前から一般に用いられているとする資料もある)。
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設定解説
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ディアナ親衛隊に配備された専用機。∀ガンダムを元に開発されたとする資料も存在する。ムーンレィスが使用する機体ではマヒローとともに独力開発できた機体の一つとなる(その他の機体は月面や地球のマウンテンサイクル、黒歴史以前の機体を使用している)。一方で、スモーもまた月のマウンテンサイクルから出土した機体であり、十分にストックされているものの本編作中の時代のムーンレィスの技術を遥かに超えた機体であることから量産化は不可能とした資料も存在する(ただし、武装面は新規に開発されたものを使用している)。 Iフィールドビーム駆動(IFBD)を採用した事によりどっしりとした外観に反して運動性とレスポンスが高く、高機動戦闘を可能としている。また、重力下においてはホバー走行のような地表面から浮上した推進も可能。機体各所に存在するスリットはIフィールドビーム駆動のためのレセプターであり、機体を一瞬にしてあらゆるベクトルに稼働させる機能によってスモーの高機動性を支えている。 スモーはIフィールド(IF)コンセプト全盛期に建造されたことから、対IFBD機能搭載のMSとなっている。同時代に開発された機体であればIFジェネレーターによるIフィールドリストリクション(I Field Restriction、IFR)効果によって敵の誘導兵器や各種火器、または機体のコントロールを奪うことができる。このIFR効果の実装は、女王の警護を主任務とするスモーが周辺都市への被害を抑えるためのものとなる。 名称は "Strike Unit Maneuver Operation" (機動戦闘ユニット)の略である。型式番号はMRC-F20、MRCはムーンレィスコメモレイションの略で、Fは戦闘タイプ(ファイター)を意味し、20は20番目の機体という意味がある。機種は隊長機のゴールドタイプと、一般隊員機のシルバータイプが存在。ハリー・オードの機体となるゴールドタイプは頭部と装甲の仕様が異なっており、より高性能な機体となっている。
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設定解説(ガーベラ)
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「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(ガーベラ)」の解説
コードネームの「ガーベラ」はキク科のハナグルマの意で、花言葉は「神秘」。開発は試作2号機と同じく第2研究事業部が携わっている。塗装はステイメンに近い塗り分けのトリコロールだが、ソール部は赤とされることもある。 本計画ではAE社から複数の設計案が提出され、それを検討する形を採っており、そのため机上のプランとして設計段階まで進められていた機体もいくつか存在する。計画初期の段階で、格闘・白兵・突撃・強襲といった戦術に対応する宇宙用の機体も提案され、開発が開始されるが、コンセプトが試作1号機と一部重複するため早い時期にペンディングとなり、制式に型式番号は与えられずに終わる(現在知られる型式番号は、一時非公式に呼ばれていたものである)。フレーム・ユニットだけは完成していたという一部関係者の証言もある。 本機のコンセプトは対MS戦闘における「最強」性であり、白兵戦に主眼を置いている。その一方で、フルバーニアン以上の機動性と航続性能の延長を目指すため、バックパックにはオプションで宇宙戦用高機動ユニットであるシュツルム・ブースター・ユニット3基が装着可能となっている。両肩には試作2号機と同様に大推力のスラスターが装備されるが、2号機と異なり単発式でいくぶん小型のものとなっている。 武装 ロング・レンジ・ライフル 「ロング・ビーム・ライフル」とも呼ばれる。試作1号機用のビーム・ライフルの基部を利用し長砲身のバレルに換装、集束率を高めることにより射程距離の延長と威力の強化を図っている。後部のアクセラレーターとバレルの冷却機構によってスペックが大幅に向上しており、「ジュッテ」も使用可能である。射撃時の安定性向上のため、グリップも新設計の部材に交換されたといわれる。 専用ビーム・ライフル ホビージャパン社発売のガレージキットが初出。「ビーム・マシンガン」とも呼ばれ、独自のEパック方式を採用している。機関部やトリガー周辺部にはGPシリーズ共通の部材を採用しつつ、威力よりも速射性を優先した設計となっており、近接・格闘戦時の取り回しが配慮されている。 ビーム・サーベル 形状は専用のものだが、内蔵デバイスは一般的な量産品が採用されている。のちのガンダムMk-IIのように、バックパックから上方に伸びる1対のスラスター・ブームがサーベル・ラックを兼ねる。 シールド / 専用シールド 『ガンダムウェポンズ3』では試作1号機と同型のものを装備しているが、ガレージキットおよびRE/100では専用のものが付属する。1号機のものと共通する資材が多く採用されており、裏面にEパック2基をマウント可能なほか、表面の耐ビーム・コーティングも同様である。 劇中での活躍 OVA『GUNDAM EVOLVE 4』では、GPシリーズのデータの中に本機の二面図(およびスペック)が登場する。 スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント「0083 ペッシェ・モンターニュ ~星屑たちに花束を II~」では、0083年に実機が完成したことになっており、ペッシェをテスト・パイロットとしてラビアンローズを拠点にトライアルをおこなっている。電波ジャックによるデラーズ・フリートの宣戦布告直後にラビアンローズを襲撃するシーマ艦隊のMS隊を迎撃するため出撃、シーマのゲルググMと一騎討ちとなるが、連邦軍パトロール艦隊からの停戦命令を受け終了となる。この戦闘の際に、シーマはコックピット内で本機は自分がもらうことになっている旨の発言をしており、その後ペッシェに出頭を命じたオサリバン常務も、「寝返り」の代償として本機をシーマに譲渡する予定であることを打ち明けている。 漫画『0083 REBELLION』では、表向きには開発中止となり軍の開発予算から外れるが、クレナ・ハクセルによって全面的に再設計され、ラビアンローズで開発が続けられ完成している。AE社のテスト・パイロット(氏名不詳)が搭乗し、月面でフルバーニアンと模擬戦をおこなうが、コックピットに直撃(模擬弾)を受ける。直後に乱入してきたヴァル・ヴァロのプラズマ・リーダーによって機動不能となり、シーマ艦隊のクララ・ロッジ軍曹に大破したように偽装して回収される。肩アーマーのデザインはRE/100と同じ。 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、AE社に眠っていたパーツが0090年に連邦軍のフィーリウス・ストリーム専用のガルバルディβに転用されており、パックパックおよびロング・レンジ・ライフル、シールドは同型のものとなっている。 アニメ『SDガンダムフォース』では、本機をモデルとした「マドナッグ」が登場する。
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設定解説
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シールドライガーSHIELD LIGER番号 RPZ-02(旧) / RPZ-03 RZ-007(新) 所属 ヘリック共和国軍・高速戦闘隊チーム・ブリッツ(スラッシュゼロ) 分類 ライオン型 ロールアウト ZAC2042年 配備数 700機(ZAC2100年秋時点) 全長 21.6m 全高 9.0m 全幅 6.0m 重量 92.0t 最高速度 250km/h 乗員人数 1名 設計者 ヨハン・エリクソン 武装(旧) レーザーサーベル×22連装加速ビーム砲連装ビーム砲3連衝撃砲ミサイルポッド×2ハイパーチャージャー冷却用ラジエーターセンサー大型キャノピー超高速駆動機構対地センサーエネルギーシールド発生装置 武装(新) レーザーサーベル×2ストライククロー×4AMD2連装20mmビーム砲対ゾイド3連衝撃砲展開式ミサイルポッド×2対ゾイド30mm2連装ビームエネルギーシールド発生装置 主な搭乗者 ヨハン・エリクソン(バトルストーリー)ベルニーニ中佐エル・ジー・ハルフォード(バトルストーリー)タクマ・イスルギ・サンダース(ZBCG、バトルストーリー)ヘリック共和国一般兵ロブ・ハーマン(ゾイド -ZOIDS-)レオン・トロス(スラッシュゼロ)ショーマ・シュバール(ZOIDS VS.II) 『ゾイドバトルストーリー』におけるシールドライガー ヘリック共和国軍のライオン型ゾイド。中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍のサーベルタイガーに対抗すべく、バレシア基地で大量に鹵獲した同機を元に開発された。研究チームの中心となったのはヘリック共和国軍のヨハン・エリクソン大佐となる。各種兵装は空気抵抗を考慮し格納式となっており、加えて機体の軽量化やインタークーラーの効果によって最高速度では当時のライバル機であったサーベルタイガーを凌駕した。さらには大型ゾイドの装甲を容易く貫通するレーザーサーベルによって格闘能力も申し分無く、他の大型機に引けを取らない戦闘能力を発揮する。また、当時としては新機軸の装備としてエネルギーシールドを導入。「青いイナズマ」の異名で呼ばれた。 ZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残り、西方大陸戦争緒戦では共和国軍の主力ゾイドの一角を担った(RZ-007 シールドライガー)。この際の機体は、エネルギーシールドの性能も旧大戦より向上し、新たに「蒼き疾風(かぜ)」の異名を持つようになった。
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設定解説
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ザンスカール帝国が接収したサナリィの一機関およびサイド2駐留の連邦軍部隊だったザンスカール帝国の軍事部門である「ベスパ」が開発した量産型MS。機体カラーは赤と黄色。機動性・出力・武装すべての面でバランスがとれており拡張性も高いうえ操縦性に癖もなく、宇宙での主力機として運用される。量産機ではあるが5,000kwを越える高出力反応炉を採用しており、その総合性能は宇宙世紀0130年代のハイエンド機F97にすら勝るとされる。 ベスパ新型機の投入後も生産は継続されており、エンジェル・ハイロゥのモニターに使用されたサイコミュ搭載型もその一つである。
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「サラマンダー (ゾイド)」の記事における「設定解説」の解説
サラマンダーSALAMANDER番号 RPZ-01(旧)RZ-045(新) 所属 ヘリック共和国 分類 翼竜型戦闘爆撃機械獣プテラノドン型 全長 24.1m 全高 17.1m 全幅 26.6m 最大翼長 33.3m 重量 100.0t 最高速度 M2.0 乗員人数 2名 設計者 ハーバート・リー・チェスター教授 主な搭乗者 フォンブラウン(旧)アインデッカー(旧)ゴードン・ジュニア(旧)ブルノ大尉(旧)パフィ・フィスト(新) 武装(旧) 火炎放射器バルカンファランクス×22連対空レーザー×2小口径レーザー×4連装ミサイル発射機 武装装備(新) AZ高熱火炎放射器マルチブレードレーダー×2バルカンファランクス×22連対空ハイパーレーザーガン×2小口径対空レーザー×2マグネッサーファルコンウィング×22連装戦術ミサイル×1 『ゾイドバトルストーリー』におけるサラマンダー ZAC2031年の中央大陸戦争初期にヘリック共和国軍が開発した翼竜型の戦闘爆撃機ゾイド。同時代では「アイアンウイング」の通称で呼ばれた。 主翼のマグネッサーファルコンウイングはマッハ2.0の最高飛行速度を叩きだし、巨体に似合わず旋回性能も良好かつ空中戦をも得意とする。高高度・低空を問わず高い機動性を発揮可能で、1万5000kmの航続距離を誇るとともに高度3万m以上の上昇能力を持つ。太い両脚は爪で敵機につかみかかるほか、これによって陸上を走行する事で体当たり攻撃も可能。また、嘴も鋭く、攻撃に使用可能である。中央大陸戦争においてはその航続距離によって国境を隔てる中央山脈を飛び越え帝国領土へ直接攻撃する役目も併せ持ち、共和国軍が制空権を握った立役者となった 群を抜いた爆弾積載量を誇り、大量配備さえ可能であればサラマンダーだけで戦争を勝利に導く力を持つと言われる。しかし、元々ベースとなる個体数が少ないために量産は不可能とされ、ZAC2056年の惑星Zi大異変後は絶滅寸前にまで減少してしまった。 第二次大陸間戦争期にも大量生産は不可能だが、暗黒大陸上陸作戦に備えて、ZAC2101年に再配備。新たに「超爆竜」の異名を持った。 『ZOIDS concept art』におけるサラマンダー こちらの設定では希少な大型翼竜のつがいをベースとしたゾイドとして登場しており、二体一組のペアで運用される。 詳細は「ZOIDS concept art#登場ゾイド」を参照
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モルガMORUGA番号 EMZ-03 / EMZ-15(ゼネバス帝国)EZ-006(ガイロス帝国) 所属 ゼネバス帝国ガイロス帝国 分類 昆虫型イモムシ型 ロールアウト ZAC2031年 配備数 25000機(ガイロス帝国軍、ZAC2100年秋時点) 全長 11.8m 全高 2.95m 全幅 3.0m 重量 19.7t 最高速度 200km/h 乗員人数 1名 設計者 ガラモス 主な搭乗者 ゼネバス帝国一般兵ガイロス帝国一般兵ガラモス(HISTORY OF ZOIDS)イドゥン・エント(バトルストーリー)ヴェルデ(ゾイド -ZOIDS-)ジャッロ(ゾイド -ZOIDS-)シュデウ・アリカー(HMM) 武装(旧) レーザーカッターグレートランチャー×4小口径レーザー×2多弾頭ミサイル×2 武装(新) レーザーカッター20mmガトリング砲×4地対空2連装ミサイル3Dレーダーアンテナ×2 ゼネバス帝国軍およびガイロス帝国軍の昆虫型ゾイド。機体の設計はゼネバス帝国のガラモス大尉によって行われた。低い体高と重装甲を持ち、特に頭部装甲は他の部位の2倍以上の厚さによって強固な防御力を持つ。これを利用した突進攻撃も可能で、突撃部隊や特殊部隊で重宝される。この頭部装甲に守られたコクピットと姿勢の低さから、突撃用ゾイドとしては高い生存性を誇る。また、陸路を走破するだけでなく、土の中を掘り進むことも可能。中央大陸戦争中のZAC2044~2046年頃には第一線を退く。西方大陸戦争時代からはガイロス帝国軍で運用されている。 汎用性が高く様々なバリエーションが存在する。中央大陸戦争初期に開発されて以来、惑星Ziで最大の生産数を誇る。背部コンテナには標準でミサイルが格納され、これを降ろすことで兵員や貨物を輸送することも可能。
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「セイスモサウルス (ゾイド)」の記事における「設定解説」の解説
セイスモサウルスSEISMO SAURUS番号 EZ-069 所属 ネオゼネバス帝国ガイロス帝国(フルメタルクラッシュ) 分類 セイスモサウルス型 全長 53.5m 全高 10.9m 重量 198t 最高速度 70km/h 乗員人数 3名 武装 超集束荷電粒子砲(ゼネバス砲)荷電粒子強制吸収ファンキラーバイトファング地対空8連ビーム砲(セイスモ8連砲)2連銃座式ビーム砲×2加重力衝撃テイル小口径2連レーザー機銃×31 かつての栄光を知るネオゼネバスの上級将校はガイロス帝国の技術を用いらない純粋なネオゼネバス製新型ゾイドを切望した。これを受け、技術陣は当初、デスザウラーをベースとした新型機の開発に着手していたが、開発の最中でゴジュラスギガがロールアウトされる。強大な格闘能力と荷電粒子砲さえ防ぐEシールドからデスザウラーを凌駕するゴジュラスギガにより、ネオゼネバスはその勢力圏を次々と失う事態に追い込まれたことから、ゴジュラスギガに対抗するというコンセプトを盛り込み、予定を変更。ゴジュラスギガの特化した格闘能力全てを無力化する「デスザウラー長距離砲タイプ」の構想がスタートした。当初はデスザウラーやホエールキングの野生体も開発ベースの候補にあがったが、粒子砲発射に耐えうる強靭な耐久力且つエネルギー伝達能力に優れたゾイドコアも有した雷竜型野生体を採用し、ZAC2106年夏に完成した。 格闘能力も高く、パワーではゴジュラスギガに劣るものの、低速状態のライガーゼロフェニックスを凌駕する。また、その装甲強度はライガーゼロの攻撃を受け付けない頑強さを誇る。 さらにはブロックスとの融合マウントを持ち、装甲・兵装の強化のみならずゾイドコアとのリンクによる基本パワーの向上も可能。護衛用キメラであるシザーストーム、レーザーストームと合体した「アルティメットセイスモ」、スティルアーマーと合体した「ベルセルクセイスモ」という形態も存在する。
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コマンドウルフCOMMAND WOLF番号 RHI-3(旧)RZ-009(新) 所属 ヘリック共和国 分類 オオカミ型 ロールアウト ZAC2042年 配備台数 2500機(ZAC2100年秋時点) 全長 14.7m 全高 7.9m 全幅 5.9m 重量 46.0t 最高速度 200km/h(旧)210km/h(新) 乗員人数 2名 武装(旧) 2連装ビーム砲座煙幕噴射口×2(加速用ブースター兼用)電磁牙 武装(新) 50mm対ゾイド2連装ビーム砲座スモークディスチャージャー×2エレクトロンバイトファングストライククロー×4 主な搭乗者 ヘリック共和国一般兵アンドレア少佐(旧)トミー・パリス(バトルストーリー)ダン・フライハイト(ゾイド -ZOIDS-、機獣新世紀ZOIDS)バン・フライハイト(機獣新世紀ZOIDS) 『ゾイドバトルストーリー』におけるコマンドウルフ 中央大陸戦争時代、サーベルタイガー率いるゼネバス帝国軍高速ゾイド部隊に苦戦を強いられているヘリック共和国が、それらへの対抗手段として開発したオオカミ型ゾイド。「山岳戦の狼」の異名を持つ。 格闘戦仕様の機体であるが、高い追跡・分析能力を持ち、わずかな手がかりから敵を追い詰めるとともに単独での情報収集任務にも活用される。さらにコントロールディスプレイも最新式のものを使用しており、操縦時にパイロットにかかる負担を軽減させている。 同時期に開発されたシールドライガーに比べてパワーは劣るものの、小回りがきき、扱いやすさと良好な操縦性によりパイロットからの信頼が高い。そのため、中央大陸戦争時代からシールドライガーの支援機として機能した。時代が下った西方大陸戦争緒戦においては帝国軍に対抗し得る同クラスのゾイドが少ない事から高速部隊の要として運用されている。 『ZOIDS concept art』におけるコマンドウルフ ゲリラ戦を得意とする隠密機動型ゾイドとされる。
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ストームソーダーSTORM SWORDER番号 RZ-029 所属 ヘリック共和国 配備台数 550機(ZAC2100年秋時点) 分類 テラノドン型 全長 10.1m 全高 12.9m 重量 47.0t 最高速度 M3.2 乗員人数 1名 武装装備 トップソードウイングソード×22連装パルスレーザーガン×2 / アイアンクロー×2(交換式)エンジンポッド 主な搭乗者 マミ・ブリジット少尉(ZBCG, バトルストーリー)メリッサ・スー(ZBCG)ポルタ(SAGA フューザーズ) 『ゾイドバトルストーリー』におけるストームソーダー ヘリック共和国軍が西方大陸戦争期に開発したテラノドン型戦闘機ゾイド。ZAC2099~2100年における共和国は惑星Zi大異変からの復興を最優先したために、軍事費を削減する状況下にあった。そんな中、共和国情報部はジェノザウラー開発の煽りを受けて開発が見送られた、ガイロス帝国軍の戦闘機ゾイドの設計図を奪取する。その設計図を元に、共和国が独自の技術を盛り込んで完成させた機体がこのストームソーダーである。 陸軍の戦力差が早急に埋まらないことを考慮し、本機は制空権の確保を主眼として開発された。限定的ながらオーガノイドシステムをも搭載し、このためにシステムが収まりきらずに背部のエンジンポッドは外付けする方式をとった。しかしながら、それによって様々なバリエーションを生み出す事が可能となっている。新式のマグネッサーウイングやエンジンによる加速でマッハ3.2の速度を実現し、格闘能力も相まってレドラーに対しては1対5~1対10の優位性を持つ。西方大陸戦争ではその高い戦闘能力を持って制空権を確保し共和国軍を勝利に導いた立役者である。 しかし、オーガノイドシステムを搭載した事で量産性の低下を招いた為、共和国軍はストームソーダーに比べ、操縦性もより良好なレイノスの再配備を行っている。また、ネオゼネバス帝国台頭後のZAC2108年には、これまでの戦闘でRZ-045 サラマンダー共々ほとんどのストームソーダーが喪失している。 『ゾイドオリジナル』におけるストームソーダー 『ZOIDS concept art』の世界観を踏襲する『ゾイドオリジナル』におけるストームソーダーは、中央大陸戦争後期に帝国軍で開発されていたものが鹵獲され、その後連邦軍によって改修型が運用されている。詳細は#ストームソーダーFSV(フレイムスラッシュバージョン)を参照。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるストームソーダー こちらの設定では、帝国に従属する西方大陸の技術者から共和国に亡命して譲渡された設計図を元に開発されたゾイドとしている。また、同説明書ではレイノスやサラマンダーといった既存の共和国空戦ゾイドは、惑星Zi大異変によって発生した磁気層アレルギーによって動作不能になったものとしている。尚、オーガノイドシステムは装備したゾイドコアにマグネッサーの磁性系エネルギーを与える事でストレスフリーとする対磁気層アレルギー用技術として位置付けている。また、それに合わせて、背中と腹部のエンジンはゾイドコアに対して吸入したマグネッサーのエネルギーを与える装置を兼ねたイオンエンジンとしている。
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ギレン・ザビを中心としたジオン残党が敵対勢力を粛清するために造り上げたMSで、常に大部隊で戦闘行動を行う。機体開発にはターンXや∀ガンダムを解析して得たデータが用いられ、これらの簡易コピーとも言える機体。 一応はジオン製のMS(モノアイを持っているなどその名残はある)だが、ナノマシンによる自己修復機能や、防御フィールドを発生させて敵の攻撃を防ぐ「レルム・ドミナートゥス」など、ムーンレィスから手に入れた技術などを取り入れており、これまでのどのジオン製の機体も凌駕するスペックを持っている。パイロットはナノマシンによるクローン生命体「レギオン」。レギオンが危機に陥ると体内のナノマシンが活性化し、戦闘能力が増加する「オーバーブースト」という現象が発生し、センチュリオ自体のスペックも上昇する。 機体は主にナノマシンで出来ており、機体を取り巻く様に付いているリングにある羽の形状をしたナノマシンによって武器を形成させる。羽の数で機体を区別し、羽の数が多いほど上位機種である。
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設定解説
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ジオン軍の宇宙戦用MA。ビグロやグラブロに先駆けて開発された。開発に当たっては、ヨッフム家が資金的な援助を行った。数度に渡る設計変更や開発メーカーの不手際などが重なり、大幅に遅れて完成した。メインカメラはモノアイではなく複眼を採用。高速で移動し、拡散メガ粒子砲またはヒート・ナタで敵機を撃破する一撃離脱戦法が想定されていた。大推力のスラスターを有するが、機体背部の姿勢制御バーニアをもってしても短時間の姿勢転換は難しかった。加えてメガ粒子砲の仕様もあり、小型宇宙艇レベルの機体と判断されたザクレロは制式採用には至らず、宇宙空間でのテストを前に開発途中で放棄された。軍が機体性能に疑問を持ったため型式番号を与えなかったとも言われていたが、その後MA-04Xという型式番号が設定されている。 開発放棄後は各種武装のテストベースに用いられ、キャリフォルニアベース第3テストセンターで拡散メガ粒子砲のテストが4回行われている。その後、ザンジバル級機動巡洋艦に搭載され、フロリダのケープカナベラル宇宙基地からジオン本国へ送られることになったが、その途中で無断出撃により失われている。大気圏外でのテストを行う予定だったが、搭載後に急遽廃棄が決定したとも言われている[要出典]。
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設定解説
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地球連邦軍によって試作された最初期のMSである本機の開発経緯には、2つの説が挙げられる。 自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる。 V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、月のグラナダのジオニック社から極秘裏にMSのパーツを入手し、完成させたもの。そのため、動力パイプなどにザクとの共通点が見られる。 どちらの説にせよ、豊富な予算を投入して開発されたRXタイプと違って予算不足や連邦軍のMSに関する技術不足もあり、中途半端な設計となってしまっている。操作性が悪いうえに故障率も高く試験中に大破し、演習中に作動不良を発生させた機体もあったとされる。しかしながら、連邦のMSはこのザニーがあったからこそ生まれたとも言える(ザニーの設計技術はジムに応用されたという設定がある[要出典])。 連邦軍がMS用に開発している駆動系であるフィールド・モーターの試験的技術が用いられており、アンダーグラウンド・ソナーによる音紋解析ではザクとは異なる音が混じる。また、マニピュレーターはのちの連邦系MSと異なり3本指である。 武装は、頭部に60mmバルカン砲2門、携行武装として120mm低反動キャノン砲を有する。120mm低反動キャノン砲は、ボールかガンタンクのものの改修版である(むしろ、ザニーと共に開発された砲がボールやガンタンクに使われた)。なお、対MS戦闘はあまり考慮されておらず白兵戦装備はない。また、ザクがベースとなっているため、出力の問題からビーム兵器の使用もできない。 機体自体はザクと同程度の性能を有していたと言われるが、上記の理由から正式採用はされなかった。だが、初期の連邦軍のMSパイロットの育成には役立っている。
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設定解説(ガーベラ・テトラ)
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「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(ガーベラ・テトラ)」の解説
試作4号機をもとに開発された機体。コード・ネームの「テトラ」は試作4号機をあらわす "4" の意。また、型式番号は「アナハイム・ガンダム試作4号機」を意味する。開発は試作2号機と同じ第2研究事業部が担当。 試作4号機は連邦軍の計画からは外される形となるが、AE社内部では今後のMS開発における布石とするため、そのスペックを実機で確認するために製作される。ひとつに統合されたシュツルム・ブースター・ユニットを装備することにより、前線への到達時間の短縮とプロペラントの温存が可能となっており、前線到達後は爆発ボルトでユニットを排除して本来の機動性・運動性を発揮する。試作4号機より肩部スラスター・ユニットが大型化されており(「ショルダー・スラスター・ポッド」と呼ばれる)、その機動性と厚い装甲で火力をおぎない、強襲用MSとしては当時の水準を超える高性能な機体となる。 機体各所に偽装をほどこし、公国系MSに見えるよう改装され、AE社のオサリバン常務の密約によってシーマ・ガラハウに譲渡される。ロールアウト時の頭部はツイン・アイで、ロッド・アンテナ2基を装備するが、譲渡後にモノアイに変更され、アンテナの数と配置も変更されている。塗装は薄い赤の単色(ツイン・アイ仕様の顔面は白)。コックピットは連邦軍の共通規格のままであるが、シーマは問題なく乗りこなしている。 武装 110ミリ機関砲 両前腕部甲に2門ずつ装備し、弾倉は肘部に装着する。威力は連邦系MSの頭部60ミリバルカン砲を凌駕し、速射性にも優れ中・近距離戦で有効となる。その口径の大きさから、のちのMSの恐竜的進化の端緒のひとつとされる。 ビーム・サーベル 形状は専用のものだが、内蔵デバイスは量産品が採用されている。脚部付け根付近に1基ずつ格納されており、使用時にはサイド・アーマーが展開して射出される。 ビーム・マシンガン 型式番号:X-04 本機と同時に開発された兵装。従来のビーム・ライフルでは不可能とされていたパルス状のビームを連射する試作型で、多弾数の連射による広範囲破壊をおこなう掃射・突撃性に優れるビーム兵器として開発される。当初の試作4号機が志向する、近距離での格闘戦で効果を発揮する。試作1号機用と同じアナハイム・タイプのEパックを採用しているが、装弾数を増したため単発の威力は低下している。 メガ粒子を断続的に射出する技術が開発途上であるため、銃身に冷却ジャケット、銃身下部に冷却剤タンクを接続、機関部後部に強制冷却ノズルをもち、さらに限界に達すると機関部上面がスライドし、強制冷却をおこなうとともに、リミッターが作動してしばらくの間は連射モードが使用不能となる。再起動には新たな冷却剤タンクの装填が必要となる。 製造は旧公国系企業のMIP社で(親会社であるAE社の身代わり受注とも伝えられる)、型式番号も同社の内部コードであり制式なものではない。ただし実際に開発を担当したのは、MIP社の依頼を受けたアルバータ社である。 劇中での活躍 最終話で、ガトーのノイエ・ジールにブリッジを破壊されたグワデンからシーマが脱出する際に搭乗、グワデンのMSデッキ内にビームを乱射し撃沈する。シーマ艦隊旗艦の「リリー・マルレーン」と合流しようとするが、直前にデンドロビウムによって撃沈されてしまう。デンドロビウムに上方から襲いかかるが、同機が本機の正面に向けて急転換したことでメガ・ビーム砲の砲身が本機の胴体に突き刺さる形となり、そのままビームを撃ち込まれ撃破される。なお、アニメ劇中ではシュツルム・ブースターは使用されていない。 小説版では登場せず、シーマはゲルググMに乗り続ける。 『0083』Blu-Ray Box特典のピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」では、ツイン・アイ仕様が宇宙空間で輸送船からリリー・マルレーンに移送される様子が描かれる。 漫画『0083 星屑の英雄』では、ガトーのノイエ・ジールと交戦、戦場から友軍と共に離脱を図るものの、バスク・オムの策で寝返って味方になったはずの連邦軍に背後から撃たれ、シーマともども撃破される。 漫画『0083 REBELLION』では、クララ・ロッジによりAE社からシーマのもとにツイン・アイ仕様で運ばれ、慣熟訓練をおこなう。コロニー・ジャックした「アイランド・イーズ」内部での戦闘ではゲルググM(指揮官用)のシールドを装備、ゲルググMを率いて連邦軍部隊を掃討するが、その際に頭部を損傷する。デラーズとの接触前に、頭部はゲルググの予備パーツを流用して修理され、モノアイ仕様となる。デラーズ殺害後、ガトーのノイエ・ジールと交戦するが、突っ込んできたペール・ギュントと衝突しバックパックを損傷する。リリー・マルレーンに回収されシュツルム・ブースターを装備、ゲルググMから頭頂部ブレード・アンテナを移植する。
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設定解説
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一年戦争時に地球に侵攻したジオン公国軍は、地球上のさまざまな地形、気候などの環境に対応したMSを開発する必要に迫られた。本機はその中でも、地表の7割を占める海洋に適応するべく開発された機体である。 当初はザクII F型をベースに開発が行われ(C型の改造機とした資料もあり)、浮沈のためのバラストタンク、推進用のハイドロジェットエンジンを設け、関節部分のシーリングなどの改造を受けたが、水深400メートルの水圧に耐えられる設計が要求された結果、大半のパーツが新設計に置き換えられた。武装は固定装備として頭部に60ミリ機関砲を2門、オプションとしてブラウニーM8型4連装180mmロケットポッドを胸部に設置可能。腕部携帯武器としてM6-G型4連装240mmサブロックガン(水中戦用ロケット砲)が用意されている。5機の試作機が西大西洋の潜水艦隊「シーサーペント」に配備されたが、要求性能を満たすことはできず、ザクベースの水陸機開発はここで断念されることとなる。当初の型式番号はMS-06のM型として承認されていたが、水陸用MS開発が本格化した段階で型式番号をMSM-01に変更され、2機が追加製造されている。本機のデータを基にツィマット社製の水中実験機が完成し、さらなる改良によりゴッグとして量産化が決定している。製造されたマリンタイプ7機は倉庫行きとなったが、戦争末期の地中海上陸侵攻作戦に際して全機実戦配備され、「レッドドルフィン」「シーサーペント」各部隊に2機、「グリーンサイレン」「ナーガIII」「マンタレイ」各部隊に1機ずつ送られている。レッドドルフィン所属機では頭部機関砲にカバーをつけて塞いだ機体も存在する。 本機はM-1型とM-2型の2種の試作機が製造されたとする資料が存在する。それによると、M-1型は耐圧性能は低いが、水中航行速度はM-2型より優れ、M-2型はM-1型のテスト運用時のデータを反映し、関節部の防水シーリング、モノアイ保護用のシーリング追加など、信頼性が向上している。その後、一年戦争が地球連邦軍側の勝利によって終結し、ジオン公国が所有していた多くの兵器が地球連邦軍に接収される。マリンタイプも当時残存していた全機が連邦軍の手に渡り、M-1型はダカール基地に、M-2型もニューギニア基地にそれぞれ配備されたとされている。なおザク・マリナーがM-1型(後述)、マリン・ハイザックがM-2型の改修機とされる。
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設定解説
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「ピクシー (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
アポジモーターが増設されており、地上での瞬発力はRX-78-2 ガンダムを上回り、当時の地球圏最速とされる。装甲は対実弾兵器用のものが採用され、「ビーム・ステルス・コート」なるものも塗布されているが詳細は不明。コア・ブロック・システムや宇宙空間用のスラスターを取り除くことで軽量化されているが、教育型コンピューターは搭載されている。 本機は一年戦争末期に行われた連邦宇宙軍・陸軍・海軍・空軍の共同による次世代MS開発計画「G-4計画」において、陸軍主導で開発されたのではないかとする資料もある。3機が生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配備され、「死にゆく者たちへの祈り」に登場するのは2号機とされる。ホワイトベース隊のアムロ・レイのもとに届けることになり、輸送任務を受けたアルバトロス輸送中隊がオデッサへ向かうが、ゴビ砂漠においてジオン公国軍のウルフ・ガー隊など複数の部隊から再三攻撃を受け、届くことはなかった。
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設定解説
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ムラサメライガーMURASAME LIGER番号 GZ-010 所属 ディガルド討伐軍(ジェネシス)ヘリック共和国(フルメタルクラッシュ) 分類 ライオン型 全長 22.3m 全高 9.2m 重量 87t 最高速度 310km/h 乗員人数 1名 主な搭乗者 ルージ・ファミロン(ジェネシス)シュネル・クラージュ少佐 ベルク・ヴィレンスクラフト少尉(フルメタルクラッシュ) 武装 ムラサメブレードソードキャノンクラッシュバイトカウルブレード×11テイルブレード×23連キャノンストライクレーザークロー×4パイルバンカー×2 超軽量かつ引き締まったボディを持つライオン型ゾイド。生命の危機に瀕した際は機体特性や形態を変化させるエヴォルト(特殊進化)が可能であり、これによってハヤテライガーやムゲンライガーといったゾイドに変貌、形態の獲得後はそれらを戦局に応じて使い分ける。同機能は自らを一度解体し、再構築するシステムだとされている。 武装・装備 ムラサメブレード ムラサメライガーの背部に装備される。希少金属であるメタルZi製の剣で、あらゆる物質を切断する事が可能。 ソードキャノン ムラサメブレードの柄に装備する。接近戦での補助兵器であり、連射可能。 クラッシュバイト ムラサメライガーの牙部。敵の装甲を噛み砕き、その中に過電流を流し込む事が可能。 カウルブレード ムラサメライガーの鬣部。特殊な表面加工が施されており、敵の攻撃を反射可能。また、11本すべてが鋭い剣として機能する。 テイルブレード 尾部に装備する。小型の剣であり、尾を鞭のように振り回す事で敵に攻撃可能。 3連キャノン 腹部に装備する。中距離用の三連装砲。 ストライクレーザークロー 四肢の爪部。ライガーシリーズでは基本的な装備であり、通常装甲ならこれで切り裂く事が可能。 パイルバンカー 前脚部に装備。地面に突き刺す事で高速走行中の急旋回を可能とするほか、これで攻撃する事も可能。
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「ドレッドノートガンダム」の記事における「設定解説」の解説
ザフト初のニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)搭載型核動力MS。地球連合から奪取したG兵器の技術を元に開発され、C.E.71年2月に完成した ドレッドノートガンダムはZGMF-X09A ジャスティスガンダム、ZGMF-X10A フリーダムガンダムなど、後の核動力機のプロトタイプである。これら核動力機はヴェルヌ等の非MS分野を含む統合設計局により開発された上に、ZGMF-600 ゲイツの開発は統合設計局をMMI社がリーダーカンパニーとなって率いる形で設計されたが、ドレッドノートはクラーク・アジモフ・ハインラインの3局のみの共同により開発されている。 NJCを搭載した核動力MSの基礎データ収集が目的であるため、開発時間の短縮により頭部以外はほぼゲイツのパーツが流用されている。このことから、ドレッドノートガンダムはゲイツとドレッドノートガンダム以降の核動力機を結ぶ過渡的な機体と言える。また、後の開発機体と違い唯一NJCを頭部に搭載しているのも特徴である。このNJCはまだ試験段階の代物であり、宙域レベルでNジャマー領域を無効化するため「Nジャマー下でもその一帯の宙域で核エンジンが使用可能となってしまう」という、ザフト側にとってもマイナスとなりうる面が存在する。 「プラントの守護を担う勇敢な機体であれ」という願いを込めて、ドレッドノート(勇敢な者)と命名されたとされている。しかし、実態は常に被曝などの危険に晒される核エンジンの搭載によってパイロットの負うリスクが増したことから、「こんな機体に乗る者は勇敢な人物だ」という皮肉を込めて名付けられたという説もある。また、後にドラグーンが追加装備された際にはロウ・ギュールから「Xアストレイ」とも呼ばれている。これは、パイロットであるプレアの「核の力を平和のために使いたい」という意思から「兵器としての王道を外れた者」という意味での「アストレイ」と、バックパックに装備されたドラグーンが「X」の形に見えることによる。
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設定解説
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ザフトのニューミレニアムシリーズに属する機体。背部に固定装備されたフライトユニットは主翼にもスラスターを持ち、速度こそ劣るものの大気圏内においてディンに匹敵する飛行能力を発揮する。また、武装は近接戦闘用の物を中心に装備している。 元々はザクウォーリアと同時期に開発され、ザフト軍の次期主力MS選定コンペティションにおいて制式量産機の座を争った機体であった。グフは両腕と両脚を容易に換装できる機体構造を有し、多種多様な機能・武装を搭載した四肢を状況に応じて付け替えることであらゆる状況・用途に対応するという、ザクウォーリアのウィザードシステムとは異なる案の換装システムを提案した。この方式はウィザードシステム以上に戦況・戦場の変化にきめ細かく対応できるとして優位性をアピールしたが、コストと整備現場の負担増を招くという指摘から却下され、ザクウォーリアが次期制式量産機に決まった。しかし機体性能そのものはザクウォーリアを凌ぐ完成度の高さであり、それを惜しんだ上層部の根強い力添えで少数ながらロールアウトされることとなり、まず試作機としてハイネ・ヴェステンフルスをはじめとする特務隊「FAITH」や「ザフトレッド」といった最上級のエースパイロットに優先的に配備された。この際には「ZGMF-X2000」の型式番号を付与され、パイロットに合わせて独自のカスタマイズが施された。 その後、戦況の予想外の拡大・長期化により、開戦当初保有していた機体数が想定以上に減少し、加えてザク系統の生産体制が限界に達していたこと、主戦場が地球に移行していたこともあり、大気圏内外での空戦能力を持つ本機が急遽量産機として試作機と同仕様で生産されることとなった。この際、試作機扱い故の「X」が外され、「ZGMF-2000」として制式化がなされている。格闘性能では伍する機体が少なく、ザムザザーやユークリッドのような陽電子リフレクター搭載機が増えた戦争末期においては有効なMSとなった。機体名の「グフ」は「Guardian Of Unity Forerunner」(統一の守護たる先駆者)の略。
※この「設定解説」の解説は、「グフイグナイテッド」の解説の一部です。
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設定解説
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設定解説
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「ペイルライダー (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
連邦軍のレビル派の高官であるグレイヴによって秘密裏に推進される、「ペイルライダー計画」の中心機体。 ベース機はRX-80であり、EXAMシステムをもとに開発された特殊システム "HADES" を搭載する高性能MSを求めていたグレイヴによってオーガスタ研究所の極秘研究施設に譲渡され、『ヨハネの黙示録』に登場する死を司る第四の騎士にちなむ「ペイルライダー」のコードネームを付けられて生まれ変わる。塗装はペイル・ブルーを基調とする。 頭部はツイン・アイにゴーグルを装着し、ガンダムタイプとジムタイプの中間的な外観をもつ。機体各所にアタッチメント(ウェポン・ラッチ)を備えるなど拡張性に優れており、戦況に応じた多彩なオプション兵器が用意されている。バックパックはガンダム4号機および5号機と同様のもので、空間戦仕様ではこれらと同じくバックパック下部に稼働時間の向上を目指したプロペラント・タンクとスラスター、両肩にショルダー・ユニットを装着する。脚部スラスターはジム・スナイパーIIのものをベースに高出力化し、さらに脚部側面に増加スラスター・ユニットを装備している。 HADESの発動時には、機体各部の排気口が強制排気によって赤熱化するほどの出力となる。同時に各部センサーも赤く発光するが、これはEXAMを模倣した機械的なものである。「ペイルライダー計画」は、HADESに適応するための肉体改造などを施したパイロットを生み出す、非人道的な研究を含むものであったとされる。なお、HADESはEXAMシステムをコピーできず、学習型コンピューターを利用して膨大な戦闘データから敵の行動予測をおこない、場合によってはリミッター解除や操縦介入までする半自律型OSに過ぎない。EXAM機にシステムの一環として搭載されていたサイコミュ受信機は、試作機を含む本機種にも搭載されているが、HADESはサイコミュを必要としないものとして完成しており、実際に機能するかは疑問視されている。
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パワーとディフェンスに長けた、ネオロシアのモビルファイター。捕まえた敵に大打撃を与え、装甲の厚さから打たれ強い。パワーレスリングを得意とする機体である。また、機体各部には独立駆動機関「ビクトルエンジン」が内蔵され、通常のMFと比較し二倍近い出力を誇る。これによって重厚さと高機動さを両立することが可能となった。ネオロシアが非公式に捕獲した他国のモビルファイターの技術が多数流用された機体でもある。
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地球連邦軍の再編計画の一環である参謀本部直轄「UC計画」の最終段階として開発された実験機。宇宙世紀0096年に、アナハイム・エレクトロニクスが保有する月面のグラナダ工場で2機が完成した。ガンダムタイプに区分されてはいるが、小説版でのみ正式名称は「RX-0 ユニコーン」で、「ユニコーンガンダム」の名はいわゆる愛称である。 第二次ネオ・ジオン抗争時のニュータイプ専用機において限定的に採用されていた特殊構造材「サイコフレーム」で機体の駆動式内骨格「ムーバブルフレーム」のすべてを構築した、史上初のフル・サイコフレーム機である。サイコフレームの限界能力を実証すべく先行開発された、ユニコーンガンダムの「NT-D」発動時(デストロイモード)の実験機「シナンジュ」のデータが反映されており、従来のサイコフレーム機を遥かに凌ぐ機体追従性を獲得している。 通常は、一角獣(ユニコーン)の名の由来である額の一本角(ブレードアンテナ)とフェイスガードの被覆によってツインアイの露出域が非常に細いことが特徴となっている、「ユニコーンモード」で運用される。NT-Dシステムがニュータイプを感知することによって機体のリミッターが解除され、全身の装甲が展開して内部フレームが拡張し、ブレードアンテナがV字型に展開してフェイスガードが頭部に収納されてガンダムタイプの顔が現れ、真の姿「デストロイモード」に“変身”する。変身後は、推力、ジェネレーター出力が「測定不能」にまで達するほど劇的に性能が向上するが、その反面、各部に露出したサイコフレームがまばゆく発光してしまう。あらゆる兵器にとって位置の露見に直結する発光は、最も回避しなければならない欠点だが、サイコフレームの発光現象は原理すら解明できていないため、デストロイモードが抱える不可避の問題となっている。なお、“変身”前後におけるブレードアンテナの形状から、作中では「ユニコーンモード」は「一本角」、「デストロイモード」は「角割れ」の通称で呼ばれる。 ガンダムタイプとして開発された理由については、地球連邦軍の再編計画におけるプロパガンダ的な意味合いが強く、ジオン根絶における絶対的象徴としてのほか、科学技術の力によってニュータイプ神話を打ち砕くための存在として、ニュータイプ神話と共にあり続けた「ガンダム」以上にふさわしい機体はないという思惑があったのであろうと言及されている。地球連邦軍参謀本部のUC計画担当幕僚であるミハエル・ユーリック中将からアナハイム・エレクトロニクス社の上層部への要求は、「地球連邦軍参謀本部が想定する所の、ニュータイプ兵器(サイコミュ兵器)との戦闘状況を、完全に制圧・掌握できる性能。これこそがUC計画で開発・生産されるMSに求められるすべてである」という言葉であったとされ、この言葉が地球連邦軍にとってのUC計画がいかなるものかを端的に表していた。しかし、劇中においてはそうした思惑とは裏腹に、1号機には本来の設計に相反するシステムが組み込まれた後、偶発的な要因から地球連邦でもジオンでもない民間人の個人に運用を委ねられ、ニュータイプの有りようを巡って中立的な立場で双方の勢力を転々とすることとなる。また、2号機は1号機を回収するため、対立する勢力に運用されて幾度か死闘を繰り広げるが、最終的には1号機と共闘することになった。 他にも1号機と2号機、および3号機の予備パーツとして、ユニコーンガンダムをもう1機組めるだけのサイコフレームが用意されていた。原作小説版『ガンダムUC』では「ラプラス戦争」におけるコロニーレーザー阻止作戦にて、インダストリアル7宙域にそれらすべてをばら撒き、ユニコーンガンダムのサイコ・フィールドを増幅する媒介として使用している。アニメ版『ガンダムUC』の「ラプラス事変」ではその展開こそカットされるも、後日談となる『機動戦士ガンダムNT』においてルオ商会がユニコーンガンダム用の予備サイコフレームを収集、RX-9 ナラティブガンダムの装備や、ガンダムを守る結界として利用している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 09:11 UTC 版)
アの国のショット・ウェポンが、レプラカーンとビアレスの双方の長所を採用し、持てる技術の粋を集めて開発した重武装のオーラバトラー。これは、オーラバトラーの最終発展型ともいえる機体であり、コストを度外視した超高性能のオーラバトラーに仕上げられている。 火力偏重が仇となったレプラカーンを反省し、このズワァースは大出力・大推力の大型オーラ・コンバーターを搭載することで重武装・重装甲でありながら驚異的なパワーとスピードを備えたのが特徴である。特に運動性に関しては最終発展型にふさわしく最高レベルを誇り、全オーラバトラー中で最高のスペックを有する。推力を活かした直線的な高速移動に加え、コンバーター側部にも横方向への推進ノズルを備え、まさに縦横無尽の動きで相手を翻弄する。この運動性能はナの国の新鋭機ビルバインをも凌駕するほどである。 反面「限界オーラ力」の値が16オーラ(ビランビー、ビアレスなどと同数値)と低く、この点については、ビルバインの適性値(限界値ではない)19.8オーラに大きく水を開けられているばかりか、ライネックやボチューンの限界値18オーラよりも低いため、聖戦士用の機体としては選ばれなかった。 武装スペックは曲刀状のオーラ・ソード1本、左前腕部に3連装オーラ・ショット1基とワイヤー付連装ショット・クロー1基を内蔵した盾(ソードの鞘も兼ねる)、頭部にオーラ・バルカン1門、股間部に短砲身オーラ・キャノン2門、オーラ・コンバーター部に連装フレイ・ボム2基とレプラカーンに拮抗する重武装が施されている。なお、両前腕部の連装クロー(左腕のものは盾のアタッチメントに使用する)は、劇中での使用例がなく設定でも明記されていないため、射出機能があるかは不明である。 また、準備稿には掌にボゾンのような内蔵式の火砲やコンバーター前面が開き多連装ミサイル・ポッドが展開する図があった(41話ではダンバインに向けて発射する様子が確認できる)。これほどの重武装でありながら重量が7.6ルフトンと軽量に仕上げられているのも特筆すべき点である。外見的な特徴としては大型オーラ・コンバーター搭載による機体の高重心化対策のためか、起立時はやや中腰で低く構えたような姿勢となり、全高は7.9メットと戦乱後半の主力機であるビランビー、ビアレスなどよりも低く抑えられている。 このようにズワァースは高機能・高性能でありながら非常に高コストな機体であったため、生産は少数にとどまった。 ズワァースには3色の機体が用意されている。装甲が黒色に塗装された「黒色のズワァース」には黒騎士のバーン・バニングスが最初に搭乗し、ショウ・ザマのビルバインと激しい戦いを繰り広げた。この時、バーン・バニングスがビルバインを苦戦せしめたのは、ズワァース本機の飛び抜けた基本性能に加え、彼のショウ・ザマへの憎悪、復讐心が強大なオーラ力となったからだ。また、この他のズワァースには、ミュージィ・ポーの操縦する「白色のズワァース」、そして、一般兵(ショットの私兵)が操縦する胸部の文様が省略された「朱色のズワァース」が複数機確認されており、ミュージィも一度この機体に搭乗している。 なおショットはこのズワァースの完成以降、人型のオーラバトラーという枠における限界を悟り、これ以上の発展を望めないことからオーラ・ボンバーなどの次世代型オーラ・マシンの開発に着手している。 デザインを担当した出渕裕によれば、ズワァースのイメージソースは「悪」であり、強さと尊大さを表現したかったとしている。また、当初から黒騎士の乗機として描き起こしたため、できれば最後まで乗り続けて欲しかったとも述べている(実際、劇中に黒騎士の機体として登場したのは3話のみで、ミュージィについても一般機と専用機でそれぞれ1話のみの登場だった)。 ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、強化型ズワァースが登場する。機体色は赤。量産も可能で、リの国仕様はダークブルー。
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設定解説(ガーベラ・テトラ改)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:19 UTC 版)
「ガンダム開発計画」の記事における「設定解説(ガーベラ・テトラ改)」の解説
型式番号:AGX-04A1 GERBERA-TETRA CUSTOM ガーベラ・テトラの性能向上案、または強化バリエーションとされる。デラーズ・フリートを離反したあとのシーマの搭乗を予定して設計されたともいわれるが詳細不明。 シュツルム・ブースターが本体に固定されており、頭部形状も異なる。両肩にショルダー・バインダー、背部にスタビライザーを装備しており、のちの時代のMSに近い。改装用のパーツも用意されたといわれるが、真相は不明である。強化されたビーム・マシンガンを携行するともいわれる。塗装は原型機より濃い赤を基調に、一部白で塗り分けられている。
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設定解説
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ティターンズによる次期主力機の開発計画「TR計画」の最終型にして完成機。機種統合計画を反映した量産型の可変MSで、「全軍の規格共有化」と「決戦兵器化」の性質を有し、地球連邦軍の主力機として予定されていた。 ガンダムTR-6とは、単体の機体を指す呼称ではなく素体MS「ウーンドウォート」もしくはそのコア「プリムローズII」を中核とした兵器体系のコードである。換装を前提としており、TRシリーズの実働データから製造された新規パーツや、従来機のパーツをオプション化したものを装備する。理論上、その換装形態は「無限」とも形容されるほど膨大な数に派生する事が考えられた。また、一部パーツはTR-1ヘイズルおよびTR-5との共用である。 能力は未知数だが、T3部隊でテストされたさまざまな機体の長所をフィードバックして開発された「究極のMS」とされており、同シリーズの集大成と呼ぶに相応しいスペックを有している。『ティターンズの旗のもとに』劇中では、[ハイゼンスレイII・ラー]形態で出撃。ネモ3機を一瞬で撃墜するロックオン性能を有し、シールドキャノンは一撃でサラミス改のブリッジを射抜く威力を見せており、パイロットのエリアルド・ハンターは「これまで(グリプス戦役終盤まで)のモビルスーツのスペックを凌駕している」と豪語した。しかしながら、エリアルド・ハンターが本機で出撃した理由は「(大勢の決した戦争において、不必要な犠牲者を増やさないよう)撃墜に見せかけて本機を破壊する」ためであり、上記の攻撃も牽制を目的として行ったものであった。その後も当機は実質的な戦闘を行わないまま、最終的にはガブリエル・ゾラとエリアルドによって破壊されている。 基本コンセプトは「可変による全領域戦闘」というグリプス戦役当時のMS思想を最も反映しており、非常に拡張性に富んだ設計を持つ。ガンダムTR-6[ウーンドウォート] をコアMSとして、宇宙から空中、地上に至るあらゆる戦場での運用を前提とし、同時にこれらどの戦場においても常に最高の性能を発揮できるよう、設計・用意された各種オプション・強化パーツの換装によって多種多様な形態をとることで、その性能を発揮する。 これらの各種オプション・強化パーツは、TR-1からTR-5までの各機体におけるテスト段階では鋭角的で外装と各種センサー及び機能のみといった無骨な印象を与えるものだったが、完成型となるTR-6では丸みを帯びたフォルムに再設計され、内部構造も純工業製品としてプラッシュアップされたものとなっている。 カラーリングバリエーションは、試作機の白黒赤のトリコロール、制式採用機の濃紺と黄のティターンズカラーがある。レジオン鹵獲・再生産・改造機は一貫して本体部分がブラック、強化パーツがレッドとなっている。
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サイド1コロニー「シャングリラ」でジャンク屋を営むゲモン・バジャックが独力で開発した、MSのジャンクパーツを寄せ集めたハンドメイドのモビルワーカー(重作業用MS)。パイロットはゲモン(1号機)および、ヤザン・ゲーブル(2号機)、マシュマー・セロ(3号機、小説版のみ)。劇中では型式番号の類は明らかにされていないが、1号機と2号機の各機とも足の裏にそれぞれ機体ナンバーだけは刻印されている(第8話)。塗装は、1号機が青で2号機が赤茶。 主にグリプス戦役当時のMSのジャンクパーツで構成されており、高出力ジェネレータやムーバブルフレーム、装甲の一部にガンダリウムを採用するなど、技術水準だけで見れば第2世代MSに分類できる。ゲモンの言によれば「戦闘用MSとして十分なスペックを有して」おり、転がってくる自機と同サイズの大型ガスタンクを受け止めて持ち上げるなど、格闘戦に限れば十分なパワーを備えているが、作業用に特化しているためにまともな武装はない。劇中では格闘戦用のロッド(GUNDAM.INFOでは「ジャンク粉砕用の特殊合金ステッキ」と記載)や、投擲に用いた廃材の鉄骨程度で、戦闘用MSの相手にはなりえない。機動性に関しては「鈍重そうに見えて動きは素早い」とされ、コロニー内で飛翔できるくらいの推力を有しているが、MA形態のガザCと足並みを揃えるのは難しいレベルである。 3本指の通常型とクローハンドを左右2本ずつ、計4本のアームを持ち、ゴンドラ式コクピットは胴体を一周するレールに沿っての移動が可能で、360度旋回できる上半身と併せて作業に関しては便利な構造である。しかし、正面をガラス扉1枚で隔てたのみのコクピットからも、戦闘に関してはまったく考慮されていないことがうかがえる。機構にも欠陥があり、ビームサーベルで斬られた際には機器が故障し、コクピットが高速回転する。本機に搭乗したヤザンは、このレールに沿って移動するコクピットの仕様から「粋なMS」「惨めなMS」と評する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 01:47 UTC 版)
超大型熱核反応炉を有する重MS。生産はキャリフォルニアベースで行われた。一年戦争当時のMSとしては破格のジェネレーター出力と9門ものメガ粒子砲を有するが、その代償として機体は肥大化した。敵の包囲攻撃に対処するために前後対称構造を採用したとされるが、この措置は重量から機動性が損なわれたことに対するものともされる。 MSMシリーズの中でも特異な機体であるゾックは手足こそ有するものの、脚部は大型ロケットエンジンとなっており、二足歩行はできない。そのため、機体の移動はジャンプ飛行によって行われる。一方、ジオン公国軍の将兵からは「クチバシ」と呼称される整流殻を有し、速度や軌道に応じて展開角を変更可能。その水中航行時の整流効果は、水陸両用MSでも随一である。この特性から局地専用メガ粒子移動砲座とも俗称されるゾックは、モビルアーマー (MA) 構想確立以前の過渡期に設計された機体であり、小型MAとして位置づけられるため、生産設備はグラブロと同様、艦艇用設備に設けられた。主な任務はミノフスキー粒子の散布下で浮き砲台として機能し、友軍の上陸作戦を支援することにある。 量産化も決定していたが、3機の試作機が作られ、実戦に参加したのはそのうち2号機のみとされている。残る1号機と3号機は、北大西洋艦隊の潜水艦「マンタレイ」に配備された。1号機は輸送中に連邦軍の対潜攻撃機の襲撃を受け、潜水艦ごと失われたとされる。また、3号機は回収されたとする説もあるとされる。
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『機動戦士ガンダム EX REVUE』の最終ボスとして登場。ア・バオア・クーでプレイヤーキャラクターと戦うことになる。 ゲーム中では3試合前後ごとにデモシーンが入り、その内容からパイロットのラムイコ・シュタインが本機の開発にも関わっていることがうかがえる。また、デモではドロス級空母から発進し、ア・バオア・クーに向かっている。なお、プレイヤーキャラクターが本機の場合でも最終ボスは変わらず(ドルメル対ドルメル)、エンディングの内容はドルメルの力で戦況を覆したというものになる。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、反地球連邦組織「シン・フェデラル」仕様機が登場。機体は青く(後述の2プレイヤーカラーに準じた配色)で塗装されている。同組織の首領・スパーダ公に扮したリチャード・グレイソンが搭乗し、彼がツルギ流居合いを体得しているために高い戦闘力を誇ることから、ユージ・アルカナのストライカー・カスタム、コテヅのフルアーマー・アレックスをも一蹴した。その後、リチャードへの強化人間手術にともない、機体もドルメル・ドゥーエとして改装される。
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アナハイム・エレクトロニクス社(以下「AE社」)で開発された、ドムの流れを汲むハイザックの発展型MS。ハイザックは基本性能こそ高いものの、ジェネレーター出力の低さから複数のビーム兵器を併用できない問題点もあったため、その高い生産性と操縦性を継承しつつ、より高性能な機体として開発された。攻撃型MSに分類される本機体は、ガンダリウムγとガンダムMk-IIから得られたムーバブルフレームを取り入れた第二世代MSであり、エゥーゴに提供するために生産されていた。 ジェネレーター出力の向上により、ハイザックでは行えなかったビームライフルとビームサーベルの同時使用が可能となっている。また、性能・生産性ともに優れ、ガンダリウム合金の使用によって機体は軽量化されている。それに加え、各部構造もハイザックで培われたノウハウが生かされ、汎用性・操縦性に優れる。 開発当初、本機には "MSA-002" の型式番号が予定されていた。しかしながら、エゥーゴの台所事情から高性能な量産機よりも超高性能な決戦兵器が必要とされたことや、ネモなど複数の連邦系量産機がラインに乗っている中で別系統の機体を採用することはジオン公国の二の舞であり、必要が無かった。また、ガンダムMk-IIの強奪によってAE社は連邦軍からエゥーゴと共犯の嫌疑をかけられたため、その追及を回避するために同組織へ無償提供された。
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デススティンガーDEATH STINGER番号 EZ-036 所属 ガイロス帝国ネオゼネバス帝国 分類 海サソリ型 全長 19.4m(陸)28.8m(海) 全高 10.7m(陸)4.6m(海) 重量 320.0t 最高速度 185km/h(陸)72kt(海) 乗員人数 1名 主な搭乗者 キルシェ・ハルトリーゲル(機獣新世紀・ZOIDS)ハンナ・ハンナ(機獣新世紀・ZOIDS)アンナ・ターレス(ZBCG)ガイツ(フルメタルクラッシュ) 武装 レーザーファング×2ストライクレーザーバイトシザース×2レーザーカッター×2AZ35mmバルカン砲×4Eシールドジェネレーター収納式AZ105mmリニアキャノン×2荷電粒子砲AZ120mmハイパーレーザーガン×2AZ120mmハイパービームガン×2AZ930mm2連装ショックガンストライククローロケットブースター×2 『ゾイドバトルストーリー』におけるデススティンガー 西方大陸戦争時代にガイロス帝国軍が開発した水陸両用の海サソリ型ゾイド。「凶戦士(きょうせんし)」の異名を持つ。 本機は南エウロペ大陸のガリル遺跡で発見されたゾイドコアを培養、強制成長させて開発された。ジェノザウラーやレブラプターなどに搭載された実験的なオーガノイドシステム(以下OS)を超える「真オーガノイド」を有しており、従来の常識では計り知れない闘争心、生命力、敏捷性を獲得している。 また、兵装面もガイロス帝国の最新鋭のものが採用され、荷電粒子砲や接近戦用レーザー砲等、豊富な火器を搭載。加えて、地中潜行も可能としており、尾を延ばす事で水中モードに移行し海戦にも適応できる。全身はデスザウラー並みの超重装甲で覆われ、計算上の戦闘力はジェノブレイカーをも凌駕する高性能機とされた。 しかしZAC2100年7月の戦いにおいて技術陣も予測しなかった暴走を引き起こしたことから、帝国軍においては一時開発が凍結される。その後、インターフェイスと呼称される小ゾイドの発掘によりコントロール可能となることが解明され、操縦可能としたタイプが生産された。重装甲に僅かな隙がある関節部分が唯一の弱点とされる。 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』におけるデススティンガー 古代ゾイド人によって生み出された、二体の対デスザウラー用ゾイドをオーガノイド・アンビエントの力で融合させたゾイド。詳細は#デススティンガーHiSを参照。 漫画『機獣新世紀ZOIDS』におけるデススティンガー D(ディー)と呼ばれるゾイドの技術を応用して開発されたゾイド。コクピットには「凶戦士システム(パーサーカーシステム)」と呼ばれる戦闘に必要な情報を脳に直接送り込む潜在知覚情報入力(サブリミナル・インターフェイス)が導入されており、脳内にゾイド細胞を組み込んだ強化人間が搭乗する事で戦闘力をアップさせる。だが、これは強化人間であっても完全に順応に至っていないものであり、常人が使用した際は脳が情報圧力に耐えられず破壊本能が暴走、廃人寸前にまで追い込まれるリスクを持っている。 『ZOIDS concept art』シリーズにおけるデススティンガー 古代地層に眠っていたものがデスザウラー覚醒の干渉を受け目覚めたとするコンセプトアートが存在している。また、ナノマシンマトリックス再構築によるゾイドコア制御システムの試作品の中に、デススティンガーの神経系を用いたものが存在したとされている。 『HMM(ハイエンドマスターモデル)』におけるデススティンガー 古代においてデスザウラーに対抗するために開発されたゾイドの遺伝子を元に、デスザウラーとジェノザウラーの成長抗体を用いて培養と調整を施した機体。「ピースの欠けた完全体」について、パイロットの操縦を含めた人為的な制御を受けないゾイドとして作られたものであると解釈している。尚、デススティンガーに搭載されたものは、本来の性能を抑制するために搭載した調整型としている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 10:12 UTC 版)
MIP社が開発を担当した重MSの1つ。第1期の水陸両用MSであるゴッグと異なり、アッガイと同じく第2期開発の機体として扱われる。最終設計にあたってはゴッグで得られた実戦データを元に改良が重ねられているが、そのために開発が遅延して完成はアッガイが先行した。元々はMSM-04の型式番号を与えられる予定だったが、開発の遅延から生産はゴッグの後期型と同時期となった。生産はキャリフォルニアベースが担当している。 水陸両用MSの中では陸戦に主眼が置かれており、空冷式と水冷式のラジエーターを併用していることに加え、熱核水流ジェットのほかにジャンプ用の化学燃料ロケットを有する。また、ゴッグでは対応できなかった対空戦闘や航空・水上捜索も充分に行えるよう、設計されている。単機当たりのスペックは同時期に地球連邦軍で量産されたMSを凌駕している。 各地の潜水部隊に配備され、強襲作戦や上陸作戦に従事してMSMシリーズ中最高の戦闘力を有し、パイロットによってはザクを凌駕する戦果を挙げている。後期には、反応炉の出力向上と運動性の改良、装甲の材質変更を行ったMSM-07Sに生産が切り替えられている。なお、MSM-07S型のうちシャア・アズナブル専用機には、20%のチューンナップが施されている。 高性能との引き換えとして操縦性には癖が強く、ゴッグとパーツ互換性がないことからコストは高い。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 14:48 UTC 版)
ザフトの陸上部隊において主力機となる4足歩行MS。機体設計は陸戦型機の開発を専門とするプラントのアジモフ設計局が担当。陸上での稼働試験はC.E.(コズミック・イラ)70年中に、ウィンスレット・ワールド・コンツェルン社(W.W.K)によって、同社が地球に持つスカンジナビア王国内W.W.K管理地域にて、同代表の娘ラス・ウィンスレットをテストパイロットとして行われた。 その後、「血のバレンタイン」から約1か月後のC.E.70年3月15日に発表されるとともに就役。激戦区として予想されていたビクトリアやアラスカでの運用を想定して開発されており、極寒地でも運用できる適応力を持っている。獣型MSという風貌はザフト機の中で異彩を放つ物となるが、これはバクゥが戦車や戦闘ヘリコプターを参考に設計がなされたためである。 バクゥは4足を持つことから、障害物の存在する険しい地形を走破可能としている。また、脚部に無限軌道を有しており、これによって高速移動を行う走行形態を持ち、両形態を使い分けることで高い走破性能を実現している。加えて背部にはウイング付きのスラスターが設置されており、これによって高い旋廻能力をも獲得。そのため、機動力を生かして想定外の位置や速度から敵を撃破する一撃離脱戦法を得意とする。一方で、前面装甲の防御力を重視しているため、それらに比べて腹部装甲は脆弱となる。そのため、全高が下がる走行形態は歩兵などへの対処としても機能している。 背部ターレットの装備は選択式であるため、任務に応じて換装し、機動戦から対要塞戦にまで対応可能。当初は対戦車戦において活躍したバクゥであったが、後期型においては対MS戦を想定し、ビームサーベルが頭部へ追加された。
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設定解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:02 UTC 版)
アナハイム・エレクトロニクスが開発したヘビーガンの後継機。U.C.0119年に正式採用され、連邦軍勢力下に配備された。 本機は旧式化しつつあったヘビーガンの後継機として、同程度の性能を維持しつつメンテナンスの簡素化を目標とした、RGM系列の延長線上に位置する量産型汎用MSであった。しかし、開発中に台頭したサナリィのフォーミュラ計画の影響を受け、シルエットフォーミュラ計画で得たノウハウを援用し、重力下用(地上用およびコロニー内)と宇宙用の機種を開発するという路線変更を経た結果、地上用機として完成することとなった。このため、ロールアウト時期は、U.C.0122年に完成したRXF-91よりも早いものとなっている。 完成当初は地上用としての運用思想が定まっておらず、初期生産型が月面のグラナダ基地に配備されていたほか、量産された機体の一部は宇宙艦隊にも配備された。基本設計についてはジェガンを踏襲している部分が多いが、これはU.C.0120年代になっても使用され続けた同機に対する連邦軍関係者の信頼の表れとの見方がある。しかし、本機に搭乗した連邦軍兵士には、ジェネレーターの出力不足を理由に「戦闘用MSではなくモビルワーカー(作業機)である」と揶揄されるものであった。その上、生産が遅れていたため、U.C.0123年のクロスボーンの蜂起時において参戦したのはわずか7機であり、それも月面の施設防衛であったために、実質的にはコスモバビロニア建国戦争に参戦することができなかった形になる。このため、カタログスペックとしてはU.C.120年代の“標準レベル”(クロスボーン・バンガードのデナン・ゾンと互角)に達してはいるものの、実戦における評価は定まらず、「開発スタッフの現状認識の甘さを象徴した機体」と評されることもある。 しかしながら、目立った故障もなく気象条件の厳しい地区(アフリカ、南米、北極など)でも若干の改造で運用できるという利点があり、制式採用から30年以上経過したU.C.0153年においても各地の連邦軍駐屯地で高稼働率MSとして重宝されており、汎用性のある武装によって状況対応能力には優れているなど、量産機として優秀と言える面もある。とは言え、U.C.150年代においてはザンスカール帝国軍やリガ・ミリティアの新型機の前には旧式化が目立ち、格闘戦などあらゆる対MS戦闘で後れを取ったため、第一線から退かされて作業機械や輸送部隊の警備用として使われることが多かった。なお、本機はジャベリンが生産されたことにより、U.C.0150年までに生産を終了している。 コックピットは胸部に位置しており、ハッチの開放は中央部にある外側の装甲が上側に収納され、内部側に備わったシャッター式の装甲も同様に、上側へ開く仕組みとなっている。コクピットは連邦軍の量産機の流れをくむ標準的な全天周囲モニター・リニアシートを採用しており、非常時にはイジェクションポッドとして機能する。操縦系統はヘビーガンと同じくスティックタイプとなっており、乗員を保護するためのエアバッグ兼用のエアベルトを備える。これは、ジャベリンやガンイージに搭載されているものと同型である。
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「ネロ (ガンダムシリーズ)」の記事における「設定解説」の解説
λガンダムの上半身の設計データとιガンダム(Sガンダム)の下半身の設計データを組み合わせて製造された、アナハイム・エレクトロニクスの量産機。ムーバブルフレームによるモジュール構造化の進んだアナハイム・ガンダムの宇宙世紀0088年当時におけるハイスペック量産機でもあり、肩部にはムーバブルフレーム式の多目的ラッチを備えるなど、当初からマルチロール機としての汎用性を考慮して設計されている。 肩の外殻ユニットはフレームに接続されており、これによって単機での月面降下を可能とするランディング・デバイスやプロペラント・タンクなどの予備兵装や追加武装を携行できるうえ、外殻ユニット自体を外してオプション・バインダーを装備するネロ・トレーナーに換装することも可能。胸部には、ジェネレーターの大型化によるダブル・ダクトを備えている。 固定武装のビーム・サーベルは膝のユニットに収納されており、ネロはSガンダムの量産型とも言える機体となっている。
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