ジョージ・グレン
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「機動戦士ガンダムSEEDの登場人物」の記事における「ジョージ・グレン」の解説
声 - 堀秀行 【人種:コーディネイター・男性 / 生年月日:C.E.-16年4月1日 / 没年月日:C.E.53年(正確には肉体のみ)】 『SEED』第14、47話(存在の事実のみ、HDリマスターでは45話)、『SEED ASTRAY』、『DESTINY ASTRAY』などに登場。 「我々ヒトには、まだまだ可能性がある。それを最大限に引き出すことができれば、我等の行く道は、果てしなく広がるだろう」という理念を持った正体不明の科学者グループの手によって受精卵の段階で遺伝子操作されて誕生した、劇中で人類史上初とされているデザイナーベビー。 個人の経歴や家族構成などの一切が不明のまま成長し、わずか17歳で大西洋連邦(旧アメリカ合衆国)のMIT博士課程を修了する。オリンピックでは銀メダルを獲得し、アメリカンフットボールのスター選手でもあり、海軍に入隊し、後に空軍のエースパイロットとしても活躍。その他、理工学の分野でも若くして様々な業績を挙げ、世界中から万能の天才として注目される。 そのような時勢の最中、自ら設計した木星探査船「ツィオルコフスキー」に乗り込んで木星探査に出発する際、宇宙からの通信で自分が遺伝子操作を受けた人間であることを初めて告白し、その詳細なマニュアルを世界中に公開頒布。「僕はこの母なる星と、未知の闇が広がる広大な宇宙との架け橋。そして、人の今と未来の間に立つ者。調整者。コーディネイター」と称した。そしてさらに、「僕に続いてくれる者が居てくれることを、切に願う」と述べ、旅立っていった。 ジョージが去った地球上では多大な混乱と論争が巻き起こり、何度も遺伝子改変を禁ずる条約などが決議されたが、自分達の子供の遺伝子を操作する者が続々と現れるようになり、逆にその手術を嫌悪、あるいは否定して行わなかったものとを区別する「コーディネイターとナチュラル」という呼び名が広義化。ジョージは「ファーストコーディネイター」と呼ばれるようにもなった。 その結果、両者の軋轢は深刻さを増し続け、長きに渡る新たな差別が始まった。一方、ジョージ本人も老齢にさしかかったC.E.53年、コーディネイターとして生まれてこなかったことを悲観したナチュラルの少年に暗殺されるという大事件が起こる。しかし、その少年は心身耗弱と判断されて刑事責任を問われなかったため、背後にブルーコスモスの影響があったと推測されるも真相は闇の中となった。 この際、地球国家に対しプラント側は犯人の身柄引き渡しを要求したものの、地球側はそれを斥けている。キャプテンGGとしてのジョージ・グレン しかし、実際にはジョージの支持団体であった「ジョージ・グレン友の会」によって極秘裏に脳だけが摘出冷凍・延命保存され、「GGユニット」の中で厳重に守られ続けた。それから18年後、コーネリアス級補給艦改造船リ・ホームの管制CPUと神経接続し、ホログラフィー艦長「キャプテンGG(ジョージ・グレン)」となって蘇生。以降はジャンク屋チームのメンバーとして行動を共にしている。 この際、上述してきた人種間紛争について「どう思う?」と質問したロウ・ギュールに対し、これは言葉の通り地球と宇宙・現在と未来の「調整者」と定義した意味での「自分に続く者」を望んだ発言だったが、ロウ自身もそうであったように単に遺伝子を調整(コーディネイト)した人間とする誤った解釈とは違うことを説明し、戦いを終わらせる方法については「君はどう思う?」と返した後、自分で自分の答えを出したナチュラルのロウに、「君も真の調整者(コーディネイター)だよ!」と賛辞を呈した。 以前の自分に欠けていた「笑い」のセンスを磨くことも目標に掲げてジョークを多用することから、英雄としてのイメージで大ファンだった樹里はそのギャップに耐えられず、本人であることすらも否定するに至るまで嘆き悲しんでいる。 リ・ホームの周辺であれば自身のデータをモビルスーツに転送することで遠隔操縦することもできるため、主に樹里のサポート役でバクゥ バルトフェルド専用改修タイプのパイロットを務めることもある。 なお、この事実が世間に露見するとプラント・地球連合両陣営による熾烈な争奪戦が起こることが容易に予想されるため、ロウ達自身の身の安全を確保する意味でも厳重に秘匿されており、ジャンク屋チーム以外には全く知られていない。 [先頭へ戻る]
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