モビルスーツ
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モビルスーツ (MOBILE SUIT, MS) は、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとする「ガンダムシリーズ」に登場する、架空の兵器の分類のひとつ。
注釈
- ^ 『宇宙の戦士』のハヤカワ文庫版の挿絵に描かれたパワードスーツは、スタジオぬえの宮武一貴がデザインしたものであった。
- ^ 『ガンダムセンチュリー』で設定された。なお、発行直前に公開された劇場版のパンフレットでは、MSの和訳・意訳として「機動宇宙服」[9]あるいは「宇宙白兵戦用重機動宇宙服」[10]が表記されていた。
- ^ 国内に点在する各種工業機器メーカーに秘匿案件として提案要請がおこなわれたとする資料や[15]、民間企業に多くの技術士官を派遣し、軍の要求する高性能兵器を民間の大量生産技術で即座に生産する体制を整え、グラナダ工廠など多くの軍需工場を民間企業に開放・払い下げをおこなったとする資料もある[16]。
- ^ OVA版第3章(テレビ版第5話)の透視図による。
- ^ 第4世代ともいわれるがNT専用の第2世代であるとする資料[47]、第4世代の傑作機とする資料[53]、直結式大出力メガ粒子砲内蔵の有無からνガンダムを第2世代、サザビーを第4世代とする資料がある[54]。
- ^ 流体内パルスシステムとは、動力炉から発生したエネルギーをコンバーターによってパルス状の圧力に変換し、流体パイプに導くことによって関節を駆動させるローター・シリンダー伝達するというものである。これには油圧シリンダーと比較し作動スピードが速く、かつ構造が単純な利点が存在した[63]。
- ^ それでも、航空機や地上車両などの一般兵器よりも基本性能が優れているため、ガンダムファイト制定後もMSは兵器体系の中心となっている[69]。
- ^ 尚、ガンダムタイプは旧連邦製の既存MSとは装備規格を共通化している[77]。
- ^ この名称は、バンダイ『1/100 MGフリーダムガンダム』付属解説書の記述による[82]。
- ^ アニメ『ガンダムSEED』第50話では、プロヴィデンスがフリーダムに撃墜された際に核爆発を起こし、近辺にあったジェネシスのミラーブロックを破壊しつつ逃げ遅れたフリーダムを大破させている。 また、Nジャマーキャンセラーを搭載した核ミサイルも撃墜された際に核爆発を起こしている。
- ^ ユニウス条約は地球連合とプラント間の停戦条約であるためCE73年10月(この時点でフリーダムは復元済み)に地球連合と同盟を締結するまでオーブには適用されておらず、またフリーダムの所有者であるキラがオーブ軍に編入したのはユニウス条約の形骸後かつフリーダムの撃墜後であるオペレーション・フューリー後なため問題にならないのは自然である。同様の理由で、ドレッドノートイータやテスタメント(カイト所有)といった個人が所有している核エンジン搭載機も問題になっていない。
- ^ これは停戦に貢献した三隻同盟のスタッフが戦後に責任を追及されぬよう、アイリーン・カナーバが取り計らったものであるとタリア・グラディスは見解している[86]。
- ^ アニメ『ガンダムSEED』第36話では、アスランが自身へ譲渡されるジャスティスに核エンジン(厳密にはNジャマーキャンセラー)が搭載されていることを聞かされた際に「プラントは全ての核を放棄すると!」と怒りながら返している。
- ^ このハイブリット機構により、フリーダムの時はエネルギー供給が間に合わずフェイズシフトがダウンしてしまった数kmレベルでのMA-X200 ビームソードの延長を実現している。
- ^ 資料によっては核融合炉の実用化がなされていない世界観であるにも関わらず、艦船に核融合炉を採用しているとするものも存在する
- ^ a b ガンダムSEED第28話劇中シーンで、キラ・ヤマトが語るところによる。
- ^ 設定を担当した森田繁は、作中で「脳幹が高温で溶ける」、「リンゲル液で冷却する」といった旨の台詞は取り入れたものの、掘り下げる事は無かったと語っている[92]。
- ^ アニメ『ガンダムSEED』第2話では(CPGの再設定ができなかったため)イオンポンプを制御モジュールに直結することによって戦闘可能なレベルまで調整したが、そのデータを見たムウからは「あんなもんが俺に……てか、普通の人間に扱えるかよ!」と評されている。 また、第28話では新しい量子サブルーチンを構築することによりM1アストレイ側の代謝速度を40%向上させる事で対応させた。第27話においては同じインターフェイスであれば、その操縦能力は高度な脳神経を持つコーディネイターがナチュラルを圧倒する事をエリカ・シモンズが「明々白々なことである」と語っている。しかし、ナチュラルのクローンであるクルーゼがエースパイロットと呼ばれるほどの腕前を持っていたり、映像作品ではない「公式外伝」であるASTRAYシリーズでは、作業目的ならばナチュラルにでも問題なく操作が出来、また訓練よってコーディネイターと遜色ない戦闘を行う事が出来る事が描写されている。
- ^ 作中描写では、機体の起動およびPS装甲やNジャマーキャンセラーのオンオフは点灯によりオンオフ状態が分かる正方形状の物理ボタン、ビーム兵器のトリガーはスラストレバーに取り付けられた物理ボタン、スラスターはスラストレバーおよびペダル、自爆は右側リストレストに収納されたテンキーによって行われていた。また、物理キーボードも搭載されており、キラやアスランはOSの調整、シンはインパルスの合体シーケンスに使用していた。
- ^ アニメ『ガンダムSEED』第34話の描写より、頭部のメインカメラが損傷した際にブラックアウトするのはこのモニターのみ。
- ^ フェイズシフト装甲および核エンジンを搭載したフリーダムが大気圏に突入する際には、盾を前方に構えつつ廃熱板でもある両翼を展開していた。VPS装甲を搭載したインパルスも突入時には前方に盾を構えている。
- ^ それ以前に内燃機関を採用したMSも存在したが、これも発電した電力で駆動する方式をとっていた[95]。
- ^ この際に流出したGNドライヴはと呼ばれるもので、ソレスタルビーイングが保有するオリジナルの仕様とは異なり、活動時間に制限を持っていた[95]。この搭載型量産MSであるジンクスは3国連合の国連軍において使用されたあと[95]、地球連邦が誕生した後もジンクスが三代にわたってマイナーチェンジされ量産がなされているが、2312年に上述の殲滅作戦にて鹵獲したガンダムのデータを基に上位機種として完全新型機アヘッドが就役した。このアヘッドもアレハンドロ・コーナー一派の技術系ともされている[98]。ただし、アヘッドは基本構造が第3世代ガンダムに近くなっている[99]。ただし擬似太陽炉搭載型MSは独立治安維持部隊「アロウズ」に優先的に供給されているため、以前の各陣営の主力機体も継続して使用されている。また、上位種を自称するイノベイターと名乗る集団もガデッサやガラッゾといったGNZシリーズという専用機を保有しており、こちらは彼らが掌握した「ヴェーダ」のアクセスレベル7から入手した第3世代ガンダムのデータを流用して建造(こちらはアヘッドとは系統が異なる完全なコピーでありオリジナルのガンダムに限りなく近い性能を持つ)[98]したものである。故に、ジンクス、アヘッドとも異なる系統の機体である。また、今まで開発されたガンダムのデータを全て組み合わせて開発された機体がリボーンズガンダムである。CB内部の裏切者であるアレハンドロ・コーナーは、リボーンズガンダムの母体となった1ガンダムのデータを基に専用機アルヴァアロンを開発させている。
- ^ 小説版では20年かかったといわれている。
- ^ アルヴァトーレとアルヴァアロンは金色、改良型は赤みを帯びたオレンジ色
- ^ 本編から15年前のCBで起きた事故ではルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディがガンダムプルトーネに乗るシャル・アクスティカを助けようとしてGN粒子を大量に浴びたために死亡、シャルもその毒性により髪の色が銀白色に変わり、そのほかにも左目の虹彩が変異してしまった(これらは粒子の影響なのか定かではないが)。この毒性に関してはCBの医師であるJB・モレノが研究していた
出典
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モビルスーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:09 UTC 版)
未来世紀世界におけるモビルスーツは本来、スペースコロニーをはじめとする大規模建造物の建造に用いられた作業機械だが、改良を重ねるにつれ高性能化し、最終的には兵器としての能力までをも持たされるようになった。しかし、性能的には非常にレベルが低く、モビルファイターとの戦闘力の差は大きい。 それに伴い、モビルスーツと言う単語そのものも単なる作業機械から汎用人型機動兵器全般を指す言葉として定着していく。また未来世紀世界における「ガンダム」はガンダリウム合金を用いたモビルスーツ="Gamma UNificational Dimalium Amalgam Mobile-suit"の頭文字をとってガンダムと呼称されている。これはルナチタニウム合金製のモビルスーツが「ガンダム」だった事から本来の名称に取って代わりガンダリウム合金の名が定着した宇宙世紀世界とは経緯を逆にしている。つまり、従来のガンダリウム合金とは、別の種類の合金である。 また、ガンダムファイトに使用されるガンダムは、宇宙を支配する国を決める新たなモビルスーツ= "Govern of Universe Nation Decide Advanced Mobile-suit"の意味もあり、ガンダムファイトにおけるガンダムの役割を表している。なお、未来世紀におけるモビルスーツにおいてはガンダムタイプも参照のこと。
※この「モビルスーツ」の解説は、「未来世紀」の解説の一部です。
「モビルスーツ」を含む「未来世紀」の記事については、「未来世紀」の概要を参照ください。
モビルスーツ
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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「モビルスーツ」の解説
ザク以前のMS成立には、テレビ版大河原稿を含めて数多の描写が成されてきたが、安彦と大河原が「モビルスーツとは何か」といった話にまで踏み込んで考察し、新たに大河原によってMS-01(MW-01) - 04が刷新された。これらは本作オリジナルの設定ではなく、OVAで映像化される前から正式にサンライズのオフィシャル設定となった。 ブグ MS-04として正式採用機となったジオン軍初の本格的MS。『ORIGIN』原作では「プロトタイプザク」として知られる。当時のジオンの技術で運用性よりも性能の向上を優先して設計された機体であり、事実、ザクIIに匹敵する高性能機として、当時最も優秀なMSパイロットと見なされたランバ・ラルの事実上の専用機として活躍し、一年戦争の前哨戦「スミス海の戦い」では数ではるかに勝る連邦側MS部隊のガンキャノン隊を圧倒的な機動性能で壊滅させた。ブグの名称はOVA化にあたってスポンサーのバンダイに名付けられた名称。 ザクI 「スミス海の戦い」ではシャア・アズナブル、黒い三連星が搭乗した。MS-05としてルウム戦役に投入される。原典アニメ版では「旧ザク」の通称で知られる。『ORIGIN』の漫画劇中ではガデムが使用した。 ザクII MS-06としてルウム戦役では最新鋭機として猛威を奮う。当初の主力携帯火器は戦術核弾だった為、後のビームライフル攻撃にも比肩し得る攻撃力を発揮し、その機動性と相まって緒戦の連邦軍の優位を覆してのけた。後の主力火器となるザクマシンガンはドラムマガジンから給弾ベルト式に変更(ただし、オデッサ編からはドラムマガジン式も登場)。右胸にガトリング砲1門、左腕に機関銃を2門装備。全体的にがっちりした体型になっている。ブレードアンテナはシャア専用機独自のものだったが、オデッサ編以降は通常機にも見られる。遠目からもその所在がわかる対人兵器の存在が原典アニメ版との最も明確な差異であり、「一つ目の悪魔」として連邦軍に恐れられた。 グフ ヒートロッド、ヒートサーベル(ラル機のみは実体剣ではない)、5連装バルカン砲はアニメ本作と同じだが、ヒートロッドは先端が割れて標的をつかんで電撃を流すことができる。オデッサの戦いでジオン軍が敗北した際、ブレードアンテナを装備していないグフの一隊が登場、マ・クベのギャンとともにヒートサーベルのみ装備の「抜刀隊」となって連邦軍に吶喊した。 ドム、リック・ドム ホバー移動と主装備のジャイアントバズーカにより火力と機動性を兼ね備えた最新鋭機。先行量産された機体が黒い三連星らによって運用された。ランバ・ラルはこの機体の補充を求めたが、オデッサでの攻防戦に必要な貴重な主力機であるとしてマ・クベの副官ウラガンに却下された。WB隊との交戦で戦死したマッシュの弔い戦となったオデッサ前哨戦ではガイア、オルテガは計7(画上確認)機のドムでガンダムに挑んだが全滅した。宇宙仕様のリック・ドムはザクIIにかわる主力機としてキャメルパトロールおよびコンスコン艦隊などに配備された。 ズゴック 水陸両用MSとして新コンセプトで開発された最新鋭機。先行量産機がシャアの搭乗機となる。腕部に内蔵したビーム兵器に加え、白兵戦で威力を発揮するツメなど、試作機を経たことで洗練された能力を誇る。原典アニメ版に登場した機体とはデザインが異なり、最終形とされるズゴックEと原典アニメ版との中間に当たる機体として登場した。 アッガイ 地球降下作戦に伴いザクIIのジェネレーターを流用した旧式機。開発はされたものの問題・課題が多く実戦配備には到らず倉庫で眠っていたがジャブロー攻略作戦において工作機として活用された。 ゴッグ 最初から水陸両用MSとして開発された機体。重武装により揚陸作戦を想定して開発された。ステルス性能に優れ、腹部にビーム兵器を内蔵するなど画期的機体だったが実戦配備から間もなくジオン軍が地球での拠点を失ったことで活躍の場は限られた。 ゾック 水陸両用MSとして試作されたMS。ゴッグよりも火力に重点が置かれた機体でMS本来の長所である高機動性能を犠牲にした作りであった。その設計の歪さはあからさまであり、シャアは一目見るなり「見かけ倒しでなければ良いのだが」と不安をもらし、ガンダムの出撃が確認されたら自ら運用するという意向を示していたが、結果的に確認出来なかったため、本来のパイロットが搭乗することとなる。 ゲルググ ビームライフルを標準装備したジオン軍の最新鋭量産型MS。先行量産機がシャアの搭乗機となる。巨大なシールドに加え、ビームナギナタを持つガンダムに匹敵する性能の機体で、テキサスコロニー内での戦闘では先の戦闘で疲弊していたとはいえ、ガンダムを追い詰め、地雷原に叩き落として勝利した。 ジオング ギレンの肝煎りで開発されたジオン宇宙軍のニュータイプ専用MS。ニュータイプによる運用を想定されて有線式のオールレンジ攻撃が可能な機体。また胸部から上が脱出装置となる仕様を備える。ゲルググ喪失後、シャアはギレンの軍門に降ってまでこのMSを得た。「足など飾り」として脚部の替わりに多数のバーニアノズルで機動性能を確保している。ただし、アンバック機能は喪失している。
※この「モビルスーツ」の解説は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の解説の一部です。
「モビルスーツ」を含む「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事については、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の概要を参照ください。
モビルスーツ
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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「モビルスーツ」の解説
ガンダム 地球連邦軍の試作MS。1号機(RX-78-01)と2号機(RX-78-02)があり、このうち2号機が本作の主役機となる。 ビームライフルに加え右肩にバルカン砲、左肩にミサイル発射口2門ないしはショルダーキャノンを換装できる。サイド7では2号機に先行して開発された1号機も試験運用されていて、2号機との違いは機体色と頭部のツインカメラアイがジムのようなゴーグルアイであること。連載当初は玩具的であるとの理由からコアブロックシステムが排除されていたが、ジャブロー編においてコアブロックシステム(コア・ポッド)が追加装備される描写がある。また、原典アニメ版と同様にモスク・ハン博士によるマグネット・コーティング処理が施された。 ガンキャノン 連邦軍初の量産MS。本作ではホワイトベース隊やその他の部隊にかなりの数が配備されている。最初期型は一年戦争以前にジオン公国のザクIに対抗して開発されたもので、開発者はテム・レイ。左肩にキャノン砲1門、右肩にバルカン砲を搭載し、マニピュレーターは3本指だった。 後に製作された機体はキャノン砲が両肩に装備されたが、マニピュレーターの変更はオデッサ編以後となっている。最初期型は開戦前の「スミス海の戦い(スミス海の虐殺)」で対MS戦闘能力がザクIに対して大きく劣ることが露呈し、その後に製作された機体も物語開始時点で既に旧式化しており、敵味方から「旧式」と評されるほど他のMSと比較して性能は低い模様。 ガンタンク 一年戦争以前から運用されている連邦軍の主力戦闘車両。連邦軍のコロニー駐屯部隊にも多数が配備されており、暴動鎮圧にも使用されている。頭部デザインの変更のほか、下半身部にハッチと前副砲が設けられている。あくまでも戦車の延長上の兵器であり、その機動性能は他のMSと比べるべくもないが、主兵装の低反動キャノン砲はザクIIを一撃で撃破する威力を持つ。物語開始時点で既に旧式化しており、作中ではホワイトベース隊以外の連邦軍部隊で運用されている描写は無い。 ジム 連邦軍の量産MS。原典アニメ版とは異なり、ビームサーベルが右側に装備されており、コアブロックシステムを搭載している。ビームスプレーガンは、地上用と宇宙用とで形状が変更されているが詳細は不明。また、本作版ガンダム専用ビームライフルやバックキャノンを装備する機体も登場。シールドには従来の十字マークやロレーヌ十字のような装飾を施されたもの、曲面主体のシンプルなものなど派生型が登場した。ジャブロー戦においてアムロ・レイが搭乗し、反応の遅さなど不満を感じつつもシャアの搭乗するズゴックを撃退する。また、ジオン側には量産されたガンダムと誤認されたようで、恐れをなしたザクやアッガイを集団で追い詰め撃破しており、やられ役の印象が強かった原典アニメ版と違い一定の戦果を挙げている。モビルスーツ戦が主体となってからは、増加装甲タイプ(キャノンタイプ、白兵戦用タイプなどがある)が開発され、ホワイトベースに配備されるなど連邦軍戦力の核となった。
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モビルスーツ(宇宙世紀ガンダムシリーズ/機動戦士ガンダムAGE/ガンダム Gのレコンギスタ/機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ)
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「リアルロボット」の記事における「モビルスーツ(宇宙世紀ガンダムシリーズ/機動戦士ガンダムAGE/ガンダム Gのレコンギスタ/機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ)」の解説
リアルロボットの奔りとなった存在。同シリーズ中には可変型や四脚型、他機を凌駕する1機しか存在しない機体も登場する。
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モビルスーツ
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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の記事における「モビルスーツ」の解説
本作のMSは、厄祭戦の元凶であるMAを倒すために開発された人型兵器とされており、工業技術が低下した戦後の時代では希少かつ高価な存在となっている。フレームから新規に製造できる工業力をもつ勢力はギャラルホルンのみとされ、そのほかの勢力はレストアした厄祭戦時代の機体や当時の設計図を元に製造した機体を使用している。鉄華団の活躍でギャラルホルンの権威が失墜して以降は、各勢力による軍備拡張が推し進められ、流通台数も拡大する。 他作品よりも機体のフレーム構造に踏み込んだ設定がなされており、規格化された各種フレームに装甲や武装を施すことで機体のバリエーションを生み出している。同一フレーム機同士は高い互換性があり、別の機種でもパーツの交換が行える。フレーム自体を改造・換装した機体もあり、ほかの同型機よりも体型が大きく変貌している機体も多い。 厄祭戦当時は阿頼耶識システムを用いた操縦インターフェイスが使用されていたが、戦後は技術の悪用を恐れたギャラルホルンによって禁止され、網膜投影やコンピュータによる支援プログラムを併用した手動操縦が主流となる。厄祭戦時代の残存機体も多くがインターフェイスを換装して運用されているが、宇宙海賊などの非合法組織では、ヒューマンデブリの少年兵用に阿頼耶識を引き続き搭載している機体もある。
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モビルスーツ(MS)
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「機動新世紀ガンダムX」の記事における「モビルスーツ(MS)」の解説
人型の機動兵器。第7次宇宙戦争の終戦後は武器としてまた商品としても扱われる。フラッシュシステムによって自在に動く無人モビルスーツは「ビットモビルスーツ」と呼ばれる。
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モビルスーツ
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「機動戦士ガンダム ガンダムvs.Ζガンダム」の記事における「モビルスーツ」の解説
以下に記述のないモビルスーツについてはアーケード版の登場モビルスーツを参照の事。下記モビルスーツは全てコスト375。また、対戦モード、宇宙世紀モードの一部のミッションではモビルアーマーも使用可能。 MSZ-010 ΖΖガンダム メイン射撃をダブルビームライフルとダブルキャノンから選択、サブ射撃はハイメガキャノン。格闘武器はビームサーベル。メイン兵装により通常移動の方法や格闘のモーションに違いがある。また、両手にシールドがあるがメイン兵装および、抜刀非抜刀の状態によってシールドとして効果を発揮するものが変化し、シールドが開いていない状態では攻撃が当たってもそのままダメージを受ける。原作ではモビルフォートレス形態へ変形する事が出来るが、本作では変形は不可能。「復活」が2回発動するとサブ射撃が使用不可になるほか、ダブルキャノンを構成する2本のキャノンのうち一方が1回目の「復活」で失われるため、以下の制限が発生する。ダブルビームライフルを使用している場合は、ビームサーベルの二刀流(シールドが破壊された後のステップ特殊格闘)が不可能になる。 ダブルキャノンを使用している場合、メイン射撃が単発になる。 AMX-004-2 キュベレイMk-II 兵装は『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』のキュベレイ同様、メイン射撃がビームガン、サブ射撃がファンネル、格闘がビームサーベル。基本的にはキュベレイに準じた性能で、ファンネルも3種類の使用法が可能。ただしキュベレイとはファンネル待機(特殊格闘)と格闘の仕様が異なる。 カラーリングは連邦・エゥーゴ側がプル機のような青のカラーリングで、ジオン・ティターンズ側がプルツー機のような赤のカラーリングになる。
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固有名詞の分類
ガンダムシリーズの登場機動兵器 | トルネードガンダム モビルアーマー モビルスーツ モビルドール ニュータイプ専用機 |
アフターウォーの機動兵器 | ガンダムダブルエックス モビルアーマー モビルスーツ ガンダムレオパルド ガンダムX |
正暦 (∀ガンダム) の機動兵器 | ズサ モビルアーマー モビルスーツ ザクシリーズのバリエーション カプール |
コズミック・イラの機動兵器 | 水陸両用モビルスーツ モビルアーマー モビルスーツ シビリアンアストレイ M1アストレイ |
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