出渕裕 | |
東映クラシックフィルム | |
出渕裕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 06:53 UTC 版)
出渕 裕(いづぶち ゆたか(いずぶち ゆたか)、男性、1958年12月8日 - )は、日本のアニメのメカニックデザイナー、特撮のキャラクターデザイナー、アニメ監督、イラストレーター、漫画家。東京都生まれ。
|
|
|
注釈
- ^ なお後半の主役メカ・ビルバインについては湖川やスポンサーのバンダイ他のスタッフによるアイデアを最終的に湖川が纏めたもので、出渕は大きく関わっていない。
- ^ 基本的にはテレビシリーズで宮武一貴がデザインした同名メカのリファインだが、顔に当たる部分にゼントラーディのワンマン戦闘ポッド・リガードやグラージと同様のモノアイカメラを配する等、より統一感のあるデザインへとシフトさせている。
- ^ 人馬兵、飛甲兵については酷似したデザインが先行していたことが指摘されている[1]。
- ^ デザインモチーフはローマ神話に登場する海神ネプチューン。
- ^ 中盤以降のデザインはバンダイ主導のデザインコンペ(その趣旨は展開が遅れていたプラモデルのラインナップを強化するため、既に発売されているプラモデルにパーツを追加する事で作品に新メカとして登場させるというものだった)で採用されたモデルグラフィックス(小田雅弘、かときすなお(カトキハジメ)、あさのまさひこ他)の原案を、明貴美加や佐山善則がクリンナップし、後に明貴がメインでデザインを担当した。
- ^ バウはフィニッシュまで出渕が担当。それ以外のクリンナップは伸童舎(岡本英郎、明貴美加)が担当した。また、ゲゼについては出渕は関与せず永野護の案を伸童舎がまとめた。
- ^ デザイン作業はコンペ形式で行われ、監督の富野の意向を出渕やヴィシャルデザイン、鈴木雅久、大畑晃一といったデザイナーがそれぞれラフデザインとして提出し、それを富野が取捨した上で最終的に出渕が纏めるという形だった。なおリ・ガズィについては佐山善則がクリンナップし、フィニッシュまで持っていっており、艦船等のデザインはガイナックスの担当となる。
- ^ 警察ロボットである点に出渕曰く、パトレイバーとの因縁を感じるとの事。
- ^ バイオハンター・シルバのデザインは、当初違うイメージを検討していたが、鈴木からの要望により『人造人間キカイダー』のハカイダーを念頭において制作したと語っている[2]。また、巨大戦の敵は(巨大化した怪人ではなく)巨大ロボットであったが、従来の流れから動物ベースのものを要求されることが多く、自身の創作イメージと異なり辛かったと述べている[2]。
- ^ メズール、カザリに関しては何故か方眼紙のみのラフ画しか描かれておらずデザイン画が存在しない。
- ^ 特に怪人面では「人間が変化した怪物」を思わせるデザインではなく「超越した人間が着るスーツ」を思わせるデザインとなっている。その為かショッカーのマークにはナチスを思わせるデザインになったり怪人の服装はドイツ軍装を思わせるデザインとなっている。
- ^ 出渕設定ではモノアイは2つであったが、作者の取り違いにより、作中では1つになっている。
出典
- ^ a b c d 百化繚乱 上之巻 2011, pp. 228-230, 「DESIGNER'S INTERVIEW07 出渕裕」
- ^ a b c d e f g h 「スーパー戦隊制作の裏舞台 出渕裕」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1985 電撃戦隊チェンジマン』講談社〈講談社シリーズムック〉、2018年5月25日、33頁。ISBN 978-4-06-509612-3。
- ^ 小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 出渕裕」『アニメージュ』2008年7月号、p.116。
- ^ B-CLUB No.32 バンダイメディア事業部出版課刊 1988年 ISBN 4-89189-412-1[要ページ番号]
- ^ a b 百化繚乱 上之巻 2011, p. 142
- ^ a b 百化繚乱 上之巻 2011, pp. 116-117
- ^ a b 押井守『映像機械論メカフィリア』大日本絵画、2004年、p.49.
固有名詞の分類
- 出渕裕のページへのリンク