宇宙戦艦ヤマト 完結編
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1983 |
配給: | 東映 東映 |
スタッフ | |
監督: | 西崎義展 ニシザキヨシノリ |
松本零士 マツモトレイジ | |
勝間田具治 カツマタトモハル | |
白土武 シラトタケシ | |
製作総指揮: | 西崎義展 ニシザキヨシノリ |
アソシエイト・プロデューサー: | 山本暎一 ヤマモトエイイチ |
原作: | 西崎義展 ニシザキヨシノリ |
松本零士 マツモトレイジ | |
脚本: | 西崎義展 ニシザキヨシノリ |
山本英明 ヤマモトヒデアキ | |
笠原和夫 カサハラカズオ | |
山本暎一 ヤマモトエイイチ | |
舛田利雄 マスダトシオ | |
企画: | 西崎義展 ニシザキヨシノリ |
作画監督: | 高橋信也 タカハシシンヤ |
金田伊功 カネダ | |
角田紘一 | |
音楽: | 宮川泰 ミヤガワヒロシ |
羽田健太郎 ハダケンタロウ | |
作曲: | 宮川泰 ミヤガワヒロシ |
八神純子 ヤガミジュンコ | |
井上大輔 イノウエダイスケ | |
作詞: | 阿久悠 アクユウ |
八神純子 ヤガミジュンコ | |
クニ河内 クニカワチ | |
主題曲: | ささきいさお |
八神純子 ヤガミジュンコ | |
歌: | トランザム |
桑江知子 クワエトモコ | |
美術: | 勝又激 |
編集: | 千蔵豊 |
録音: | 田代敦巳 |
スクリプター: | 松本零士 マツモトレイジ |
舛田利雄 マスダトシオ | |
白土武 シラトタケシ | |
豊田有恒 | |
辻忠直 ツジタダナオ | |
辻忠直 ツジタダナオ | |
宇田川一彦 ウダガワカズヒコ | |
柏原満 カシワバラミツル | |
ナレーション: | 仲代達矢 ナカダイタツヤ |
製作プロダクション: | 東映動画 |
キャスト(役名) |
富山敬 トミヤマケイ (古代進) |
青野武 アオノタケシ (真田志郎) |
ささきいさお (島大介) |
仲村秀生 ナカムラシュウセイ (島大介) |
納谷悟朗 ナヤゴロウ (沖田十三) |
永井一郎 ナガイイチロウ (佐渡酒造) |
田島令子 タジマレイコ (クィーン・オブ・アクエリアス) |
麻上洋子 (森雪) |
伊武雅刀 イブマサト (デスラー) |
石田太郎 イシダタロウ (ルガール) |
津嘉山正種 ツカヤママサネ (ルガールⅡ世) |
解説 |
地球を乗取ろうとするディンギル星人と戦う古代進とヤマトの活躍を描く。西崎義展、松本零士の原作のアニメーションで、脚本は「ヤマトよ永遠に」の山本英明、「大日本帝国」の笠原和夫、山本暎一、「ハイティーン・ブギ」の舛田利雄、西崎義展の共同執筆、監督は「FUTURE WAR 198X年」の勝間田具治と西崎義展、総監修は舛田利雄がそれぞれ担当。主題歌は、ささきいさお(「おれとヤマト」)と八神純子(「ラブ・シュープリーム」)。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
西暦2203年。水の惑星、アクエリアスが、楕円軌道に乗って地球に向っていた。地球は今、再び3000年前のノアの大洪水のような危機を迎えようとしていたが、地球の人人はまだこの事実に気づいていない。銀河系の彼方では、多くの星同士が衝突を起こしており、地球防衛軍は、古代進を艦長とする宇宙戦艦ヤマトを調査に派遣する。その一帯にあった星間国家ボラー連邦や、デスラー総統のガルマン・ガミラス帝国は壊滅状態にあった。恒星の爆発を避けフリーワープしたヤマトは、水の惑星アクエリアスの影響で水没しかけている惑星ディンギルの近くに姿を現わした。ディンギルはヤマトの目の前で爆発した。地球に向うヤマトの前に、爆発した星から逃がれたディンギル帝国の大機動艦隊が立ちふさがった。恐るべき科学力を持ったこの艦隊の攻撃を受け、ヤマトは送信不能の状態に陥ってしまう。ディンギル帝国のルガール神官大総統は、爆発した自分の星に代わって、地球に移住する計画を立てていた。そのために、アクエリアスを超熱核エネルギーでワープさせ、地球を水没させたあと移住しようと企んでいた。アクエリアスは地球まで16日と迫っていた。ヤマトはやっとの思いで地球に帰還するが、古代は瀕死の状態にあった。しかし、恋人、森雪の懸命の祈りが通じ、古代は生死の境から生き返った。その頃、ルガールⅡ世率いるディンギル星艦隊は地球艦隊を撃滅させ、一歩一歩、地球に足を伸ばし、アクエリアスの地球接近もあと9日に迫っていた。もはや敵に対抗できるのは、大修理を終えたヤマトしかなかった。一度はヤマトに別れを告げた古代だが、懐かしい沖田艦長の声に、再び戦いに戻る決意をする。沖田はかつて病に倒れたが脳死に至らず、ヤマトの旅立ちのために戻ってきたのだ。よみがえった沖田艦長のもと、全地球の祈りを受けてヤマトは発進した。もちろん、古代も戦闘班長として雪と共に参加していた。そして、ヤマトの自爆はみごとに、ディンギル星の野望を打ちくだき、アクエリアスの接近から地球を救うのだった。 |
宇宙戦艦ヤマト 完結編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 14:13 UTC 版)
『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(うちゅうせんかんヤマト かんけつへん)は、1983年公開の劇場用アニメ映画作品。
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注釈
- ^ 本作との間にテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマトIII』を挟む。
- ^ 1990年代に本作の続編とされる作品として、OVA『YAMATO2520』および映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』が企画された。前者は未完となり、後者の製作も一度は中止されたがのちに再開、2009年に公開された。
- ^ 本編公開に先行してイメージアルバム的なものとして発売された音楽集「宇宙戦艦ヤマト ファイナルへ向けての序曲」の収録曲として作曲された曲。本編においても、ディンギル艦隊が地球の避難船団を攻撃するシーンで使用された。
- ^ 1983年1月15日にニッポン放送「オールナイトニッポン」で放送された、本作のラジオドラマでのみ使用された曲もある。
- ^ 「1982-I ファイナルへ向けての序曲」(2013年9月、COCX-3740)、「1983-I 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 1」(2013年11月、COCX-37404)、「1983-II 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 2」(2013年11月、COCX-37405)、「1983-III 宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART 3」(2013年11月、COCX-37406)、「1983-IV 宇宙戦艦ヤマト 完結編 BGM集」(2014年1月、COCX-37407)、「1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM」(2015年10月、3枚組、COCX-39257-9)の計8枚。
- ^ ただし、音楽集収録曲など一部は劇伴としてというよりもイメージパイロットアルバム的なものとして作曲されたものである[6]。
- ^ 少なくとも1982年2月アップのシナリオ案の段階では2205年表記である[11]。この時点では、ディンギルの名が「バルカン」であるなど実際の作品とは異なる部分もあるものの、銀河の大異変が発生してガルマン・ガミラス、ボラー両国が壊滅、アクエリアスが接近するなどの基本部分はすでに出来上がっている。
- ^ この事に関して、本作のスタッフで、後年『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務めた出渕裕が、「冒頭に衝突する二つの銀河とあるが、銀河の直径は約10万光年あり、衝突には10万光年かかる。あれは衝突ではなく、他世界解釈で『もう一つの銀河』が重なりあったとし、もう一つの銀河にはヤマトが旅立てなかった赤い地球がある。そしてそこには発進できなかったヤマトが眠っていて、艦長室に沖田艦長がいる。それだったら登場しても可笑しくない」というアイデアを出したが採用されなかったと『月刊モデルグラフィックス』2014年3月号のp. 31で語っている。
- ^ 松本零士原作の小説『銀河鉄道999 ULTIMATE JOURNEY』には「爆雷波動砲」装備の戦艦が登場している。聞こえ方により「はくらい(白雷)波動砲」とも。[要出典]
- ^ ディンギル軍の地球本土空襲シーンの終了間際、ナレーションでは「地球にはもはや、満足に戦える戦艦も宇宙船も、1隻も残っていなかった…」と語られているが、この「地球」が地球防衛軍を指しているのであれば矛盾が生じる。
- ^ 正しくは「宇宙水雷艇」であり、略称であれば『宙雷艇』という呼び方が適切である。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト復活篇』において、ヤマトが避難船団を護るために発射した「バリアミサイル」は、この発展型とされる[要出典]。
出典
- ^ 岡田茂『悔いなきわが映画人生 東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、461頁。ISBN 4-87932-016-1。
- ^ 1983年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ 「『ヤマト完結編』ギリギリ3月18日の完成で、19日の全国同時公開に異変!?北海道・九州など約30館が遅れて上映。」『アニメージュ』1983年5月号、p.169
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-II 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part2」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37405)ライナーノーツ「ファイナルメッセージ 西崎義展」より。
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-I 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part1」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37404)ライナーノーツ「『ヤマト10周年を記念し、新たな気持ちで…』西崎義展」および「『ヤマトとつきあって10年』宮川泰」より。
- ^ a b 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-I 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part1」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37404)ライナーノーツ「PREFACE 早川 優」より。
- ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1983-II 宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集 Part2」(日本コロムビア、2013年11月、COCX-37405)ライナーノーツ「PREFACE 早川 優」より。
- ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第四章 銀河辺境の攻防」劇場パンフレット』松竹、2013年1月12日、p. 26。
- ^ 「ヤマナビ 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 音響監督:吉田知弘」『ハイパーホビー VOL.6』徳間書店、2017年12月6日、p. 67。
- ^ スーパードラマTVの取材を受けた際
- ^ 『スーパーデラックス版 宇宙戦艦ヤマト 完結編』p. 76。
- ^ 『スーパーデラックス版 宇宙戦艦ヤマト 完結編』p. 26。銀河系内に2大国家が健在なままではやりづらいと述べている。
- ^ EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 完結編 | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」 昭和の5作品がBD化決定 2013年4月より順次発売、アニメ!アニメ!、2012年12月25日
- ^ 劇場版「宇宙戦艦ヤマト」5作品がHDリマスターでBD化、AV Watch、2012年12月25日
- ^ 宇宙戦艦ヤマト 完結編 | 商品詳細、バンダイビジュアル、2015年1月29日閲覧
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト」を作った男 西崎義展の狂気」より
- ^ 35mm版では全てのシーンを仲村で統一している
- ^ 完結編スーパーデラックス版
固有名詞の分類
映画作品 | 東京ふんどし芸者 ラスムスくんの幸せをさがして 宇宙戦艦ヤマト 完結編 スキャナーズ2 僕の脱走記 |
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