加藤四郎とは? わかりやすく解説

加藤四郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 15:28 UTC 版)

加藤四郎
宇宙戦艦ヤマトシリーズのキャラクター
初登場 ヤマトよ永遠に
作者 白土武、宇田川一彦[1]
神谷明
詳細情報
性別
肩書き 宇宙戦艦ヤマトコスモタイガー隊隊員(『永遠に』)→同・隊長(『ヤマトIII』『完結編』)
家族 加藤三郎(兄)
国籍 地球連邦
テンプレートを表示

加藤 四郎(かとう しろう)は、アニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の登場人物。声優神谷明

概要

ヤマトよ永遠に』『宇宙戦艦ヤマトIII』『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場する。

宇宙戦艦ヤマト2』の白色彗星帝国戦で戦死した加藤三郎の弟。短髪で均整の取れた身体など、容姿は兄と一卵性双生児と言って良いほど酷似しているが、区別のために兄よりわずかに眉を濃くデザインされている。白土武によるラフ稿の段階では、髪型も兄とは異なっていた(兄が角刈りなのに対してこちらは長めの丸刈りだった)[1]

性格も似ているが、兄が古代進島大介とほぼ同格の立場であったのに対し、世代的にも後輩に当たる四郎は彼らより格下かつ部下であるため、敬語を使って接している(声を担当した神谷は、『完結編』当時のアニメ雑誌のインタビュー記事で「まさか弟がいるとは兄貴も知らなかった(笑)」や「三郎の時と違い、四郎は後輩なので声アテをやりやすい」[要出典][注 1]などと語っている)。

古代との関係は良好だったようで、『ヤマトIII』第2話では和気あいあいと雑談を楽しんでいた。また、同期の新規乗艦者に真田澪(サーシャ)がいる。

劇中での活躍

ヤマトよ永遠に
小惑星イカロスに存在する「宇宙戦士訓練学校」の卒業生。戦闘班のコスモタイガー隊員としてヤマトへ乗艦するが、この時はまだ一般乗組員である。
なお、四郎や澪のほかにイカルス出身の新人として西尾(航海班・全天球レーダー室レーダー手)、大門(砲術班・主砲管制室砲手)、菊地(機関士)、東田(工作班・中央コンピューター室要員)といった面々がいる[2][3]が、劇中では名前を呼ばれず、その他大勢のキャラクターとして扱われていた。
宇宙戦艦ヤマトIII
第2話から登場。兄と同様にコスモタイガー隊の隊長に就任しており、揚羽武の指導的立場にもなっている。
宇宙戦艦ヤマト 完結編
水惑星アクエリアスから地球を守るための自爆を宣言した沖田十三に「それでもヤマトの艦長なんですか!?」と罵声を浴びせるが、古代の説得を受けて納得する。乗組員全員が退艦したはずのヤマトに残っていた沖田の姿をコスモタイガーIIのコックピット越しに発見し、古代や真田らを除くヤマト乗組員と共に沖田の決意を知ることとなる。

備考

宇宙戦艦ヤマト 復活篇』で、新航海長兼コスモパルサーのチーフパイロットの小林淳が着る黒字に黄色矢印のユニフォームは四郎から受け継いだものという設定であるが、そのユニフォームを古代が小林に託すシーンは欠番になっている。しかし、同作のディレクターズカット版ではこのシーンが復活しているうえ、四郎が小林らヤマトに乗艦した航空機パイロットたちから神様のように思われていることが語られている。

宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』には、原典の続編に登場する徳川太助などが登場しているが、四郎の存在については触れられていない。なお、第7話の太陽系赤道祭において三郎が交信した相手は父だった。

ヤマトよ永遠に』のゲーム版である、PS2用ゲームソフト『宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲』『宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊』には登場していない。

脚注

注釈

  1. ^ 古代を演じた富山敬や島を演じた仲村秀生は、神谷にとっても先輩に当たるため。

出典

  1. ^ a b 『ロマンアルバムエクセレント54 宇宙戦艦ヤマトPERFECT MANUAL2』徳間書店、1983年1月、p. 48。雑誌 61577-71。
  2. ^ 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』西崎音楽出版、1980年5月、p. 236。
  3. ^ 『宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第39号、デアゴスティーニ・ジャパン、2010年11月、pp. 11-12。

外部リンク

  • 加藤四郎 - 宇宙戦艦ヤマト発信!(インターネットアーカイブ2009年3月10日分キャッシュ)

加藤四郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:25 UTC 版)

ヤマトよ永遠に」の記事における「加藤四郎」の解説

ヤマト・コスモタイガー隊員『宇宙戦艦ヤマト2』戦死した加藤三郎実弟。兄の意思継いでイカロス天文台でコスモタイガーの訓練続けていた。

※この「加藤四郎」の解説は、「ヤマトよ永遠に」の解説の一部です。
「加藤四郎」を含む「ヤマトよ永遠に」の記事については、「ヤマトよ永遠に」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「加藤四郎」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「加藤四郎」の関連用語

加藤四郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



加藤四郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの加藤四郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヤマトよ永遠に (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS