古窯とは? わかりやすく解説

古窯

読み方:こよう

一般名としての「古窯」は、古く建造された窯(かま)や、かつて窯として用いられ遺跡などのこと。

古窯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 03:46 UTC 版)

北一色町 (豊田市)」の記事における「古窯」の解説

吉原よしわら)窯- 中世 四(とうし)窯- 近世 四の名は、瀬戸焼の祖である加藤四郎左衛門景正俗称藤四郎にちなむと考えられる山洞(やまぼら)窯- 時期不詳

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古窯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 03:42 UTC 版)

桶狭間の歴史」の記事における「古窯」の解説

名古屋市緑区において、旧鳴海町や旧大高町では旧石器時代から平安時代にかけての遺跡数多く知られているのに対して大字桶狭間大字有松はまったといってよいほどそれらの痕跡が見あたらないわずかに未確認ながら石鏃発見されたという森前遺跡石刃石鏃出土した又八山遺跡石鏃出土した権平谷遺跡など知られるのみである。それ以降の、古代から中世初頭までの大字桶狭間様子を示すような史料考古学的遺物皆無であるとされる一方大字桶狭間大字有松でも多く知られているのは、猿投山西南麓古窯址群(5世紀-13世紀)の一端をなす古窯跡である。1955年昭和30年)に初め具体的な踏査が行われ、1957年昭和32年)に旧有松町内の11地点13基の窯跡桶狭間10地点12基、有松1地点1基)が報告されている。日本陶磁史において、窯を使用した火度焼成やきもの生産5世紀頃、朝鮮半島技術導入して作られ須恵器に始まる。名古屋市域では、窯を構築するための斜面存在し材料となる粘土燃焼のための豊富な木材豊富に手に入る地域、すなわち名古屋東部丘陵地帯においてその発展をみることになる。名古屋市緑区内に分布する古窯跡は旧鳴海町域の北部広がるグループと旧有松町域から旧大高町域、豊明市域に広がるグループ大別され前者を「猿投窯鳴海地区鳴海支群」、後者を「猿投窯鳴海地区有松支群」といい、鳴海支群では奈良時代須恵器第2型式と呼ばれる窯が主体であるのに対し有松支群における型式のほとんどは「行基焼山茶碗第2型式窯」と呼ばれ土地斜面トンネル状掘り抜いて燃焼室・燃成室・煙道構築する窖窯方式用いており、周辺から山茶碗や山皿の残片多数出土している。行基焼窯は、その製品型式によって第1型式、第1-第2過渡期型式第2型式、第3型式分けられ製作年代第1型式が12世紀半ば第2型式は13世紀半ば第3型式13世紀終わり頃から14世紀前半頃という推測なされている、大字桶狭間にある古窯群は有松支群に属するとみられ、北部南部丘陵地山裾広く分布しており、その詳細以下のとおりである。 大字桶狭間古窯跡一覧遺跡番号名称窯の型式出土遺物所在地備考4230 深谷古窯跡 行基焼第1型式 山皿・山茶碗 桶狭間清水山 ため池北東側湖畔遺物散布確認されている。現在では滅失。 4237 幕山古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 有松町大字桶狭間字幕山 高根山南麓にあり、窯の遺構と遺物散布確認されている。窯跡市道有松橋東南線当時愛知県道大府街道道路脇の崖面に窯の焚口部分が口をあけて露出しており、内部に分焔残されていたという。後にコンクリート土留め覆われ、現在では遺構確認することはできない。 4238 生山古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 有松町大字桶狭間生山 遺物散布確認されているが、1941年昭和16年)の国道1号造成の際に破壊され上で滅失当時工事関係者の話では、3基の窯が並んでいたという。 4239 愛宕西古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 有松町大字桶狭間愛宕西 愛宕霊園を西に望む谷底現在のめぐみ保育園の裏手付近)にて遺物散布確認されている。昭和20年代開墾によって滅失し、現在は宅地になっている。 4240 愛宕古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 有松町大字桶狭間愛宕西 遺物散布確認されている。昭和10年代道路工事市道三ツ屋線)によって滅失。 4241 嵐廻間古窯跡 行基焼第2型×2基 山皿・山茶碗 桶狭間上の山 大芝池北岸丘陵斜面にあり、1956年昭和31年)の有松中学校による調査では、遺物散布左右に並んだ2基の窯跡遺構確認されている。後年宅地造成により滅失。 4242 清水山古窯跡 行基焼第2型×2基 山皿・山茶碗 桶狭間切戸遺物散布と2基の窯跡確認されている。1957年昭和32年)の有松中学校によってうち1基の発掘調査が行われ、幅2メートル×長さ6メートル燃焼部の中に直径35センチメートル×高さ40センチメートルの分焔遺構確認されている。 4243 上ノ山古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 桶狭間上の山 東ノ池南岸丘陵斜面にて遺物散布確認されている。 4245 神明古窯跡 行基焼第2型式 山皿・山茶碗 桶狭間神明 桶狭間神明社境内にあり、社殿西方谷地部分遺物散布確認されている。 4255 清水谷古窯跡 行基焼第3型式皿・山茶碗 桶狭間神明 現在の愛知県道243号沿い付近大高方面面した西向斜面遺物散布確認されている。 このほか、1980年昭和55年)には、名古屋市立桶狭間小学校分校用地として造成工事が行われた字森前から字六ケ廻間にまたがる付近(現名古屋市立南陵小学校敷地)で、2,000点にも及ぶ山皿・山茶碗出土している。

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古窯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 03:08 UTC 版)

豊田市の埋蔵文化財の一覧」の記事における「古窯」の解説

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