地球へ・・・
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1980 |
配給: | 東映 |
スタッフ | |
監督: | 恩地日出夫 オンチヒデオ |
製作: | 今田智憲 |
原作: | 竹宮恵子 タケミヤケイコ |
脚本: | 恩地日出夫 オンチヒデオ |
塩田千種 シオタチグサ | |
企画: | 有賀健 |
田宮武 タミヤタケシ | |
作画監督: | 須田正己 スダマサミ |
撮影: | 吉村次郎 ヨシムラジロウ |
池田重好 | |
音楽: | 佐藤勝 サトウマサル |
美術: | 土田勇 ツチダイサム |
スクリプター: | 笠井由勝 カサイヨシカツ |
松本健治 マツモトケンジ | |
ひおあきら | |
助監督: | 大関雅幸 オオゼキマサユキ |
キャスト(役名) |
井上純一 イノウエジュンイチ (ジョミー・マーキス・シン) |
沖雅也 オキマサヤ (キース・アニアン) |
秋吉久美子 アキヨシクミコ (フィシス) |
志垣太郎 シガキタロウ (ソルジャー・ブルー) |
薬師丸ひろ子 ヤクシマルヒロコ (ジョナ・マッカ) |
岸田今日子 キシダキョウコ (グランドマザー) |
久松保夫 ヒサマツヤスオ (コンピューター・テラ) |
池田昌子 イケダショウコ (マザーイライザ) |
神谷明 カミヤアキラ (セキ・レイ・シロエ) |
古谷徹 フルヤトオル (トォニイ) |
三景啓司 (リオ) |
石丸博也 イシマルヒロヤ (サム・ヒューストン) |
塩屋翼 シオヤヨク (アルフレート) |
解説 |
はるか未来の宇宙文明を舞台に、地球をめざす少年の愛と勇気を描くアニメーション。『マンガ少年』に連載された竹宮恵子の同名の漫画の映画化で脚本は「しあわせ」の恩地日出夫と塩田千種の共同執筆、監督も同作の恩地日出夫、撮影は吉村次郎、池田重好がそれぞれ担当。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
SD五○○年、地球は天然資源の枯渇、人口増大、環境汚染などのため滅亡寸前の状態となっていた。その対策として、地球から二万光年離れた人工惑星、アタラクシアに幼年育英都市を設け、生れてくる子供に社会の清浄化に役立つための特殊な教育を施し、十四歳の“目覚めの日”に成人検査を受け、合格した者だけが地球へ送られることになった。だが成人検査は管理社会の異分子である超能力人類“ミュウ”を生みだした。過酷な弾圧を受けるミュウはアタラクシアの地下に潜み、地球へ帰る日を夢見た。ミュウの長ソルジャー・ブルーは、三世紀に渡る寿命を燃やし尽そうとしており、後継者としてジョミーを選んだ。最初は拒否したジョミーも、ソルジャー・ブルーの死で長として地球へ向う決意する。成人検査をパスした少年たちが地球へ向う前に受ける最後の教育をするE一○七七教育惑星に、超エリート少年、キースがいた。キースはコンピューター“マザーイライザ”によって作られたアンドロイドで、故郷も母もない絶望をミュウへの憎悪に転化して生きる決心をしていた。一方、ジョミーに率いられアタラクシアを脱出したミュウは、地球辺境の惑星ナスカを仮の安住の地とした。そして、ジョミーとカリナの間にトォニイという子供が生まれた。五年後、コンピューター・グランドマザーの信任を一身に受けるキースは、ナスカを偵察中、ミュウに捕まってしまう。キースを見たトォニイから強烈な思念波が発せられ大爆発が起った。キースは連れ歩いている少年ジョナに助けられた。カリナはそのトォニイを探して息絶えた。十年の歳月が流れ、ナスカの崩壊で八割を失ったミュウもトォニイを中心に組織を強化、大船団を組んで地球へ向っていた。そして、地球防衛軍とミュウとの最後の戦いが火ぶたを切った。ジョミーはグランドマザーを破壊し、自らも倒れてしまう。死にかけているキースの前に、地底から巨大な影が出現した。グランドマザーに直結され、その死とともに目覚めるようにセットされていたコンピューターテラだ。テラは「人類は、生命の誕生をも管理するSD体制を作った。しかし、それが完壁なものであるとの確信がなかったので、正反対の因子の生命が誕生するようにプロセスに組み込んだ、それがミュウだ」と語る。キースの上に土砂がくずれおちてきた。ジョミーの死体とともに埋もれていく。人類とミュウの未来を、宇宙の彼方から見守るために、トォニイたちは宇宙へ戻っていった。破壊された地上にたたずむ残された人間たちの上に、新しい太陽が昇りはじめた。 |
地球へ…
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 01:14 UTC 版)
『地球へ…』(テラへ)は、竹宮惠子による日本のSF漫画作品、およびこれを原作とした派生作品。第9回(1978年)星雲賞コミック部門、第25回(1979年)小学館漫画賞少年少女部門を受賞。
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- ^ 中公文庫コミック版・第1巻のあとがきを参照。
- ^ 「月刊OUT」S53年5月号P32インタビューでひお本人が語っている。
- ^ a b “地球へ…”. Aniplex. 2011年3月16日閲覧。2007年イベント「テラfes2007」での発言・公式サイトより
- ^ 岡田茂『悔いなきわが映画人生 東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、461頁。ISBN 4-87932-016-1。
- ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト10作品」『キネマ旬報』1981年(昭和56年)2月下旬号、キネマ旬報社、1981年、 117頁。“註・〔1980年〕12月末現在。最終配収ではありません。”
- ^ “山野さと子、あの国民的アニソン2代目担当に「私でいいんでしょうか?」”. CBCラジオ (2019年2月26日). 2019年2月27日閲覧。
- ^ 劇場アニメ版『地球(テラ)へ…』幻の未公開シーン初収録でブルーレイ化!
- ^ 8月25日は世界陸上大阪大会に伴う特別編成のため休止。
固有名詞の分類
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