communication
「communication」とは、伝達・通信・交通のことを意味する英語表現である。
「communication」とは・「communication」の意味
「communication」は、主に不可算名詞として、「伝達」、「通信」、「意志疎通」という意味を表す。また、可算名詞として、そこでやり取りされる「情報」、「伝言」、「手紙」、「書類」を表すこともある。また、繋がりを構築するというところから派生した意味として、「交通」、「連絡」という意味も持っている。動詞の形では「communicate」となり、「伝達する」、「伝える」という意味を表す。
「communication」の発音・読み方
「communication」の発音記号は、アメリカ英語においては「kəmjùːnəkéɪʃən」、イギリス英語においては「kʌˌmju:nʌˈkeɪʃʌn」となり、アクセントの位置や発音が異なる。前者はカタカナの「コミュニケーション」に近い形で、後者はカタカナで表すと「カミュニケイション」に近い形で発音される。
読み方は「コミュニケーション」である。
「communication」の略語
「communication」の略語は、「comm」である。また、複数形「communications」の略語は、「comms」である。「communication」の語源・由来
「communication」の大元の由来は、「公共の」、「共有する」、などの意味を表す「communis」である。ラテン語の「communicatus(共有した)」から派生した「communico(共有する、分ける)」が語源となっている。
「共通する」という意味の英単語「common」と同じ語源を持っている。
「communication」と「communications」の違い
「communications」は「communication」の複数形であり、両者の違いは、前者が主に伝えられる情報そのものを指すのに対し、後者は相手に情報を伝えるための手段や装置のことを指す、ということである。「communications」は情報を伝えるネットワークのことを意味するため、似たような意味で「道路網」「電車網」として用いられることもある。「意思疎通」や「情報伝達」という意味を表す時には、不可算名詞としての「communication」、「通信分野」という意味を表す時には不可算名詞としての「communications」が用いられる点も注意が必要である。
「communication」を含む英熟語・英語表現
「communicationをとる」とは
「communicationをとる」とは、言葉やジェスチャーによって相手との間で情報伝達を行うことである。一対一で行うこともあれば、複数で行うこともある。
「of communication」とは
「of communication」とは、前に「lines」や「means」などの単語を加えて、「通信手段」や「交通手段」という意味を表す英語表現である。
「in this communication」とは
「in this communication」とは、ある特定の情報伝達のことを指したいときに用いる英語表現である。後ろに装置の名前などを加えて、通信装置そのものを指すこともある。
「communication」を含む様々な用語の解説
「Communications Biology」とは
「Communications Biology」とは、ネイチャー誌を発行している出版社、シュプリンガーネイチャーによって提供されているオープンアクセスジャーナルのことである。「Communications Biology」では、主に生物化学の分野における論文、総説、論評が出版されており、出版において満たさなくてはならない基準がいくつか存在する。
「communications link failure」とは
「communications link failure」とは、コンピュータープログラムにおいて検出されるエラーの一つである。データベースとの接続が何らかの理由で切断されるなどして、適切に接続できない場合に表示される。
「Communication Strategies」とは
「Communication Strategies」とは、相手とのコミュニケーションを達成するために用いられる方法、手段のことである。主に聞き手に関わる「聞き返し」のストラテジーと、話し手に関わる「発話」のストラテジーの二つに分けられる。日本語で「伝達方略」と呼ばれることもある。
「Communications Chemistry」とは
「Communications Chemistry」とは、「Communications Biology」と同じく、シュプリンガーネイチャーによって提供されているオープンアクセスジャーナルのことである。科学の全分野についての論文が出版されている。
「communication」の使い方・例文
Communication with company colleagues about the afternoon's meeting.(会社の同僚と午後の会議についての情報伝達を行う。)The development of communication systems has made life more convenient.(交通機関の発達によって暮らしが便利になった。)
Radio equipment is needed to communication with the operations center.(作戦本部との通信には無線機器が必要である。)
「communication」の英語での説明
Communication is an English expression meaning transmission, correspondence, and traffic.コミュニケーション
コミュニケーション(英: communication)とは、「伝達」「通信」「意思疎通」などの意味の表現。「交流を図る」「意思を伝え合う」といった行動を指す意味合いで用いられることも多い。言葉を使った意思疎通だけでなく、文字を使った伝達、身振り手振りによる意思表示などもコミュニケーションに該当する。
日本語で「コミュニケーション」というと、基本的には人間同士が言葉を主な伝達手段に用いて行う意思疎通を指す、といえる。
コミュニケーション(communication)は英語の動詞 communicate に接尾辞を付けて名詞(抽象名詞)化した単語である。動詞 communicate は「(情報を)伝達する」という意味がある。語源はラテン語で「分かち合う」を意味する「communis」である。なお英語の common(共通する)なども同じ語源の単語である。
「マスコミュニケーション」は大衆メディアを用いた(一方向的な)情報伝達のことであり、伝達・通信・報道のニュアンスが色濃い。
日本人はしばしば「コミュニケーション」と「コミニュケーション」を混同してしまい、うっかり「コミ・ニュ・ケーション」という(原語とはかけ離れた)発音や表記を用いやすい。日本語には元々「コミュ」と発音するような語彙がないので発音しづらく、うっかり言い誤るものと推測される。「シミュレーション」(simulation)もこれと同様に「シュミレーション」(趣味レーション)と言い間違われやすい。
日常会話の中では「コミュニケーション」は「コミュニケーションを取る」「コミュニケーションを図る」といった形で用いられる。相互理解を促進するために接触や会話の機会を設けることを「積極的にコミュニケーションをとる」などと表現したり、相互理解を促す会話やレクリエーションの機会が少ないさまを「コミュニケーションがとれていない」「コミュニケーション不足」などと表現したりする。
「コミュニケーション能力」は、人間関係において、互いの意思疎通をスムーズに行うための能力を指す。また、身体的、もしくは精神的な理由で、他人とスムーズに意思の疎通が取れないことを「コミュニケーション障害」と呼び、俗に「コミュ障」と略して罵り文句に用いられる。
コミュニケーション【communication】
コミュニケーション
コミュニケーション
コミュニケーション communication
コミュニケーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 03:13 UTC 版)
コミュニケーション(英: communication)は、社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達[1]。または単に、(生物学な)動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達[1]。辞書的な字義としては、人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達[1][2]、などと定義付けられる。
注釈
- ^ デジタル大辞泉では、わざわざ[補説]として次のような説明文を併記し、注意を促している。
- 『「コミュニケーション」は、情報の伝達、連絡、通信の意だけではなく、意思の疎通、心の通い合いという意でも使われる。「親子の―を取る」は親が子に一方的に話すのではなく、親子が互いに理解し合うことであろうし、「夫婦の―がない」という場合は、会話が成り立たない、気持ちが通わない関係をいうのであろう。』(出典:デジタル大辞泉)
- ^ 脳科学では、言語的な理解を主に担っている左大脳半球に障害を負ったウェルニッケ失語症の人々は、語られたことの意味を理解できない反面、それがどのように 語られたかという非言語的な理解(またそれによる他者の感情の理解)では、障害を負っていない人々よりも優れた理解を示す。これは、右大脳半球が主に非言語的な理解を担っていることによると考えられている。
- ^ 動物行動学では、相手の本能行動に影響を与えるための特定の信号は「リリーサー」ないし「解発刺激」と呼ばれ、コミュニケーションの手段として機能するP.J.B. スレーター(1994)『動物行動学入門』岩波書店。
- ^ そもそもコミュニケーション(Communication)という語は、ラテン語のコムニカチオ(communicatio)に由来し、「分かち合うこと」を意味するものである。
- ^ 他者理解の困難な自閉症の子どもは、ポテトチップスの筒の中にアイスバーが入っていることを知らされても、他の子どもであればその筒の中にはポテトチップスが入っていると答えるはずだ、ということが推測できないことがある(サリー・アン課題も参照)
- ^ ここで言う記号とは何かと言うと、C・モリスの定義のように「あるモノが眼のまえに存在していないにもかかわらず、それが存在しているかのような反応をおこさせる刺激」ということである(『人間関係 理解と誤解』p.71)
出典
- ^ a b c 広辞苑 第五版 pp.1004-1005 コミュニケーション
- ^ デジタル大辞泉
- ^ “コミニケーションの英語”. Weblio辞書. GRASグループ株式会社. 2024年5月20日閲覧。
- ^ “飲みニュケーション”. 毎日ことばplus. 毎日新聞 (2017年12月26日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “コミニュケーション”. Weblio辞書. 実用日本語表現辞典. GRASグループ株式会社 (2011年7月26日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b 『心理学』東京大学出版会 ISBN 4130120417
- ^ 池上嘉彦ほか『文化記号論への招待』有斐閣1983 ISBN 464102345X
- ^ 加藤秀俊 1966, p. 64.
- ^ 加藤秀俊 1966, p. 65.
- ^ a b c d e f 加藤秀俊 1966, p. 66.
- ^ a b 加藤秀俊 1966, p. 71.
- ^ 加藤秀俊 1966, p. 74.
- ^ a b 加藤秀俊 1966, p. 76.
- ^ a b 高橋正臣 1995, p. 22.
- ^ 高橋正臣 1995, p. 25-27.
- ^ 加藤秀俊 1966, p. 82.
- ^ 加藤秀俊 1966, p. 83.
- ^ a b 加藤秀俊 1966, p. 85.
- ^ a b c d Wood, J. T. (1998). Gender Communication, and Culture. In Samovar, L. A., & Porter, R. E., Intercultural communication: A reader. Stamford, CT: Wadsworth.
- ^ Tannen, Deborah (1990) Sex, Lies and Conversation; Why Is It So Hard for Men and Women to Talk to Each Other? The Washington Post, June 24, 1990
- ^ Maltz, D., & Borker, R. (1982). A cultural approach to male-female miscommunication. In J. Gumperz (Ed.), Language and social identity (pp. 196-216). Cambridge, UK: Cambridge University Press.
- ^ 水野由多加・妹尾俊之・伊吹勇亮『広告コミュニケーション研究ハンドブック』有斐閣 2015年
- ^ 山本武利責任編集『新聞・雑誌・出版 叢書 現代のメディアとジャーナリズム5』p.153、ミネルヴァ書房、2005年11月20日初版第1刷発行
- ^ 柏木博『日用品の文化誌』p.149、岩波書店、1999年6月21日第1刷
- ^ 『岩波生物学辞典 第四版』p.481【コミュニケーション】
コミュニケーション
出典:『Wiktionary』 (2021/12/18 11:26 UTC 版)
語源
英語 communication からの借用語。
発音
名詞
コミュニケーション
熟語
- コミュニケーション英語
- コミュニケーション障害
- コミュニケーション能力
関連語
「コミュニケーション」の例文・使い方・用例・文例
- ことばはコミュニケーションの重要な手段である
- 人類がいつ言語によるコミュニケーションを始めたかだれも確実には知らない
- コミュニケーション能力
- 異文化間コミュニケーション
- 英語でコミュニケーションをする
- コミュニケーションの手段としての言語
- 対人コミュニケーション
- ことばによらないコミュニケーション
- コミュニケーションについての理論が多数ある
- 動物は遊びの中で狩りやコミュニケーションの方法を学ぶ
- 今後はもっと積極的にコミュニケーションをとろう
- 彼が積極的にコミュニケーションを取る
- それがコミュニケーションの力を養う
- コミュニケーションがもっと脳を鍛える
- 彼が家族のコミュニケーションを大切にする
- 優れた口頭および書面によるコミュニケーションスキルを持っている必要もあります。
- 私はBellingham大学の数学の学位があり、どちらの推薦状にも書かれているように、高いコミュニケーションスキルを持ち合わせています。
- 猿は互いにコミュニケーションをとるための言語外のスキルを持っている。
- 信頼関係を築くには2WAYコミュニケーションが大事だ。
コミュニケーションと同じ種類の言葉
- コミュニケーションのページへのリンク