意味論 (論理学)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 23:48 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2021年8月)
( |
意味論(いみろん)とは論理学の分野である。
数理論理学における意味論
言語学における統語論は、数理論理学では証明論に対応する。同様にして言語学における意味論に対応するのが数理論理学における意味論である。証明論では対象を単なる記号として扱い、その記号の操作のみによるものとして証明をおこなう。たとえば「点A」というものがあっても、それが図形的な点である必然性などといったことは扱わず、与えられる公理に現れる単なる記号として扱われる。それに対し、もっぱらモデル理論と呼ばれる分野であるが、たとえば幾何学にあっては実際の図形といったような具体を扱うのが意味論である。
言語学における意味論との関係
![]() |
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2016年1月)
|
![]() |
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2016年1月)
( |
これに対して言語学においては、言葉とは何かが曖昧であり、文法についての意見の一致もなく、「意味とは何か」ももちろん定まらず、従って当然、数理論理学におけるような厳密な意味論も行ない得ない。自然言語の意味論をどのように行なうかは、極めて困難な問題である。言葉の意味というものは「意味とは何か」を学術的に定義するまでもなく我々が直感するものであり、また例えば機械翻訳などの分野では「意味とは何か」の問題を回避して工学的成功を得ることも可能なので、そもそも自然言語の意味論というものに存在意義があるのかということも問題になる。
自然言語の意味論におけるそういう困難を解決する一つの方法は、言葉の表層ではなく、言葉に対応する脳神経系内の存在物を抽象化して形式言語と捉え、数理論理学的に研究することである。 それは、もはや言語学というよりは数理心理学的の研究態度である。例えばモンタギュー意味論は、そういう問題意識によるものと解釈できる。
下位分野
関連項目
脚注
「意味論 (論理学)」の例文・使い方・用例・文例
- 語彙意味論
- 語彙の意味論に関する本を編集してください
- 彼は、本当に意味論に熱中した
- 意味論に対するささいな議論
- 言語学の部門で、構文論や形態論をテーマにする(時には、意味論もテーマにする)
- 意味の論理的側面を研究する意味論の部門
- 語の意味と関係を研究する意味論の分科
- 意味の認識的な側面を研究する意味論の分野
- 価値判断のない音韻論、形態論および意味論に関連した言語の記述(特定の時間における)
- 意味論的な文法標識は、語の異なる意味を識別するために付けられた
- 英国の言語学者で、言語の意味論および韻律学の音韻論に寄与し、文脈における音と意味の両方の研究に対する強い主張で知られる(1890年−1960年)
- 米国の意味論学者(ポーランド生まれ)(1879年−1950年)
- 下位または下等のものに従属する、または属する意味論上の関係
- 上位のものであるか、より高いランクまたはクラスに属する意味論的な関係
- 2つの単語が(ある文脈で)同じ意味を表し得るときに有する意味論上の関係
- 2つの単語が(ある文脈で)反対の意味を表し得るときに有する意味論上の関係
- 全体とその一部との間に有する意味論上の関係
- 一部とその全体との間に有する意味論上の関係
- 意味論_(論理学)のページへのリンク