根拠とは? わかりやすく解説

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根拠

読み方:こんきょ

「根拠」とは、「判断正しいことを示す拠り所としての客観的な情報事実データ」を意味する言葉である。簡単にいえば「判断理由要因になった物事」のことである。

「根拠」という字は「根本の拠(よりどころ)」という意味である。要するに「物事成り立つもとになっている部分」のこと。「根拠地」のように「活動拠点」を指す意味で用いられることもある(「本拠」の類義語)。

「根拠」と「理由」の違い

「根拠」と「理由」は、どちらも「なぜそのように判断したのか?」という問い対す回答となるものである文脈によってはどちらの語を使って問題なく意味が通る、という場合も多いが、それぞれ使い分けられる場合もある。

あえて「根拠」と「理由」を区別するとすれば、【1】「根拠」は「判断理由要因になった物事そのもの」に焦点当てる。【2】「理由」は、その「物事そのもの」をもとに「どのように考え判断したか」に焦点当てる

要するに、「根拠となる事実データ手がかり導かれ考え判断」が「理由」であり、その「理由導き出す証拠手がかりとして参照され事実データ」が「証拠」である。

こん‐きょ【根拠】

読み方:こんきょ

物事存在するための理由となるもの。存在理由。「判断の—を示す」

本拠。ねじろ。「一味が—とした隠れ家


エビデンス

(根拠 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 10:13 UTC 版)

エビデンスとは、証拠根拠英語版証言、形跡などを意味する英単語 "evidence" に由来する、外来の日本語。一般用語として使われることも増えてきており、多くは、以下に示す分野における学術用語業界用語としてそれぞれに異なる意味合いで使われている。

  • エビデンス (IT用語) - テスト工程において、システムが正常に稼働しているかどうか、あるいは不具合が生じたことを示す根拠となる書類やデータ[1]
  • エビデンス (医学) - ある治療法や検査法が、ある病気怪我・症状に対して、科学的に効果があることを示す根拠となる検証結果・臨床研究結果を指す[2]
  • エビデンス (文化) - 世界遺産の登録審査に際しては、その学術的価値を証明する必要があり、「真正性(オーセンティシティ)」と呼ばれるが[3]その検証過程においてはエビデンスという表現がしばしば用いられる[要出典]
  • エビデンス (経理) - 証憑仕訳の基とする資料・データのこと[4]
  • エビデンス (科学) - 科学的根拠科学理論仮説を支持したり反論したりする働きをする根拠。科学的証拠の信頼性は概して統計学的分析または対照研究の結果の信頼性に基づく。

脚注

  1. ^ エビデンスとは - IT用語辞典”. IT用語辞典 e-Words. 2023年12月30日閲覧。
  2. ^ 健康を決める力:ヘルスリテラシーを身につける”. www.healthliteracy.jp. 2023年5月6日閲覧。
  3. ^ 世界遺産条約履行のための作業指針 - 文化庁文化遺産オンライン”. 文化庁. 2008年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月18日閲覧。
  4. ^ 証憑(エビデンス)について – 学び家.com”. 2023年12月30日閲覧。

関連項目

外部リンク


根拠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 20:33 UTC 版)

邪馬台国九州説」の記事における「根拠」の解説

帯方郡から女王國までの距離を直線距離ではなく行程だと考えれば12,000里のうち、福岡県内比定される伊都国までで既に10,500使っていることから、残り1,500里(佐賀県唐津市比定される末盧國から伊都國まで500里の距離の3倍)では邪馬台国位置九州地方出ないとされること、。 邪馬台国対立した狗奴国熊本球磨)の勢力比定すれば、狗奴国の官「古知卑」が「菊池彦」の音訳考えられること。 「魏志倭人伝」には邪馬台国伊都国奴国より南にあるとする記述三箇所あり、また会稽東冶の東(緯度的にはほぼ沖縄県一致する)にあるとしていること。また近傍配置されるべき一大率伊都国におかれたとしていること。 「魏志倭人伝」の記述北部九州小国紹介する一方で畿内説が投馬国比定する近畿以西道程存在したはずの有力な阿岐国(安芸国)、吉備国出雲国仔細には全く触れられておらず、伊都国から近畿圏まで含む道程記述が完全に欠けている。 「古事記」、「日本書紀」には、天皇による熊襲討伐など九州征伐記載されており、景行天皇の頃までは北九州大和朝廷勢力圏にあった考えられる。またそれに伴って3世紀時点畿内から北九州までを連合国家として治めていたのなら、6世紀国造設置されたという近年の研究にも疑問生じる。また同時代朝鮮半島小国並立状態であり、倭国先行して北部九州から畿内までの広域連合政権生み出したとは考え難い。 魏志倭人伝中で邪馬台国埋葬方法記述した『有』を甕棺見なす見解に基づき北九州地方甕棺多数出土していることや、石棺墳丘墓多数出現していること。また「無」の記述から、を持つ畿内古墳当てはまらない福岡県糸島市平原遺跡出土大型内行花文鏡伊勢神宮神道五部書に伝わる八咫鏡同型・同規模であり、天照大御神といった太陽神信仰との関係が考えられること。 福岡県久留米市には、宝賀寿男が、規模副葬品石棺主体部および周囲集団墓(宝賀は殉葬ではないかとする)などの状況が『魏志倭人伝』の卑弥呼の墓記載とよく一致するとする祇園山古墳がある。 奈良県桜井市所在最古定型化した前方後円墳といわれる箸墓古墳を、3世紀後半築造とし、卑弥呼の冢とする説があるが、卑弥呼死後に男王が即位するも再び混乱したことが記録されており、国内大混乱していた時期当時最大墳丘を持つ古墳造営することは不可能に近い。また古墳周囲には記録にある殉葬の跡も見られないまた、当時朝鮮半島など周辺国墳墓はいずれ一辺30メートル前後墳丘墓で、倭国だけが飛び抜けて巨大な墳丘墓箸墓古墳)を築造たとするのは無理がある。また箸墓古墳年代的に先行するとされるホケノ山古墳発掘調査行った橿原考古学研究所による2008年平成20年)の同古墳発掘調査報告書では、出土遺物検討から築造年代3世紀中頃であると結論しつつ、木槨木材炭素年代測定結果の幅が4世紀前半をも含む範囲であることを報告しているため、3世紀中頃とする年代疑問を呈する意見がある。 三角縁神獣鏡中国朝鮮遺跡から一面出土していないことに加え全国での出土数が記録にある100面を遥かに上回っている。 逆に九州説の弱点として上げられるのは次の点である。

※この「根拠」の解説は、「邪馬台国九州説」の解説の一部です。
「根拠」を含む「邪馬台国九州説」の記事については、「邪馬台国九州説」の概要を参照ください。

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根拠

出典:『Wiktionary』 (2021/08/04 11:20 UTC 版)

名詞

こんきょ

  1. 物事成り立たせるもとになる理由
  2. ねじろ、本拠

関連語

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「根拠」の例文・使い方・用例・文例

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