仕訳とは? わかりやすく解説

し‐わけ【仕分(け)/仕訳】

読み方:しわけ

[名](スル)

物事区別して行うこと。行い分けること。「仕事の—」「役柄の—」

品物などを種類・用途宛先などに応じて分類すること。区分。「郵便物地方別に—する」

(仕訳)簿記で、取引勘定科目と金額を決定し借方要素貸方要素とに分析すること。


仕訳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 13:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

仕訳(しわけ、: journaling)とは、複式簿記において、発生した取引を貸借の勘定科目に分類することである。「仕」ではないことに注意されたい。

概要

仕訳においては、資産費用借方負債純資産収益貸方に分類し、取引の貸借が分類されたとおりであればその勘定科目を増加し、逆であればその勘定科目を減少させるというルールがある。仕訳は仕訳帳へ記帳される。

簿記一巡の手続きの上では、開始仕訳、(期首)再振替仕訳、期中仕訳、決算整理仕訳、決算振替仕訳の種類に分類される。

用例

例えば、「現金」や「土地」勘定は借方(左側)が貸借対照表の終局的な位置であることから、

借方 貸方
土地 10,000,000 現金 10,000,000

と仕訳を行った場合、現金の減少と、土地の増加を表すこととなる。つまり、これは「キャッシュ1,000万円で土地を買った」ことを表すのである。

また、「借入金」勘定などは貸方(右側)が終局的な位置であることから、

借方 貸方
借入金 5,000,000 現金   5,000,000

と仕訳を行った場合、借入金の減少と、現金の減少を表すので、「借金500万円を現金で返済した」ことを表す。

費用である「水道光熱費」勘定などは借方が損益計算書の終局的位置なので、

借方 貸方
水道光熱費 6,970 現金    6,970

は、水道光熱費の発生と、現金の減少を示すので、「水道代・光熱費が6,970円かかったので現金で支払った」ことになる。

収益である「売上」勘定などは貸方が終局的位置なので

借方 貸方
現金   10,000 売上   10,000

は、現金の増加、売上の発生を示すので、「商品1万円分が売れて現金を受け取った」ことになる。

以上のようなルールを組み合わせて企業の取引を記述していく。

借方と貸方に分ける、この仕訳という行為は、原因と結果を示していく行為と受け取れる。

関連項目


仕訳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:12 UTC 版)

複式簿記」の記事における「仕訳」の解説

詳細は「仕訳」を参照 仕訳においては勘定科目5区分で述べた貸借対照表又は損益計算書における終局的な位置借方貸方か)にその勘定科目があれば、その勘定科目増加表し反対側にあれば、その勘定科目減少することを意味するというルールがある。 例えば、「現金」や「土地勘定借方左側)が貸借対照表終局的な位置であることから、 借方貸方土地 10,000,000 現金 10,000,000 と仕訳を行った場合、これは「現金1000万円で土地買った」こと、すなわち現金減少と、土地増加を表すこととなる。

※この「仕訳」の解説は、「複式簿記」の解説の一部です。
「仕訳」を含む「複式簿記」の記事については、「複式簿記」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「仕訳」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

仕訳

出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 05:22 UTC 版)

名詞

しわけ

  1. 複式簿記において取引勘定口座借方貸方振り分けること。まず、仕訳帳記入する。
借方 貸方
o o費 n円 現金 n円


関連語


「仕訳」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「仕訳」の関連用語

仕訳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



仕訳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仕訳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの複式簿記 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの仕訳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS