記録とは? わかりやすく解説

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き‐ろく【記録】

読み方:きろく

[名](スル)

将来のために物事書きしるしておくこと。また、その書いたもの。現在では、文字限らず映像音声、それらのデジタルデータ含んでいう。「—に残す」「実験の—」「議事を—する」

競技などで、数値として表され成績結果また、その最高数値。レコード。「—を更新する

歴史学古文書学で、史料として日記書類


記録

読み方:キロク(kiroku)

事件当事者周囲の者などが、後日覚えとして書留めたもの。


記録

作者海老沢泰久

収載図書スーパースター
出版社文芸春秋
刊行年月1986.4
シリーズ名文春文庫


記録

作者林京子

収載図書祭りの場 ギヤマンビードロ
出版社日本図書センター
刊行年月2005.6
シリーズ名林京子全集


記録

作者黒井千次

収載図書一日 夢の柵
出版社講談社
刊行年月2006.1


記録(レコード)

作者カレル・チャペック

収載図書ひとつのポケットから出た
出版社晶文社
刊行年月1997.8
シリーズ名ベスト版 文学のおくりもの


記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 21:53 UTC 版)

記録(きろく)は、安定した形で定着・保存された状態にある情報である。会議議事録が、会議の終わった後にも残るように会議中の発言文書などの形にして保存するのがこの例である。

記録と歴史

人類が意図的に残し、現存する、最古の記録と思われるのは、洞窟に残された壁画と推察されている。

もっとも、これらの壁画は何かの情報を保存する目的のものであったのかどうかは疑わしい。呪術などに用いられたものではないかとする説などもある。

文字に近い記録に限った場合には、古代メソポタミア文明における楔形文字が最初の例とされる。

紀元前8000年頃から、シュメール人は小さな粘土の板に記号化された絵のようなものを記し、物財の管理や分配をする際の助けにしていたとされる。表現の対象となったのは例えば、、一定量の油や穀物などである。

ただし、この粘土板を用いた記録の初期形態は、文字として今日、我々が考えるものとはやや異なっている。この小さな板は、ちょうどコインのようなもので、容器に入れて持ち運ばれ、羊の量と羊を描いた板の数が比例する、という形で用いられていた。

時と共に、平らな粘土板に複数の文字を並べる習慣が広まり、またそれらの文字とは独立して頭数や量を表す数字が発明された。さらに、表意文字としての性格を帯びるようにもなった。

ちなみに、メソポタミアの文字文化は、シュメール人の後に現れたアッカド人、バビロニア人にも受け継がれ、成文法の最初の例として知られるハンムラビ法典を生み出した。

このバビロニアはエジプト文明に影響を与え、ヒエログリフの使用のきっかけとなった。そしてエジプト文明は古代ギリシア文明に影響を与えたとされる。

記録と社会

文字による記録を行う社会と、口承によって物事を伝達する社会とでは人々の人間関係、物事の考え方、時間世界に対する構えなどが異なる、という研究がある[1][2]。正確な保存のために記録をとるという発想が文字の文化だ、という説も、そこからは導き出せる。

また、記録の仕方によっても人や社会が影響を受けるとする考察もある。例えばハロルド・イニスは、エジプトのパピルスが粘土板に代わって記録に用いられるようになったことで人々の思考も軽くなった、と論じている[3]

出典

  1. ^ ウォルター・オング (1991) 「声の文化と文字の文化」桜井直文訳 藤原書店
  2. ^ 宮本常一 (1984) 「忘れられた日本人」岩波文庫
  3. ^ Innis, Harold A. (1951). The Bias of Communication. Tronto: University of Tronto Press. (邦訳 ハロルド・イニス (1987) 「メディアの文明史」久保秀幹訳 新曜社

参考文献

  • Fang, Irving (1997). A History of Mass Communication: Six information revolutions. Newton, MA: Focal Press

関連項目


記録(ファーストS第2戦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 21:44 UTC 版)

2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の記事における「記録(ファーストS第2戦)」の解説

チーム シーズン勝率5割未満チームファイナルステージ進出広島史上個人 ポストシーズン史上最年長本塁打桧山進次郎阪神)、44歳。9回2死からミコライオから2ラン

※この「記録(ファーストS第2戦)」の解説は、「2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の解説の一部です。
「記録(ファーストS第2戦)」を含む「2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の記事については、「2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の概要を参照ください。

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記録

出典:『Wiktionary』 (2021/08/05 12:24 UTC 版)

名詞

(きろく)

  1. のちに役立つように残すための、または結果として残った、何かの記述や、音声映像などの複製
  2. 語義1のようなものを作成すること。
  3. 競技などの成績観測などの結果。特に、その最高のもの。
  4. 語義3のようなものを生み出すこと。

類義語

熟語

翻訳

動詞

する (ろくする)

  1. (他動詞) のちに役立つように残すために、何かの記述や、音声映像などの複製作成する
  2. (他動詞) 成績観測結果といった定量的指標において、ある結果を、とりわけ特筆すべきような結果生み出す

活用

翻訳


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