粘土板とは? わかりやすく解説

粘土板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 03:23 UTC 版)

粘土板(ねんどばん、シュメル語:dub[1]: clay tablet)とは、古代メソポタミアおよびその周辺地帯において文字を記すために用いられた材料 [2]。おもに楔形文字を記すために用いられた[2]。「粘土書板」とも[2]


注釈

  1. ^ 後世の人に感覚的に分かるように比喩的に説明するなら、古代エジプトの人には「パピルスのようなもの」、西洋中世の人々に説明するなら「羊皮紙のようなもの」、18世紀ころ~20世紀の人々に説明するなら「のようなもの」といったところになるであろう。それくらい一般的な書記材料だったのである。

出典

  1. ^ 小林登志子『シュメル―人類最古の文明』中央公論社、2005。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『日本大百科全書』(ニッポニカ)[1]
  3. ^ a b c 図書館情報学用語辞典
  4. ^ a b c 前田徹「粘土板文書」『歴史学事典 6 歴史学の方法』弘文堂、1998年、P494。
  5. ^ 大貫(2009)pp.62-66


「粘土板」の続きの解説一覧

粘土板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 15:34 UTC 版)

キュプロ・ミノア文字」の記事における「粘土板」の解説

これまでに8の粘土板が発見されている。そのうちの、エンコミで1885年発見され1枚は、23記号含んでおり、それがarchaic CMのすべてである。4の粘土板の断片CM 2である。残りウガリットから発掘された粘土板やその断片である: RS 19.01と19.02はCM 1である; RS 17.06と20.25はCM 3である。 エンコミで1955年発掘された粘土板

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粘土板

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:27 UTC 版)

バビロニア数学」の記事における「粘土板」の解説

現在までに楔形文字記録した粘土板が多数発掘されており、その中で数学に関するものは400ほどある。最古の粘土板は紀元前3000年頃のシュメール時代のもので、度量衡などに関する記録がある。シュメール時代から紀元前2000年頃までの期間は、数学に関する記録少ない。バビロン第1王朝時代に、数学資料が最も多く残された。現存する重要な資料として、以下のものがある。 プリンプトン322紀元前1800年頃の粘土板。コロンビア大学所蔵YBC 7289英語版):バビロン第1王朝時代の粘土板。2の平方根近似六十進法によって4桁精度与えられている。イエール大学所蔵

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