他動詞とは? わかりやすく解説

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たどう‐し【他動詞】

読み方:たどうし

動詞を意味の上から分類した一。その動詞の表す動作作用直接他に働きかけたり、他をつくり出したりする働きとして成り立つもの。動作作用が及ぶ対象は、ふつう格助詞「を」で表される。「本を読む」「窓を開ける」の「読む」「開ける」などの類。⇔自動詞


他動詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 03:34 UTC 版)

他動詞(たどうし、: transitive verb)とは、典型的には、その節の中で目的語をとり、主語から目的語に向かう(あるいは及ぶ)動作を表す動詞自動詞との関係も含めて、他動詞に関する言語現象一般を他動性 (transitivity) という(角田/Tsunoda 1991, 1999)。Hopper & Thompson (1980) は他動詞文と自動詞文は峻別できず、連続体をなすことを指摘した。




「他動詞」の続きの解説一覧

他動詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 02:25 UTC 版)

シュスワプ語」の記事における「他動詞」の解説

他動詞には基本的に目的語主語を表す接尾辞がつく。以下はその一覧であるが、斜線区切られている2通りのうち左側強勢なし、右側強勢ありの場合の形であり、また目的語接尾辞一人称単数形は唇音(p、p̓、m、m̓)の前で -c(é)l-、それ以外場合は -c(é)m- となる。 他動詞に付加される接辞目的語主語単数複数単数複数一人称包含-cm-, -cl- / -cém-, -cél- -l- / -él- 一人称包含-n / -én (受動形同形となる。後述除外+ 不変化詞 k°əx°(接尾辞付加はなし) 除外+ 不変化詞 k°əx° 二人称-c- / -cí- -lm- / -úlm- 二人称-x / -éx -p / -ép 三人称接尾辞付加なし 三人称-s / -és- 直説法場合、他動詞には「動詞本体 + 他動詞化接尾辞(-t-、-nt、-st- のいずれか) + 目的格接尾辞 + 主格接尾辞」という構造となる傾向見られる。他動詞には語幹強勢置かれるタイプのもの(例: pic̓- 〈搾る〉)と接尾辞強勢置かれるタイプのもの(例: lx̌- 〈告げ口する〉)とが存在し、以下はその2つの活用表である。一人称複数二人称要素共起する場合は必ず除外を表すという点、またカニム湖方言アルカリ方言シュガーケーン居留地方言では一人称単数が絡むもののうち一部子音重複見られるという点にも留意されたいpic̓- の活用直説法 (能動))目的格一人称二人称三人称単数複数単数複数包含除主語一人称単数- píc̓-n-c-n píc̓-nt-lm-n pípc̓-n 複数包含- píc̓-nt-m 除外píc̓-n-c-t píc̓-nt-lm-t píc̓-nt-m k°əx° 二人称単数pc̓-n-cm-x - 未検証 - píc̓-n-x 複数pc̓-n-cl-p 未検証 píc̓-nt-p 三人称pc̓-n-cm-s píc̓-nt-l-s píc̓-n-s k°əx° píc̓-n-c-s píc̓-nt-lm-s píc̓-n-s lx̌- の活用直説法 (能動))目的格一人称二人称三人称単数複数単数複数包含除主格一人称単数- lx̌-n-cí-n lx̌-nt-úlm-n lx̌-ntétn 複数包含- lx̌-nt-ém 除外lx̌-n-cí-t lx̌-ntlm-t検証 二人称単数lx̌-n-cécm-x - 未検証 - lx̌-nt-éx 複数lx̌-n-cécl-p検証 lx̌-nt-ép 三人称lx̌-n-cécm-s lx̌-ntl-s検証 lx̌-n-cí-s lx̌-ntlm-s lx̌-nt-és また、受動形構成は「語幹 + 他動詞化接尾辞 + 目的格接尾辞 + -m/-ém または -t/-ét」であるが、実はこれは直説法能動)において一人称複数主格とする形(上の2つ活用表のうち赤背景で示されたもの)と同じ構造である。つまり、シュスワプ語においてはたとえば lx̌-n-cí-t という形の動詞は〈私たちがあなたのことを告げ口する〉と〈あなたは告げ口される〉の2通り解釈され得る。Kuipers (1974:48) に記載があるもののうち、二人称三人称主格とするものは上の直説法能動)の活用表示した通りであるが、一人称主格とするものは未紹介であるため、以下に掲載することとする一人称:単数: pípc̓-n-cl-m; lx̌-n-cécl-m 複数:包含: píc̓-nt-l-t; lx̌-ntl-t 除外: lx̌-ntm k°əx° なお、動詞再帰(英: reflexive)や相互(英: reciprocalの意味持たせる場合には、他動詞化接尾辞直後それぞれ -cút 〈自分自身を〉、-wéx° 〈お互いを〉という接尾辞をつなげるが、いずれの場合強勢は必ずその接尾辞置かれることとなり、また全体活用自動詞パターンと同様となる。

※この「他動詞」の解説は、「シュスワプ語」の解説の一部です。
「他動詞」を含む「シュスワプ語」の記事については、「シュスワプ語」の概要を参照ください。

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他動詞

出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 13:52 UTC 版)

名詞

 動詞たどうし

  1. 目的語対格)をとる動詞

下位語

関連語

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