主語とは?

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しゅ‐ご【主語】

文の成分の一。文において、述語の示す動作作用属性などの主体を表す部分。「鳥が鳴く」「山が高い」「彼は学生だ」という文で、「何が」に当たる部分をいう。日本語では、主語がなくても文として成立する。

論理学で、ある対象について何らかの主張をする判断命題)において、主張なされる当の対象例えば、「哺乳類である」における主辞。⇔述語


しゅ‐ご【主語】

〔名〕 (英 subject訳語

形式論理学で、命題判断によって肯定または否定される概念。たとえば、「SはPである」「SはQではない」の中のSが指示す概念主位主位概念主概念主辞

文の成分一つ述語の示す動作作用主体性質・状態をもつ本体表わす日本語では、主語は常に述語先行し、また、主語が明示されなくても文が成り立つ。連用修飾語一区分と見る考えも有力である。主語は現代語では助詞「が」を伴うことが多いが、説によって、「が」を伴った「が」の形を主語と呼び、あるいは、「が」の「」だけを主語という。主辞。〔広日本文典(1897)〕

[補注](②について) 「話が好きだ」「飲みたい」などの「話」「」を対象語と呼ぶ学説、また「彼は医者だ」「地球は動く」「酒は飲まない」など「は」を伴ったものを、「が」の主語と区別して題目語、提示語、提題語などと呼ぶ学説がある。


主語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 07:37 UTC 版)

主語(しゅご、ラテン語: subjectum: subject)は、構成素文の成分の一つ。典型的には、英語フランス語において述語(述語動詞)形を特権的に規定して文を成立させる、主格をなす名詞または代名詞として観察される。また、他の言語においても、英仏語の主語と構造的に平行な関係にある名詞代名詞を「主語」と呼ぶことがある。


  1. ^ 英語の例。代名詞主語を省略した (b) のような文は通常許容されない。
    a. I was singing.
    b. * Was singing.
  2. ^ イタリア語の例。動詞によって主語が一人称単数(私)であることが明示されている。
    Non volev-o mangiare
    否定 欲する.半過去-主語 食べる.不定詞
    私は食べたくなかった (cf. I didn't want to eat.)
  3. ^ ユト・アステカ語族 Chemehuevi 語の例。(b) では文頭の語に後接する接語で主語が一人称単数(私)であることが示されている。
    a. Ann waha-k tɨmpi punikai-vɨ
    アン 二つ-目的語 見る-過去
    アンは石を二つ見た
    b. puusi-a=n maga-vɨ
    猫-目的語=主語 与える.過去
    私は猫を(誰かに)あげた
  4. ^ 大洋州諸語 Longgu 語の例。動詞によって主語が一人称単数(私)であることが明示されている。
    a. mwela-geni e vusi angi
    子供-女 ほとんど 泣く
    少女はほとんど泣いている
    b. e zudu
    座る
    彼/彼女は座っている
  5. ^ 日本語の例。(b) のような主語の省略が普通である。動詞には主語の人称や数を表す標識が無い。
    a. 私は歌っていました。
    b. 歌っていました。
  1. ^ Seuren, P.A.M. (1998). Western Linguistics: An Historical Introduction. Oxford: Blackwell.
  2. ^ Dryer 2011.
  3. ^ Shibatani, Masayoshi (1990). The languages of Japan. Cambridge: Cambridge University Press.
  4. ^ 庵功雄『新しい日本語学入門—ことばのしくみを考える』スリーエーネットワーク、2001年。
  5. ^ 以上のようなすれ違いを解説するのではなく、すれ違いを利用した「主語はいらない・なかった」といったような煽動的な題名と内容の啓蒙書等もある。



主語

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 03:08 UTC 版)

名詞

しゅご

  1. 文法言語学述語があるの、述語に含まれない名詞句相当語句
    1. 生成文法》文としての最大投射直接支配される名詞句

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