他勢力の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 00:31 UTC 版)
「マクロス VF-X2」の記事における「他勢力の人物」の解説
マリアフォキナ・バンローズ (Mariafokina Barnrose) 声 - 紗ゆり 大規模な反政府組織ビンディランスのリーダー。メルトランディの血を引き、強さとカリスマ性を兼ね備える。その素性は一切が謎に包まれている。 リーダーでありながら、みずからエースパイロットとして前線に赴き、赤いVF-1Sでエースパイロットが操るAVFと互角に渡りあう。知性的で冷静だが気さくで柔軟な人物でもあり、敵であったレイヴンズを抵抗なく迎え入れる。「SNOW WHITE」作戦での口振りから、ギリアムとは以前から面識があったようである。 巨大なバックグラウンドのもと、統合軍と正面から戦えるほどの戦力ときわめて正確な情報網を保有しており、シャロン・アップル事件などギリアムも知りえないレベルの機密情報まで握っている。 ビンディランスを率いてラクテンスの横行に叛意を掲げ、抵抗運動を行う。「SNOW WHITE」作戦で初めてエイジスの前に姿を現し、交戦中にギリアムと『白雪姫』になぞらえた意味ありげな会話を交えながら撤退。その際に単独で追跡してきたギリアムと接触し、ビンディランスに引き入れることに成功する。レイヴンズをはじめとするVF-X部隊と統合軍の手段を選ばない強硬な作戦展開により徐々に追い詰められ、2051年1月の戦闘では人類同士の戦闘において反応弾を使用される異例の事態となる。 統合軍ルート - 艦隊の大部分を失い、惑星エンデバルド宙域の本拠ビンディランスベースに撤退するも、レイヴンズの追撃を受け基地は破壊される。遊撃中にエイジスと遭遇、投降勧告を拒否し一騎討ちを挑み、エイジスを諭すように戦い敗北。自分の歩んだ道を悔いることなく死亡する。 ビンディランスルート - 先の戦闘でギリアムがエイジスをビンディランスに引き入れることに成功。かねてより計画中であった辺境惑星と呼応した対ラクテンス包囲網が成立し、対ラクテンス反攻作戦に出る。マクロス・シティ攻撃の際は艦隊を率いて囮となり、ラクテンスとの最終決戦ではVF-1Sを駆りエイジスを援護。勝利を収め、ラクテンスの野望を打ち砕く。 分冊百科『マクロス・クロニクル』では、本名が「テレーズ・マリアフォキナ・フォミュラ・ジーナス」であると「囁かれ」ており、マクシミリアン・ジーナスらの協力を得ていたという「噂」が記されている。 ティモシー・ダルダントン (Timoshie Daldanton) 声 - 龍田直樹 反政府組織ブラックレインボーのリーダー。黒いフェイオスバルキリーを駆り、容赦のない戦闘スタイルから「オールキル・ウィザード」の異名を持つ。マイクローン化したゼントラーディ人で、ブラックレインボーの構成員もゼントラーディが中心である。 2010年、新統合政府が樹立し、統合宇宙軍に入隊。2013年、惑星エデン移民護衛部隊の隊長として配属。階級は中尉。2030年、第2次マクロス・シティ防衛戦に統合軍兵士として、武装蜂起したゼントラーディを相手に戦い、50機以上の敵機を撃墜し勲章を受ける。2034年、新マクロス級3番艦の護衛部隊「ブラック・レイ」に隊長として配属。2040年に移民完了し、活躍を認められたブラック・レイは特務部隊へ再編。2042年、軍を退役、行方不明となる。2046年、ブラックレインボー内で存在が確認される。 第一次星間大戦以前はゼントラーディ軍人として、その後は統合軍、ブラックレインボーと、40年以上にわたり戦い続けている。好戦的な面も多少は見えるが、統合軍と戦っているのはゼントラーディの本能によるものではなく、虐げられている辺境惑星のためという部分が大きい。 ブラックレインボーを率いてラクテンスの横行に叛意を掲げ抵抗運動を行い、自身もレイヴンズと数度にわたって戦火を交える。ハイドシティ市街地戦での敗北後は勢力を弱め、目的が共通しているビンディランスと合流する。2050年12月、「KING & I」作戦においてエイジスと3度目の戦いを繰り広げ、敗れる。最期の瞬間にギリアムの生存とラクテンスの存在を示唆する。 マンフレート・ブランド (Manfred Brand) 声 - 森川智之 多惑星間企業クリティカルパス・コーポレーション代表取締役社長。2029年4月16日生まれの21歳。趣味は指揮、クルージング。 2038年、地球文化保存祭でクラシック指揮者部門1位を受賞。USCCMに特別入学。2040年卒業、USACに編入。2043年、USACを首席で卒業。2045年、クリティカルパス・コーポレーション代表取締役に就任。 幼少のころから施された英才教育と帝王学教育により優れた経営手腕と統率力を有し、ブラックマーケットを支配する野心家。 性格は冷酷かつ尊大。父の死を契機に16歳で社長に就任し、クリティカルパスを急成長させた。戦闘行為すら企業活動の一環と捉え、企業利益のためなら人命を犠牲にすることすら厭わない偏った思想の持ち主。秘密裏にラクテンスへ多大な援助を行い、密接な繋がりを持っている。その才覚は企業経営以外にも発揮され、音楽をはじめとする芸術分野、果てはバルキリーの操縦すらも一流の能力を持つ。自己陶酔傾向が強く、みずからの戦いを「演奏」と称する。搭乗機は赤いVF-17S(ジャミング・サウンド・システム搭載機)。 表向きは反政府的な活動を行っているが裏ではラクテンスと結託し、ジャミング・サウンドの軍事的な実用化をもくろむ。自身もVF-17Sでレイヴンズの前にたびたび立ち塞がり、ジャミング・サウンドのテストを行う。 ビンディランスルート - 軍を離反したエイジスとギリアムを追撃し、交戦中にクリティカルパスとラクテンスの繋がりを暴露。完成したジャミング・サウンドを用いて戦いに臨むが、最後は撃墜され戦死する。VF-17Sの残骸から回収されたデータにより、ラクテンスがジャミング・サウンドを応用し地球圏の無力化を計画していることが発覚する。そして対ジャミング・サウンド開発のきっかけにもなり、のちの戦況に大きく影響を与える。
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