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せん‐きょう〔‐キヤウ〕【戦況】

読み方:せんきょう

戦争・戦闘状況。戦状。

「戦況」に似た言葉

戦況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:35 UTC 版)

越前一向一揆」の記事における「戦況」の解説

1月19日、長繁は自ら一揆衆の大将として出陣し一乗谷城攻略取り掛かった城主桂田長俊はこの時失明していて指揮が執れず、さらに一揆兵力が3以上と大軍だったことや、長繁の腹心である毛屋猪介活躍もあり、さしたる抵抗できないまま討死した。息子の新七郎一族城外逃亡したが、翌20日には捕捉され皆殺しにされた。 一揆衆は1月21日には信長府中の旧朝倉土佐守館に置いていた三人奉行木下祐久津田元嘉三沢秀次溝尾茂朝)を攻めたが、安居景健朝倉景健)が間に入って調停したため和睦三人越前出て岐阜向かった1月24日、長繁はさらに策謀巡らし桂田成敗の宴を開くと称して有力者である魚住景固を自らの居城である龍門寺城に招き次男魚住彦四郎もろとも謀殺した。翌日には鳥羽野城攻めて景固の嫡男彦三郎も討ち取って魚住一族滅亡させた。しかし、敵対関係になかった魚住一族無闇に滅亡追い込んだことで、一揆衆の長繁に対す不信感生じたという。加えて同時期、長繁が信長に対して自らの越前守任命引き換え実弟人質差し出して恭順する、と誼を通じたという風聞立ったこともそれに拍車をかける結果となった(『越州軍記』)。 そして、一揆衆は長繁と手を切り加賀国から一向一揆指導者である七里頼周杉浦玄任招き、自勢力首領とした。杉浦玄任坊官ありながら越中において、総大将として一揆軍率い上杉謙信戦った武将であった尻垂坂の戦いでは謙信敗れたが、五福山や日宮城上杉方に勝利を収めていた他、朝倉義景とも戦っており、実績も十分であった一揆衆の中に相当数浄土真宗本願寺教団一向宗)の門徒がおり、彼らの意見通ったのである。こうして富田長繁大将とする土一揆は、そのまま七里頼周大将とする一向一揆変貌した2月13日一揆勢は先制攻撃をかけ、長繁の家臣である増井甚内助が守る片山館、毛屋猪介が守る旧朝倉土佐守館などを攻略二人滅ぼした2月16日には長繁も反撃に出、帆山河原一揆勢3をわずか700の兵で敗走させている。 翌2月17日には長繁は府中町衆や一一揆指導的立場にある浄土真宗本願寺派一向宗)と対立する真宗高田派専修寺派)・真宗三門徒派等と手を結び北ノ庄城奪取狙い北上対して七里頼周杉浦玄任も長繁を討つべく北ノ庄方面より集められ一揆5万人を差し向け両者浅水辺り激突した。このとき、長繁勢は一揆衆より兵力では圧倒的に劣勢であった奮戦して一揆勢の先鋒崩壊させ、潰走する一揆勢を散々に打ち破った(『越州軍記』)。次いで17日夕刻、長繁は浅水合戦参戦せず傍観していた安居景健朝倉景胤らを敵対者見なし、彼らの拠る長泉寺山の砦に攻撃仕掛けた。しかし、一揆衆との合戦の影響疲弊した長繁勢はさしたる戦果挙げられなかった。長繁は翌18日再度総攻撃下知したものの、無謀な合戦を強いる長繁に対して配下の不満と不信高まり18日早朝からの合戦最中、長繁は配下小林吉隆裏切られ背後から鉄砲撃たれ討死、長繁勢は瓦解した。その首は19日一揆軍司令官一人である杉浦玄任の陣に届き竜沢寺首実検が行われた。またこの日、一揆勢は白山信仰拠点であった豊原寺降伏させて味方につけている。 4月に入ると、一揆衆の攻撃勢い増し江城(別名金津城、溝江館)を落城させ、溝江景逸溝江長逸溝江氏一族舎弟妙隆寺弁栄、明円坊印海、宗性坊、東前英勝および小泉藤左衛門藤崎内蔵助市川佐助とともに自害し果てた(長逸の一子溝江長澄だけは溝江城から脱出した)。 4月14日一揆勢は土橋信鏡朝倉景鏡)の居城である亥山城攻撃、信鏡は城を捨てて平泉寺立て籠もったが、平泉寺放火されて衆徒壊滅。信鏡は逃亡図ったものの、最期わずかな家臣とともに敵中突撃討死した(『朝倉始末記』)。 5月には織田城の織田景綱朝倉景綱)を攻撃する景綱奮戦した寡兵であったことから夜陰乗じて家臣見捨て妻子だけを連れて敦賀逃走した。こうして、朝倉旧臣団は一向一揆通じた安居景健朝倉景胤など一部の将を除いてことごとく滅ぼされ越前加賀続いて百姓持ちたる国」となった

※この「戦況」の解説は、「越前一向一揆」の解説の一部です。
「戦況」を含む「越前一向一揆」の記事については、「越前一向一揆」の概要を参照ください。

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