坊官

デジタル大辞泉

ぼう‐かん〔バウクワン〕【坊官】

読み方：ぼうかん

１ 春宮坊(とうぐうぼう)の職員の総称。

２ 門跡家などに仕え、事務に当たった在俗の僧。剃髪(ていはつ)し法衣を着るが、肉食妻帯し、帯刀を許された。殿上法師。房官。

歴史民俗用語辞典

坊官

読み方：ボウカン（ｂｏｕｋａｎ）

平安中期以降の房政所の構成員。

別名 房官

世界宗教用語大事典

ぼうかん 【坊官・房官】

俗に殿上法師。法皇の御所や門跡寺院に仕えた在俗の僧で、剃髪法衣姿だが腰刀を差し、妻帯していた。

ウィキペディア

坊官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/05/23 07:16 UTC 版)

坊官（ぼうかん、房官）とは、平安時代以後に寺院の最高指導者（別当・三綱）などの家政を担当した機関及びそこに属した僧侶のこと。俗世の政所に相当する。