殿上とは? わかりやすく解説

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てん‐じょう〔‐ジヤウ〕【殿上】

読み方:てんじょう

《「でんじょう」とも》宮殿、または殿堂の上

宮中禁中

殿上の間(ま)」の略。

2のことをつかさどるところから》蔵人所(くろうどどころ)の異称

殿上の間昇ること。また、それを許されること。昇殿

来年帰り上りて—して、五位の蔵人になりて」〈狭衣・一〉

殿上人(てんじょうびと)」の略。

「—の逍遥侍りしとき、さらなり」〈大鏡伊尹


殿上

読み方:テンジョウ(tenjou)

(1)宮殿または殿堂の上宮中
(2)清涼殿の殿上間の略。
(3)昇殿許されること、またその人殿上人の略。
(4)蔵人所異称


昇殿

(殿上 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 01:59 UTC 版)

昇殿(しょうでん)とは、平安時代以降の日本朝廷において、内裏清涼殿の南廂にある殿上の間に昇ることを許すことである。


  1. ^ a b c 古瀬奈津子「昇殿制の成立」『日本古代王権と儀式』吉川弘文館、1998年、初出1987年。
  2. ^ 橋本義彦「昇殿と殿上人」『歴史と地理』 249号 、1976年6月。
  3. ^ 侍中群要
  4. ^ 具体的な例では文治元年11月24日に豊明の宴で侍従藤原定家近衛少将源雅行による嘲笑に憤慨して宮中の矢庭において雅行を脂燭で殴りつけたために除籍されている(『玉葉』文治元年11月25日条)。なお、定家は翌年3月に還昇している。


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