女院とは? わかりやすく解説

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にょ‐いん〔‐ヰン〕【女院】

読み方:にょいん

三后(さんごう)・准母(じゅんぼ)・女御(にょうご)・内親王などで、朝廷から特に「院」または「門院」の称号受けた女性平安時代一条天皇のとき皇太后藤原詮子出家の際に東三条院院号贈られたのに始まる。上皇準じる待遇受けたにょういん


にょう‐いん〔‐ヰン〕【女院】

読み方:にょういん

にょいん(女院)」に同じ。

「何(いか)なる—、姫宮にても坐(おはし)ませ」〈太平記一八


女院

読み方:ニョイン(nyoin), ニョウイン(nyouin)

天皇の母・三后内親王授け尊称


女院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 14:00 UTC 版)

女院(にょいん/にょういん)は、三后太皇太后皇太后皇后)や、それに準ずる身位(准后内親王など)の女性に宣下された称号を指し、平安時代中期から明治維新まで続いた制度である。「院」はすなわち太上天皇のことを指し、「女院」とはそれに準ずる待遇を受けた女性のことである。上皇に倣って院庁を置き、別当・判官代・主典代その他諸司を任じ、殿上を定め、蔵人を補した。


  1. ^ 久保貴子『近世の朝廷運営 ―朝幕関係の展開―』(岩田書院、1998年) ISBN 4872941152 C3321 P180-181.
  2. ^ a b c d e f g h i 死没の同日に宣下。
  3. ^ 光厳天皇による宣下。元弘3年/正慶2年(1333年)6月の後醍醐天皇復辟に伴い、女院号宣下は白紙に戻され、皇太后に復帰した。
  4. ^ a b c 没後の追贈。


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